天気図日記

ラジオ気象通報だけではシベリアの天気図が描けないので試しにsynop電文を解読して天気図用紙の外側まで拡げてみました。 アジア太平洋天気図は最新版がいつでも公開されていますが、天気記号も日本式で、あえて手書きで描いてみました。 私の独断の解析で実際のプロの解析とは多々異なっておりますが、万華鏡のように変化する天気図をお楽しみください。

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モンゴル付近の高気圧は昨日よりもさらに弱まって、華北付近には1038hPaの独立した高気圧が報じられています。モンゴル付近の高気圧は弱まっていますが、バイカル湖の西側は逆に強まっているようです。西シベリアから進んできた気圧の谷は弱まって、バイカル湖付近に名残が残っているぐらいで、むしろ高気圧が顕著になってきたようです。
ただ、本日の気象通報、漁業気象原稿量が少なく、時間があればバイカル湖付近の高気圧等を報じて欲しかったと思います。特にバイカル湖西部からモンゴル、中国奥地は標高が高く、海面気圧更正の誤差が大きそうで、解析が難しいです。
千島近海の低気圧は発達してアリューシャン近海に進んでいます。中心気圧は972hPaまで低下しています。強風域の半径、西側が3000kmと広範囲で、北海道付近まで達する範囲が15~30m/sの強風域になっています。
日本付近は引き続き冬型の気圧配置で、実況は秋田ぐらいまでが雪、北陸から山陰にかけてはみぞれになっています。気温は昨日よりは幾分上昇しているようで、寒気は抜けつつあるようです。
前述の華北の高気圧が南側に張り出していて、東シナ海南部から南シナ海北部の等圧線間隔が狭くなって、強風域になっています。高気圧の南下とともに華南付近も寒気が南下していて、北緯23度付近のナンニンは気温が7度で、実況がみぞれとなっています。またベトナムのハドン空港付近も気温が14度まで低下しています。

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連日1060hPa台の中心気圧を維持してきたモンゴルの高気圧でしたが、本日の気象通報では残念ながら報じられませんでした。等圧線の位置が1016hPaと1024hPaの2本も報じられて、高気圧の中心気圧を報じなくても日本付近の天気図を描けるという判断だったのでしょうか。
こういうときには気象通報の観測地点以外の観測データをプロットすれば概ねの気圧配置がつかめます。モンゴルのアルタイの実況海面気圧は1059hPaなので、まだ1060hPa前後ありそうな感じもしますが、標高が2000mを超えていて、海面更正に無理がある上に、放射冷却もあるので、高く出すぎるようです。それでも、モンゴル付近には中心気圧が1050hPa前後の高気圧が解析されそうで、昨日よりは気圧は下降したようです。
まあ、虎の巻である気象庁の速報天気図を見れば一目瞭然なのでしょうが、描く楽しみが無くなりますが・・・基本的に気象庁の天気図は見ないことにしています。(だから描いた天気図は気象庁のとは多々異なっていることでしょう・・・)
三陸沖の低気圧は、ほぼ予想通りの位置に進んで発達して、この時間は中心気圧が980hPaまで低下しています。千島近海の前線を伴った低気圧はアリューシャン近海に進んでいて、まだ前線は解析されています。一方、オホーツク海北西部の低気圧は解析されなくなったようです。
日本付近は昨日から本格的に冬型の気圧配置になって、寒気も昨日よりさらに南下したようです。隠岐の島の西郷は気温4度で、実況がみぞれになっています。報道によると西日本も各地で初雪の便りが届いたとのことです。
今冬の天気は大局的にはエルニーニョの影響で暖冬なのかもしれませんが、上空の気圧配置も多少の波があるので、暖冬でもこうして冬型の気圧配置が強まることもありそうです。
なお、おかげさまでこのブログもちょうど1年になりました。何とか毎日欠かさずアップできました。

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日本付近にあった低気圧、伊豆諸島付近にあった前線を伴った低気圧は千島の東海上まで進んでいます。日本海の低気圧は東北北部付近に移動しています。低気圧の移動速度はそれぞれ時速65km、75kmと高速になっています。東北北部付近の低気圧は24時間以内の強風予想が30m/sになっており、こちらの方が発達しそうです。進路予想では北海道の大平洋の沿岸を沿うように千島列島に向かって進むようで、北海道は大荒れ、暴風雪に警戒が必要と思われます。
そして昨日の気象通報で中心気圧が1068hPaと報じられたモンゴルの優勢な高気圧ですが、本日の気象通報では中心が少しだけ南東へ移動して、まだ中心気圧が1064hPaと、1060hPa台を保っています。この時間は時速30kmで東南東へ移動しています。
日本付近は典型的な冬型の気圧配置になっていて、寒気が南下中のようです。ウルルン島の気温は氷点下1度、プサンもプラスの1度まで低下していて、今秋以降で最も強い寒気が南下しているようです。北京は氷点下7度、長春は氷点下17度、ハバロフスクは氷点下22度と、厳冬期のような気温になっています。

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