2016年08月15日

印稿5

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 印稿というのは指導を受けたり、指導をしたりするには好都合なモノである。指導は一切受けない状況、立場になっても習慣は抜けないもので、展覧会作品には印稿推敲は欠かせない。

 どのように行っているかというと、20枚程度の印稿をストックし、常に推敲している。まあ、1日中、1年中「頭の中で篆刻のこと、篆刻作品を考えている」ということになる。プロの篆刻家であるので当然である。

 私の出品展覧会は年に6〜7回程度、そのウチ1〜2は篆書を書いたり、5cm角以下の作品(小型印の場合、原則、印稿は作らない。)を出品するので、年に5枚程度印稿を消費?する計算になる。ちなみに、今年も「芳林書展」「神奈川代表書家展」「社中展、書研印社篆刻展」「毎日書道展」「一瀾書道会役員展」と2寸〜2寸5分の作品を出品した。
 ストックから出すので、10年間以上推敲したものもあれば、前の日のものもある。よくある質問で、「この作品制作にどのくらいの時間がかかりましたか?」というものがあるが、前述のような制作態度なのでこの質問には答えにくい。あと、長くやっているものは「イコールものにならない印文」ということも言えるので、結局「駄作になる」ということが多い。篆刻作品における「印文」選択のウエイトというものを思い知らされる。

 そうやって、少なくなれば、新たな印文で印稿を作ってみて補充し、ストック20枚を維持するようにしているというのが現状である。この10年くらいの印稿は、下記のような「マジック転写」用の印稿が多くなった。「転写」は技術を堕落させるが、便利さには勝てない。技術維持のため、せめてもと考え、1年に最低1作品は従来の「朱黒印稿」を鏡見ながら「字入れ」するようにしてはいるが・・・・

ちょっと古い印稿(2009)=「下」部分の推敲が顕著で、位置を決めかねた痕跡が見え、胡粉の剥離箇所も散見される。「獨」の「虫」もかなり盛り上がっている。
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印稿2009吉永隆山 月下獨吟

tenkoku1 at 11:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 篆刻 | うまいもの

2016年08月12日

吉永隆山篆刻教室(書研印社、産経学園)稽古日スケジュール5

新宿・大久保(新宿キョー和の横)
吉永隆山篆刻教室 キョー和そば














   第2、第4土曜日<10時〜 または11時半〜>
 8月13日、27日
 9月10日、24日
 10月8日、22日
横浜(上大岡または杉田
=場所はプライベートモードで確認、記録のこと
!)     
  第1、第3日曜日<10時〜 >
   8月 7日、21日
   9月11日、18日(9月1回目は第2日曜日です)
  10月 2日、16日
通信締切日(当日まで到着するように投函のこと!)
 8月1回目=12日(金)、 2回目=26日(金)
 9月1回目= 9日(金)、 2回目=23日(金)
 10月1回目=7日(金)、 2回目=21日(金)
吉祥寺産経学園  
 8月13日 9月10日 10月8日

1回体験講座 随時
 体験で1文字印を刻り、お持ち帰りいただきます。

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書研印社会員、産経学園生徒さんへ
ーー詳細、プライベートモードで 
プライベートモードのパスワード変更(2016.2.8)しました。
会報2月号参照のこと・・・・


プライベートモード掲載内容
短期間で削除することもありますので、適時チェックのこと!!

★横浜お稽古場所詳細(2016.8.12)10月まで発表
摸刻課題に関して
マジック転写=この程度の出来は必要(2015.4.12)
★吉永字入れ風景・・・
★八戸のタウン誌「ふぁみりい」掲載 大橋君「日展初出品、初入選」記事(2015.2.7)
★「2016年競刻年間課題
★「字入れ」について
★篆書勉強について
★大型印製材について#面取り #試し刻 #最低1角は印矩に合うように製材

「続き」プライベートモード=パスワード必要です!
新パスワードは会報2016.2月号参照 または メールにてお問いあわせ下さい吉永
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tenkoku1 at 22:03|PermalinkComments(0)TrackBack(7) 篆刻 | 書研印社会員諸氏へのお知らせ

博古章5

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 FB、ツイッターには掲載したのだが、先日、一瀾書道会のK先生より博古章をいただいた。氏は、大船渡にお住まいで、先般の3.11東日本大震災で家と稽古場を流されるという被害にあわれた。その時に流出した三顆組印のうち回収できた一顆(写真左)ということである。他の二顆は回収できなかったと聞いている。その壮絶なイワレのある印材である。材としては、寿山石と思う。
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博古章 吉永隆山











 そこで思い出したのが右の印材。昔(多分30〜40年前くらい)友人のA君からもらったモノ。当時、横浜ゴールデン文具にごろごろしていた古印材の一つ。A君がゴールデンから何顆か購入し、その印譜を私が作った御礼に一つ頂いたという記憶。(古いことでデーテルは違うかもしれないが、私の手元にも15顆掲載の印譜「浅満蔵印」として残っている。)そして、私は本来の使い方では無いが、この鈕部分を文様印として使っている。
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博古章 印譜











 ついでに、「中国寿山石」博古百図という本より こういうのは超一級品。博古紋を彫刻した印。
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博古章

tenkoku1 at 14:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 篆刻 | うまいもの

2016年08月05日

刻料・・・値段 徒然に1

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 何かを販売しようとする際の「値付け」というのは難しい。一概に安ければ売れるというものでもないし、かといって高ければ売れない。

 今年2月に私の社中展を行い、わざわざ篆刻の展覧会なんぞ観に来てくれた友人知己に感謝の気持ちを表したいと考えノベルティーを作った。それが下記である。
封緘印レプリカ「緘」 吉永隆山2016


















 最初は、端材に簡単な印を刻り頒布しようとしたのだが、5〜6顆ならともかく、そんなに生産能力もないので、原印のレプリカゴム印が良いんじゃないかとヒラメキ、作ってもらった。
 まあ、来場者全員にというわけにもいかないので、私の友人知己限定ともくろみ100個ほど作った。(ちなみに図録は名前を記帳していただいた方全員に贈呈した==これは要らない人がほとんどだろうが・・・・)このゴム印は意外と好評で、売ってくれという人も多かったのだが、身内(社中)以外は一切販売はしなかった。というのは、例えば1つ〇〇〇円と値付けすると、その時点で「〇〇〇円」になってしまうのがイヤだったからだ。
 値段が無ければ、数万円は無理でも、2〜3千円程度に感じてもらえる可能性もあるし、オリジナル限定品という価値も生じると考えたわけである。

 そこで同様に難しいのは、我々篆刻家の刻料である。人気(需要)、自分の立ち位置(経歴、肩書)、営業方針・営業状況(暮らし向き)によって決定するのだろうが、刻料ははっきり明示しないと、お客様である依頼者にとっては不安材料になってしまう。
 私のような不人気作家は、値付けを低くしなければ需要が無い。といって毎日展の審査会員で、若いころ日展にも何回か入選しているからあまり安くも出来ない。ただ、年金生活者だから印は刻らなくても生活には困らない。というような葛藤?で値付けすることになる。といっても、残念ながら人気(需要)は無い。私のような中途半端な立ち位置は難しいね〜 あと、篆刻は、印影そのもので作家名が分かるわけじゃないからね。

tenkoku1 at 11:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 篆刻 | 篆刻刻料

2016年08月01日

第3回一瀾書道会展≪役員展≫記事 毎日新聞夕刊掲載5

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第3回一瀾書道会展≪役員展≫記事 7月28日毎日新聞夕刊に掲載されました。私の作品写真も掲載。
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毎日新聞夕刊20160729吉永隆山

tenkoku1 at 14:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 篆刻 | 書道展

2016年07月19日

徒然に・・・・初入選5

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 この17日に毎日書道展表彰式・祝賀会→その流れで所属する一瀾書道会の祝賀会が芝公園のプリンスタワーであった。

 その一瀾書道会祝賀会で、栄えある受賞者を代表して述べられた毎日賞受賞者のご挨拶、これには驚いてしまった。どういうことかというと、この方は「毎日展に出品して5回落選、6回目で初入選」された方だという・・・・イヤー・・・・頑張られた方だな〜 そういうこともあり、今回、厳しい審査を勝ち抜き「毎日賞」という公募最高賞を受賞なさったのであろう。

 公募展というのは、誰かが入選し、誰かが落ちるという大原則がある。これを忘れてはいけない。相手がいるわけだ。つまり、「入選」というのは、先輩を凌駕する作品を制作しなければならないというハードルがあるわけである。初出品、初入選という方には、この「誰かが入選し、誰かが落ちる」という大原則には気が付き難い。

 やはり「落選経験」も書的人格形成及び技術向上には必要ということになる。

tenkoku1 at 11:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 書道展 

2016年07月11日

徒然に・・・・上達5

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 先日テレビを観ていたら、コメンテーター?がラグビーに関連して、面白い評をしていた。正確な引用では無いが・・・・・・小学校の5段階評価に例え、「2から3」に成績を上げるのは容易だが、「4から5」は困難だというような趣旨であった。
 毎日展開幕時期ということもあり、「公募展もそうだな〜」と思った。
 毎日展クラスの公募展、「入選」はまったく簡単では無いが、もともとの能力、チョットした努力、運などで、まず可能である。「入選」をクリアすると、次の目標は、10回入選して「会友=無鑑査への昇格」ということになるのだろう。これも「継続こそ力なり」でコツコツ真面目にやれば可能である。そして、その次の「入賞」となるとハードルはグット高くなる。前述の例えでいえば「4から5」ということになる。もともと「」をコンスタントに取る人もいるわけで、その人を押しのけて上へ上がらなければならない。
 こういう切磋琢磨が、公募展の良さであるが、それを勝ち抜くのは容易では無い。

tenkoku1 at 23:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 篆刻 | うまいもの

2016年07月06日

徒然に・・・・刻る=印材5

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 先ほど、友人が中国西安から電話してきた。印材の話で、寿山石が手に入るといったことだった。

 印材に限らず、紙、印泥、筆などの中国製品が高くなってきている。イギリスのEU離脱で為替が円高に動いているので、その動きは若干緩和されるかもしれないが、為替ヘッジとかの関係で、限定的と考えられる。

 それはさて置き、印材を考える場合、用途によって2通りが考えられる。まず、1=「公募展」、「お稽古課題」、「模刻」など、単に「刻り」「印影を採る」ためだけに使う印材。それに対し、2=「依頼印」「展示する印」など、「刻る」だけではなく、そのものを鑑賞することも含めて使う印材である。

 前者1は、「刻り」易さのみが重要で、経験則では、私が篆刻を始めたころ出回っていた「ねずみ色」の青田石が一番である。蛇足だが、どういう理由かは知らないが、大型のものは必ず獅子の鈕がついていて、側面には四君子みたいな彫りがあった。
 これに代わるものは無いかと探してはいるのだが、なかなか見つからない。強いて言えば、巴林石かな〜・・・ただ大型のものは高額になってしまうので、小型印に限定される。緑色の青田石は皆さん悩まれていると思うが、刻り難いものが多い。

 後者2としては、高級印材はさておき、リーズナブルな印材としては寿山石が好きだ。表現は難しいのだが「シャキシャキ」感みたいな「切れ」が良い。これを阻害するのが鉄分ということになるのだが、その鉄分が無い良い寿山石の刻り味(黄色というか黄土色のものが良いようだ・・・)は気持ちが良い。現在では、こういう質のものは売っていないようだが・・・・現情勢としては、それより若干お高くはなるが芙蓉石が良い。小さいモノであれば、そう高くないので、刻り味を試してみると良いように思う。
 

 

tenkoku1 at 15:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 篆刻 | うまいもの

2016年06月20日

徒然に・・・・・<刻る>1

 友人のブログが毎日更新ということでやっているのだが、私にはそういう根気も無いし、プロの篆刻指導者として教えているので、差し障りの無い範囲でしか掲載できないので、1ヶ月に1回更新みたいな状況になっている。もうちょっと回数を増やしたいと考える今日この頃である。

 篆刻は、その範囲が多岐にわたるので、教えるのは難しい。しかし、篆刻指導者としての私は、「篆刻を効率的に教える」というのを、一つのテーマにしたいと考えている。今回は、そんな話で・・・・

 私のところは、まったくの初心者が100%なので(経験者と自称する人間は居たが、私の眼から見れば初心者であった)、まず「刻る」(刀法)ということを教えている。

 この「刻る」ということは、「刻れる」人間には、まったく簡単なことなのだが、「刻れない」人間にとっては、かなり難しいことのようだ。これを克服するには「正しい」刀法で、「数」を刻る以外に無い。抽象的な言い方と思うが「百とか千刻って一人前みたい」なことだ。1〜2顆、せいぜい5〜6顆刻って「上手く行かない」というのは、当然で、とりあえずは「何でも良い」ので50顆くらい刻ることである。

 最初の1〜2顆で「上手く刻る」ことが出来るなら天才なのだ。これはこれで「もっとやった」ほうが良い。将来、大篆刻家になれるかもしれない。

・・・・続く

tenkoku1 at 15:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 篆刻 | 書道展

第3回一瀾書道会展≪役員展≫5

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第3回一瀾書道会展≪役員展≫
7月25日(月)〜31日(日)
アートサロン毎日(東京竹橋・毎日新聞社1F)
下記のように開催いたします。会期中原則毎日居ります。ご高覧いただければ幸いです。
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一瀾書道会展2016

tenkoku1 at 14:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 篆刻 | 書道展
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