2013年12月27日

篆刻作品印文=疎密の関係5

 来年1月4日より地元京急上大岡駅で社中展=書研印社篆刻展を開催する。書研印社(吉永社中)のスタートが京急弘明寺駅前のうらびれたビルの1室であったので、その隣駅で開催するのも、ちょっと感慨がある。
 社中展としては、2010年4月、2012年10月と隔年ランダムな時期に吉祥寺「ギャラリー会」にて開催してきたが、出品点数及び質も若干ではあるが進歩したようにも感じる。

 そんな一環で、今回は作品集を作成してみた。昨日納品され、パラパラ観ると、いろいろな考えが浮かんでくる。

 篆刻三法と言われ、印の制作、鑑賞上での三つのキーポイントといわれているものがある。刀法、字法、章法である。この中の「章法」に多大に影響するのが印文である。昔の篆刻参考書にはふれられていないようだが、最近のものにはチラホラ記載されている。多分だが、篆刻というものが展覧会篆刻(展覧会での見映え)へと変質している一つの表れではないかなと考える。その是非はともかく、それが現実である。

 「印文選択」、これでほとんど印面構成が決まるといってよい。そこで、いわれているのが「疎密」の関係だ。「4字印の場合、文字の画数が少ない(疎)どうしと文字の画数が多い(密)どうしが対角線上にくるものがよい」といわれている。

 今回社中展の作品でいうと、私の作品「和光同塵」、門人作品では「光風霽月」「雲中白鶴」「鉄心石腸」というような印文である。今回出品作品でも一定の成功はおさめているので、ベタな印文選択法(「失敗しない」ドクターX外科医大門未知子のような選択法)といえる。

tenkoku1 at 10:44│Comments(0)TrackBack(0) 篆刻 | うまいもの

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