おはようございます。
11月に入り、凛とするような寒さの朝ですね。
先日、蓼科山 聖光寺での撮影時、茶室の床の間に掛させていただいた~棟梁~
茶の湯は今年で十三回忌を迎えられた小野田雪堂先生、、、
雪堂先生が道兄と、深い交流をされておられたのが社寺や茶室を手掛けられておられる木の建築家であり、茶人である太田新之介先生でありました。
雪堂先生は太田先生と共に晩年、お茶をされるのが楽しみにされていました。
たまたま雪堂美術館の二階の稽古場でのお二人のやりとりを聞いていたのですが、
~新之介さん、茶杓削ってみたよ。銘もつけたんだよ。どう?~(雪堂先生)
~先生。これはダメだなぁ。これじゃ 耳掻きだよ~(太田先生)
この時、雪堂先生が本当に嬉しそうに笑っておられて~本当に素敵な関係だなって感じたとっても印象深いお二人の姿でした。
それから間もなく、雪堂先生は旅立たれてしまわれて、、、雪堂先生のご意志を受け継がせていただくという想いで太田先生に御指導を受けお茶をさせていただくようになりました。
聖光寺の茶室の床の間に飾らせていただいた~棟梁~は太田先生の書でありました。
太田先生は雪堂先生亡き後、完全に氣落ちしていた僕を励まし、背中を押してくださり、~和の心にて候~と題した僕のコンサートを上野の奏楽堂でと、企画構成演出をくださいました。
これからはノブさんがイダキの響きと共に、みなをまとめて、人をご縁を結んで棟梁になっていくんだよとお伝えくださったのです。
そして、建築の神事、上棟式の中で発せられる呪文、
太田先生に一子相伝、口伝で伝えられたものを僕に授けてくださいました。
今、僕の演奏のほとんどに用いているイダキは太田先生がアボリジニの人々の神話の世界を漆や金銀プラチナといった日本の画材でデザインくださった『九天飛翔』と銘もいただいたイダキです。
天河大辨財天社にて
雪堂先生の十三回忌の年にまた新たなる世界の始まりともなる撮影に 棟梁 を掛させていただき、心がスッと引き締まるような想いでありました。
茶の湯に関することも、響きと共にさせていただく機会が多くなりました。
うさと海外向DVD撮影
池上 實相寺にて
共に撮影 AKIKO HOTTA
自分自身の原点である雪堂美術館での第十回目となる雪堂茶会。
太田先生、岡山先生、社中のみなさま、兄弟弟子の玉木浩堂と共に慎んで行わせていただきます。
みなさま、どうぞ秋の北鎌倉にお出かけくださいませ。
合掌 KNOB拝
第十回雪堂茶会
十一月十九日(日)
於 雪堂美術館
神奈川県鎌倉市山ノ内1391-1
第一席
十時受付
十時半席入り
第二席
十三時半受付
十四時席入り
各席 三十五名限定
席料 四千円
席主 太田新之介
岡山喜代子
KNOB
濃茶 薄茶を一服差し上げます。
献書 玉木浩堂
献奏 KNOB
(イダキ 石笛)
ご予約 お問い合わせ
お電話
046-871-6556
(岡山)
046-724-4563
(雪堂美術館)
メール
knob 29@gmail .com
椅子席のご用意もございます。
どなたでもご参加いただける会です。
服装も自由ですので、お気軽にご参加いただけたらと思います。
主催 雪堂茶会実行委員会
協力 樵隠会
雪堂美術館