柔らかい子はやさしい子

また今日も夕立。
すぐに雨は上がったものの、雷がまた鳴っていた。
播磨南東部に大雨警報、というテロップがテレビ画面に出ていたから、南西部境目のうちの辺りもそれに近い降りだったかも知れない。

さすがにこう雷雨の日が続くと、猫たちも慣れたようで。
イザウラなんて、こんな具合に寝ていたりする。
おなか出す猫、やさしい猫。
体の柔らかい癒し猫。



呼んでみると、何だか可愛い子ぶったようなイザウラ。
でも、別にぶりっ子しているわけじゃあないんだよね。
これがきみの本当の顔、穏やかにやさしく微笑んだ顔。



口元のほころびに、ねえねは癒されるよ。
ねえ、ふわふわのおなかに顔をうずめてもいいかなぁ？
チョコレートマシュマロの香りがする、きみのやさしい体に。




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猫パンチ炸裂？

今夜はＷＢＣとＷＢＡのフライ級ダブルタイトルマッチ。
特にボクシングが好きというわけではないものの、
やっぱりなんとなく見てしまう。

結果は坂田、内藤両チャンピオンがそれぞれタイトルを防衛。
坂田選手は瞼から血を出しながらも冷静で立派だったし、
逆転勝ちしつつも腰の低い態度の内藤選手にも、好感が持てた。
内藤選手は猫好きだということなので、
猫ヲタとしてはよけいに応援したくなる。

でもやっぱり、スポーツはやるもんではない、
画面の前で茶々入れながら見るものだ・・・

だってうちのボクサーニャンズ、最近猫パンチが鋭くなってきた。
力は入っていないし、爪は切ってあるものの、
私のほっぺたの辺りに確実に決まるようになってきたのだ。
ぺたっ、と肉球が触れるイザウラに比べ、
ジンジンの猫パンチは指で決まる。
ねぇ、機嫌よく鼻唄を歌うくらい、許してくれないかなぁ？

写真は一緒にボクシングを見ている時のジンジン。
猫パンチ喰らわそうと思っているね？





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可愛い姐御ちゃん

またもや夕方近くからいきなりの雷雨。
またえらい目に遭ってしまった。
近所のスーパーで買い物をしていて、別の商店に回る予定が、途中にある自分の家に戻らざるを得なくなってしまった。
なにしろ稲光がすごい、昨日私の街では落雷でひとり亡くなっているくらいだから。

昨日のように隠れはしていないものの、ちょっと怯えているジンジン。
イザウラはといえば、何事もないかのようにゆったりしている。

姐御肌のイザウラ、以前はジンジンを守ることが
きみの見得の切り方だったね。
だけれどまんまるのきみの顔、もっとやさしいきみの顔。
大きな深い愛情を感じる。

愛されることも、愛することも
猫はみんな、ほんとはだいすきだよね。

ゆったりのっそりのイザウラ。
今はパソコンを使う私の足元に。
足の甲を枕に、おなかを見せて寝転がっている。





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雷雨の午後のびしょぬれ枕

空がいきなり暗くなったことに気づかなかった。
ビルの中の、窓のないフロアにいたのだ。
外に出ようとしたら、稲光が空を割っていた。
地面は大粒の雨が跳ね返り、道の向こうは霞んで見えない。
どうやって帰ろうか・・・いけない、枕を干したままだ。
だって朝は青空だったし、ゆうべイザウラがワルイコトしちゃった枕、洗わないとどうしようもなかったし。

しばらく待って、少し雨が収まったのを見計らって、
駐輪場のバイクに乗った。

猫たち、雷を怖がっていないかな・・・

そればかりが気になっていた。
私も大概親ばかである。

バイクにはいつも雨具が積んである。
途中には長いトンネルもあるし、そんなに濡れずにすむだろう。
家まで10分ほどで帰り着けるはず。




そんな私の心配をよそに、イザウラはお腹を出して寝ていた（笑）
あのねぇ、きみがゆうべワルイコトした枕は、
ベランダでビショビショなんだよ？
取り込んでおいておくれ、なんて言わないけどさ。
ジンジンはジャム猫城で小さくなっているというのに。
そういうきみの態度が、ねえねは好きだ。




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週末かわいこちゃん画像・気持ちいいお顔

お客様の少ない週末だから、あえて可愛い画像や
凝った画像を選ぶ性格のいい私。
きょうのジンジンはゴロゴロオルゴールの
気持ちいいお顔。

いい子いい子、ジンジン。
ちっちゃいきみ、頭が手のひらに隠れてしまいそう。
気持ちいいお顔で、しあわせだね。
きみとイザウラとねえねと三人で暮らせること、
それだけでしあわせだね。

でも暑いよね、きょうもお外はカンカン照りだ。
今日も日本中猛暑の一日。
なのになぜくっついてくる？きみたち。

イザウラが枕にしているクッションなんて、
見ているだけで暑くなぁい？



猫のクッションにもたれかかる猫、
すごく可愛いけれどさ。
呼んだら振り向くきみも、とっても可愛いけれどさ。
だけれどやっぱり、暑くはなぁい？





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イザウラいじけないで

5月19日にイザウラのヤキモチで書いた、
イザウラのオシッコ。
時々だけれどやるようになってしまった。
被害に遭うのは私がその辺にモノを散らかしておくのも悪いので、今一生懸命片づけをしているのだけれど。

これがもう、進まないったら。

やりだしても途中でほかの事に気持ちが行ってしまったり、
暑くて寝ちゃったり。
そんなときには必ずイザウラがくっついている。
ジンジンは夏場の暑いのはお気に召さないのか、
お風呂場の浴槽の中で寝ていたりするのだけれど。
イザウラはとにかく最近くっつく。
玄関やひんやりプレートで寝転んでいても、
目が合ったり名前を呼んだりするとやってきて、
べたっと体を寄せてくる。



きみ、何が嫌なんだろう?
何がきみの心に隙間を作っているんだろう？

今日はやりそうになった時、大きな声で名前を呼んだら
慌ててトイレに駆け込んでオシッコしていたけれど。
やっぱりジンジンをかまっていたときだったね。

ジンジンも好きだけど、だいじなだいじな妹だけど
ねえねには自分を一番に可愛がってもらいたい・・・

そんな気持ちがあるんだね、イザウラ。
ちょっとしたことで、いじけちゃうんだね。
そんな気持ちがねえねは嬉しい。
だけれど同じように可愛いきみたち、
どうすればいいのか、贅沢な悩みの最中だよ。




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邪魔する猫たち

ねえねが一生懸命、ない頭をふりしぼって
「あゆむちゃん里親募集」のホームページを作っていたら。

誰なの、邪魔する猫はっ！

ねえねが電話しているときも、必ず邪魔するジンジン。
今度はパソコンの邪魔しに来たの？
椅子に座った足にからみついて。
なあに、と抱き上げて、邪魔しちゃだめ、と言っても
ジンジンは「ふうん・・・？」というお顔。

ジンジンがそのうち飽きても、今度はイザウラ。
足元に座り込んで、遊んでの視線。
もう、きみたち、かわりばんこで邪魔する気だね？

あのね、きみたちも里親募集から来たんだよ？
インターネットの里親募集がなかったら、
私たち一緒に暮らせなかったんだよ？
そんなこと、もう忘れてくれたと思うけれど。


と、いうわけで、あゆむちゃん里親募集、ＨＰできました。
なにしろ、いつまでたってもパソコン初心者作ですので
期待はしないでください・・・





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あゆむちゃんのこと

この子はあゆむちゃん、といいます。
以前ねこさま王国の猫の里親になってくださった福井県大野市のＫさんの、小学生のお子さんが拾ってきました。
力なくぐにゃりとした下半身、垂れ下がった下肢。
けれど上半身はとても元気で食欲もあります。
おしっこはまだ１人でできず、仔猫のうちは毎日三回人間の手で絞る必要があります。
現在、下半身麻痺のいろいろな可能性をひとつずつつぶすために入院し、内科的治療を行っています。

保護主さんは不規則な勤務体制にあられ、また６人いるお子さんのうちの１人が近いうちに入院するということ。
時間的にも金銭的にも厳しいです。
現在里親さんを募集していますが、里親さんがみつかるまでの一時預かりさんも募集しています。
（こちらは大野市近辺でお願いします）

里親さんへのお願いは、完全室内飼いとワクチンを含む健康への気配り。
そして、愛情をもって終生可愛がってくださること。
とりあえず関東甲信越、北陸、近畿で里親さんを募集しておりますが、遠方の方も「ねこさま王国」までお問い合わせください。

現在、この仔猫・あゆむちゃんのＨＰを私が作っております。
（私が作っているのですから、出来栄えは期待しないでくださいｗ）
ですので、しばらくの間更新が滞りがちになるかも知れませんが、心配しないでくださいね。
ＨＰができましたら、またこちらでお知らせいたします。
よろしければＨＰやブログをお持ちの方は、リンクをお願いいたします。




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ダレ猫イザウラ

殺人的に暑い一日だった。
きょうは夜の礼拝に参加してきたのだけれど、
終わって冷房の効いた会堂を出たら、
ぬるい空気が街に充満している。
呼吸困難になりそうだった・・・
帰ってきたら案の定、猫たちもダレダレ。
イザウラなんて、溶けているんじゃないかと思うほど。



でも、ダレているときの顔も可愛かったりして・・・
このごろすっかり仔猫還りしていなぁい？イザウラ。



こらこら、ちょっとふざけすぎっ！
でも甘噛みなので全然痛くないんだなぁ。





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週末かわいこちゃん画像・瞳涼しげ

明け方に雨が降ったらしい。
起きたら湿った空気が部屋にこもっていた。
こんな日でもねえねにくっついて寝るのはなぜかなぁ・・・
すまし顔のイザウラ、暑くはないの？
嬉しいのと暑いのを秤にかけながら、
クーラーと扇風機のスイッチを入れる。



ジンジンはといえば、ちゃっかり扇風機のそばに。
ここはジンジンのお気に入りの場所。
時々スイッチを踏んづけて、いきなり風が強くなったり
スイッチが切れちゃったりするのだけれど。

涼しげな青い瞳のお嬢さん方、あしたも暑そうだけれど。
冷却ボードは３枚用意してあるし、お水も替えておくから
いい子でお留守番できるかな。




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イザウラと一本勝負！

皆さんには今まで内緒にしていたのですが、イザウラには猫とは思えないような得意技があります。

それは・・・ジャンケン！

きょうはオヤツのササミを賭けて、勝負することになりました。


「いぢゃが勝ったらササミ山盛りだにゃ〜っ！」

「ジャンケン・・・グーッ！」

「負けた〜っ！」

うふふ、イザウラ、ねえねの勝ちだね。
悔しかったらチョキ覚えておいで、
山盛りササミに煮干もつけてあげるから。


　　　　　　※このお話はフィクションです。




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夏の猫

私と猫たちの住むこの地域でも、ようやく梅雨明け宣言があった。
まだかまだかと待っていたのだけれど、
それでも例年より４日早いとのこと。
夏なんだなぁ・・・

私が家にいる間は、なるべくクーラーを使わず
網戸にして自然の風を入れるようにしている。
悪戯して破らないように金属網戸にしているが、
さらに網戸にジャム猫城をくっつけて防備。
外から見えないように簾を張って。
風の通り道がいま、ふたりの昼間のお気に入りの場所のひとつ。

外の風景といっても、見えるのは隣のアパートの壁。
それに干してある洗濯物だったりするのだけれど。
それでも時々遊びに来るトラくんだとか、羽を震わせて飛ぶ虫、
物干し竿に止まる小鳥、猫たちにとっては珍しいものもあるらしい。

うちの中にいてはなかなか感じられない季節の匂い。
風の中で楽しんでくれるかな。





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きみの手、きみの声

猫の目には表情がある、ということは昨日書いた。
ほかにも猫たちは表情を表すパーツをたくさん持っている。

たとえば、手。
ご機嫌のイザウラ、なんだか盆踊りみたいだねぇ。

以前は私の顔を見れば猫パンチを浴びせかけていたイザウラ。
そういえば、もうずっと猫パンチをやられていない。
そのかわりに、じいっと私をみつめて
肉球をぺたん、と私のほっぺに。
手を握ると、嬉しそうな声を出してくれることもある。

外に暮らしていた頃には、乾燥して硬くなっていた肉球。
身を守るために、ジンジンを守るために
出せなかったきみのその声。

いい声が出た時には、思い切り褒めてあげることにしている。
家庭猫のゆるやかな時間を、もっとずっと楽しんでほしいから。





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光たたえて〜猫と暮らすよろこび

猫たちの瞳が美しいのは
その中に光をたたえているからだ
その光はしあわせの度合いとともに輝度が高くなり
わたしたちにもしあわせをふりまく

うつらうつらで半分開いたイザウラの目にも
抱っこで甘えるジンジンの目にも
しあわせの光が輝いている

うちにきたばっかりのときには
まだこんなに輝いていなかったよね
可愛い猫だったけれど、きれいな猫だったけれど
まだしあわせの光を持っていなかったよね

ねえねもさみしかったんだ
ゆうゆが天に召されてから
猫のいない生活に耐えられなかったんだ
だから、ゆうゆに面影の似たイザウラを
里親募集でみつけたときに
どんなに嬉しかったことか
ジンジンが一緒に来てくれたときに
その嬉しさは倍になった

猫のいる暮らし、瞳に光を芽生えさせるよろこび
どうすればみんなに伝えられるかな。





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洗いたてのタオルケット

洗濯物を取り込んだところに、電話がかかってきた。
短い会話を終えて、洗濯物を片付けようとしたら。

洗ったばかりのタオルケットに横たわっているイザウラ。
なんだか気持ちよさそうなお顔だねぇ。

どうせ夜はこれをかけて、一緒の寝床で寝るんだし
叱ることでもないよねぇ。
第一、このうっとりした顔を見ていると、
こっちまで頬が緩んできちゃうよ。

ジンジンはまたお風呂場にいるし
ねえねも今夜は早く寝たいし。
ひとつ屋根の下、一緒にいることは
このタオルケットみたいに柔らかい気持ちになるね。





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週末かわいこちゃん画像・ビー玉おめめ

せっかくの週末ですから。
読者も少ないですから。
先週できなかった、週末かわいこちゃん画像など。



夢みる仔猫のようなジンジン。
ジンジンの自慢は、この大きなおめめ。
他に湿ったお鼻やビロードのようなお耳、
ぷにぷにの肉球やカギカギしっぽ・・・
猫のご自慢は全身なんですけれどね。

ジンジンは最近なかなか写真を撮らせてくれなくなっています。
カメラのレンズがジーッ、っと出てくるのが嫌なのかな。
でも抱っこすると、アップでこのきれいなビー玉おめめ。
ねえ、もっときみを自慢したいから、
もう少しカメラに慣れてくれないかなぁ？

対してイザウラ、カメラはまったく平気です。
姉御気質でどしん、と構えています。
きょうのオマケ画像、イザウラのウインク。
（携帯で見られない機種もあるようです、
　そういう方がいらしたらゴメンナサイ）



楽しんでいただけたでしょうか？




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ノラちゃんスリスリ

私がスーパーの自転車置き場で保護し、
幼馴染のＳさんのおうちの子になったノラちゃん。
相次いでミントくん、レモンちゃんというきょうだいもでき、
しあわせに大切にされています。

写真はご主人の足にじゃれつくノラちゃん。
さすがは猫界のノラ･ジョーンズ、美少女ぶりは相変わらずです。
大切にされているから、こんなにお転婆もできるんだよね、ノラちゃん。
お顔なんてすっかり甘いお顔になっています。

ノラちゃんは私自身が悩んで保護した子だし、
そして一時預かりのEITOさんにお預けする前の夜、
イザウラとジンジンに甘え方をそっと教えてくれた大切な猫。
だからノラちゃんときょうだいたちには少なからず思い入れがあります。
イザウラとジンジンのいとこ、っていう感じかなぁ。

相変わらず夜のあいだみんな大人しくて、
夜中には猫の気配がないそうです（笑）
でもそれは、ぐっすり眠れる屋根のある家にいるからだよね。





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さみしくないように

ついさっきのこと。
お風呂場から突然ジンジンが、
「にゃにゃにゃ・・・」
と半分叫ぶような声で飛び出してきた。

何か怖いものにでも遭ったような声。
ＰＣを使う手を止めて、私はジンジンのそばへ。
なんだかちょっと興奮しているみたい？
目をまん丸に開けて、何かを訴えているようだ。

抱き上げてジンジンの顔を両手で持って、
寝転んだ姿勢にさせてそっと額をくっつけてみる。
熱を測るような姿勢で、ジンジンのドキドキを吸い取るつもりで。

だいじょうぶ、なんにも怖いことないでしょう？
ジンジンのことは、ねえねとイザウラが守ってあげるから。
だから落ち着いてジンジン・・・

猫の心は複雑で繊細。
まるでジンジンのひとみのようなビー玉みたいに
ガラスでできているのかも知れない。
訴えたかったのは怖い夢だったのか、
それとも言い知れぬ不安やさみしさだったのか。

肩の辺りの力がそっと抜けるのを待って、
もういちどそっと抱っこする。

だいじょうぶジンジン、なんにも怖くないよ。
ねえねとイザウラがいれば、さみしくないでしょう？




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スイッチの入る日

猫のココロには甘えたいスイッチがあって、
イザウラはどうも今朝そのスイッチが入ってしまったらしい。
朝から甘える甘える・・・で、珈琲はこぼしそうになるわ、
パジャマを脱ぐのは邪魔するわでえらいイキオイだった。
この可愛らしい顔のちいちゃな猫が
すり寄ってにゃあにゃあ甘えてくるのは悪い気はしない。
だけどねジンジン、ねえねだって朝ごはんも食べたいし
着替えもしたいのだけれどなぁ。



そんなとき、私に甘えたいジンジンにそっと場所を譲るのが
やさしいおねえちゃんイザウラ。
模様はシャム柄だけれど、体型は日本猫なきみは
ココロも大和撫子なんだねぇ。
あとでジンジンが寝てから、そっと甘えにおいでね。





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ジンジン、み〜つけたっ！

突然の雷雨もあって部屋の中は蒸し暑く、
猫たちは少しでも涼しい場所を求める。



イザウラは冷房の効いた部屋の中。
扇風機の風に吹かれてダレている。
いいけれどさ、それはちょっとダレすぎなんじゃあないの？

ジンジンはといえば、どこにも見当たらない。
ジャム猫城にもいないし、フローリングが心地よいのか
よく転がっている台所にもいない。
どこにもぐりこんだんだろう、と思っていると、
風呂場から小さな鈴の音がした。
あれ・・・？お風呂場の扉が開いている。





ジンジン、み〜つけたっ！
バスダブの中でなんだかゆったり寝転んでいるジンジン。
猫は狭いところが好きなものだから、ご機嫌も麗しそうで。
いいよ、そこが気持ちよければそこにいていいよ。
だけれどねえねがお風呂に入る時間になったなら、
そこをどいてくれるかな？

・・・お風呂の前に、バスダブ掃除しなくっちゃ。
ジンジンの毛でいっぱいだよ。





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ヒトの足の裏、猫の足の裏

私はヒールのある靴を履くのが大の苦手。
パンプスなど履くと、バス停まで歩いただけでも足の裏に水ぶくれができてしまう。
歩くのもへたくそで、実にみっともない。
だからなるべく履かないでいたい。
普段はローファーやカジュアルシューズ、スニーカーなどで過ごしているのだけれど、冠婚葬祭になるとそうもいかない。

いま、私は靴ずれで足の裏が悲鳴をあげそうなんである。
土踏まずの部分も凝ったような痛みがある。
これまでにも散々靴で悩まされてきたけれど、
なんとかならないものかしら。

それにしても猫たちはいいなぁ、
靴を履かなくっていいんだもの。
この可愛い肉球、お外に出ることがなくなって
柔らかくぷわぽよになった肉球。





「猫の世界には、靴ずれなんてないのにゃ」
イザウラ、いいねぇきみたちは猫で。
ちょっとそのぷわぽよの肉球で、
ねえねのほっぺをつんつんしてほしいなぁ。






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さよならお姉ちゃん

私には身内のなかに、実の姉以外にもうひとり「お姉ちゃん」と呼んでいる人がいる。

８歳の私に、ある日年上のいとこが３人増えた。
母の姉、つまり私の伯母が再婚したのだった。
一番上の「お兄ちゃん」と「お姉ちゃん」は高校生、一番下の「テツくん」は中学生だった。
伯母さんと伯父さんの橋渡しをしたのは、お姉ちゃんだったらしい。

母が伯母ととても仲が良かったこと、そして電車ですぐの同じ県内に住んでいたこともあって、血縁こそなかったものの、他のいとこよりもずっとこの三人の新しいいとこたちを慕っていた。
同じように病気で親を亡くした子ども同士、ということもあったかもしれない。

伯母も母も天に召されたあとは、もう付き合いがなくなるかも、と思っていたけれど、血縁のある他のいとこたちよりずっと、この三兄弟は私たちの『いとこ』だった。

三人兄弟の二番目同士、女の子同士ということもあってか、私は特にお姉ちゃんに可愛がってもらった。
高校を卒業してＯＬになってからは、遊びに行くとそっとお小遣いをもらったり。
私が成人してからも会う機会こそ減っていたけれど、何かと私のことを気にかけてくれていた。

お姉ちゃんが癌で入院した、という話を聞いたのは数年前。
その後、本人から「心配かけてごめんね、もう大丈夫」
という手紙をもらって、安心していたのに。

姉から「お姉ちゃんが危ない」というメールを受け取ったのはひと月ほど前。
また入院していたことを私は知らなかった。
もう手の施しようがなく、看護師の姉は在宅療養に切り替える相談を受けていた、ということだった。
ご主人が献身的に尽くされたということで、ご主人の会社が大きな理解を示してくださったそうだ。
最後は自宅で家族に看取られ、召されていったということだ。

三人の子どもたちもまだ若い、自分だってまだまだ若い。
やりたいこともあったろうし、何より伯父さんより前に旅立つなんて。
お姉ちゃん、もっともっと話したかった。
会いに行きたかった。

きょう御通夜に行ってきた。
お兄ちゃんの顔を見たら、ずっと抑えていた涙が止まらなくなってしまった。
ありがとうな、とお兄ちゃんは抱きしめてくれた。

痩せてはいたけれど、眠るようなお顔をしていた。
呼びかけたら起きるような気がした。
さよなら、お姉ちゃん。
明日、お葬式ではもう泣かずにいようと思う。

抱っこだいすき

ジンジンを抱っこして写真を撮ってみた。
（ワタシの顔は隠しました）
私は成人女性としてはかなり小柄なほうなのだけれど、
その私に抱かれたジンジンの小ささがわかっていただけるだろうか。

イザウラもジンジンも、抱っこがだいすきな猫になってくれた。
もううちの子になって３年半、抱っこができるようになって２年半。
怯えながら抱かれていた、あのころのふたりとは
もう表情が違ってきている。
私の心臓の音を聞きながら落ち着いて胸に抱かれ、
甘い声で鳴いてくれる。
こんないい子、こんな可愛い子はきみだけだよ、と
私は両方に何度も囁いている。

ちいさいジンジン、まだ私のほかには人間に抱かせてくれない。
この可愛い子を抱っこできるのは、イザウラと私だけ。






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小さな命への責任

遅い昼食を摂っていたら、午後の情報番組で沖縄の犬多頭飼い崩壊の話題を放送していた。

悪臭、鳴き声で苦情　犬５７匹、飼い主を行政指導

５７匹を飼育する男性宅を調査する県動物愛護管理センターの職員
　【名護】名護市内の自宅で５７匹の犬を飼育している男性（４９）の飼育方法や環境が劣悪で、動物愛護法や狂犬病予防法に違反しているとして、県や名護市が改善を求めて行政指導をしていることが２日までに分かった。県と市によると、周辺住民からは悪臭やほえる声がうるさいとの苦情も寄せられている。県では、今後男性側に改善が図られなかった場合、刑事告訴など法的手段も検討している。
　犬を飼う場合、狂犬病予防法により、所在市町村での飼い犬登録と年に１回の狂犬病予防注射が義務付けられている。男性は２００１年から、犬を飼い始め、現在５７匹を飼育しているが、予防接種や飼い犬登録をしていないという。
　男性宅は、静かな住宅地にあり、敷地内には空き缶やごみなどが散乱し、犬の餌となる残飯などが放置され、周囲に悪臭が漂う。県動物愛護管理センターの調べでは、飼っていた犬がウイルス伝染で病死した事例が７例確認された。
　今年１月、周辺住民から市に対し、男性が犬を放し飼いにしているとの苦情が寄せられ、現場調査を実施した。頭数を確認したほか、柵の設置や飼い犬登録、予防接種などを指導した。その後、市と県動物愛護管理センターが数回にわたって改善を求め、定期的に飼育環境などを確認していた。

（2008年5月3日琉球新報・資料として保存）

この話題については、少し前にＴＶで見て気になっていたのだが、昨日行政が入って消毒を行ったそうである。
全国あちこちで多頭飼育崩壊という問題が起きている。
東京でも緊急！ペルシャ100匹ＳＯＳという悲惨な現状があるし・・・
（これは「北陸80匹ＳＯＳ」を思い出させる悲惨な現場です）

自分の身の丈に合わないのなら、どうしてそんなに抱え込むのだろう。
避妊･去勢を最初にしていれば、とか、無理に拾ってきては里親を探すでもなく、とか、責めたてようとすれば言葉はいくらでもあるのだけれど。

いま、人間が命に対する責任を忘れてしまっているのかなぁ、とも思う。
それは動物のことだけではないような気もしたりして。

・・・きょう、スーパーで迷子に出くわした。
まだ４、５歳の女の子。
手をつないでサービスカウンターに連れて行き、店員さんに預けたけれど。
あの子と手をつないでおくのは私じゃないでしょう。

ちいさな命への責任。
動物にも人間の子どもに対しても、同じようにあると私は思っている。



愛情が伝われば、人間を信じなかった猫だってこんなに甘えた顔になる。
不安もさみしさも忘れた顔に・・・






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真っ赤なプチトマト

「それ、なぁに？おいしいの？」
じいっとテーブルの上を眺めるイザウラ。
ねえねが大事にベランダから持ってきたから、
いつものトマトと違う、って
なんとはなしに思っているのかな。



今年の春にスーパーで野菜ジュースを買ったとき
オマケにくれたトマトの苗。
プランターに植え替えて、そのあとは水をやるだけで
あとは放置状態だったのだけれど。
真っ赤な実のおいしいトマトが生りました。
イザウラのお顔みたいにまん丸だねぇ。

ジュース用の「凛々子」という品種、
さすがにジュースにするほどには生っていないので
そのままいただきました。
ちょっと皮が硬いかな、と思ったけれど
こくみも酸味も程よく、ちょっぴり甘くて。
はじめて作ったにしては、合格点かな？







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