2007年10月16日

斉藤茂吉

日本の芸術つながりで、「歌聖」斉藤茂吉を採りあげたい。
この人の次男である作家、北杜夫がウィキペディアでどう説明されているか見ていると、茂吉にリンクが張ってあったので見てみた。すると、いくつかの代表的な短歌が紹介されていた。殆どどれも「赤光」の中の「死にたまふ母」であった。おもわず涙がばっと出てきた。私は特別短歌に興味がある訳ではなかった。
「死に近き母に添寝のしんしんと遠田のかはづ天に聞ゆる」
「桑の香の青くただよふ朝明に堪へがたければ母呼びにけり」
「死に近き母が目に寄りをだまきの花咲きたりといひにけるかな」
「死に近き母が額を撫りつつ涙ながれて居たりけるかな」
おもわず、すぐ外出の支度をして、電車で行きつけの本屋に行き、店員に茂吉の歌集の文庫本を検索してもらった。「斉藤茂吉歌集」岩波文庫 があったので、買い求めた。帰りの電車で上記の「死にたまふ母」を開けてみると、やはりすぐ涙が出てきたので、これはマズイと思い、急いで本をしまい、家に帰ってから見た。長年にわたり、精力的に歌を詠んでいる。この人は精神科医でもあり、養父から受け継いだ精神病院院長も務めたので、入院の患者を詠んだものもある。
茂吉の随筆も去年図書館で借りて、ちょこっとだけ読んだ。やはり名文であった。


tenstory at 02:50コメント(0)トラックバック(0) 
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