防人作家の群像

現代日本の防人(さきもり)、防衛省の骨格を成す自衛官と防衛官僚の著書を読み、紹介します。

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2012年09月

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 八ヶ月のアメリカでの訓練を終わり、一九五六年一月から福岡県の築城基地でジェット機の教官に任命されました。 その間に源田実幕僚副長(広島・海兵五二・海大三五次席・横須賀航空隊飛行隊長・英国駐在武官補佐官・中佐・第一航空艦隊航空甲参謀・大本営軍令部第一課・

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一九五三年、海上警備隊最初の座学が横須賀総監部で開始されました。昼食後、二段ベッドの上で昼寝をしていたら、先輩の二佐(戦前の階級では中佐)が入ってきて、寝室の隅のほうで、貸与されたばかりの制服をロッカーから取り出し、鏡の前で試着を始めました。 袖には太い

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富岡少将はまた、私に聞きました。「日本の仮想敵はどこかね?」。「ソ連です」。「海軍の仮想敵は?」。「……?」。 「海軍はアメリカを仮想敵にして、アメリカと戦ったのだろう」。「はい」。「では、なぜ海軍はアメリカを仮想敵にしたのだ?」。 そんなこと、二十四歳

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桑栄丸は昭和二十六年四月上旬、佐世保を出港しました。海上保安庁の公式名称は、試行船桑栄丸で、記号はGP1になっていました。GPは「ギネアピッグ」の略で、つまりモルモットのことです。 朝鮮海域の掃海は木造の掃海艇によって行われました。木造船は、高性能の磁気機雷

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