防人作家の群像

現代日本の防人(さきもり)、防衛省の骨格を成す自衛官と防衛官僚の著書を読み、紹介します。

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「陸軍大学校の戦略・戦術教育」

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  「陸軍大学校の戦略・戦術教育」(著者・高山信武)芙蓉書房出版・平成14年6月30日発行・初版・447ページ・3500円+税。 <高山信武(たかやま・しのぶ)プロフィル>明治三十九年十月二十四日生まれ。千葉県出身。農業・馬場伝吉の次男。高山公通(たかや

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   ここでの教育は一方的に教官が学生を教育していくというのではなく、教官が原案(模範解答)を持ちつつも、共に考えて一緒に作業するという姿勢がある。      大東亜戦争前の多少余裕のある頃ではあるが、ある意味で「教育」とは何か、を考える意味で好個の事例とい

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  「編者まえがき」で、上法快男氏は次のように述べている(要旨抜粋)。      編者は五年前の昭和四十八年秋に「陸軍大学校」を刊行した。しかしながらこの書には本来重大な欠落があったことを私としては告白しなければならない。それはこの書が陸軍大学校の創設、並び

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   著者高山氏のご諒解を得て明治時代陸大再審試験問答集を編者が現代風に意訳してご紹介し、高山氏に採点的な評価をして頂いた。        この問答集は明治四十三年五月兵林館発行(中川治三郎編)であり、その闊達、明快なる文章は明治時代の弁論の雄たる陸大教官と受

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  盟邦ドイツのヒットラー総統は、昭和十六年八月下旬、モスクワ周辺においてソ連野戦軍殲滅の寸前にあったドイツ軍に対し、ウクライナ資源地帯占領のため有力な兵団の抽出転用を命じた。        そしてソ連軍は崩壊を免れ、冬季とともに頽勢を挽回した。ヒットラー総

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