こんにちは、今回のブログ担当となりました石川株式会社の鈴木と申します。
突然ですが皆さんは普段、図書館を利用することはありますか?
「家の近所にはあるけど行ったことはないや」とか「最後に行ったのは学生の時かな」等々、
普段使いすることは中々ないかもしれません。
今回は図書館ガチ勢を目指す鈴木が、図書館の本気を感じた出来事をご紹介します。
先日(といってもかなり前になりますが)『丘の上の本屋さん』という映画を見ました。

内容の良さもさることながら、劇中で出てきた一つの詩が非常に好きになりました。
その詩を読んでみたいと思ってネットで調べてみたところ、
作者はトルコのナーズム(ナジーム?)・ヒクメットという人(らしい)、詩は獄中で書かれた物(らしい)というぐらいの情報だけ。
どの本で読めるどころか、詩のタイトルすら分からないといった状態でした。

映画に出てきた詩を読みたいと思った私はレファレンスサービスを利用してみることにしました。とは言ったものの、はっきりしているのは『丘の上の本屋さん』という映画名だけ。
① 詩のタイトル不明
② 作者名は外国語表記の揺れもあって日本読みが曖昧
③ 詩の内容も記憶を頼りにした大雑把なもの
といった具合で、なんとも中途半端な情報を頼りにしたダメ元の問い合わせでした。
するとどうでしょう!
「その詩は〇〇という本の何ページ目に載っていて、△△の図書館から取り寄せができます」という回答がきたのです!
あんなにフワッとした情報からわずか3日でよく突き止めてくれたと感心してしまいました。
しかも驚いたのはここから。
該当の本を早速借りてみたところ、なんと探していた詩が載っているページに栞が挟んであったんです!
「探している詩はここにあるぞ!」と言わんばかりに、何とも嬉しい気づかいでした。

問い合わせ内容から該当の情報を調べつくす能力、ちょっとした気配り。図書館の凄さを感じた瞬間でした。仕
事でお客様と接する上で見習っていきたいものです。
ちなみにレファレンスサービスは誰でも無料で利用でき、本に限らず様々なことを調べてもらえます。しかも根拠資料も掲示されるので回答の信ぴょう性も高いです。
「レファレンス協同データベース」のHPを適当に見てみるだけでも「こんな質問にも答えてるんかい!」といった面白い事例があるので、気が向いた人は是非検索してみてください。