ネットワークスペシャリスト試験  平成17年問07

 ある 2 局間の通信回線のアベイラビリティ(稼働率)は 0.9 であった。通信回線
部分の二重化を行ったところ,アベイラビリティが 0.999 となった。このとき,
新たに設置した通信回線のアベイラビリティは幾らか。

 ア 0.99

 イ 0.993

 ウ 0.996

 エ 0.999


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 ア 0.99

> 2重化した回線の稼働率をXとすると、
> 1-(1-0.9)(1-X)=0.999
> ⇔1-(0.1-0.1X)=0.999
> ⇔0.9+0.1X=0.999
> ⇔0.1X=0.999-0.9=0.099
> ⇔X=0.99
> 答はア

 どうもありがとうございました。

> 「新たに設置した通信回線のアベイラビリティ」を、χ とします。
>
> 「ある 2 局間の通信回線のアベイラビリティ(稼働率)は 0.9 であった。通信回線
> 部分の二重化を行ったところ,アベイラビリティが 0.999 となった。」より、
> 並列にしたということで
> 1−(1−0.9)(1−χ) = 0.999 となりますので、ここで χ を求めます。
> − (1−0.9)(1−χ) = 0.999−1
>   −(0.1)(1−χ) = −0.001
>      (1−χ) = −0.001 ÷ (−0.1)
>       1−χ = 0.01 ÷ 1
>        −χ = 0.01 − 1
>        −χ = −0.99
>         χ = 0.99
> ※検算します。
> 1−(1−0.9)(1−0.99) = 1−(0.1)(0.01)
>            = 1−0.001
>            = 0.999

 どうもありがとうございました。






●問題文、解説はメインページで相互リンクさせて頂いている『末広先生のWelcome to Suehiro's Homepage』よりお借りしています。 勉強になりますので、ぜひ、先生のページもご覧下さい。