2017年の12月、モバマスで長い間お世話になっていたプロダクションが
なくなることになった。代表を変えつつ何年も続いてきたプロだったが、
今回は引き継ぐ人もなく、自然消滅という形になった。
とはいえ雰囲気が悪い中でバラバラになったわけではなく
「まあ、仕方ないよね」というような形。
モバマス以外に時間を割く人(自分も含めて)も多くなったからこれも時代の流れ
なのだと、自然に受け入れる人が多かったのだ。

とはいえ、自分には余計にためこんでいるスタドリやらエナドリやら
まだまだ多かった。本格的なアクティブ勢に戻ることはなくとも
せめてこれを有効に使い切る場を得られないか…

そんな折に勧誘があった。
頼子さんPが集まるプロダクション「よりころーる」
嫁プロという類のものは何度かフェスでも邂逅したことがあり、
ある意味モバマスを本当の意味で楽しんでいる人たちだと理解していた。

(頼子さんのプロができていたのか)

ファン数等のノルマを確認する。幸いながら非常に緩やか。
今の調子のままで続けられそうだと確信し、よりころーるに入らせてもらうことにした。

時は数月経ち、総選挙の期間がやってきた。総選挙もこれで7回目になるのだそう。
自分はもうかつてのように機械的にガチャを回して投票券をかき集めることはしていない。
気付いた時にログインし、ほどほどにイベントを進め、手元にある票をとりあえず頼子さんに
投じる。あとは空いた時間に仕上げた絵を上げてみる。それだけ。
頼子さんのモバマスにおける立ち位置は自分でもわかっているつもりでいた。
だから例年通りの結果になり、またいつも通りの1年が巡るのだろう…

…などと思っていたのだが、ツイッターのタイムライン等を追ってみると
例年と少し様相が違う。ひとことでいうと、総選挙が様変わりしているように見えた。
かつてはどちらかというと票数をかき集めるための数(有体に行ってしまえば課金)の
力を競い合う…それが従来の総選挙のあり方だったように思われる。
今もその本質が変わっているわけではないのだが、ざっとみた限りでは
「アイドルを広める、プレゼンテーションする」ということに注力している人が
多くなっているように見えたのだ。

(自分は数年前からモバマスとは一定の距離をとるようにしていたから、もしかしたら
今年に限らずここ数年間でそういう傾向になっていたのかもしれない。)

ある人は動画で、肉声で、あるいは絵で、画像で。
頼子Pたちも、例外ではなかった。

(面白い)

モバマスに対して、久々にこのような感情を抱いた。

正直なところアイマス、というかモバマスは今でも恐ろしいコンテンツだと思っている。
Pの推すアイドルを望む位置にまで上げられる「かもしれない」可能性を部分的に
プレイヤーに与えることで、恐ろしいほどのうねりをもたらす。
光と影が明確すぎるコントラスト。思い出すだけで冷たい気持ちにさせられる。
それが端的に表れるのが総選挙であり、それこそ「必死」のひとことで言いあらわされるべき
ものだったのだ。

それが、久々に目にした総選挙の風景は、―最終的に票数という数で決まる大原則は
変わってないながら―『楽しんでいる』人が多くなっているように見受けられたのだ。
もしかしたら自分がそういうポジティブな人たちを優先して見るようにしていたせいも
あるかもしれないが、とにかく、総選挙は様変わりしていた。

自分自身、プロの代表さんが作ってくれたタグ「#古澤頼子を額縁の外へ」を使いながら
絵を上げる時は正直誇らしかったし、頼子Pたちのポジティブな活動を見るのは
楽しかった。

選挙の期間が終わり、今、デレステの方で頼子さんメインのイベントも開催されている。
これを機にデレステの方も触れ直し始めているところ。
一番易しい難易度の楽曲を拙い指つきで繰り返しながら、頼子さんの姿形に見とれて
ボタンを押し忘れるなどといったこともしばしば。
ようやく解放したエピソードにて絵筆で頼子さんをくすぐる文香、などという場面を
目にした時には「やればできるじゃないか公式!」などとえらそうな感想を抱いたりもした。




ここ1ヵ月あまり、頼子さん成分が史上なかったくらいに溢れていたように思う。
数年放置していたこのブログスペースを使う気になったのは、
どうしてもこの総選挙の間の感情を文字として残しておきたかったから。
まとまった文章はやっぱりツイッターよりこちらに残しておくに限る。

明日(というより日付が変わったのでもはや今日)、総選挙の結果が出るそうだ。
頼子さんをとりまく何かが変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。
いくらポジティブな空気に溢れていたとはいえ総選挙の本質が変わらない以上
未来を決めるのは「数」という冷徹な事実がある。

それでも

この1ヵ月の空気感は、こう感じるのに十分な時間だった。
それは総選挙の結果がどうであろうが、これもまた変わらない事実だ。


『自分のいちばんのアイドルが古澤頼子で、本当に良かった』