君できオフデューティーHOWTO (1)

 こんにちは!!! もうホットウィール大好きで床転がりまくりな林哲平です。

 ホットウィールを集めだすと、自然と自分なりにホットウィールをいろいろ改造したくなってくるもの。

 なんせホットウィールを販売しているマテル自身が公式にカスタムを推奨しているくらいです。

 さすがカスタムカー文化が根付いたアメリカ産のミニカー、超太っ腹ですよね。

 でも、最初から組み立てることが前提のプラモデルと違い、すでに完成してしまっているミニカーを改造するのはなかなか敷居が高いもの。

 いきなり塗装を剥がしてダイキャストボディ全塗装し直す、なんてのは赤ん坊に100メートルダッシュさせるくらいの無茶なわけで。

 「君にもできる!! 超初心者向けホットウィール改造法」ではプラモデルや工作さえしたことが無い人でもとっつきやすいように、色差しと一部の部分塗装のみでホットウィールのクオリティをグン!!! とアップさせるテクニックを3回にわけてじっくりと解説していきます♪

君できオフデューティーHOWTO (2)
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 今回制作講座の教材として選んだのはオフデューティー。

 フォードFシリーズやシボレーシルバラード、ダッジラムを彷彿とさせるホットウィールオリジナルデザインのフルサイズピックアップトラックです。

 2014年にベーシックカーとして発売されて以来9色以上のバリエーションが発売されており、トイザらスや西友のホットウィールコーナーで売れ残りとしてぶら下がっている姿を見かけた人も多いはず。

 オフデューティーを初心者向け色差しHOWTOの教材として選んだのはちゃんと理由があります。

 ①入手しやすいホットウィールオリジナルデザインのモデルであること

 これが一番大事です。

 いざ初心者向けに制作法を解説しても、肝心のモデルが手に入らないのでは真似しようがありません。

 ホットウィールのラインナップは実車系とホットウィールオリジナルデザインの謎車系の2つに分かれます。

 実車系はランボルギーニやコルベットなど実車をミニカー化したホットウィールで、非常に人気が高くコレクターが最優先で購入するため、発売日を過ぎるとまず買えません。

 対して謎車は(例外的な人気車種を覗いて)人気が低く、2年くらい前に発売されたものが棚にぶら下がっているのもザラで入手しやすく、仮に工作に失敗したところで心は痛みません。

 ②ダイキャストボディであること

 ホットウィールの謎車はコスト削減のためにボディがプラスチック製のものが非常に多いんです。

 プラボディは成型色がそのままボディの色となるため、どうしても安っぽくチープな印象が拭えないんです。

 どうせ簡単カスタムするなら、見栄えの良いダイキャストボディのホットウィールのほうが同じ手間で完成度の高いものになるので当然そっちがいいですよね。

 ③
 ヘッドライトライトがクリアパーツであること

 ホットウィールは大抵ヘッドライトはボディと一体成型なのですが、少数ですがクリアパーツで再現されているモデルが存在します。

 クリアーというのは塗装では再現できません。

 ヘッドライトがクリアーなだけで完成度がグン!!! と上昇します。

 初心者にとって大事なのは「元々の出来が良いモデルを選ぶ」ということ。

 完成後の出来栄えがいいほうが次へのモチベーションも高まりますから、元々出来が良ければ当然良いものができやすいので、工作テクニック以上に「どんなホットウィールを選ぶのか」が重要になってくるわけです。


■カシメの外し方

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 ホットウィールのボディは「カシメ」と呼ばれる部分で固定されています。

 これはトミカやマジョレットなど他のミニカーでも多く採用されている方法で、専用の機械を使ってスタンプし、固定軸の先端を広げてボディとシャシーを固定するわけです。

 カシメで固定できればビスを使わなくてもすむので、パーツ点数を減らすためのコストカットという一面もあります。

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 カシメの外し方は簡単で、ピンバイスでグリグリ掘ってシャシー裏側に出ている出っ張り部分を全て削り落とします。

 オフデューティーはダイキャストボディなのでちょっと大変かもしれませんが、5分もグリグリすれば初めて挑戦する人でも外れているはず。


君できオフデューティーHOWTO (6)

 分解状態。

 ホットウィールのベーシックカーのほとんどはボディ・クリアパーツ・インテリア・シャシーの4パーツ構成となっています。

 シャシーとかこの状態だと重量が減ったぶんコロコロどこまでも走ってゆくので無くさないように透明のジッパー袋などに入れてひとまとめにしておきましょう。

 
 ■ボディの細部塗装

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 オフデューティーのボディ。
 
 ダイキャストで成型されており、オレンジでペイントされています。

 ダイキャストパーツはそのままだと剥き出しの金属色なので、一部のダイキャスト地仕上げモデル以外はしっかりペイントいるわけです。


 ■エナメル塗料を使ったスミ入れ

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 トノカバーやドアなど、堀の深いくっきりとしたスジ彫りが各部に彫刻されています。

 このディテールをより際立たせて立体感を強調するためにスミ入れをしてみましょう。

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 スミ入れの方法は簡単です♪

 タミヤスミ入れ塗料ブラックをディテールに流し込んでいきましょう。

 毛細管現象により、穂先を当てるだけで塗料が隅々まで流れ込んでいきます。




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 塗料を流し込んだ状態。

 ディテールにスミは入りましたが、スジ彫りから溢れた塗料がはみ出しています。

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 はみ出した塗料はタミヤエナメル溶剤を染み込ませた綿棒で拭き取ります。

 タミヤスミ入れ塗料はエナメル系塗料なので、エナメル溶剤で拭き取り可能なんです。

 エナメル溶剤はボディにペイントされているラッカー系塗料とは別系統の塗料なので、下地を侵さず、スジ彫り部分だけをピンポイントで塗装できるんです。

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 スミ入れした状態。

 スジ彫りにスミが流れ、ディテールをしっかりと際立たせることができました。

 ちなみにエナメル溶剤は使いすぎるとプラスチックに浸透してパーツを破壊する超危険な塗料でもあるんですが、ダイキャストには浸透しないのでそのあたりの心配をしなくていいのも素晴らしいところです。

 追記

 エナメル溶剤でホットウィールのタンポ印刷が落ちることが判明しました!!!

 エナメル塗料でスミ入れするときはできるかぎりタンポにかからないように注意しましょう。

 タンポを傷めずに墨入れするには、GSIクレオスから発売されているガンダムリアルタッチマーカーを使用してください。


 



 ■ラッカー系塗料を使った部分塗装

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 ホットウィールのベーシックカーはヘッドライトが彩色されていることはままありますが、テールランプはまずペイントされていません。

 テールランプを塗り分けてグレードアップしてみましょう。
 
 使用するのはラッカー系塗料。

 ラッカー系塗料は塗膜が強く、乾燥後は指で触っても剥がれることが無い優れもの。

 今回は入手しやすいMr.カラーのモンザレッドを使用しています。

 

 ラッカー系塗料は塗膜が強く乾燥も早いのが特徴ですが、早すぎる乾燥時間が災いして筆ムラが出やすいのが難点です。

 ラッカー系塗料を筆塗りするときはMr.リターダーマイルドを少量混入してみましょう。




 リターダーはラッカー系塗料用の乾燥遅延剤で、混入すると乾燥時間が長くなり、筆塗りしたときの塗料の伸びが良くなり筆ムラを抑えることができます。

 逆に入れすぎると塗料がいつまでたっても乾燥しなくなるので、容量・用法を守って使いましょう。

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 面相筆でテールランプを塗り分けます。

 このような小面積の光沢塗装をするときは、ちょっと多めの塗料を筆に乗せ、表面張力で塗り広げるように筆を動かすとキレイに仕上がります。

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 テールランプを塗り分けた状態。

 自動車のテールランプは大抵レッド。

 ホットウィール謎車のような参考にできる資料の無いモデルはレッドで塗装しておけば問題ありません。

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 ドアノブもぜひ塗り分けたい部分。

 今回はガイアノーツのスターブライトシルバーで塗り分けています。

 


 粒子感の強いギラギラしたシルバーなので、ちょっとした色差しで派手に魅せるには最適な塗料です。

 ドアノブのような小面積をはみ出さないように塗り分けるときは、肘を机に乗せ、息を止めながら作業すると失敗を減らせます。

 自身の無いときは失敗してもいくらでも拭き取り可能なタミヤエナメルカラーのチタンシルバーを使うといいでしょう



君できオフデューティーHOWTO (19)

 スミ入れと部分塗装を施したボディ。

 ディテールが際立ち、格段に完成度がUPしました。

 この作業は別にカシメを外さなくてもできるので、「カシメ外すとか難しそう」という人はぜひボディの色差しだけでもやってみてください。

 次回は缶スプレーを使ったシャシーの塗装、市販のシールを使った ライト再現法を紹介します♪

  君にもできる!! 超初心者向けホットウィール簡単改造法「オフデューティー編② ホイールの取り外しと缶スプレーを使ったシャシー塗装法」

  
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