2016年10月01日

2016.10.1

君の名は。」を観た。
今年の顔ともいえる新海誠監督の超話題作。
お互いの心と身体が入れ替わった高校生を主人公にした青春ファンタジーなのだけれど、千年に一度の彗星来訪を絡め、物語のスケールは宇宙規模なものへと昇華していく。
とにかく背景描写が圧倒的に美しく、写真をベースにデジタル技術を駆使して丹念に描かれたという背景は実写と見まごうほどにリアル。この世のものと思えないほど美しい彗星の映像とそれがもたらすギャップも心を掴む。
監督がこれまでのテイストとの一番の違いを「東日本大震災の影響」と言っているだけあって、本作では津波ではなく彗星来訪とした壊滅的被災をなんとか防げないものかとの強い思いが伝わってくる。
加えて本作が素晴らしいのは何と言っても‘日本’を前面に出したことも大きいような。夢のお告げを受けた女の子が、赤い組紐や日本の伝統文化「口噛み酒」や神社の御神体といったものを通し信仰を聞いてもがきながらも町を災害から守る。
果たして彗星の到来は?果たして2人の関係は?と全く先が読めない展開も良かった。
RADWIMPSの楽曲は映像とシンクロしていると評判だけど大ヒット曲♪君の前前前世から♪でさえ♪君の全全全世界から♪だとばかり思い込んでおりました(^_^;) ってことで歌詞の解読が追いつかない身としてはコメントする立場にないかなぁ。
大切なのは「忘れること」を忘れないように。



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2016年09月28日

2016.9.28

「怒り」を観た。
悪人」を手掛けた原作者の吉田修一と、李相日監督が6年振りにタッグを組んだ作品。いやぁ今回も2時間20分だれることなく圧倒される。
東京八王子で発生した未解決の凄惨な一家惨殺事件。壁には「怒」の血文字が残され犯人は整形して逃亡。
そんな時、千葉・東京・沖縄に現れた身元不明の男をめぐるそれぞれの状況は全く別であるけれど「人を信じること」の意味を問いかける。信じるということは疑うことの対極にあって、疑いを持ち始めてからの苦悩を赤裸々に描き出す。
千葉では偽名を使っている青年と恋に落ちる愛娘へのビミョウな父の距離感が秀悦。東京で描かれるゲイカップルの住所不定無職という片方のなんとも線の細いはかなさが印象的。沖縄では高校生と無人島で暮らす謎のバックパッカーとの交流に心が切り裂かれそうになる米軍基地の問題を絡めている。
キャストが豪華で交差する3つのドラマから人間の揺れ動く感情がむき出しとなって強いメッセージを投げかけてくるなんともヘビーな力作だった。



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2016年09月13日

13

ジェイソン・ボーン」を観た。
旅先のTorontoで時間的にパーフェクトだったのでたまたまの鑑賞。
それにしてもカナダでCAD$20ってなんでそんなに映画代高いのよって思いながら向かうと、VIPシアターだった。超おされなbarラウンジあるしシートもお一人様用でっぷり型?でリクライニングも。これは字幕無しでついていけなかったら寝心地良い最高のbed。まぁそれもいいかぁ(^_^;)

さて、9年振り復活だというジェイソン・ボーンは変わらずのムキムキでストリートファイター姿で登場。マット・ディモンは猿顔だしこの身体に台詞少ないしますますゴリラ系に近くなったかも(^_^;)
今回もスピード感とバイク&カーチェイスは期待を裏切らなくアクションは年齢を感じさせない。
これまでの協力者ニッキーに変わるように登場するのが、ボーンを追跡する側に回るアリシア・ヴィキャンデル演じるCIA長官の下で働くアナリストのヘザー・リー。魅力的だし彼女が敵か味方が最後までわからないというサスペンスの緊張感はあるけれどキャスティングとしてちょっと若いかなぁ。
記憶を失っているという背景において衝撃の事実として自分の父親は「分析医」と聞かされていたが、実はそうではなかったことが判明するのがミソ。
こーいう映画で言うことじゃないけれど銃弾受けた後も動ける姿はたくましいにもほどがある。それこそが孤高の最強〜〜の暗殺者ってことだろうけど。
次作はジェイソン・ボーンvsヘザー・リーかな?

 



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2016年08月24日

2016.8.24

シン・ゴジラ」を観た。
日本発のゴジラとして初めてフルCGで制作。怪獣同士のバトルではなく、今回はゴジラvs人間、もっと言えばゴジラvsニッポン。これが期待以上。
余計なものを排除して、現在の政府・自衛隊なら未確認生物に対してどう対処するのかというシュミレーションになっている。今どきSFチックにど派手な攻撃シーンはいくらでも作れるのに敢えて現実路線。
見慣れた風景を一瞬にして破壊尽く巨大生物像は未曾有の被害をもたらした東日本大震災とリンクしてしまう。霞ヶ関では非常事態でもすぐに動けない体質になっているってことはあの東日本大震災でもそうだったんだろうなって思われるのがなんだかねぇ。
今年の話題作「君の名は。」の映像が話題になっているけれど、こちらの映像もリアルさではひけをとらない。実によくできていて現実の世界観の中、虚構なのはゴジラだけ。
英知を集めて一丸となって向かっていく状況の中、役者さんの苦労が想像できるくらい台詞は専門用語が多く早口でついていけない。でもまぁこれも含めて緊迫感と臨場感がいっぱい。
核攻撃を使いたがる某国と使わせたくない日本サイドの攻防もよく出来ている。ゴジラに凝固剤をゴクゴク飲ませるヤシリオ作戦以上に印象深かったのが、ゴジラにかかればひとたまりもないハズの電車による攻撃でその大活躍には唸った。
キャストの中、米国大統領特使を演じる石原さとみのハイテンションぶりだけが妙に浮いていた。華を添えたかったのかもしれないけれど、エモーショナルともいえる存在感はシンプルなプロットにしただけに余計な違和感となったのが唯一残念。



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2016年07月08日

2016.7.8

ルーム」を観た。
長年拉致監禁された母親ジョイを演じたブリー・ラーソンがアカデミー賞主演女優のオスカー受賞。それ以上に印象的だったのが子供ジャックを演じたジェイコブ・トレンブレイ。天才子役として今後も目が離せない。
ヒントになった実話「フリッツル事件」以降も世界中で似た拉致監禁事件が後を絶たないこともありリアリティさを増している。
隔絶された環境下でも体操をしてTVを観てケーキを焼いて物語を読み聞かせるなど可能な限り息子へ日常を過ごさせようとする母の愛の豊かさに胸がつまる。
ジャックが逃げた後、果たしてジョイが無事でいられるのか冷や冷やしたこともあり、焦った犯人が捕まるまでのタイムラグが気になるところだけれど事件は収束へ。
この監禁時代と解放後の二つの世界で対峙することになる違う形の苦悩を描く。当然ながら事件発覚で「良かった良かった」ではないのだ。
やっと帰れた家で待っていたのは既に破綻した家族。寄り添う祖母の一方、孫の顔をまともにみられない祖父の対比はまるで復帰後の世界観そのものの象徴のよう。
好奇の目の中「こーすることもできたはず。あーすることもできたはず。」と容赦ないコメントでさらそうとする人々に次第に追い詰められていく様はまぁ想定内とはいえかなりキツイ。
本当に人生を歩みだすことがどれだけ難しいことかしみじみ思い知る。



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2016年07月06日

2016.7.6

日本で一番悪い奴ら」を観た。
2002年に北海道で起きた日本警察史上最大の不祥事・稲葉事件の著書『恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白』をベースに映画化。
柔道青年が北海道県警に入った後に、スパイ作りに目覚め、ヤクザと癒着し、覚醒剤を密輸した資金源で検挙拳銃の数を増やしのし上がっていく。
検察庁が銃器取締に力を入れて‘押収拳銃の量を増やす‘までは良いけれど、その目的のために覚醒剤を密売して拳銃を購入???となるともう本末転倒。マジかぁ。
これは個人のレベルじゃなく北海道警の上層部の腐敗。警察は数字が全ての世界っていうことでこんなあり得ない結果を招いたとは皮肉。
それにしてもこの主人公って善悪の見境をなくしてまでも警察という組織の為に生きただけあって、どこかで組織を信じて逮捕時に警察への恨みを一切吐かなかったのが哀れ。
主人公の諸星を演じた綾野剛は圧巻。純な青年が夜の街をのし歩くようになりシャブ中となっていく半世紀を壮絶に演じる。
逮捕から13年してこのモデルとなったご当人は北海道で「いなば探偵事務所」を立ち上げたらしい。ハンパない経験したことを踏まえての第二の人生応援したい。



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2016年06月28日

2016.6.28

教授のおかしな妄想殺人」を観た。
東部を舞台にした素敵な街並みもファッションも音楽もウディ・アレン色満載ではあるけれど、近年のウディ・アレン作品の中でこれはいまひとつピンとこなかった。
主人公の教授エイブは‘人生は無意味’と地位もあってモテるのになんだかダメダメ要素満載で対人関係にも疲れた中年男。
ホアキン・フェニックスは体重を15kgも増やして望んだというのは、無気力おじさん像に加えて、美女と野獣的な要素を強めた上で若いオネエちゃんに好意を寄せられるギャップを出したかったからなのか。
魅力的な女子学生エマ・ストーンがなんで惹かれていくのか恋は不思議。
犯罪を犯すことでネガティブからポジティブに変化を遂げるのは分かりやすいけれどブラックさがビミョウ。
それにしてもなんだかこねくりまわした感のある変な邦題。原題はシンプルに「IRRATIONAL MAN」。直訳で「非合理的な男」のほうがずっとマシ。



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2016年06月21日

2016.6.21

マネーモスター」を観た。
ジョディ・フォスター監督。テレビの生放送に犯罪者から脅迫され視聴者を巻き込みアタフタ大騒ぎ となれば実況中継だけに目が離せない。
そもそもたまたま観ていた番組で偶然にも事件が同時進行となればまさに先が読めないスリリングさ満載で他のニュースはとたんに色あせちゃうくらいのインパクト。
司会者を信じて全財産を失ったという犯人の恨みが所詮自己責任なのは承知の上でも、格差社会の底辺で全てを賭けて失った惨めさと悔しさ等を察することができるのは、ジョージ・クルーニーが演じた司会者ゲイツがあまりにあまりな軽薄を絵に描いたような軽いノリの口先男だからかも。犯人の恋人のコメントもぶっとんでいて思わぬところで苦笑。
気の毒な犯人に同情できる要素をちりばめたことも作用し次第に周囲が共感をよんでいくようなストーリー展開は上手い。
危機的状況下で的確に指示を出すプロデューサーのパティ役ジュリアロバーツは監督のジョディ・フォスター像と重なってみえる。
次第に不自然な株価操作に気がつき奇妙な連帯感が生まれ物語はラストへ進んでいく。
展開が上手く行き過ぎる感も気になったけれどリアルタイム99分の実況を淀みなくみせてくれた。



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2016年06月03日

2016.6.3

デッドプール」を観た。
マーベルコミックスの破天荒ヒーローを実写映画化。
世界120カ国でナンバーワンを記録、R指定映画としては史上最高記録を達成。そうこの映画はアメコミのヒーローものなのになんと15R指定。
オープニングクレジットで雑誌peopleに掲載されたのライアン・レイノルズ自身の写真と”I’m a hot chick”「世界1セクシーな男」だの”produced by asshats””directed by an overpaid tool”「監督はギャラが高いだけで役立たず」etc・・・ブラックジョークを敢えて爽やかな♪Angel of the Morning の曲に乗せるギャップに苦笑。
噂のクソ無責任ヒーローは、おしゃべり好きで自己中で強すぎるけどテキトー過ぎるというありえないほど規格外。
観客に話し掛ける演出もさることながら、演じるライアン・レイノルズの自虐ネタや他の映画「X-MEN」「127時間」「96時間」etcなどをイジっているので知っているネタに関してはたまらなく楽しめる。
あの赤いコスチュームにたどりつくまでや‘deadpool’という名前が決まるまでの‘そもそも’の過程もしっかり描いているので初心者に優しい。
というのも、数ヶ月前に鑑賞した「
バッドマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」が、ファンにしかついていけないあまりに説明不足の展開だっただけに、アメコミに何の知識がなくても問題がない‘門戸が広い’というのは(但し15歳未満はおあずけ)単純に嬉しい。
時系列を前後させているのも効果あり。
ヒーローものならではの戦いやらのアクションに加えて、恋人とのロマンスあり、ホラー?あり、に大人のおふざけコメディがmixされているのも魅力。
メロウな「CARELESS WHISPER」♪by WHAM!の曲がこんなに効果的に使われたのも想定外でポイントup


 



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2016年05月22日

2016.5.22

リリーのすべて」を観た。
原題は「The Danish girl」。
結婚から6年後にトランスジェンダーで変わっていく夫とそれを支える妻を描く。
主演のエディ・レッドメインは前年の「博士と彼女のセオリー」でホーキンス博士を演じてオスカーを受賞しているけれど、もしディカプリオの「レヴェナント」がなければ2年連続の受賞もあり得たのではないかと思うほど繊細な見事な演技だった。鏡の前で全裸になって体のラインを見るシーンなどは、えっここまでやるの?の領域。
妻ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデルは見事オスカー受賞ということで両者演技面では申し分ない。

でも・・・現在でも偏見はあるのだから1920年代においての苦悩は計り知れないし世界初の性別適合手術受けるリスクも現在とは比べようもないのは理解した上で、どうもこの主人公に感情移入できなかった。
主人公はリリーとして女性になる願望に目覚めてから女性のしぐさを研究したりおしゃれを楽しんだりデートしたりと自分の本能のまま行動していく。社会的な苦悩はあったとしても妻の葛藤を思いやる気持ちがどうも欠けているとしか思えなかった。
一方妻は自分が作ったきっかけで女性になることへ目覚めさせた負い目と愛する夫が消えていく幾重にも交差する思いを経てそれでも愛するゆえにサポートしていくと決める。献身的な支えは自己犠牲といえるものだけに、‘わが道を行く’主人公があまりに自分愛が強いのが対照的でなんかしっくりこなかった。
劇場はすすり泣きも聞こえたけれど私は泣けなかった。リリーとゲルダのどちらサイドで鑑賞するかによって意見が分かれそう。



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2016年05月21日

2016.5.21

クーパー家晩餐会」を観た。
豪華キャストによるアンサンブル群像劇。キャッチコピーは「年に1度の一族の晩餐会。どうかデザートまで、嘘がバレませんように」。
離婚を伏せて最後の一家団らんのためにこの1大イベントを成功させようとする完璧主義者の妻の下、アメリカ人にとっての“正しいクリスマスの過ごし方”が興味深い。
現実をカモフラージュして集まるのは、失業中の長男・不倫中の娘・万引きした叔母etc. 各自の嘘というか秘密に、姉妹の確執や母娘の確執など織り込み隠していたことが次々ばれて本音でぶつかり合っていく。
祖父(アラン・アーキン)とお気に入りのウェイトレス(アマンダ・セイフライド)との関係は微笑ましい。何故かこのアマンダ・セイフライトがまさかのラジー賞の最低助演女優賞にノミネートされていたけれど、もしそれを言うなら長女エレノア役のオリヴィア・ワイルドでしょ。キリスト教信者で共和党支持者の軍人に対するあの暴言も病院での暴走ぶりも規格外でドン引き。
この長女も含めて家族はキャラ的に感情移入しにくい面々がほとんどだった中、家族以外のメンバーで長女が空港で出会う軍人(ジェイク・レイシー)がかなりの好青年だし、それ以上にストライクだったのは万引きした叔母(マリサ・トメイ)を連行した寡黙な警察官を演じたアンソニー・マーキー。今後目が離せない。
それにしてもクリスマスディナーやプレゼントはもちろんだけれどkissがオープンなことや皆でクリスマスソングを歌い踊るってのがアメリカ流だって実感。ってか なんでみんなそろいも揃って踊れるの?お国柄かぁ。アメリカ人にはなれそうもない(^_^;)
日本では何故か2月から上映され順次全国公開。クリスマスシーズンにしなかったのは何故???

 



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2016年05月13日

2016.5.13

アイアムアヒーロー」を観た。
「ビッグコミックスピリッツ」で連載中の花沢健吾のベストセラーコミックを実写映画化。
ゾンビ映画ということでB級かとタカをくくっていたら、日本公開前に海外の映画祭で旋風をまきおこし受賞までしているとのこと。
冒頭の漫画家アシスタント仲間とのやりとりなどに、うだつの上がらない現実が描かれる。ここですっかり気を許して鑑賞していたので、英雄の彼女‘てっこ’のゾンビへの変貌シーンに、これはもしかしてホラーかとあまりの恐怖に凍り付いてしまった。このZQN(ゾキュン)化の後に終盤までこれでもかとZQNが大量発生するのだけれどここが一番怖かった。
その次の職場シーンでは漫画家アシスタント仲間のドランクドラゴンの塚地のおっとりしたキャラでのスプラッターはギャップがお見事。タクシーの中でのパニックはかなりスリリングで無事故無違反の運転手のZQNぶりはユーモラス。こうしてアウトレットモールにたどり着くまでの展開は息つく間もないくらいスピーディー。
ゾンビものではガンガン撃って撃退するのがお約束ながら主人公の英雄(大泉洋)が銃を持たない日本において趣味で猟銃所持の免許があるというのがミソ。
当初、街中で引き金を引くこともできなかった主人公が逃げる途中でたまたま出会った女子高生が感染者???という状況でも「君を守る」ことができるのかを、現実逃避的だったヒデオ→英雄→ヒーローという構図とうまくリンクさせていく。
人間同士の疑心暗鬼の要素も入れ、R15指定ということで容赦ない残虐さでグロい血どばっのシーンが続く。
ZQNが人間だった時の一番強い感情に縛られているというのも哀れで、ひとつひとつのZQNのクォリティはおそろしく高く、十把一絡げにしていないのは素晴らしい。

 



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2016年04月30日

2016.4.30レヴェナント:蘇えりし者」を観た。
ディカプリオの悲願のアカデミー主演男優賞受賞作。
ここまでやるかというくらいの壮絶な役。熊に襲われ、瀕死で仲間から置き去りにされ、冬の川に流され、生の魚やレバーっぽい生肉にかぶりつき、馬ごと崖から落ち、馬の死体を寝袋にして寒さから身を守る。確かにお見事です。
ただでさえ厳しい極寒の撮影環境の中、よく頑張りました。歴代のアカデミーの中でもダントツの努力賞に値するかも。なんていうかひたすら参りました。
敢えて難を言わせてもらうなら、いくらなんでも生命力あり過ぎでしょ。
実話をモチーフにしているのも驚きとはいえ、盛り過ぎ(^_^;) 
映像は自然光のみを使い人工的な照明を排除したらしいけれど、この主人公のバイタリティというか蘇えりが人間離れしていて不自然でしょ。
奇跡のサバイバルをこれでもかこれでもかと描いた後は、復讐劇へと転じ、実際の撮影で鼻を折ったという程の体当たり肉弾戦の迫力もハンパない。
すごい映画だということはストレートに伝わってくるけれど許容限度を超したシーンが多くて156分スクリーンを見ているのが辛かった。
監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」に続き2年連続の監督賞で、カメラマンのエマニュエル・ルベツキにいたっては「ゼロ・グラビティ」「バードマンあるいは(無知が もたらす予期せぬ奇跡)」に続き3年連続の撮影賞ということで快挙。
実は個人的には「バードマン あるいは(無知が もたらす予期せぬ奇跡)」の良さが全くわからずアカデミーの作品賞自体を納得していないけれど、本作は良い意味で成果を出したので各3部門で受賞した3人の異才に拍手。




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2016年04月26日

2016.4.2502
まさに満開
武家屋敷のしだれ桜
中国からの観光客の多さにビックリ
唯一の問題は駐車場でしたが、「1000円」と張り紙のある場所に停めると、向かいのお店のおじさんが、「何時間でもタダで良いよっ」と言って下さいました。
ラッキー ありがとうございましたっ




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秋田drive 

2016年04月24日

2016.4.2401
秋田の桜の満開の時に、家族で角館から車で30分程の宿「都わすれ」に泊まってきました。
も〜のすごぃ山道の先にある全10室の山の一軒宿。

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秋田drive 

2016年04月19日

2016.4.19

スポットライト 世紀のスクープ」を観た。
アカデミー賞作品賞受賞。昨年の受賞作「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」は万人向けとは思えずちっとも面白くなかったけれど、本作のオスカー受賞も納得かというと少々言葉に詰まる。
カトリック聖職者による子どもたちへの性的虐待というスキャンダラスな内容ながら全体的にあまりに地味。
あくまでも過剰な演出は避け事実に忠実にという狙いなのでエンターテイメント性は低い。
ただただストレートに4人の記者が過去の関連記事や資料から地道に取材をし関係者に連絡を取って核心に近づいていく様子を描く。
地元ボストンっ子の4人の記者にひけをとらない存在感だったのがフロリダからやってきた新任局長。そもそもこの問題を提起した人物だし渋く静かながら強い佇まいにその有能さが伝わってくる。
タイトルの‘スポットライト’とは、ボストン・グローブ紙の独自調査に基づく特集記事欄のこと。
この記事が世の中に出るまでには、途中2001年の9.11テロ事件も起こり、社会的にも社内としても混沌としていたのを経ての20021月に全米を震撼させる記事が掲載され、まさに世紀のスクープ報道となった。
こーいう一途な正義感と最後までやりぬいた“スポットライト”取材チームの記者魂には敬服。派手さはないけれど見るべき作品。

 



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2016年03月26日

2016.3.26

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」を観た。
前作のスーパーマン「マン・オブ・スティール」はLAで字幕なし鑑賞だったのでなんとな〜く観たカンジ(^_^;)だけだし、バッドマンは「ダークナイト」とAXNで放送中のTVドラマ「GOTHAM/ゴッサム」のみというこれまでのお付き合いがとっても浅い身にはわかり難い。
今更背景の説明の必要もないようなファン層をターゲットにしているとしか思えず、まるで一見さんお断りの常連さん向け作品。
バッドマンとスーパーマン以外になななんと‘ワンダーウーマン’なるお初のキャラの登場も「誰?」という謎のまま(^_^;)
スーパーマンの宿敵
レックス・ルーサーJr.役の金髪ロン毛のジェシーアイゼンバーグは、不自然にテンションが高くぺらぺらと早口でしゃべりまくる様子がウザくつかみどころがない。本作でのイメージを一新するラストのスキンヘッドでやっと馴染みの悪役キャラになった。
バッドマンとスーパーマンの母親の名前が両者の戦いで大きな鍵となるのもどうも説得力ないような。
ゴッサムシティ特有の暗鬱な世界観や2代ヒーローのビジュアルな映像は魅力的。



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2016年03月20日

2016.3.20

オデッセイ」を観た。
事故により一人火星に取り残されるという究極でサバイバルする主人公ワトニーをマットディモンが好演。
次に調査船が来るのは4年後で水もなく残された食料はわずか・・・絶望以外の何物でもない中、科学を武器に頭脳を駆使してハンパない行動力で難題をクリアしていく姿には魅せられる。
絶体絶命の大ピンチの時こそ人間の本性が表れるものだとしたら、ギャグをかましユーモアに溢れたキャラクターも別次元の頼りがいにも敬服。
仲間のクルーが残していったディスコ・ミュージックもストーリーとシンクロして功を奏している。
まさかこのサバイバル映画がこんなに明るいものだとは想像していなかったこともあって本当に味付けの上手さに感心。
試練を乗り越えようとする基盤が科学だからなんだか現実的かわからないながら説得力がある。
折れない心に元気がもらえるスーパーポジティブな作品。
ただ唯一アメリカのNASAと並んで描かれる世界最高の頭脳集団が中国というのはマーケットを意識したものだとしたらなんだかなぁ。ロシアじゃないなら昨年世界を驚かせたインドとかだったら良かったのに。



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2016年03月13日

2016.3.13スティーブ・ジョブズ」を観た。
スラムドッグ$ミリオネア127時間」のダニー・ボイル監督というから期待したのに・・・完璧に期待ハズレ。
主演はマイケル・ファスベンダー。同じタイトルの映画(アシュトン・カッチャー版)もあるし、亡くなったのが2011年と新しいしアップルのカリスマとしての記憶も新しいだけにステーブ・ジョブスの人生や関わりのある人たちについては今更説明も不要というスタンスで制作した映画なのかしらないけれど、さほど知識がない身には、登場人物の誰が誰なのかもわからないし、名前しか出てこないダニエル・コトキやガイ・カワサキに至ってはましてチンプンカンプンで一言で言えば不親切。
1984年のMacintosh発表会直前、88年のNeXT Cube発表会直前、98年のiMac発表会直前のドタバタした舞台裏を描いている。1984年はMacintoshが「ハロー」と言わないだので怒鳴っているし、1988年はアップルで追い出された経過でもめてるし、1998年はスタッフへの謝辞を言う言わないで責めてるし、各年代に絡む娘との関係性の変化も特筆すべきものはない。
スティーブ・ジョブズの片腕としてマーケティング担当者を演じたケイト・ウィンスレットがアカデミー助演女優賞でノミネートされたけれど、彼女の台詞からは仕事でもプライベートでも何に対してどう思っているのか伝わってこないのも含め総じてわかり難い。
アップルの知識がない方は予習が必要。


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2016年03月01日

2016.3.1

ヘイトフル・エイト」を観た。
猛吹雪の中のロッジに居合わせた8人による密室ミステリー。
全部で3時間近い長尺で6章構成になっている。3章で店にたどりついて以降は各自の駆け引きで事態は思わぬ方向にという全く予測のつかないノンストップ展開ながら、2章までの店に着くまでの駅馬車シーンがあまりに長いのが残念。
癖者揃いで何が真実で何が嘘なのかわからない怪しさ満点の会話の応酬に加え、タランティーノ監督らしい血どばっのバイオレンス色いっぱい。
ちょっとした会話から糸がほぐれていくような過程で南北戦争という時代ならではの思わぬ繋がりのある各自の背景も過去と現在を巻き戻りながら描いている。
舞台となっている「ミニーの紳士服飾店」の不味いコーヒー・シチュー・主のない椅子・メキシコ人の留守番等々 それぞれが重要な役割をもっていて伏せんがきちんと回収される展開は見事。
賞金稼ぎのサミュエル・L・ジャクソンの「リンカーンの手紙」が効果的なスパイスとなってくる。
どの登場人物も存在感たっぷりで見ごたえ十分な中、紅一点のお尋ね者ジェニファー・ジェイソ・リーの演技は圧巻でアカデミー助演女優賞にノミネートされたのも納得なだけにどーせならオスカー受って欲しかった。

 



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2016年02月21日

2016.2.21

X-ミッション」を観た。
「世界トップアスリートによる、至上最もガチなアクション!」というだけあって、モトクロス、サーフィン、スノーボード、ウィングスーツフライング、ロッククライミングなど全てが、まぁとてもCGなしとは思えなく超超超人間離れしたアクションは本当にお見事。
休む間もなく仲間が一人また一人と脱落していくプロットが想定できるのでハラハラドキドキでもう怖くて正視できない。
FBI捜査官がアスリートチームによる犯罪集団に潜入するプロットにおいてその犯罪目的となっている8つの修練というのがどうもぼやけているのが難点。
多数のダイアモンドをを盗んでインド・ムンバイの貧民窟に撒き散らし、空飛ぶ現金輸送機から札束をメキシコの村の上空で解き放つなど、当初は貧しい地域へ向けた意図のある犯罪かとおもいきや、亡き活動家オザキが目指していた修養でそれは環境保全がどうのこうのだとかわかりにくい。
「オザキ8」が「フォースの噴出」「空の誕生」「大地の覚醒」「荒れ狂う水」「風の躍動」「氷の生命」「六命の極意」「究極の信頼」というものらしいけれどそれも観念的でさっぱり伝わってこない。
とってつけたようなストーリーが邪魔なのでただただアクションと自然の迫力を堪能するのが正しい鑑賞かも。

 



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2015年12月27日

2015.12.27

007 スペクター」を観た。
オープニングは女性とタコがぐにゃぐにゃしていてグロいんだけれどアーティスティック。なんでタコ?の謎はタイトルにもある悪の組織スペクターのマークということで後ほど明かされていく。
サム・スミスによる主題歌は前作「スカイホール」のアデルの歌声と同様に今回もとってもダイナミックでスタイリッシュな世界観へ誘う。
なにはともあれ最初の舞台のメキシコの‘死者の日‘のシーンが迫力満点。ゾンビ風に化粧した群衆で埋め尽くされているお祭りをクレーンと空撮で丸ごと収める映像に圧倒された。ここがあまりにすごくてその後、ローマのカーチェイスやオーストリアの雪山アクションやモロッコの列車アクションがフツウに見えてしまったような。
ダニエル・グレグは相変わらず華麗でまた再会できてそれだけでもうれしいんだけれど、細かいところでつっこみどころも気になる。
脳への拷問シーンはいくらなんでもいただけない。ダメージあり過ぎてその後のアクションには?だし、本作の2人のボンドガールが微妙。最年長というモニカ・ベルリッチの出番が一瞬で後の展開に絡んでこないし、もう一人のボンドガールがなんだかイマイチ印象が薄くこの人に惹かれるのが理解できなかった。
今回ボンドが対峙していくのが自分の過去なのでこれはやはり前作「スカイホール」の流れを汲んでいてそれが本作で完結していることや、ラストシーンでボンドが取った行動も相まってやはり噂通りに本作でダニエル・クレイグ版007は最後になるのかもしれないと思わされた。



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2015年11月23日

2015.11.23

サバイバー」を観た。
ロンドンの米国大使館で働く女性外交官が爆破テロの濡れぎぬを着せられた上に、国家と警察と殺し屋から追われながらもアメリカに迫るテロに向かっていく。
主人公がきわどいところをかわしながらきちんと逃げていくのは逃亡サスペンスでは予定調和のストーリー。
主人公を演じるのがミラ・ジョヴォヴィッチだからなのかイメージそのままのスーパーウーマンぶりはいつも通りなんだけれど、よくよく考えると査証発行業務という外交官が何故こんなに強くて殺し屋に立ち向かえるものなのか疑問。
友人を9.11で失っているという設定やNYをテロから守るという大義名分はあからさまでちょっと狙いすぎなような。
ラストの舞台をを大晦日のNYタイムズスクエアのカウントダウンのボールドロップにしていたので、思わずロマンティック・コメディ「ニューイヤーズ・イブ」を思い出した。
今年も残り少ないし一足先にあの一大イベントの喧騒を味わえたのは良かった。
今年も無事にカウントダウンを楽しめますよ〜に。



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2015年11月22日

2015.11.22

「リトルプリンス星の王子さまと私」を観た。
なんて長ったらしい邦題なんでしょう。原題は「THE LITTLE PRINCE」。
サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」をベースに、少女を主人公にして「星の王子さま」の後日談を描いたものなので「星の王子さまと私」だけで十分なような。
少女とおじいさんを中心にした現実は3DCGアニメで、、「星の王子さま」の物語はストップモーションアニメでその分けた世界観が素晴らしい。
絵本の世界のあったかさ純朴さがダイレクトに伝わってきた。
今どきの教育ママと娘の規則的な暮らしぶりと隣家のおじいさんの自由な暮らしぶりが対極。
星の王子さまが‘子供の心を失ってしまった大人に向けての示唆’なのでこのおじいさんそのものが‘失っていない大人’の象徴になっているし、冒険に出た少女が見た‘その後の王子さま’は、もはや子供でなくなった大人の象徴になっている。
この後半の展開が意外だったので意見がわかれそうだけれど、そこの部分こそがいつの間にか子供の心を失った大人たちにこそ向けられた物語となっている。



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2015年11月21日

2015.11.21

コードネーム U.N.C.L.E.」を観た。
1960年代に大人気を博したTVシリーズ「0011 ナポレオン・ソロ」を、ガイ・リッチー監督が映画化。
タイトルのU.N.C.L.E.とはUnited Network Command for Law and Enforcement=法執行のための連合網司令部。
CIAエージェントのナポレオン・ソロ(ヘンリー・カヴィル)と、KGBエージェントのイリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)の米ソ2人組みスパイコンビが大活躍。
ソロは高級スーツを着こなしプレイボーイでお調子者、片やイリヤはタートルネックがトレードマークで生真面目な努力型で怒りっぽいとキャラ分けが出来ていてこの2人の掛け合いが楽しい。ヒロインは鮮やかなファッションが似合ってチャーミング。
3人ともそれぞれ魅力あるのだけれどなんと一番印象に残ったのが悪役のヴィクトリア(エリザベス・デビッキ)だった。すんごい存在感でパリス・ヒルトン系のお高くとまった顔立ちをゴージャスにした感じでその冷たい美しさに目が釘づけ。エゴイズムの塊みたいな悪女にモノトーンのファッションが似合ってるったらない。これもしシリーズ化されてもこの悪女にもう会えないのは寂しい限り。
1960年のおしゃれなファッション・レトロなヴィンテージカー・美しい街並み・豪華なホテルとどこを切り取ってもラグジュアリーな世界観が楽しめる。
ラストで明かされるのが、この映画がU.N.C.L.E.の結成秘話を描いているということでこれが「0011ナポレオン・ソロ」に繋がっていく。



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2015年10月25日

2015.10.25

マイ・インターン」を観た。
若い女性経営者とそこにやってきた70代のシニア・インターンを描く。
‘恋に仕事に頑張るあなたに捧ぐ’ということで明確に女性をターゲートにしているし、アパレル会社が舞台ということもあり確かにおしゃれ感満載ではあるけれど、ある意味シニア・インターンの物語ともなっている。
というワケで高齢男性がこの手の映画を好むかはさておいて女性ばかり狙うのはもったいない。なんたって一点の曇りもない‘理想のインターン’を演じているはあのロバート・デ・ニーロだし。前向きでユーモアと優しさと気配りがあって立ち位置をわきまえた完璧な紳士像で出来過ぎとはいえ観ていて癒される。
鑑賞に当たって何も身構えたり肩肘張ったりしなくて良いし、基本的に良い人しか登場しないので精神的に一息つきたい時に向いている。



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2015年09月01日

2015.9.1

ナイトクローラー」を観た。
タイトルは‘パパラッチ’の通称。
報道パパラッチとして成り上がっていく一人の男ルーのブラック色にまみれたサクセスストーリー。
学歴もコネもない自分の天職に頭角を現していく中で倫理観を逸脱してどんどんやばい方向に向かう薄気味悪さ。
高視聴率の為に過激映像を欲しがるTVのニュースディレクターのニーナもそれに応えようとするルーも同類なんだけれど、手放しで批難できないのは、その裏には刺激的な映像を求める視聴者の一人として自分もいるわけで、なんというか封鎖しておきたい心の病みに心当たりがあるからなのかも。
マスコミに対して真実を報道すべきというのが正論だけれど報道サイドでは視聴者が望むものをというのも曲論。
ルイスがビジネスの成功哲学を実践していく上での台詞の「My motto is if you want to win the lottery you have to make the money to buy a ticket.」や「I’ll never ask you to do anything that I wouldn’t do myself」がまともなだけにオブラートで包まれた中身が逆に不気味。
確かにこれまでみたことのないようなエンディングでアカデミー脚本賞ノミネートも納得。
ルー演じたジェイク・ギレンホールは根拠の無いプライドと野心だけはある貪欲な恐るべき主人公を怪演している。



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2015年08月31日

2015.8.31

女神は二度微笑む」を観た。
踊らない歌わないだけでそれ自体話題になるのがインド映画でこれも脱線なしのサスペンス。
一ヶ月前ロンドンからコルカタに出張に行って突然失踪した夫を探しにきた妊婦ヴィディヤが主人公。
コルカタ?馴染みのない地名だけれど大都市でどうやらカルカッタのことらしい。
インド特有のごちゃごちゃ感とも言える猥雑さがたまらないスパイスになっている。単なる夫探しのハズが探せば探すほどに夫の正体が謎めいてきてテロ犯罪・スパイ・諜報員となにやらとんでも展開になってくる。伏線がはりめぐらされ利用したつもりが利用されていたという練られたストーリー。
急展開を見せるラストでの赤と白のサリーを纏った人々によるドゥルガー・プージャーの祭‘が重要な役割となっていて、ここでの展開は見事。
この映画がハリウッドでリメイクされるというけれど、ここらへんはどうなることやら。ニューオリンズのマルディグラ祭なら、さしずめ紫緑金だけれど(^_^;) 
原題は「KAHAANI」で’物語‘とのこと。なんだかなぁという邦題は、ドゥルガーはヒンドゥー教の戦いの女神で、優雅な容姿と激烈な気性を兼ね備えたその極端な二面性をベースにしたというけれど、とってもわかり難い。
主人公をベースに考えると「女神は二度泣く」が正しいような。



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2015年08月12日

2015.8.12

バケモノの子」を観た。
サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」の細田守監督なので期待大。
人間とバケモノの世界における少年九太の成長を描く。
人間界の‘渋谷’と偶然見つけた出入口の向こうのバケモノ界の‘渋天街’のディテールの細部にわたる描写はお見事。
渋天界を舞台に荒っぽく不器用な熊鉄とヤンチャな九太の奇妙な師弟関係に絆が築かれていき両者が成長していくのが描かれる。
熊鉄の悪友2人の声を演じたリリー・フランキーと大泉洋がとてもしっくりきていた。
が、九太が久々に再び人間界に戻ってからは、う〜ん全体的に散漫になってきたような。渋天街の後継者争いや高校生の恋や父息子の確執などあれもこれもでつめこみ過ぎた感がある。こーいう話につじつま合わせを期待するのもそもそもナンだけどいつの間にか自由に人間界とバケモノ界を行ったり来たりできるようになっているのも謎だし。
クライマックスの闇の象徴の一郎彦との戦いも唐突だし重要な意味を持つ「白鯨」もどうもピンとこなかったのが残念。



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2015年08月01日

2015.8.1

セッション」を観た。
名門音楽校に入学した主人公と伝説の鬼教官の師弟関係を描く。
原題「whiplash」は実際映画で練習されるジャズの曲名でもあり「鞭で打ちまくる」という意味もあり、この映画の‘狂気’を示す似た発音のタイ語の「whip pa laad」もあるというのでそのままでも良かったかも。
教官フレッチャーを演じたJ.K.シモンズがアカデミー賞で助演男優賞受賞。確かに有無を言わせない悪魔的役作りで申し分なく、同時に驚いたのが、主人公ニーマン演じたマイルズ・テラーの熱演も素晴らしいし、若きデイミアン・チャゼル監督が長編一作目というのも驚くに値する。
今までの観念を覆すとんでもないぶっとんだ作品。
とかく師匠が弟子をしごきまくるというのは敢えて憎まれ役の鬼になってつき離しその悔しさから学ばせて成長させその根底には愛情があってこそだし、音楽という崇高なものを極めようとする人は感性が鋭く人間的にも感受性豊かというイメージがあるのだけれど、ととととんでもなかった。
ここにあるのは虐待・パワハラ・極悪非道・暴虐無人・復讐etc 本当にコワ〜い。でもでも本当は良い人かも という淡い期待も望みも救いも通用しない。こんなの嫌〜って内容なんだけど全く予想できないラストは鳥肌もので圧巻。
全てが昇華されるかのような音楽のすごさに打ちのめされる傑作。



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2015年05月08日

2015.5.8

龍三と七人の子分たち」を観た。
北野武監督ということで連日による出演者による宣伝も派手。
元ヤクザの老人達が結束した‘一龍会’vsオレオレ詐欺などの犯罪グループ‘京浜連合’ 。
何はともあれ主演の藤達也をはじめとする平均年齢72歳のベテラン俳優陣が嬉々としている。この映画ならではの一同に会した顔ぶれがここまでやっちゃう的なコント要素のサービスショットも北野武ならではということなのかも。
年老いて一人でいる姿は孤独がつきまとうだけに集まってはしゃいでいる姿を見ているのは楽しそうで何よりなんだけれど、子供じみていてそれほど笑えないのがななんだかなぁ。
親分の女装シーンも、なんとあの藤竜也がハイヒールにシャワーキャップ姿になっちゃいます的にそれ自体が目的だったんじゃないかとさえ思える。
龍三親分・若頭のマサ・はばかりのモキチ・早撃ちのマック・ステッキのイチゾウ・五寸釘のヒデ・神風のヤスというキャラ設定もなんかストーリーに活かしきれていなくなんだか惜しい。



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2015年04月16日

2015.4.16

エイプリルフールズ」を観た。
豪華出演者よりも「ALWAYS 三丁目の夕日」 「キサラギ」 「リーガル・ハイ」など実績のある古沢良太脚本に惹かれての鑑賞。が、期待が大きかったせいかあまりに散漫で拍子抜け。
「レストラン大惨事」「ロイヤル夫婦の休日」「ヤクザによる誘拐」「占い老婆」「宇宙人の少年」「42年ぶりの生還」「2人の大学生」の7つのオムニバスが微妙にからんでくる。とはいっても「キサラギ」のようにいくつもの伏せんがつながって行くアッと驚くストーリー展開にはほど遠い。
それぞれのエピソードになんらかのつながりはあるにはあるけれど面白くない。あり得ない報道番組の嘘報道も指名手配中の人物がレストランで堂々と食事なのも豪華なデートするのにわざわざ皇族を名乗るのも無理がある。一般女性が銃を撃つのも?だし、あのラストは本当にhappy endと呼べるのかもかなり疑問。
感情移入できない上にバカバカしく騒々しい場面が多いのもマイナス。

 



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2015年04月14日

2015.4.14

おみおくりの作法」を観た。原題は「Still Life」一見邦題によって「おくりびと」のイギリス版かとも思わせるようなマーケティングが見え見え。
死に関わる地味な職業の役柄ながらも「おくりびと」はイケメンのキャスティングなのに対しこちらは外見ばかりじゃなく内面も徹底的に地味。
自己主張せず‘ひとり’だけど孤独じゃない主人公ジョン・メイを演じたエディ・マーサンは賞賛に値する。効率を求める上司に疎まれながらも誠実で丁寧に仕事をし、故人を見送るために音楽を選び弔辞を読み写真をアルバムに収め故人一人一人に向き会う。
職業柄もあるにせよちゃんと眺めも日当たりも良い絶好の場所にお墓の準備もして‘その時’に備えているのもいかにもジョン・メイらしく、たとえ人生予定通りいかなくてもそれは決して不幸なことじゃないというのも目から鱗。
ジョン・メイは自分が納得するやり方で仕事をしたにすぎないのだけれど人の為に生きるっていうのはそれが故人のためであっても自分の幸せにつながってくる。

人知れず良いことをしても報われなく誰にも認められないことが多々ある人生だけれど、実は誰かがそれをちゃんと見ていてくれているんだよというあったかいメッセージも含まれていて、悲しいハズのラストなのに幸せな気持ちになれる素晴らしい作品。



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2015年04月12日

2015.4.12

ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」を観た。
「ビッグコミック」で連載された、いがらしみきおの漫画「かむろば村へ」を映画化。
もともと漫画が原作だからそれに忠実なのかもしれないけれどせっかく良い材料がそろっているのに全体としてとっちらかった感があり軸がなくぼやけた印象。
良い材料というのは‘触れない使えない欲しくない‘お金から逃げるように田舎へやってくるという設定やワケありの登場人物なのだけれど、展開が途中から暴走していく上に、キャラの作りこみがあまりに漫画チックでコントのようでどうも浮いている。
監督・脚本そして謎の男として主演までしている松尾スズキ色を出す為なのか一癖も二癖も加えたために逆に迷走したような。
お金に固執しないというのはできそうでできないことだけにもっと胸に響く問いかけをくれるような作品であって欲しかった。



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2015年03月30日

2015.3.30

シェフ 〜三ツ星フードトラック始めました〜」を観た。
2015年に、マイアミ・ニューオリンズ・ロスと行ってきたばかりということもありズバリこの3地点を押さえたロードムービーというのはそれだけで運命的なものを感じてしまう。
何もかも失った料理人の再出発をアメリカ南部の各地域性も入れながら父息子の距離感の変化も描く。
主人公の元妻がラテン系で自身の故郷マイアミが再出発の地点となるだけあり、全般的にラテンの明るさに溢れているのが良い。
ボロボロのトラックを洗ってペイントしてのフードトラックの新たなスタートにワクワク。
‘キューバサンド’ってあまり一般的じゃないけれど、マイアミではキューバレストランがめちゃ多くそして大人気。なのでネーミングにキューバと付くこと自体が美味しそうなスパイスになっている。
製作・監督・脚本・主演を務めたのがジョン・ファヴローで、その経歴ゆえの人脈か他のキャストも豪華。
今どきの話としてBlogTwitterYoutubeが絡んでくるのがミソ。
この映画ではレストランやシェフが料理評論家や一般人による批評に敏感になっていることが、実は監督自身のいる映画界にそのまま当てはまるだけに、主人公カールの「傷つくんだ」という台詞も切実に伝わるような。
人知れず10歳の息子が制作した思い出のつまった動画にジ〜ンとなってしまった。
元気をくれる前向きな明るい作品。




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2015年02月22日

2015.2.22

McFarland, USA」を観た。
実話に基づいたディズニー映画。
ケビン・コスナーの主演映画「Black or White」とともに良作にもかかわらず何故かこちらまで日本未公開。何故???
バラバラだった生徒達を時には音楽で時にはスポーツでまとめあげ成果を出すという映画は相当数あり、プロットとしては王道ながらも心を打たれた。
タイトルのマクファーランドはカリフォルニアにあり主にメキシコ系の移民の町。地理的には近くのベイカーズフィールドの所謂アメリカ白人のコミュニティとは一線を画している。
ハンバーガーを食べたくてもそれさえなくタコスなどメキシコ料理というのも象徴的。
先生役のケビン・コスナーが、白人コミュニティにも属さず、住んでいるメキシコ系コミュニティにも属さないという異質な中途半端な立場から自身を確立している姿が、まとまっていく生徒の成長とともにリンクしながら描かれている。
この現代に親の農業を手伝いながらアメリカの田舎町で走って学校に通う生徒達がいるというのも驚きで、アメリカの移民問題の一端を表している。
エンドロールではすっかり‘おじさん’となった映画のモデルとなった実際の生徒達の‘今‘が映し出され胸が熱くなった。



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2015年02月21日

2015.2.21

アリスのままで」を観た。
ジュリアン・ムーアがアカデミー主演女優賞を受賞。
若年性アルツハイマーに見舞われた主人公アリスと家族の苦悩を描く。
人一倍インテリで仕事と家庭を両立しエクササイズなど自分のケアも欠かさない順風な中での発症だけに、医者の「高学歴ほど・・・ 遺伝が・・・」は、あまりにストレートで実際そんなものだとしても容赦なくドライ過ぎるような。
自分ではどうしようもない症状の進行への不安や恐怖は正当派手法で淡々と描かれていく。
学者だけあって自分の今後を先読みした故の付せんに基づいてのある行動のシーンは思わず息をのんだ。
ただアルツハイマー患者がおかれる環境という点では、経済的に問題なくサポートしてくれる家族もいてかなり恵まれている例といえる。
「癌の方がマシ」という台詞は是非がありそうだけれど強烈に印象に残った。



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2015年02月15日

2015.2.15フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を観た。
全世界で累計1億部を超える大ベストセラー小説の映画化。
日本では全く受けずに不振に終わったというけれど各国で興行成績1位を記録。これほど人気とは思わず行ったマイアミの映画館も超話題作で超満員。
こちらは女友達を鑑賞したけれどカップルも相当多かった。カップルは映画の帰りにロープでも買ったりしてネと軽口をたたいていたら 翌日、語学学校の先生もカップルで鑑賞していたことがわかり大笑い。まぁこーいう面にオープンな国ではある意味需要が多いのかも。
女子大生アナと若く有能だがサディストの性的嗜好を持つ大富豪のグレイとの恋愛。
タイトルはこのワケあり男の名前を入れて「50通りに歪んだグレイ」とわかりやすい。
大抜擢されたのがモデルなどの経験を持つ正統派美形ジェイミー・ドーナン。
夢みる女子大生に高級車やらファーストクラスをプレゼントするやら、ヘリコプターで夜景遊覧やらグラインダーやら あり得ない程のお金持ちのイケメン王子様が一癖あったというハーレクインの世界。
やたら何度も登場する 契約書contractという言葉を覚えたことが大きな収穫。



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2015年02月08日

2015.2.8

「ベストマン −シャイな花婿と壮大なる悪夢の2週間−」を観た。
原題は「The Wedding Ringer」。
アメリカと日本の結婚式の違いもあり馴染まないせいか或いは後半のドタバタの中のあるシーンが問題なのかどうか日本未公開。
とにかくノリの良いコメディでなんとリピートして鑑賞。
アメリカの結婚式には双方のお友達で構成される付添い人のグルームズマンとブライズメイドがいて、お揃いの衣装を着てかなり式の重要な役割を果たす。ってことで2週間後に結婚式をひかえているお友達のいない花婿ジミーが所謂付添い人エキストラの斡旋会社に依頼することに。この道のプロがタグ(ケビン・ハート)でその手腕は確かにハンパない。
ケビン・ハートはかつてのエデイー・マーフィーを彷彿させる軽妙なマシンガントークが冴えていてこの人の一挙一動を見ているだけで明るくなれる。
この根っからの喜劇人キャラと友達のいないジミー演じたぱっとしないジョシュ・ガッドの異質の存在感の対比が絶妙。
ある意味お決まり路線ながら笑えてちょっと胸が熱くなった。



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2015年02月07日

2015.2.702

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を観た。
この無駄に長いサブタイトルはワケワカメ。原題は「Birdman」とシンプル。
今回はアメリカ滞在中の鑑賞で珍しくアカデミー候補作品もほぼ鑑賞済みという中でこれが一番つまらなかった。なのになのにこれがオスカーとは・・・。がっくりというか納得できない。
評価高いのはカメラワークだのドラムスだけの音楽といった撮影技法のようだけれど重視されるのはそっち?よくわからない劇中劇や台詞に加えて妄想も被ってCGシーンも全く面白くない。演劇界や映画界の通向けで観る人を選ぶってことかな。
ラストで娘が見たのは果たしてバードマンだったのかどうかはっきりとされていないけれど表情が明るかったのが救い。

 



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2015.2.701

Black or White」を観た。
日本未公開。確かに親権を争う構図が黒人vs白人なのは馴染みないとはいえ、ケビン・コスナー主演だし孫娘の親権を争うというシリアスな内容ながらユーモア交えてほんわかするシーンも多く何故にこれが日本未公開作なのか疑問。
白人祖父役のケビン・コスナーと黒人祖母役のオクタヴィア・スペンサーの対峙が見所。
アル中の祖父とジャンキーな父親とどっちもどっちなところもなんとも言えないけれどこの映画は数々の対比を描きながらも根本は差別じゃないところがミソ。祖父は肌の色が原因で争っているのではなく純粋に娘を傷つけた男を嫌っているだけだし、双方ともかわいい孫娘を愛する気持ちは変わらない。
孫娘のチリチリボンバーヘアに苦戦するケビン・コスナーのシーンには苦笑。
それにしても子役がチャーミング。



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2015年01月25日

2015.1.25

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」を観た。
アカデミー賞脚本賞受賞。
英国政府が50年間も隠していた天才数学者アラン・チューリングの実話。それにても邦題長すぎる。あまり馴染みのない人物ということもあるのか副題が‘エニグマと天才数学者の秘密’というあまりに説明的でなんとセンスないことか。原題はシンプルに「The Imitation Game」。
字幕なしのブリテッィシュ英語は本当にきつくぼやっと内容はなぞっただけという理解度なので多くは語れない。
ちょっと変わり者の主人公は実はアスペルガー症候群だったということで、そのあたりは繊細なことだけに異質ぶりをユーモアを交えて描いたのは良かったと思う。カンバーバッチの名演が凄い。
‘エニグマ’の解読への過程もスリリングで、この人ありきの現在のコンピューターにつながっているまさに「天才数学者」ながらも、ある‘秘密’も含めて悲運の人生を歩んだことが不条理すぎる。
生まれる時代が悪すぎた。



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2015年01月24日

2015.1.24

96時間/レクイエム」を観た。原題は「Taken3」
リーアム・ニーソンってここんとこ、何かに追われながら真相を突き止めるみたいな似たイメージの役柄が多くて、ある意味予定調和。
今回は娘を助ける父親という設定なのはわかるけど、じゃ娘さえ助けられたら何でもアリなのかというくらい一般人の犠牲には目もくれない。
どんな絶体絶命にも不死身なのも、そもそもでITに長けている元CIAが勝手にスマホをいじられるほど不用心なのもまぁご都合主義。
フォレスト・ウィテカー演じるドッツラー警部はなかなか味があるものの証拠のベーグルって食べちゃっていいの???だし、きりがないくらいこーいうつっこみどころは全般にわたっている。
映画の本筋とはちがう次元でこれはこれで楽しめるからまっいいかっ。



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2015年01月18日

2015.1.18

アメリカン・スナイパー」を観た。
アメリカ軍で160人以上を殺した最も強い狙撃手と言われる実在したクリス・カイルの自叙伝を元にしている。
ピンとはりつめた戦場の容赦ないシーンに胸がつまる。
アメリカの映画館で鑑賞したこともあって、ライバルのムスタファとの息をもつかせない戦いに決着が下りた時は歓声と拍手がおきた。
本作は敵サイドの市井の人々の状況も描かれていて、敵=ゾンビのように捕らえていないのも良かった。
唯一気になったのはネットでも盛り上がっているように赤ちゃんがいかにも人形な点でこのフェイクbabyの不自然さはもったいないことこの上ない。
想像もつかなかったクリスの‘その後‘はある意味ドラマティックすぎるとも言えるものであったけれど、そこを敢えて実際のニュースフィルムを流すことで間接的に描いたのは無音の効果もあって強烈にずしんとくる。
160人以上を殺したヒーローということでステレオタイプのアメリカ万歳的かというと とんでもなくそれとは対極の「殺されるも地獄、そして人を殺すも地獄」という“反戦映画なのがクリント・イーストウッド的とも言える。






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2015年01月13日

2015.1.13

グローリー/明日への行進」を観た。
正確には滞在先のアメリカでの鑑賞なので原題は「Selma」。セルマといってもピンとこないのは確かながらも邦題が「グローリー 明日への行進」と仰々しいのが気になる。
たまたまこの鑑賞の半月前にアトランタのキング牧師国立歴史地区にて公民権運動時代の活動の写真などを見学し、その際にアカデミー賞にノミネートもされている本作についても耳にしていたので、これはまさにタイムリーだった。
1965年アラバマ州セルマで起きた血の日曜日事件を題材に描いた実話。
人種隔離政策が徹底されたセルマで黒人たちの命懸けの大行進。
ただ歩くということがどれほどほど当時困難で大きな勇気ある行動だったのか、この時代が今からほんの50年前ということに今更ながらショックを受ける。
教会の爆破シーンから始まる冒頭がインパクトあった。
敢えてラストにキング牧師に襲い掛かる悲しい暗殺事件を描かなかったことは、権利関係を所持する遺族の意向が関係していたのもしれないけれど意外。
最近も人種差別による事件が繰り返されるのを聞くに付け、これは大きな1歩であることは間違いないながら根の深さにやりきれなさを感じた。


 



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2015年01月10日

10

ホビット 決戦のゆくえ」を観た。
五軍の戦いいよいよファイナル。予想通りの手法ながら待ちに待ったスマウグとの戦いも見届け、様々な種族の駆け引きとそれを超えた愛をからめながら、ビルボは目覚しい成長をしていく。
「ロード・オブ・ザ・リング」のフロド(イライジャ・ウッド)と比べてもなんだかぱっとしないという印象だった主人公(マーティンフリーマン)も逆にそのフツウさ故に感情移入しやすかったかも。エンターティメント性が高くこのシリーズは完成度の高いまさにアトラクション映画。
トーリンが示すごとく忠告も震源も届かない欲への弱さを描きながらも欲にからんだ者には天罰が下るというお約束に十分すぎるほどの心地良さを味わい尽くせた。
乗り越えたとろこでのガンダルフとビルボのツーショットシーンには言葉はいらない。
この壮大な世界観を「ロード・オブ・ザ・リング」とは違う角度で見事にまとめてくれたピータージャクソン監督に拍手。



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2014年10月29日

2014.10.29

ジャージー・ボーイズ」を観た。
1960年代に数々のヒット曲を生んだ4人組ザ・フォーシーズンズの軌跡をクリント・イーストウッド監督が描く。
劇中に時代考証も含めてか当時のイーストウッド出演の「ローハイド」が映るというサービスシーンもあり。 
「地元を出る方法は3つ。“軍隊に入る“でも殺される。“マフィアに入る“それも殺される。あるいは“有名になる“......俺たちはあとの2つだった」という冒頭の語り口でぐっとつかまれる。
ショービズ界の成功者にありがちな仲間の裏切り・家族との溝・生い立ち絡みでかかわってくる裏社会は、まぁお約束ともいえる展開で謂わば業界の‘あるある話’。
メンバーが入れ替わりながら当時の背景や心境をナレーションで語らせる演出が効果的。
メロディアスな曲にフランキー・ヴァリのハイトーンヴォイスが響き♪シェリー・恋はヤセがまんetc珠玉の名曲に酔い そして♪君の瞳に恋してる の誕生秘話に思わずジンとなる。
1990年ロックの殿堂入りになりオリジナルメンバーが25年ぶりに集まるシーンも色々あっただけに感慨深い。
エンドロールでは舞台のカーテンコールさながら出演者が衣装のまま往年のヒット曲を歌って踊る中、今回マフィアのドンを演じハンパない存在感のクリストファー・ウォーケンがこのラストで軽快なステップをみせてくたのは嬉しいサプライズ。



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2014年09月03日

2014.09.03

STAND BY ME ドラえもん」を観た。
藤子・F・不二雄の生誕80周年を記念して製作された「ドラえもん」初の3DCGによる映画化。
お馴染みのドラえもんもTVで観なくなってどれくらい経つのか…? 特に声優が一新して、新ドラえもんの声が水田わさびになってから10年間は無沙汰だったので月日の流れに自分でも驚く。
冒頭から馴染みのあるドラえもんのひみつ道具の登場にわくわく。
いつものび太が難なく使いこなしているタケコプターも慣れるまでの様子が3D映像もあいまって危なっかしさがスリリングで一気に引き込まれる。あこがれの空飛ぶ夢も3Dだからこそ実感できるのが新鮮。
このままだと借金まみれでぱっとしない未来なのを、ずっと好きだったしずかちゃんと結婚し幸せになるよう変えていけるのか?というのがテーマ。
のび太は、ドジで、意気地無しで、勉強が嫌いで、運動神経が悪くて、泣き虫で、面倒くさがりで・・・だけど、自分よりしずかちゃんの幸せを願うところがミソ。出来杉君にしずかちゃんのことをお願いしたり、自らは嫌われようとしたり、ジャイアンに一人立ち向かう様子も、なんか不器用だけど一生懸命でのび太らしい。もう泣かせるよねぇ。
時代設定が1970年半ばという昭和の時代設定もうれしい。なんでも八木竜一監督と「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴が共同監督だそうで、そりゃ昭和の描き方はさすが。
まぁそれから14年後があまりに近未来都市になっているのが突っ込みどころだけれど、描かれている首都高や街並みはワクワクするほどダイナミックでそれだけでも楽しめる。
もちろん子供は楽しめるだろうけれど、もしかしたらなんか酸っぱい気分になってしまうもうドラえもんを卒業したつもりの大人向けの映画なのかもしれない。



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2014年08月03日

2014.08.03GODZILLA ゴジラ」を観た。
主人公は日本で起こった原子力発電所の事故で、母を失ったフォード。それにしても原発が地震で倒壊ってまるで福島なので、冒頭からその直球ぶりに驚く。親とフォードのエピソードが良いので妻子のドラマは余分だったかもしれない。
ムートーの出現で日本から始まる各地のパニックは原爆・水爆から原発事故まで、延々と罪深い過ちを繰り返す人類への警告。ムートーは放射能を食べるだけでなく常に電磁パルスを放っているという設定も見逃せない。
現在進行の原発を絡めギャレス・エドワーズ監督が「21世紀版ゴジラ」を作ってくれた。ただの怪獣映画としての娯楽性にだけ逃げ込まずに、そこにある現実的な問題と正面から取り組んだ。日本映画として描けそうにもない原発・核・東日本大震災とリンクするものを絡め踏み込んだ点はすごいことなのかも。
最新VFXを駆使したパニックシーンはド迫力でハワイの大惨事はまるで東日本大震災の津波シーンを彷彿させる。次々に街が飲み込まれて破壊されるシーンは震災直後だったら直視できなかったかもしれない。続いてラスベガス・サンフランシスコと馴染み深い街での大暴れはそりゃもう破壊の極み。
ゴジラが全身を現して咆哮するシーンは本当に迫力がありこれぞ「ザ・ゴジラ」という感慨にふける。
あっラストにゴジラが静かに海に戻るのだけれど、あのサンフランシスコは高放射能エリアとなったので、、同じく放射能で生きているゴジラが摂取してから姿を消していてくれたこと願います。


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2014年07月18日

2014.07.18ジゴロ・イン・ニューヨーク」を観た。
てっきりウディ・アレン監督作かと思いきや・・・主演のジゴロを演じたジョン・タトゥーロが、監督、脚本をこなしたという。
映画は粋でシニカルな台詞やしゃれた街並みの映像にJAZZの名曲とまるでウディ・アレン作品を見ているような気分。
NY
ブルックリンを舞台に、不況のあおりを受けた本屋と花屋の凸凹2人がジゴロ業をはじめる。
ポン引き役のアレンのマシンガントークが絶好調で、対するジゴロ役が寡黙でこの2人の醸し出す絶妙な間がたまらなくおかしい。
1957年生まれで若くもイケメンでもないフィオラヴァンテがなぜか人気に・・・実はダンスも料理も得意で物静かで女性にそっと寄り添いこの年齢ならではの哀愁が漂いetc…新たに発掘した側面は本人たちも目からうろこであったろうと思われ、歳を重ねていればこその渋さが魅力になるっていう男性の特権にスポットを当てたところがなかなか。
よりによってジゴロが厳格なユダヤ教宗派の高名なラビの未亡人に恋をするというのも 奇天烈な発想の延長なのかもしれない。
小粋に都会をスケッチするように描いたなんともおしゃれで粋な作品。


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