先々週、僕のレテパシーズのMV撮影で幕張の海に行った時、わりと待ち時間があったので
砂浜に寝そべって、大志君が持ってきていた太宰治の短編集を読んでいた。
ここ2,3か月、膨大な時間とお金を音楽とお酒に使い、心身懐、全てが疲弊していた。
そんな状態だったから、僕はドストエフスキーか太宰が読みたくなってしまったけど
それらを読んでも、駄目で怠惰な自分を慰めて肯定する以外にメリットはなく
自分にも周りの人にも悪影響しかない、ということが分かりきっていたので避けていた。
が、据え膳食わぬは男の恥、とばかりにその日は読んだ。
ドストエフスキーはほぼ全部読んだし、一番好きな作家はと問われたら
躊躇いなくドストエフスキーと言うくらい好きだけど
太宰治は有名作しか読んだことがなくて、初めて「東京八景」という短編を読んだ。一気に読み終えた。
悪影響どころか、僕は元気が出た。
死後半世紀経っても、世界で読まれ続けている名作を多数書いている天才が
存命中は貧困に喘ぎながら、自分の身心を削るように書き、飲んでいる。
凡才な僕は、もっともっと、やらなきゃいけないんだ、と。
砂浜に寝そべって、大志君が持ってきていた太宰治の短編集を読んでいた。
ここ2,3か月、膨大な時間とお金を音楽とお酒に使い、心身懐、全てが疲弊していた。
そんな状態だったから、僕はドストエフスキーか太宰が読みたくなってしまったけど
それらを読んでも、駄目で怠惰な自分を慰めて肯定する以外にメリットはなく
自分にも周りの人にも悪影響しかない、ということが分かりきっていたので避けていた。
が、据え膳食わぬは男の恥、とばかりにその日は読んだ。
ドストエフスキーはほぼ全部読んだし、一番好きな作家はと問われたら
躊躇いなくドストエフスキーと言うくらい好きだけど
太宰治は有名作しか読んだことがなくて、初めて「東京八景」という短編を読んだ。一気に読み終えた。
悪影響どころか、僕は元気が出た。
死後半世紀経っても、世界で読まれ続けている名作を多数書いている天才が
存命中は貧困に喘ぎながら、自分の身心を削るように書き、飲んでいる。
凡才な僕は、もっともっと、やらなきゃいけないんだ、と。