2015年12月07日
315
『アイドルマスターSideM 1stSTAGE ST@RTING!』にご来場くださいましたプロデューサーの皆様、ライブビューイングでご覧くださった各地のプロデューサーの皆様、そして残念ながらお目にかかる事ができなかった全てのプロデューサーの皆様、もちろんファンの皆様も、ありがとうございました!!
緑に染まった会場、グッときました…!
でも天ヶ瀬冬馬はステージで涙は見せないぜ!
長くなるよー!
2010年9月18日にJupiterのデビューが発表されてから5年。我々も、ファンの皆様も、いろんな思いを抱えていたと思います。
5年間待っててくれて、Jupiterを諦めないでくれて、本当にありがとうございます。
5年って凄いよ!?小学校1年生が6年生になっちゃうんだから!
SideMが1年前だから実質4年間か。アニメに出演してたり、彼らの存在を確認はできたけど、彼らのアイドル活動は日の目を見ないままでした。
作中でも少し描かれていた、961プロを飛び出してからの彼らの地道な努力は、この4年の現実と驚く程にリンクしました。
松岡くんがステージで涙ながらに口にした「Jupiterはいろいろあったけど…」という言葉。パンフレットのインタビューで話した事。
今では懐かしくも思えるような出来事の数々。
その全てが昨日のドラマになりました。
ドキドキしたこと、ワクワクしたこと、辛かったこと、悲しかったこと、憤ったこと、笑ったこと、頑張ったこと、昨日のこと。
どれもこれも現実にあったことで、でも、もう過去のこと。
いろいろあったからこそ、今がある。
全ての過去を糧にして、ひたむきに誠実に、全力でパフォーマンスする天ヶ瀬冬馬に、Jupiterに居場所を与えてくれて、本当にありがとうございます。
ここからは個人的な考えの話になりますがお付き合いいただければ幸いです。
昨日のステージに立っていた出演者は、みんな声優です。
声優の仕事は、声で演じること。
だから、昨今当たり前のようになっている声優によるステージパフォーマンスというのは、実は非常に特殊なケースです。
しかし、声優というのはそもそも俳優でもあります。役を演じる、というのが全てだと思っています。
『役』というのは、この世界で生きる我々にとっては架空の存在でしかありません。
与えられた情報、台本からその人物を読み取り、さも現実のように表現するのが役者です。
特に、アニメや漫画など、2次元の人物は、スタッフさんたちによる試行錯誤の上に出来た設定やキャラクターデザインがあって、最後に声がつきます。
声質が合う人、お芝居が合う人、意外性があるけどハマる人、キャラクターと似ている人。選考基準は様々だと思います。
よく「役を勝ち取る」という表現がされますが、あくまで選ばれただけであって、本当の意味で勝ち取ったわけではないのかな、と個人的には思っています。
だからこそ、その責任はより重いというか。
「この役を任せたよ。」ということですからね。
声優は声のみを担当するので、そのキャラクターと声優の見た目は必ずしも近しいものではありません。
だから、声優本人の姿で舞台にたって、既にビジュアルが先行しているキャラクターを演じるというのは、とても難しいことだと思います。
話をアイマスに戻して。
『アイドル』という職業のキャラクターについて言えば、歌と踊りという特殊スキルがついてまわります。
歌も踊りも、得手不得手は役者それぞれです。
それでも、昨日のステージに立った声優は、みんな役を表現しようと最大限の努力をしていたと思います。
長塚拓馬くんが昼公演の挨拶で「声優だからアイドルとしてステージに立つのは複雑だったけど、最高だった。おかげでバンドマンだけどアイドルをやっている冬美旬という人物をより理解できた。」と語ったのがとても印象的でした。
声優として、役と向き合う。素直に凄いと思いました。
寺島も、天ヶ瀬冬馬という役を任され、冬馬がステージに立つ日を一緒に夢見てきました。
目指せトップアイドル。一点の曇りもなくそう言えるストイックな冬馬を、クソオタクな寺島拓篤のフィジカルで、ビジュアルで表現できるのか、不安でした。
それでも、天ヶ瀬冬馬をやれるのは自分一人しかいないと、与えられた責任のもと、神原くん、松岡くんと共にリハーサルを重ねました。
神原大地が伊集院北斗で、松岡禎丞が御手洗翔太で本当に良かったと、心の底から感じました。
最高の仲間です。
冷静に物事を捉えて話し合える神原くん。
多くを語らなくとも、ひたすら努力する姿で鼓舞してくれる松岡くん。
二人には本当に感謝しかありません。
これからもよろしくね。
冬馬として全力で臨んだステージ。
もちろん自分で評価することはできないので、ご覧くださった皆様のフィルターが高性能であることを願うばかりです(笑)
長々語りましたが、声優として、冬馬だけが特別なわけじゃありません。冬馬だけのために生きられるわけじゃないし、今まで演じてきたキャラクターたちももちろん同じくらい大切です。
ですが、この5年はそれほどに大きかったんです。
何度も言いますが、5年間待っててくれたありがとうございます。
夜公演の挨拶でも言いましたが、昨日のステージで、この5年のドラマの効力は使いきりました!(笑)
ここからのJupiterは、他の315プロのアイドルたちと横一線で頑張っていきます!
とは言え、冬馬も寺島も、積み上げてきたキャリアがありますからね。負ける気はありません!
後輩たちに追いつかれないよう、冬馬と一緒に走り続けます!
切なさも悲しみも心に刻んで振り向かないさ。
優しさも温もりも連れて行くから。
Just Keep On Going!
まだまだ頼りないところもあるけど、安心して隣に立てる男もできた。
この1年センターに立ち続けた仲村宗悟と、それを支える内田雄馬、八代拓。
最初のユニットと最初のユニット。
続くBeitにHigh×JokerにWにS.E.M。これから声がついて、一緒にステージに立つことになる、個性の塊みたいな315プロのみんな。
仲間でありライバル!これからもよろしくね!
ずっとずっとその先へ、世界は動き出す!
見たか、765プロ!!