August 2009

August 26, 2009

『めぞん一刻完結編』と実写版の『北斗の拳』を見ました。まあ他にももっと沢山見てるんですけど。

めぞん一刻はとても好きな漫画なので、まだ見たことの無かった劇場アニメの完結編を見たんですが、変に劇画調な作画とか、なんでわざわざ二階堂を出したのかとか、気になる点は沢山あるんですが、もっと気になったのは、四谷の「うれピーですなぁ」という台詞と、意味ありげにクローズアップされる朱美の部屋のマイケル・ジャクソンのポスター。タイムリーですねっていうか、これが作られた頃に今の様な状況が想像出来たんでしょうか。

実写版北斗の拳は存在は昔から知っていたのですが、余りにも酷い評判しか聞いて無くて見てなかったのですが、これ、最近亡くなったクリス・ペンとか、時計仕掛けのオレンジで『雨に唄えば』を歌いながら老夫婦をボコボコにしていた主人公の人が出てるんですね。

ストーリーはシンのエピソードを膨らませて作られているんですが、クリス・ペンはジャッカルという役名ながら、原作のジャッカルとはシンの部下という以外全く共通点のない役柄で、これはまるっきりメットの無いジャギです。お兄さんのショーン・ペンはアカデミー賞の常連なのに自分はこんな映画でこんな役をやってたらそりゃ…死にたくもなるんじゃないの?まあ、冗談ですが!

後はバットが途中で死んだり、神谷明の吹替が酷かったり…なにあの奇声の連発。なんか北斗の拳っぽいシーンがある変C級映画として見ると楽しいですね!

teretoumiro at 06:56コメント(0)トラックバック(0) 

August 11, 2009

さすらいの少女というレビュアー名でアマゾンにレビューを書いています。下は日本映画史100年という本について書いたもののコピペです。2ちゃんねるでは最近は!omikuji!dama天猛星ダラマンティスというHNで荒らしたりして遊んでいます。





日本映画の19世紀末から20世紀末まで100年の歴史の概要を一冊の本で学ぶことが出来ます。

日本映画は、特にアメリカと比べて、敗戦時にフィルムが焼かれたりしたなどの理由から、悲しいことに現存する黎明期から戦前の作品が少なく、ハリウッド映画のように手軽にワンコインDVDでパブリックドメイン作品(『風と共にさりぬ』『カサブランカ』のような過去の名作)を楽しむということが余り出来ず、こういった本でその頃の作品群を知ることが、専門家ではない私の様な一般人の、日本の過去の名作との接し方です。

この本の作者は石原裕次郎や宍戸錠などが活躍した日活の無国籍アクション作品群を愛して止まない人のようですが、そのことだけを詳しく説明することはしておらず、黎明期の日本映画は男優が女形として女性を演じていた為、女優が存在しなかったという話や、満州にあった映画会社、『満映』の話など、現在ではフィルムが残っておらず、フィルムに映ったものを見ることが出来ない時代の作品のことも詳しく解説していて、とても興味深く読ませていただいたという感じです。

個人的な感想としては、この筆者は日本映画の表現を発展させてきた人々や、社会的なメッセージを込めた作品を作ってきた人々を高く評価していて、娯楽作品を数多く作って来た人はあまり評価していないようで、黒澤明の功績は評価しつつも、三島由紀夫の発言を引用して『政治認識はまあ中学生程度』などと書いたり、松竹映画の80年代以降の低迷を、寅さんシリーズを作り続けた山田洋次監督が原因とも取られかねない様な書き方をしていたりするところが気になりました。酷評しているなどというほど激しい書き方ではないのですが、多少の偏りが感じられました。
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teretoumiro at 21:11コメント(0)トラックバック(0) 
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