ジョーン・クロフォード

March 11, 2012

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AKBが会いに行けるアイドルなら、この映画は会いに行けるハリウッドスター。

ベティ・デイビスが発起人となり、ハリウッドスターやミュージシャンが掃除から調理や接客まで分担してボランティアで運営し、ショータイムには素晴らしいショーまで見せる、軍人限定に無料で食事や酒を提供する『ハリウッド酒場』を作った・・・というアメリカの軍人に向けた戦意高揚映画ですが、これは出演者陣がすごすぎる。

上から、バーバラ・スタンウィック、ジョーン・クロフォード、ジョーン・レスリー、ベティ・ディヴィス、ジェーン・ワイマン、一番下は誰だっけ・・・犬猿の仲のジョーン・クロフォードとベティ・デイヴィスが共演しているどころか、このブログで取り上げて来たような、ワーナー映画のスター達が次々と出て来ます。

なぜかは知りませんが当時のワーナーの人気コンビ、オリビア・デ・ハビランドとエロール・フリンは出てこず、「エロール・フリンは床掃除担当さ」などと名前を出されて笑いものにされてるだけ。アビエイターではジュード・ロウ演じるエロール・フリンがゴミを投げつけられるなど酷い扱いでしたが、なるほど、当時からこういう扱いの人だったのかという感じです。二枚目スターだから妬まれてたのかな?

お話は驚くほど脳天気で、故郷に残してきた恋人とハリウッドスターのどちらを選ぼうか悩んでいる、呑気と言うかお花畑な帰還兵の目の前に、憧れの美人女優ジョーン・レスリーが現れ、「どうせ君は仕事で僕とつきあってくれてるんだろ!?」「そう思われてもしかたないわ・・・」などというしょうもないやりとりを経て最終的に結ばれる・・・というとんでもない話になっています。この帰還兵を演じる役者はスターでは無く、凡人感がこの映画に合ってる。こんな映画、AKBで作ったらコントにしかならないだろうな。

くじ引きで当たったらキスが出来るとか、デートが出来るとかハリウッドスター達がキャバ嬢の様なサービスを提供しているこのハリウッド酒場ですが、現実にはこんなお店が存在した事実は無く、ラスト近くのベティ・デイビスによる、観客に向けての、ここは楽しいお店です。是非お越し下さいというメッセージに、情報が少なかった当時のこと、田舎の青年なんかは騙されて入隊してしまったりしたんじゃないかと思ってしまいます。

冒頭で、ここ、とある南国の島はとても平和。なぜならアメリカ軍が日本軍から奪還したから・・・などとある通り、プロバガンダ映画であることをわすれてはいけませんが、今日では違った楽しみができる映画です。

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January 31, 2009


ハリウッド・バビロンを読んで思ったんですが、一度スターの座についた人は、ファンから自分が求められていることで満足を感じ、そして誰からも求められなくなったとき、そのスターは生きる意味すら見失ってしまうということは実際にあるようです。

この映画は、かつて有名な子役だったものの、成長して人気を失い、世間から忘れ去られたベティ・デイビス演じる主人公が、成長してデイビスを超える人気を得る女優となった、ジョーン・クロフォード演じる主人公の姉に嫉妬し、苛めまくるという映画です。

実際に1920年代後半から40年代にかけてスターだったベティ・デイビスとジョーン・クロフォードの二人が1962年製作のこの映画では忘れられたかつてのスターを演じています。

デイビスの頭の中はかつて自分が子役スターだった時のまま止まっていて、クロフォードもかつて自分が主演した映画を見て懐かしんだりしながら日々を過ごしています。勿論ベティ・デイビスの精神が崩壊した怪演はすさまじいんですが、かつてはあんなに華やかだったクロフォードがこんな風になるのかというのがもっと衝撃的でした。

なんかこの映画、前に和田アキ子が一番好きな映画とか言ってるのを見た記憶があって、なかなか見ようという気にならなかったんですが、ジョーン・クロフォードが出てる映画を色々見てたらこの映画に行き着きました。

ジョーン・クロフォードの全盛期の映画(ダンシング・レディがいいと思う)とかイヴの総てとかも見てからこの映画を見た方が絶対面白いと思います。
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teretoumiro at 22:28コメント(0)トラックバック(0) 

January 30, 2009

戦前のスターなんていう言い方をするとすごい昔の人みたいな感じがするけど、ジョーン・クロフォードです。この女優さんは面白いから好きです。苦労人なんですね。
他のパソコンとかから見てもちゃんと見えるかな?
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January 23, 2009


淀川長治さんの本で紹介されていたので見てみました。ジョーン・クロフォードの代表作、雨です。1932年製作。

当時のアメリカにはヘイズ・コードという厳しい倫理規定があり、性的な描写や犯罪の描写が厳しく制限されていましたが、これはこの頃の映画としてはとてもショッキングな内容になっていると思います。淀川さんの解説で期待したほどではありませんでしたが、面白かった。

ヘイズ・コードに基づいて、はっきりと明示されてはいませんが、この映画でジョーン・クロフォードが演じる役は小さい島で海の男を相手に商売をしている娼婦です。この娼婦を立ち直らせようと、宣教師が一生懸命に教えを説くという話。

はじめは全くこの宣教師を相手にしなかった娼婦も、次第にこの宣教師の熱心さにほだされていき、ついに更正して、島を出て許しを請いに行こうと決心をしますが、島を出る船が着く前日の雨の降る夜、突然豹変した宣教師が、このすっかりしおらしくなった娼婦をレイプ(これもはっきりと描写はされません)してしまいます。

翌日の朝、海岸にこの宣教師の遺体が打ち揚げられます。宣教師は自らの行為の罪深さに耐え切れず自ら命を絶ちました。そしてクロフォードはまた元の娼婦に元戻り。すっかり立ち直ったと思っていたクロフォードが突然元に戻ったのを見て周りの人は驚きますが、そういう人たちを睨み付けるクロフォードがいい。

タップダンスを踊ってるよりこういう役の方がずっと似合うと思います。どう見ても健康的なスポーツウーマンには見えないから。
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January 22, 2009


グランドホテル、雨、何がジェーンに起こったか?などで活躍した大女優、ジョーン・クロフォード主演のミュージカル映画『ダンシング・レディ』を見ました。もともと舞台で踊っていたジョーン・クロフォードのタップダンスが見れます。

私はダンスのこととか全然わかりませんが、この人の踊りはなんか軽快に踊っているように見えないですね。見ててかっこよくないというか…この映画にはフレッド・アステアも出ていて、一緒に踊るシーンがあるので、余計にアラが目立ちます。

この人の顔の無機質な感じとかは好きなんですが、余りミュージカル映画にはあっていないような感じがします。
ジーン・ハーロウそれにしてもクロフォードの、このなんというか、オーバーに言うと『コ』を90度回転させたような眉毛は、ベテランになってからもこのままなので、多分この人の個性なんだろうと思いますが、こういう眉毛が自分には似合ってると思ってたんでしょうね。

左の画像はママリン・モンローも影響を受けたと言われる、クロフォードと多分ほぼ同年代のセックスシンボル、ジーン・ハーローですが、この人の眉毛もすごい。正直、笑わせようとしてるとしか思えないレベルです。

時代によってメイクの流行廃りはあると思いますが、こういうのが流行った時代ってあるんでしょうか?考えてみるとちょっと前の女子高生とかもなんかこういう変な眉毛をしていた気もしますが、時代が変わると滑稽にみえてしまうことはあると思います。



ジョーン・クロフォードの養女が書いた本を買いました。早く読みたいと思います。
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January 24, 2008

ジョーン・クロフォードジョーン・クロフォード2






グレタ・ガルボを目当てで見たグランド・ホテルで、ガルボ以上に印象的で、思いがけず心を奪われてしまったのがこのジョーン・クロフォードです。サイレント映画時代から活躍した女優さんです。

左の画像のようにすました顔をしているときは冷たい印象を受けるのに、右の画像のように笑うと大きい目が強調された感じになって愛嬌があってとてもかわいらしい印象に。

グランドホテルでの役柄は貧しい生活からのし上がろうと必死ながら、他人の不幸の為に涙を流す優しい心も持っている役柄。見た目同様振り幅の大きい役柄で、クライマックスの展開は感動を誘います。クレジット上ではガルボ、ジョン・バリモアに次いで3番目ではありますが、登場人物それぞれにドラマがあるので、私にはクロフォードの方が主役に見えました。

ある意味この映画での役柄と似たような生い立ちを持った人で、なかなか(というかかなり…)破天荒な人生を歩んだ女優さんです。前に取り上げたメアリー・ピックフォードの夫、ダグラス・フェアバンクスの息子であるダグラス・フェアバンクスJr.と結婚していた時期もあります。

この映画でしか見たこと無いのでグランド・ホテル以外の作品も見てみようかな。

ハロプロで例えると、普段は近寄りがたいふいんきながら笑うと可愛らしいイメージから後藤真希さんのような感じだと思います。
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