teri-teri-俳句

父の日は昼寝と昼寝プレゼント

風に舞う麦わら帽子そのままに 

今はまだ青鳳梨のままでいい

囀ずりに待ち人来たる昼さがり

青空に遺品着ながら彼思う

牝ハブに噛まれて朝寝もう一度

白い靴入学式の物語 4月馬鹿あえて嘘つき赤面す ディバック娘にもらい春の駅

厳冬の枯れ野に咲いたアスリート 卒業の後で訪ねた写真館 夢見人思いついてや朝寝坊

無くしてた手袋戻りHOTする 初風に散歩しながら犬笑う 大寒波湯気で見えない露天風呂

風吹きし既に亡骸冬の蜘蛛 

鬼火なり光渦巻く定禅寺 

冬帽子三年過ぎてビール飲む

名画座と溢れて眠る日曜日 白い息吸って見上げる十三夜 知らぬ間に降る雪静か夜の駅

台風に俳句をひねり眠い午後
秋風に不思議少女が立っており
秋刀魚缶もぐもぐ食べてため息す

ロケットでみんな死ぬのか猿芝居 囲まれる囮の囮又囮 朝顔と宿題持って始業式

何もせず雨降り静か夏期休暇 花火鳴り香る硝煙胸踊り 穴も消えにわかに嬉れし今日も雨

打水に小蜘蛛大蜘蛛降ってくる
白い夏異次元這って戻る奴
似てる君あっと声だし夏の朝

七ヶ浜目眩のままに泳いでる

穴の主出てくる怖さ夏止まる

鰻など今年も食わず香り嗅ぐ

このままに星になるのか遅い春
早い夏響くオオボエ礼拝堂
風薫り僕の選んだリクエスト

カッシーニ土星の渦へ鳥となり

あわれやな春に潰されなハサミ虫
彼の声治るよきっと春の雨 

なごり雪絵に書けない駅舎かな

漆黒の汽笛震わす雪の果
坂道に一枚の空山笑う

受け入れて病と共に春を待つ 小さい手梅に息赤くなり 雪虫と出会わず寂し曇り空

息吐いて空に堂々寒昴

双六の上で旅する未来かな

名画座の椅子に座って年は明け

鮭焼いていつしか終わる暮れの午後
師走から無くてもいいよインスリン
落ち葉舞いしばし見つめる風の中

鍵落とし携帯落とし湯ざめして
息を吐き亡き母思うクリスマス
冬の虫潰すもできずそのままに

この音色昨夜と同じ秋の声

曇り空囮刺してや階上へ

コンビニとTUTAYAも消えて そぞろ寒

友からのトウキビ食らい涙けてくる 四角空犬も微笑む吹き流し 閉会の惜しむ気持ちと秋の声

打ち寄せる磯と珈琲浜時間 青のまま海はまあるい日和山 川開き吟遊詩人と風鈴と

午後3時梅雨の入江は明るくて 屋上のプールにひとり遊んでる 此処よりは出羽の入り口氷河あり

手がかりは遥か遠くへ夏の星 ばったりと会った初夏の日君眩し 風薫り毛並キラキラ笑う犬

雨祈るうたうファンクは沈黙し
遠のいた町に汽笛が春ともし
春愁に降る雨夜は紫に

派手な人引き取る間際蜃気楼

春霞み五年のあいだ見えぬまま

父の夢叶って母も春に逝く

耳すます廃校前の子守歌

 ぐるぐると廻る世界や猿回し

鏡餅残して消えた星の人

台風に年重ねても無力なり

ちぎられた電柱見ては枯れる息

捨て案山子地図にあっても
行けぬ場所


台風に洗ってもらう自分いて

秋風に大きな声でうたううた

月光に手が届きそううたふたつ



昼休み冷やし中華と甲子園

屋上に秋の風吹く観覧車

稲妻に季語も忘れし怖じけずく

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