2012年01月23日

2012年1月の俳句

原色の夢も枯れ野とコザ歩き

愛犬にタトゥー兵士の初笑い

冬の花フェンスの向こうで咲いており

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2011年12月01日

2011年12月の俳句

主なき小鳥屋眺め師走かな

余震かな歪んだ窓の隙間風

忘年と飲み干す泡に懲りもせず


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2011年11月01日

2011年11月の俳句

【やり過ごす冬も住むといふことを】

【歌小屋の君大蛇(おろち)の如くなり】

【狩もせず息も煙草も同じ白】


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2011年09月01日

2011年9月の俳句

奇行せと手も届くかな赤い月

闇あふれ帰り間際の月見蕎麦

収穫祭宴の朝に爺は逝き


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2011年08月01日

2011年8月の俳句

『渋滞と諦め虫のうたを聞き』

『どこまでも危険区域や夏の虫』

『今だけは余震も絶えて夏祭り』


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2011年05月01日

2011年5月の俳句

【何処此処も温床別の風は吹き】

【黄水仙主無きまま庭に咲き】

【絵葉書の受取人は空にいて】


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2011年04月01日

2011年4月の俳句

『恐ろしき濁りなまずの魚影無し』

『掲示板どこにいるかと蜃気楼』

『生き残り重き春泥少女立ち』


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2011年02月01日

2011年2月の俳句

千鳥足東風(こち)に押されるはしご酒

待ちわびてあたる西日の痛さかな

バレンタインそれは何かと渡り漁夫


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2011年01月01日

2011年1月の俳句

白き闇迷う峠に雪女

境内に弾ける静か焚き火かな

年末の境忘れし蕎麦湯かな


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2010年12月28日

2010年12月の俳句

【十二年過ぎて虎子ども還暦に】

【歳の瀬や吾れ水墨の中におり】

【静寂や西日照され月と雪】


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2010年12月27日

2010年11月の俳句

【薙ぎ倒し土手の薄に我は這い】

【レコード屋枯れ葉手に入れ廃屋に】

【トナカイの鈴沈黙すアーケード】


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2010年11月06日

2010年9月の俳句

【鮭戻る橋の上から思う事】
【乱れ髪芋煮食べてはやり過ごし】
【山深き鯏(ウグイ)群れ成す金色像】


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2010年09月14日

2010年8月の俳句

【今はいつ解らぬままにすすき揺れ】

【母は客子の出す鰯摘みけり】

【秋弾け相模湖畔に深呼吸】


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2010年08月03日

2010年7月の俳句

【路地裏のビニールプールに一人きり】

【極暑やな戻りたくなるレストラン】

【地震さえ気ずかぬほどに家暑し】


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2010年06月29日

2010年6月の俳句

「眩しけり入道浮かぶ青と白」

「月涼しうたは終わりぬ渋谷かな」

「温麦酒(ぬるビール)ジャニスの声で飲み干せり」


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2010年04月28日

2010年4月の俳句

『山吐いた酸素の香り緑色』

『日も変わり母の日電話の情けなき』

『手を洗う水の温さや夏暦』


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2010年03月27日

2010年3月の俳句

『玄関に土付きキャベツ置いてあり』

『目前の山は白きも風光り』

『歌声は春の奇跡やボブディラン』



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2010年02月24日

2010年02月の俳句

『口あけて 綿雪舐めし 交差点』

『雪解(ゆきげ)水 貨物列車に 滴りし』

『氷柱落ち ホテルの闇に 突き刺さり』


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2010年01月26日

2010年01月の俳句

『始めから 音楽沢山 春暦』

『富士見えて 車窓富嶽の 春となり』

『忠犬と 春待ちながら 喫煙す』


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2009年12月25日

2009年12月の俳句

『喪服合う 師走の雨も 心地よき』

『岩手山 浅き眠りと そこにあり』

『グラタンの 鍋削ってや もう一杯』


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2009年11月26日

2009年11月の俳句

『秋風や 銀のフェンスを 抜けて来て』

『秋祭り 頭上引き裂く 戦闘機』

『椰子枯れて 出船小さき 島の秋』


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2009年10月22日

2009年10月の俳句

シゥマイの 紐ほどいてや 秋の駅』

『暖色の 尾根にカモシカ 溶けて行き』

『閉ざさるる 晩秋笑ひ 八甲田


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2009年09月19日

2009年09月の俳句

『秋休み 湯水のごとく 時使い』

『声かけた 一本薄に おじぎされ』

『西日裂き 駅前巴里市 鰯雲


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2009年08月21日

2009年08月の俳句

『夏痩せや ベルト隣の 穴になり』

『ぱたぱたと 団扇離せず 厠行き』

『目に童話 耳に産声 七ヶ浜


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2009年07月25日

2009年07月の俳句

『夕立に ズポン巻き上げ 駆け出して』

『積忘れ 海に来たよと 足浸し』

『一ツ家に ソウル降りたり 月と星』


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2009年06月28日

2009年06月の俳句

『夢に落つ ひと時雨の 音聞こえ』

『雨蛙 織り成す夏の 合図かな』

『梅雨も呑む 淵の青さや 怖いほど』


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2009年05月17日

2009年05月の俳句

『一色(ひといろ)の 緑で描いた 山蒼し』

『石割や 濡れて太古の 霧を吐き』

『持って行く 慟哭怪 人月となり


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2009年04月20日

2009年04月の俳句

『大河成す 春の一滴 沼宮内』

『春風や ポストの中で 落ち着かず』

『こつこつと 座敷わらしと 春の宿


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2009年03月26日

2009年03月の俳句

『鈍行に 変えて気づいた 春の窓』

『吹くままに 春を吸い込む トロンボーン』

『山笑ひ 眠る暇無く 走り去り


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2009年02月27日

2009年02月の俳句

『病室に 永遠の桜は 二つ咲き』

『薄氷 ばあさん蕎麦屋の 湯気を吸い』

『涅槃雪 病むや逝くやで 又一人


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