ええ、もう、タイトルの通りですよ(´Д⊂)

今回は前回の予告通り、マジもんの高反発厚底カーボンシューズのお話。

ただし、ヴェイパーではない(^_^;
(ましてやアルファフライでもない)

コイツだ。

エンドルフィンプロ





何コレ?
と思った人がいてもおかしくないです。
ただ、このブログの読者はどうせ熟知してるんでしょうが。

サッカニー・エンドルフィンプロ。

AB○マーケットで買えるカーボンレースシューズ。むしろ○BCマーケットじゃないと買えないと言うほうが正しい気もする。

前々から宣言している通り、私には高反発シューズは合わない。合ったことがない。
しかし、日々人間進歩しているのだ。私も進歩している(らしい)のだ。
なんとなく、高反発シューズも使えるようになってきた(気がする)。

そんな訳で、高反発シューズ弱者(?)の私も高反発シューズ履いてみたい。
でも、ヴェイパー高い。在庫は見かけるようになったけど、値下げしても高い。
履いてみたけど合わない、ってなると悲劇だ。
私はヤフオ○やら○ルカリやらで売るなんてことに時間をかける暇がなくてやってない。
買ったら最後、シューズの寿命を使いきる主義。使えないとヤバイ。

そんなリスクヘッジを考えて、「ヴェイパー対抗だけどヴェイパーの方がいいよね」と噂される(^_^;エンドルフィンプロに手を出した。
定価で買っても2万切っているところに、安売り+ポイント(某ECサイトでは常時30%近くポイントが付いている・・・)で購入。
現実的にはちっとも安くないのだけど、「これなら安いよね!?」と思ってしまう社会が怖い。

後ろ向きな背景をたくさん背負って、私の足元に高反発厚底カーボンが装着された!
さて如何!?(注:出オチ)

出てしまっている結論の詳細はちょっと置いて、ひとまずシューズを見る。

エンドルフィンプロ横




見ての通り大変な厚底。
もちろん、トラックレースには使えない。

ソール内にはカーボンプレートが入っている。
形状はヴェイパーに似た感じの形状で、踵の方は上にあって、つま先側は下に来る。
プレートと言うが、形状的にはカップとかスプーンとかいう感じだ。
前回説明した通り、路面やアウトソールに対して角度を付けないと反発は生まれないハズなので、カーブのついた中足付近が屈曲しようとすると斜め上方向に反発が生じる事になる。
路面に対して平行にプレートが配置されるメタレーサーやカーボンXとは異なって、生粋の高反発厚底カーボンだ。

ミッドソールはパワーランプラスなる素材だが、見た目完璧にブースト(^_^;
感触もブーストに似ているが、反発力はこちらの方が高い印象だし、決定的に違うのは軽さ。
圧倒的に軽い。
25.5で約200gはレースシューズとしては及第点。この厚さでブーストなら400gぐらい行きそうだから、半分くらいの軽さかもしれない。

ざっくりしたカタログスペック的な話はこんなところ。

履いた感触は、厚底高反発シューズらしく柔らかい。まあ、カーボンXとかが特殊で、普通柔らかくクッション稼ぎつつ強力な復元力でスピード(エネルギー)を殺さないのが王道だ。
走って履き比べてことはないが、試し履きの印象からはヴェイパーやズームフライよりは安定性がマシな感じ。
私が履く分には問題無いが、プロネーションが酷い人やフォームの固まってない人は知らない。

走りだしてみると、見事なロッカー。
転がり方が何ともカーボンXとそっくり。
しかし、つま先からの地面の離れ方がまるで違う。
力を入れていないのにひゅんと地面から足が離れて飛ぶ。

おぉぅ。
コレが高反発シューズの恩恵か!

なるほど。これは反則だ!

・・・と、思いましたさ。最初は。

あまり使い込まない状態ながらハーフマラソンに投入。
しかし、逆ドーピング(不整脈の薬=心拍数を抑える)の量を誤ってキロ4でしか走れない状況でレース崩壊・・・。
この時は評価保留となってしまっていたのだが、練習で使っていくと徐々に使い勝手が分かってくる。

走り始めは異様なスピードを見せる。
楽にスピードが出る。

しかし、距離が伸びてくるとどんどん失速する。

例えば、3kmを2本やると2本目がガクッと失速。
9kmのペース走をしようとすると全くペースを維持できないままどんどん失速。

自分としては維持しているつもりなのだが、ペースだけは着実に落ちる。

先述の通り、力を入れいている感触はなくともスピードを出せるのだが、力を入れないまま息が上がってスピードが落ちていく。
そして、力をうまくかけられない。

ズームフライの時もそうだったのだが、どうにも走りづらい感触がある。ともかく踏ん張れない。
この走りづらさの正体は大体判ってきている(後述)のだけど、ちょっとまだ調査中。

ともあれ。
これではレースに使えるものではない。
ひとまず、レースにはリストラ判定。

という訳でハーフマラソン2レース目はメタレーサーで出場。
タイムの善し悪しはさておき(^_^;シューズが負担になることはなく・・・むしろシューズのおかげで脚が残ったという感触ばかりで久しぶりのクラス優勝。
あ、なにげにメタレーサーデビューウィンだったのね。

さて、メタレーサーはまあそれでいい。
あのシューズは、使いこなしで悩むことは無い。
問題はエンドルフィンプロ。

問題となる感触は、

飛びすぎる

ことだ。

私は、極度のピッチ走法タイプだ。200を超える。10年前は210を越えていた(^_^;
まあ、世の中もっと高ピッチの人もいるだろうが、スピードが上がるほど高ピッチの人はレアになっていく。もっとも、上位ランナーのトップスピードはピッチも速くてストライドも広いのだが。

さておき、私が高反発シューズを履くと、上にばかり飛んで前に進まなくなる感触だ。
どんな高反発シューズも同じなのだが、純粋に反発が前進だけに活かされる構造のものはない。

基本的には、上、良くても斜め上だ。

特にミッドソールの反発力というのは、物理的には真上にしか働かない。
厳密に言えば、「路面と鉛直方向」にしか働かない。

つまり、着地の衝撃を吸収して、エネルギーリターンとして使えるのは、「上にジャンプする力」だけだ。

なので、高反発シューズを履いて今までと同じように走ると、上に行く力だけがプラスされるのでスピードというより中空時間が稼げるようになるハズだ。

一方、カーボンプレートの反力は真上と言うより斜め上になる。これは前進にも活用できる。

何も考えずに厚底高反発カーボンプレート入りシューズを履いて走ると、そのエネルギーリターンのほとんどは上に向かうので、どうしてもピッチが遅くなり、ストライドが伸びる方向に行く。

ジャンプする高さは、ピッチと反比例する。高く飛ぶ分だけピッチが遅くなる。物理的に絶対確実な話だ。
ストライドが伸びるかどうかは分からないが、高く飛べば確実にピッチは遅くなる。
自分のピッチを維持できないというのは、呼吸との連携も合わないし、脚のスイング・・・後ろ方向はもちろん前へのスイングも変える必要が出てくる。

それが私の「走りづらさ」の一因。(あくまで一因)

ひとまず、以上を理解して自分の走りをアジャストすることにした。
反発力のおかげで、

ジャンプにエネルギーをかける必要がない

その理解で、ともかく低く飛ぶ。
いわゆるチョコチョコ走りに近づける。
ただ、上に飛ぶ代わりのエネルギーを前に使うイメージだ。
技術的も細かくアジャストしているところはあるのだが、テキストで説明するのはめんどくさいのでここでは省略(^_^;

軽い力で走れるのは変わらないし、スピードもきちんと出せる。
走りづらさも大夫解消。
10kmぐらいの距離なら失速せず維持できる感触もつかめてきた。

大夫感触を掴めて、エンドルフィンプロとも仲良く(?)やれるようになってきた。
じゃあ、レースで使えるかと言われると、ちょっと不安もある。

先述した通り、ピッチの変化が私にとっては負担だ。
そこを何とかアジャストして使えるのだが、アジャストも負担になるのだ。
バテればアジャストも効かなくなる可能性がある。

というところで、アレだ(^_^;
ピッチを維持することができるという高反発厚底カーボンの登場である。

期待するのは当然・・・と思いきや、私には不安しかない。というか、懸念。
ピッチを増やすのを邪魔せずに、ストライドを伸ばせるとはどうゆうこと?
ピッチを維持できるということは、

高反発によってジャンプが高くならない

ということにほとんど等しいハズなんだが。
シューズの構造上、ドロップを大きくすれば反発方向がやや前に向くかもしれないが、上方向の反発を無くすことは無理だし、どうやろうと反発は基本的に上に向く。
高反発なら、どうしてもピッチは遅くなる方向に行くんじゃないか?

メーカーの謳い文句をそのまま受け入れることができそうにないんだが・・・?

悩むよりまずは試してみよう!
メタスピードエッジ!

メタスピードエッジ





ってことで次回予告。

「厚底カーボン社会不適合者の言い訳」

・・・出す前からオチがついた(;´Д`)