今回は、書く上では大変難易度の高い話題。
私がこんなネタを扱う理由なんて無いハズなんだけど、まあ、以前からブログとは全く関係ないところで考えていた内容なので、自由に勝手書けるこの場で頭の中をまとめて、この話題からは卒業してしまおうと。
たぶん、一回書けばこの話題が脳内を巡ることはなくなるハズ。
予め言っておきましょう。
お題はプロランナー。
正直、プロランナーに対してネガティブな話。
もっとぶっちゃければ、「プロランナーなんてならん方がいいんじゃね?」というスタンス。
だけども、そこまでストレートに言えるものではないし、言うつもりもないのだけど、ネガティブなのは間違いない。
観念的、思想的な話では無く、できるだけ事実や科学に基づいて客観的な話をするつもりなので、意に反する話題になっても聞き流してもらえれば。
聞き流して、でも頭の片隅に残れば(^_^;
なお、登場人物は敬称略で統一します。ご了承ください。
まず、プロランナーなるものは、そもそも得体が知れない。
定義が無い。
プロ野球選手とかプロサッカー選手とかわかりやすいのにね。
プロランナーっていうと、たくさん・・・はいないけど、最近は増えつつある。
日本で一番最初のプロランナーは有森。
日本で一番稼いだプロランナーは高橋。
日本でプロとして競技成績で成功を収めたのが大迫。
という認識。
誰がプロかは置いておくことにして、プロの定義についてはいろんな人が考えてくれている。
TWOLAPSのnoteではこんな風に書いている。

これについて、思うところが無い訳じゃ無いけど、概ね否定するつもりはない。
基本的には、走ることでお金を稼いで生計を立てる、ってのが必要条件という多くの人の認識では無いだろうか。
「職業」が「ランナー」ならそれでいいだろう。
いろいろプロランナーについて意見がある中で、どうにも違和感が私の中でくすぶっていたのが、最近ようやくハッキリしてきた。
私の中ではプロランナーは「なんちゃってプロ」「自称プロ」という認識で、そんなことを思いながらその理由が自分でもイマイチ明確にできなかったのだけど、ようやくわかりやすく理解できた。
今のプロランナーには、足り無いものがある。
走ることで、選手がお金を得る仕組みが無い。
もっと言えば、
自分のパフォーマンスを観客がお金を払って、見て、選手が収益を得る仕組みが無い。
つまり、お客さんが直接お金を払ってマラソンを走っているところを見て、そのお金が選手に回っていくことで収益を得るという仕組みが無い。
プロスポーツ選手というものはパフォーマンスにお金を払う価値があるものであり、マラソンや陸上の大会にはそのお金を回収する仕組みがほとんど無い。
だから、マラソンや陸上競技というのは、競技だけでお金を稼ぐことができない。
ランナーは自分のパフォーマンスをタダ見でばらまいているのが実態。
ここでテレビ放送があればちょっと違ってくるのだが・・・・。
局所的に賞金が出る大会はあるが、それで選手が安定的に収入を得るようにはなっていない。
だから、「プロランナー」になる、ということ自体無理がある。
スポーツに限らないけど、「プロ」と呼ばれる「見せる競技」には収益を得る仕組みがあって、それを運営管理する組織がある。でも、jaafもWAもそんな組織じゃない。
だから、プロランナーになりたいという人は、あまりに当たり前なのだが心するべきだ。
プロランナーなんて職業無いよ?
まあ、プロランナーを名乗るのなら、それはつまり、自営業だよね?
一方で、実は、観客から観戦料を全然取っていないのに「プロ」と言われるスポーツがある。
自転車ロードレースなんかがそうだ。
あと、自動車レースも怪しい。
自動車レースはサーキットで観戦料を取るが、ぶっちゃけあれはほとんどがサーキットの使用料だろう。F1になるとだいぶ状況が変わってそうだけど。
自動車レースも、自転車レースも、スポンサーありきのプロスポーツだ。
自営業プロランナーも、当然ながらスポンサーありきになる。
このサポートしてくれるスポンサーというのが、選手に対して何を期待しているのか、選手がスポンサーにどう報いようとしているのか、正直よくわからない。
ただ、ほぼ間違いないと思っているのは、プロランナーのスポンサーは、
好意で成り立っている
ってことだ。
言い方を変えると、
利害関係が成立していない。
いや、関係が成立しているかもしれないが、単純にお金が儲かるか否かという観点からすると、スポンサーの収支がプラスになるとは思えない。
基本的には、お金には換算できない価値を期待してスポンサードしていると考えるのが自然。
何に期待しているかは会社次第だろう。
その選手をスポンサードしたおかげで○○万円の利益が増えた、なんて計算ができるほうがおかしい。
お金に換算できた、っていうプロランナーは高橋尚子だろう。
明○はヴァ○ムを売って高橋尚子のおかげで儲けたはずだ(^_^;
今のプロランナーは自力でスポンサーを見つけて競技を続けているのだけど、結局本質的には実業団と変わらないように思える。
収益のアテは無く、企業の好意によってスポンサードされて競技をする。
今いるプロランナーと、実業団選手共に共通している。
というところを踏まえて、改めて、プロランナーを目指す気持ちが私には理解できないんだよなぁ。
実業団にいれば、自称プロランナーよりも遥かに立場と収入が安定するし、練習環境も整っている。
にもかかわらず、ポツポツ、ではあるがプロランナーを目指す人が続く状況が私にはイマイチ理解できない。
プロランナーが実業団を離れる時の理由が、
「駅伝のための練習をしなければいけないため、フルマラソンを目指す練習が思ったようにできない」
というのをよく聞く。
というか、ほぼそれだろう。
これまた私にはよくわからない。
実業団の実情もよくわからないから、尚更わからない。
事実として。
今、
マラソン男子の日本記録保持者は実業団選手だし、
日本のマラソントップクラスの選手はほとんど実業団選手だし、
そのマラソンに出ている実業団選手のほとんどは駅伝にも出ている。
駅伝のせいでマラソンの練習ができない、というのはなかなか理解できない。
まあ、実力による、というのもあるだろう。
実績も実力もまだ足りないから、実業団チームの中で自由が利かず、自分の目指す競技(マラソン)に特化した練習をやらせてもらえない。
ということは大いにあると思う。
ただ・・・・。
当たり前だよね。
別に長距離の実業団に限らないけど、基本的に組織に属する限り組織の目標に従うのは当たり前だ。
プロ野球選手で、実績も実力も無いのに「俺は先発投手をやりたいんだ」と言っても無理だろう。
特にスポーツ界はシビアな実力主義だから、実力も実績も無ければチーム内でワガママが利くはずが無い。
・・・・なので、独立するのだろうけど。
中には、実力がそんなに無くてもマラソンを優先してやらせてくれる実業団チームもあるようだけど、まあ、そこに入れるかどうかも含めて実力主義の世界だ。
誤解を恐れず言ってしまえば、
実力が無いランナーが「プロ」を名乗って耳目を集めることでスポンサーに価値を認めさせているのであり、「プロランナー」という珍しさが無ければ収益を得るにふさわしいパフォーマンスを発揮していないランナーばかり、というのが現状のプロランナー。
・・・というのが私の認識。
一方で最初から知名度を持っているのでそれを利用してプロになる、という例も多い。
これはこれで正しいプロのあり方だとは思う。
基本的には、日本のプロランナーってこの形だったハズだ。
マラソンは、正直テレビ放送がなければ露出の機会が無い。
沿道の応援で見る人は多いかもしれないが、テレビのあり・無しでは露出度がまるで違う。
プロであるなら、テレビ放送のあるレースでトップ争いをするか、それができないなら撃沈覚悟でも先頭集団のカメラ写りの良いところに位置してスポンサーロゴをアピールするくらいのプロ根性が欲しい。
テレビ放送の無いレースに出場するプロランナーは、一体何をもってスポンサーに報いようとしているのか理解できん。
もっとも、そんなこと言っていると調整レースなんて全く出られなくなるが^_^;
まあ、テレビ放送が無くてもそこそこメジャーな大会は優勝すればメディアに取り上げてもらえるけど。
テレビ放送のないレースに一応所属名だけスポンサー(所属名だけがスポンサーだけではないと思うのだが)つけてそこそこの結果で走るくらいなら、
中規模のマラソン大会でゲストランナーとして走った方がプロ(企業名アピール)としては価値が高いだろう。
自分がそこそこ満足できるタイムで走れたとして、レースで優勝どころか入賞するでも無く、リザルト表のまあまあ上の方に位置したところで、スポンサー名がどれだけ露出するのか。
プロとしての得るべき結果は、基本的にレース順位(優勝)だろうし、そうでなければ耳目を集めるような圧倒的なタイムだろう。
それができなそうなら、せめて目立つ!
自転車のプロは少なくともそうだね。
結果を出すか、スポンサー名の露出を上げるか、そのどちらもできていないプロランナーが多い・・・。
脳内がどんどんネガティブになっていくついでに、ここから先は更に余計な話。
プロランナーってなんでケニアに行きたがるかね?
まあ、滞在費(生活費)が安い、ってものあるんだろうね(^_^;
私的には、それ以外に価値を感じないんだが。
高地かもしれないが、別にケニアである必要は無いだろうし。
一番の目的は、ケニアで走っているランナーと一緒に走りたい、ってのがあるようだ。
が、やっぱり私には理解できない。
そもそも、ランニングのプロ、って名乗ったら何が重要だろうか。
レースで結果を出すこと、もしくは金を稼ぐことじゃね?
後者は身も蓋もないし、前者だけでいいんじゃね?と思うかもしれないが、前者と後者は割と別。
むしろ現状は繋がらない方が多い。
ランニングで直接お金を稼ぐことは、日本記録のボーナスも無くなった現状では、賞金の出るマラソンで結果を出す以外にお金を得ることができないが、スポンサーが喜ぶとか、事業を興すとかすれば話は別。
別なので、お金を稼ぐ意義はちょっと置いておく。
レースで結果を出すのが、プロランナーとして最も重要。
たぶん、そこにあまり反論は無いハズだ。
その手段として、ケニアに行くのが正しいのか、私には疑問しかない。
私が考える、ランニングで結果を出すためのベストな環境は、
・専門的な視点で自分を客観的に見てくれるコーチがいて、
・コーチは主観的な自分の意見を聞いてくれて、
・それらの意見からお互い合意した手段で練習を行って、
・その練習環境を揃えてくれるサポーターがいてくれる
環境だ。
・・・ここには必ずしもケニアに行く必要性が無い。
故に、理解不能。
良く言う、イテンの集団走。
ものすごく点の練習の話だよね?
ランナーにとってこの練習が全て、というならケニアに行く価値もあるだろうが、そんな訳無いだろうから私には大した価値を感じない。
集団で走るメリット自体大して感じない。
誰かのペースで走ることが、自分が速くなるために大きな価値があるとは思えない。
自分が速くなるための目的を持ったペースで走ることの方が重要だと思う。普通そうじゃね?
集団走そのものは、人間がコミュニティの中で生きていく上で役に立つとは思う。
パフォーマンスの向上にどれだけ有効なのかは、正直メリットが理解できない。
そもそも、このイテンの集団走って、
選手の選定(発掘)の一部じゃね?
マネジメントを受ける(管理されたペースが決められている)選手に、有象無象のランナーが付いていって、後半まで残ったランナーが目をかけられる。
そこに有象無象のランナーにとってのトレーニングの価値を見いだすのは別に悪いことじゃないけど、
独立したプロランナーが価値を見出すところがどこにあるのだろうか。
独立したプロランナーであるならば、自分にマッチしたペースメークの方がよほど大切だと思うのだが。
ケニアとかイテンに対する憧れだけで行っているようにしか思えないんだよなぁ。
合理的な理由が、ホントに判らない。
散々ネガティブなことを書き連ねているけど、私にはこれ以上批判することはできない。
意味が判らない。
合理的とは思えない。
ベストとは思えない。
とは言うけど。
私としては、実業団を不満に思って独立した、という経緯から、実業団にネガティブな印象を持たれて欲しくない、とは思う。
実業団って、良いシステムだと思うんだ。
事実上のプロ。
プロの仕組みが無くても成立してるプロ。
選手のパフォーマンスに対して対価を払っているのが、観戦している人ではなくて雇っている企業、というところが他のプロスポーツとは違うところだ。
企業によるかもしれないが、引退後の生活も見えているし、現役中もランニングメインの体制だ。
不満に思うところもあるかもしれないが、同じ体制を独立してゼロから自力で用意するのは、よほどの財力がない限り無理だろう。
一番現実的で有効なプロは、既にあるプロチームに入ることだろう。
数は少なそうだけど。
正直収益のシステムがよくわからんが、間違いなく自力でなんとかしようとするよりマシ。
日本でプロランナーってコツコツ登場してきたけど、ランニングで大きな結果を出したと言えるのは大迫くらいだろう。
彼はプロになることが目的ではなかったはずで、ベストな環境を求めてオレゴンプロジェクトに行ったというだけではないだろうか。
他のプロランナーは、プロになってからプロとして価値ある結果を出してないと思う。
プロランナーとしての体制を作ったおかげで、
プロランナーとして価値ある結果を出した、
って人、他にいる?
大体が、プロになった直後が成績のピーク。即ち、以前に所属していた体制のおかげで結果が出て、あとは緩やかに落ちて行くパターンがほとんど。
例え自己ベスト出しても、
ランナーとして相対的なポジションが下がっていれば、プロとしては価値が下がっているでしょ?
体制で他(実業団)に負けているってことじゃないか。
更に勢いで言うけど。
やりたい練習したいんだったらフリーターでいい。
将来の不安とか生活の不安定さとか、たぶん自営プロランナーと大して変わらない(^_^;
それで圧倒的な成績を出して知名度を上げてしまえば、自営プロランナーと変わらないことができる。
今ならフリーターよりもユーチューバーか?
フリーターとまで言わなくても、フルタイムの正社員で市民ランナーやるだけでも、ランナーとしてできることは多い。
長期合宿がやりにくいくらいだ。
長期合宿なんて、場所が限定される高地トレーニング以外要らんだろう?
一日10時間仕事したって、14時間空いている。
年間休日120日の会社って、人生の1/3をランニングに費やしていい
ってことだよ?
相当ランニングに費やせるよ?
ちなみに高地トレーニングの効果って時限的なんで、やればやるほどお得ってものじゃない。
自分の思う練習がベストなら、とりあえず市民ランナーすればいいじゃないか。
それでも不満で川内はプロになったけど。。。
まあ、なんだ。
ちょっとイラッとしただけなんだ。
プロランナーになるって、厳しい環境に身を置くようでいて、その実は根底の考え方がすっごく甘いように感じて勝手にイラッとしただけなんで、聞き流してください。
最後にもう一度。
仕事選択するところから市民ランナーは始まっている。
それを知っていれば、市民ランナーって意外と自分の思ったようにたくさん走れるよ?
私がこんなネタを扱う理由なんて無いハズなんだけど、まあ、以前からブログとは全く関係ないところで考えていた内容なので、自由に勝手書けるこの場で頭の中をまとめて、この話題からは卒業してしまおうと。
たぶん、一回書けばこの話題が脳内を巡ることはなくなるハズ。
予め言っておきましょう。
お題はプロランナー。
正直、プロランナーに対してネガティブな話。
もっとぶっちゃければ、「プロランナーなんてならん方がいいんじゃね?」というスタンス。
だけども、そこまでストレートに言えるものではないし、言うつもりもないのだけど、ネガティブなのは間違いない。
観念的、思想的な話では無く、できるだけ事実や科学に基づいて客観的な話をするつもりなので、意に反する話題になっても聞き流してもらえれば。
聞き流して、でも頭の片隅に残れば(^_^;
なお、登場人物は敬称略で統一します。ご了承ください。
まず、プロランナーなるものは、そもそも得体が知れない。
定義が無い。
プロ野球選手とかプロサッカー選手とかわかりやすいのにね。
プロランナーっていうと、たくさん・・・はいないけど、最近は増えつつある。
日本で一番最初のプロランナーは有森。
日本で一番稼いだプロランナーは高橋。
日本でプロとして競技成績で成功を収めたのが大迫。
という認識。
誰がプロかは置いておくことにして、プロの定義についてはいろんな人が考えてくれている。
TWOLAPSのnoteではこんな風に書いている。

これについて、思うところが無い訳じゃ無いけど、概ね否定するつもりはない。
基本的には、走ることでお金を稼いで生計を立てる、ってのが必要条件という多くの人の認識では無いだろうか。
「職業」が「ランナー」ならそれでいいだろう。
いろいろプロランナーについて意見がある中で、どうにも違和感が私の中でくすぶっていたのが、最近ようやくハッキリしてきた。
私の中ではプロランナーは「なんちゃってプロ」「自称プロ」という認識で、そんなことを思いながらその理由が自分でもイマイチ明確にできなかったのだけど、ようやくわかりやすく理解できた。
今のプロランナーには、足り無いものがある。
走ることで、選手がお金を得る仕組みが無い。
もっと言えば、
自分のパフォーマンスを観客がお金を払って、見て、選手が収益を得る仕組みが無い。
つまり、お客さんが直接お金を払ってマラソンを走っているところを見て、そのお金が選手に回っていくことで収益を得るという仕組みが無い。
プロスポーツ選手というものはパフォーマンスにお金を払う価値があるものであり、マラソンや陸上の大会にはそのお金を回収する仕組みがほとんど無い。
だから、マラソンや陸上競技というのは、競技だけでお金を稼ぐことができない。
ランナーは自分のパフォーマンスをタダ見でばらまいているのが実態。
ここでテレビ放送があればちょっと違ってくるのだが・・・・。
局所的に賞金が出る大会はあるが、それで選手が安定的に収入を得るようにはなっていない。
だから、「プロランナー」になる、ということ自体無理がある。
スポーツに限らないけど、「プロ」と呼ばれる「見せる競技」には収益を得る仕組みがあって、それを運営管理する組織がある。でも、jaafもWAもそんな組織じゃない。
だから、プロランナーになりたいという人は、あまりに当たり前なのだが心するべきだ。
プロランナーなんて職業無いよ?
まあ、プロランナーを名乗るのなら、それはつまり、自営業だよね?
一方で、実は、観客から観戦料を全然取っていないのに「プロ」と言われるスポーツがある。
自転車ロードレースなんかがそうだ。
あと、自動車レースも怪しい。
自動車レースはサーキットで観戦料を取るが、ぶっちゃけあれはほとんどがサーキットの使用料だろう。F1になるとだいぶ状況が変わってそうだけど。
自動車レースも、自転車レースも、スポンサーありきのプロスポーツだ。
自営業プロランナーも、当然ながらスポンサーありきになる。
このサポートしてくれるスポンサーというのが、選手に対して何を期待しているのか、選手がスポンサーにどう報いようとしているのか、正直よくわからない。
ただ、ほぼ間違いないと思っているのは、プロランナーのスポンサーは、
好意で成り立っている
ってことだ。
言い方を変えると、
利害関係が成立していない。
いや、関係が成立しているかもしれないが、単純にお金が儲かるか否かという観点からすると、スポンサーの収支がプラスになるとは思えない。
基本的には、お金には換算できない価値を期待してスポンサードしていると考えるのが自然。
何に期待しているかは会社次第だろう。
その選手をスポンサードしたおかげで○○万円の利益が増えた、なんて計算ができるほうがおかしい。
お金に換算できた、っていうプロランナーは高橋尚子だろう。
明○はヴァ○ムを売って高橋尚子のおかげで儲けたはずだ(^_^;
今のプロランナーは自力でスポンサーを見つけて競技を続けているのだけど、結局本質的には実業団と変わらないように思える。
収益のアテは無く、企業の好意によってスポンサードされて競技をする。
今いるプロランナーと、実業団選手共に共通している。
というところを踏まえて、改めて、プロランナーを目指す気持ちが私には理解できないんだよなぁ。
実業団にいれば、自称プロランナーよりも遥かに立場と収入が安定するし、練習環境も整っている。
にもかかわらず、ポツポツ、ではあるがプロランナーを目指す人が続く状況が私にはイマイチ理解できない。
プロランナーが実業団を離れる時の理由が、
「駅伝のための練習をしなければいけないため、フルマラソンを目指す練習が思ったようにできない」
というのをよく聞く。
というか、ほぼそれだろう。
これまた私にはよくわからない。
実業団の実情もよくわからないから、尚更わからない。
事実として。
今、
マラソン男子の日本記録保持者は実業団選手だし、
日本のマラソントップクラスの選手はほとんど実業団選手だし、
そのマラソンに出ている実業団選手のほとんどは駅伝にも出ている。
駅伝のせいでマラソンの練習ができない、というのはなかなか理解できない。
まあ、実力による、というのもあるだろう。
実績も実力もまだ足りないから、実業団チームの中で自由が利かず、自分の目指す競技(マラソン)に特化した練習をやらせてもらえない。
ということは大いにあると思う。
ただ・・・・。
当たり前だよね。
別に長距離の実業団に限らないけど、基本的に組織に属する限り組織の目標に従うのは当たり前だ。
プロ野球選手で、実績も実力も無いのに「俺は先発投手をやりたいんだ」と言っても無理だろう。
特にスポーツ界はシビアな実力主義だから、実力も実績も無ければチーム内でワガママが利くはずが無い。
・・・・なので、独立するのだろうけど。
中には、実力がそんなに無くてもマラソンを優先してやらせてくれる実業団チームもあるようだけど、まあ、そこに入れるかどうかも含めて実力主義の世界だ。
誤解を恐れず言ってしまえば、
実力が無いランナーが「プロ」を名乗って耳目を集めることでスポンサーに価値を認めさせているのであり、「プロランナー」という珍しさが無ければ収益を得るにふさわしいパフォーマンスを発揮していないランナーばかり、というのが現状のプロランナー。
・・・というのが私の認識。
一方で最初から知名度を持っているのでそれを利用してプロになる、という例も多い。
これはこれで正しいプロのあり方だとは思う。
基本的には、日本のプロランナーってこの形だったハズだ。
マラソンは、正直テレビ放送がなければ露出の機会が無い。
沿道の応援で見る人は多いかもしれないが、テレビのあり・無しでは露出度がまるで違う。
プロであるなら、テレビ放送のあるレースでトップ争いをするか、それができないなら撃沈覚悟でも先頭集団のカメラ写りの良いところに位置してスポンサーロゴをアピールするくらいのプロ根性が欲しい。
テレビ放送の無いレースに出場するプロランナーは、一体何をもってスポンサーに報いようとしているのか理解できん。
もっとも、そんなこと言っていると調整レースなんて全く出られなくなるが^_^;
まあ、テレビ放送が無くてもそこそこメジャーな大会は優勝すればメディアに取り上げてもらえるけど。
テレビ放送のないレースに一応所属名だけスポンサー(所属名だけがスポンサーだけではないと思うのだが)つけてそこそこの結果で走るくらいなら、
中規模のマラソン大会でゲストランナーとして走った方がプロ(企業名アピール)としては価値が高いだろう。
自分がそこそこ満足できるタイムで走れたとして、レースで優勝どころか入賞するでも無く、リザルト表のまあまあ上の方に位置したところで、スポンサー名がどれだけ露出するのか。
プロとしての得るべき結果は、基本的にレース順位(優勝)だろうし、そうでなければ耳目を集めるような圧倒的なタイムだろう。
それができなそうなら、せめて目立つ!
自転車のプロは少なくともそうだね。
結果を出すか、スポンサー名の露出を上げるか、そのどちらもできていないプロランナーが多い・・・。
脳内がどんどんネガティブになっていくついでに、ここから先は更に余計な話。
プロランナーってなんでケニアに行きたがるかね?
まあ、滞在費(生活費)が安い、ってものあるんだろうね(^_^;
私的には、それ以外に価値を感じないんだが。
高地かもしれないが、別にケニアである必要は無いだろうし。
一番の目的は、ケニアで走っているランナーと一緒に走りたい、ってのがあるようだ。
が、やっぱり私には理解できない。
そもそも、ランニングのプロ、って名乗ったら何が重要だろうか。
レースで結果を出すこと、もしくは金を稼ぐことじゃね?
後者は身も蓋もないし、前者だけでいいんじゃね?と思うかもしれないが、前者と後者は割と別。
むしろ現状は繋がらない方が多い。
ランニングで直接お金を稼ぐことは、日本記録のボーナスも無くなった現状では、賞金の出るマラソンで結果を出す以外にお金を得ることができないが、スポンサーが喜ぶとか、事業を興すとかすれば話は別。
別なので、お金を稼ぐ意義はちょっと置いておく。
レースで結果を出すのが、プロランナーとして最も重要。
たぶん、そこにあまり反論は無いハズだ。
その手段として、ケニアに行くのが正しいのか、私には疑問しかない。
私が考える、ランニングで結果を出すためのベストな環境は、
・専門的な視点で自分を客観的に見てくれるコーチがいて、
・コーチは主観的な自分の意見を聞いてくれて、
・それらの意見からお互い合意した手段で練習を行って、
・その練習環境を揃えてくれるサポーターがいてくれる
環境だ。
・・・ここには必ずしもケニアに行く必要性が無い。
故に、理解不能。
良く言う、イテンの集団走。
ものすごく点の練習の話だよね?
ランナーにとってこの練習が全て、というならケニアに行く価値もあるだろうが、そんな訳無いだろうから私には大した価値を感じない。
集団で走るメリット自体大して感じない。
誰かのペースで走ることが、自分が速くなるために大きな価値があるとは思えない。
自分が速くなるための目的を持ったペースで走ることの方が重要だと思う。普通そうじゃね?
集団走そのものは、人間がコミュニティの中で生きていく上で役に立つとは思う。
パフォーマンスの向上にどれだけ有効なのかは、正直メリットが理解できない。
そもそも、このイテンの集団走って、
選手の選定(発掘)の一部じゃね?
マネジメントを受ける(管理されたペースが決められている)選手に、有象無象のランナーが付いていって、後半まで残ったランナーが目をかけられる。
そこに有象無象のランナーにとってのトレーニングの価値を見いだすのは別に悪いことじゃないけど、
独立したプロランナーが価値を見出すところがどこにあるのだろうか。
独立したプロランナーであるならば、自分にマッチしたペースメークの方がよほど大切だと思うのだが。
ケニアとかイテンに対する憧れだけで行っているようにしか思えないんだよなぁ。
合理的な理由が、ホントに判らない。
散々ネガティブなことを書き連ねているけど、私にはこれ以上批判することはできない。
意味が判らない。
合理的とは思えない。
ベストとは思えない。
とは言うけど。
私としては、実業団を不満に思って独立した、という経緯から、実業団にネガティブな印象を持たれて欲しくない、とは思う。
実業団って、良いシステムだと思うんだ。
事実上のプロ。
プロの仕組みが無くても成立してるプロ。
選手のパフォーマンスに対して対価を払っているのが、観戦している人ではなくて雇っている企業、というところが他のプロスポーツとは違うところだ。
企業によるかもしれないが、引退後の生活も見えているし、現役中もランニングメインの体制だ。
不満に思うところもあるかもしれないが、同じ体制を独立してゼロから自力で用意するのは、よほどの財力がない限り無理だろう。
一番現実的で有効なプロは、既にあるプロチームに入ることだろう。
数は少なそうだけど。
正直収益のシステムがよくわからんが、間違いなく自力でなんとかしようとするよりマシ。
日本でプロランナーってコツコツ登場してきたけど、ランニングで大きな結果を出したと言えるのは大迫くらいだろう。
彼はプロになることが目的ではなかったはずで、ベストな環境を求めてオレゴンプロジェクトに行ったというだけではないだろうか。
他のプロランナーは、プロになってからプロとして価値ある結果を出してないと思う。
プロランナーとしての体制を作ったおかげで、
プロランナーとして価値ある結果を出した、
って人、他にいる?
大体が、プロになった直後が成績のピーク。即ち、以前に所属していた体制のおかげで結果が出て、あとは緩やかに落ちて行くパターンがほとんど。
例え自己ベスト出しても、
ランナーとして相対的なポジションが下がっていれば、プロとしては価値が下がっているでしょ?
体制で他(実業団)に負けているってことじゃないか。
更に勢いで言うけど。
やりたい練習したいんだったらフリーターでいい。
将来の不安とか生活の不安定さとか、たぶん自営プロランナーと大して変わらない(^_^;
それで圧倒的な成績を出して知名度を上げてしまえば、自営プロランナーと変わらないことができる。
今ならフリーターよりもユーチューバーか?
フリーターとまで言わなくても、フルタイムの正社員で市民ランナーやるだけでも、ランナーとしてできることは多い。
長期合宿がやりにくいくらいだ。
長期合宿なんて、場所が限定される高地トレーニング以外要らんだろう?
一日10時間仕事したって、14時間空いている。
年間休日120日の会社って、人生の1/3をランニングに費やしていい
ってことだよ?
相当ランニングに費やせるよ?
ちなみに高地トレーニングの効果って時限的なんで、やればやるほどお得ってものじゃない。
自分の思う練習がベストなら、とりあえず市民ランナーすればいいじゃないか。
それでも不満で川内はプロになったけど。。。
まあ、なんだ。
ちょっとイラッとしただけなんだ。
プロランナーになるって、厳しい環境に身を置くようでいて、その実は根底の考え方がすっごく甘いように感じて勝手にイラッとしただけなんで、聞き流してください。
最後にもう一度。
仕事選択するところから市民ランナーは始まっている。
それを知っていれば、市民ランナーって意外と自分の思ったようにたくさん走れるよ?