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2013年06月16日

ながひめ

DSC00321

今日は晴れて、午後は「大演奏」でした。

牧場に出るまで、色んな母牛が鳴き続けるということです。

出ました。

出ても牧場からも「も〜」を言うんです。

「青草がない  食うもんない

という騒音です。

それを分かっているから、草刈機を持って牧場へ行きます。

全員私についてきます。

「今日はどこの場所の草を刈ってくれるの?」

という牛たちの行動です。

刈ってやって「ゲップ」の後は、みんな思い思いの姿です。

午後5時7分の「お写真」ですが、手前の牛は育成牛の「ながひめ」です。

種付け後20日ぐらいです。

以前に「としながひめ  安幸土井」などとページにしましたが、ながひめは妹牛になります。

向こうの牧場柵付近で子牛がおっぱいを飲みかけている母牛がいますが、それが「としながひめ」です。

この「ながひめ」は、次世代に期待という意味で保留をしました。

ながひめは悪い牛とは思っていません。

しかし、母牛である「ながおか」が産んだ子にしては「中区の伸び」というものが劣ります。

姉牛の「としながひめ」とは、その辺が異なります。

保留した理由は、「異なる」という部分です。

同じ兄弟であっても、すべて同じではありません。

「中区の伸びが劣る」という意味では、大きく失点です。

しかし失点ばかりではなく、「失点を次世代にうまく生かす」というのが私の本音でした。

「次世代の良牛を得るための基礎牛」と見てしまいます。

そこで中区の伸びを改善するためには?、、、、という質問をながかけている牛が、「ながひめ」となるのです。

そこで交配種雄牛を腕組みして考えるのが私なのです。

やはりそこで考えるのが、「種雄牛の特徴」となります。

めす牛群を存続させていくがための「種雄牛」です。

種雄牛も同じく、「美方郡内」で造成されていきます。

つまり美方郡は、雄 めす も同じように造成していく地域なのです。

農家にとって「めす牛群」は、最も大切な存在です。

でもその「めす牛群」を伸ばしていく「種雄牛」も、ある意味、最も大切な存在でもあるのです。

だからそのような意味で、「体型に劣る」というめす牛も必要となってきます。

美方郡産牛を守るがための「異法」とも言えます。

そのようなことで「ながひめ」に不満な特徴があっても、前に進むためには必要な牛である、、、という私の思いの自家保留牛なのです。

そしてこの牛に、母牛である「ながおか」の体型を求めて行きます。

以前にニュートラル牛「田森土井」ということを書きましたが、種雄牛ばかりではないのです。

母系にも「ニュートラル牛」が必要なのです。

そういった意味で、育成牛である「ながひめ」に大きく期待を持つ私です。



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