TESSの夏休みも終わりました〜。
さて、今日はポール・グライス(Paul Grice)
[1913 - 1988、イギリスの哲学者] が示した
4つの会話の公理についてです。
Paul Grice は、会話を効果的に伝達するために、
無意識または意識的に守っている4つの原理を定義しました。
・質の公理(the maxim of quality):正直であれ
Quality: Try to make your contribution one that is true.
(i) Do not say what you believe to be false.
嘘だと信じていることを言ってはならない。
(ii) Do not say that for which you lack adequate evidence.
充分な証拠を欠いていることを言ってはならない。
・量の公理(the mazim of quantity):情報の量を適切にせよ
Quantity:
(i) make your contribution as informative as is required
(for the current purposes of the exchange).
(現在のやりとりのために)必要十分な情報を提供せよ。
(ii) Do not make your contribution more informative than is required.
必要以上に多くの情報を提供してはならない。
・関連性の公理(the maxim of relaton):内容に関連していることを述べよ
Relation: Be relevant.
関係のないことを言ってはならない。
・様態の公理(the mazim of manner): 明確にせよ
Manner: Be perspicuous.
(i) Avoid obscurity of expression.
不明瞭な表現をさけよ。
(ii) Avoid ambiguity.
いろいろな意味に取れる表現をさけよ。
(iii) Be brief (avoid unnecessary prolixity).
短くせよ(不必要に冗長にすることを避けよ)。
(iv) Be orderly.
順序正しく述べよ。
だから、もし、「それはジョンだ」ということが確かでなければ
That is John.
と言ってはいけませんね。
確かでない場合には、その確実性の度合いによって、ネイティブは法助動詞を使い分けているようです。(日本語も同じですよね)
That must be John.
That will be John.
↓
↓ 確実性が低くなります
↓
That may be John.
That might be John.
That could be John.
Generally, we believe what you said.
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