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4月21日木曜日。

いとしま菜の花プロジェクトの記念すべき第1回お話し会を開きました。

06「大切な人を守るために~ちゃんと知りたい!原発のこと、放射能のこと~」と題し、
たんぽぽとりでの山中陽子さんと「まだ、まにあうのなら」の著者甘蔗珠恵子さんに講師をお願いしました。

お二人ともに、25年前に起こったチェルノブイリ事故を機に、「大切な人を守るためには、事実から目をそむけてはならない」という思いで、自ら調べ、学び、そして、声に、行動に、表し続けてきた方です。

私も、2人の子どもを持つ母として、今回の原発事故は、決して他人事ではないと強く感じています。
そして、この子たちを守っていくためには、まず、私自身が学ばなくては…と思い、女性として、母として、一人の人間として先輩にあたるお二人に来ていただいたというわけでした。

04当日は、平日の昼間にもかかわらず、40名(+子ども20名)を超す人々が集ってくださり、
予想を上回る人数の多さ、顔ぶれの多彩さからも、関心の高さをひしひしと感じました。

(久留米や直方、那珂川など遠方からお越しの方もいらっしゃいました!)


お話は、陽子さんが作成してくださったボリュームある丁寧な資料とパワーポイントをもとに、
主に
①福島第一原発で起こっていること
②原発の「はじまり」「あいだ」「おわり」の過程で起こっている様々な被害
③身近な玄海原発と私たち、そして未来のこと

について、話しがすすんでいきました。

お話の中で、普段、テレビで流されている情報や数値のからくり((たとえば、「安全基準値」自体が、地震直後に改訂されていた!http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-10840401390.html)など「え~っ?!」とびっくりするような事実も知らされ、いざとなった時に、国や企業が必ずしも守ってくれるわけではないことを痛感しました。


18お話の後の質疑応答では、
「これだけの害(リスク)が明らかな原発を、なぜ、電力会社も国も進めるのか?なぜ、なくならないのか?」
「原発運行には長の意向が大きく反映されると思うが、玄海原発の場合(佐賀知事、玄海町長)はどんな姿勢なのか?」
「また、福岡はどのような動向をみせているのか?」
「多くの人が『原発がないと電気がなくなる』と思いこんでいる。けれど、実際は、原発がなくても電力は十分に供給できる。そのことを知らない人が多すぎる。」
など、次々に質問や意見が飛び交いました。

20それを受けて、珠恵子さんが、本を書いた時の心境、その後の周囲の反応と、今の現状を重ね合わせながら、
母としての思い、そして、知り、考え、伝え続けることの大切さについて、思いを語ってくださいました。

お二人ともに、元々は普通の主婦でした。
ところが、チェルノブイリ事故をきっかけとして、原発の本当の恐ろしさに気づき、それを見えなくしているいびつな社会構造に気づき、「それに目をつぶってはいけない」と学び続け、行動し続けてこられたのです。
このような方がいらっしゃって、今の私たちがある。
なんだか、私は、お二人に大切なバトンを渡されたような気がしました。



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時間はすっかりお昼をまわり、子どもたちも「おなかすいた~~~!」と限界なってきたため、昼食タイムへ。




14唐津の天然酵母パン「てんぴや」さんがパンを販売してくださいました。
小麦と水による自家製酵母で丁寧に作られたパンは、噛むごとに味わい深く、ほんとおいしっ!
あっという間に売り切れてしまいました。



さて、昼食でお腹も心もゆったりと緩んだところで、引き続き、意見交換に…。

講師を囲みながら、次々と手が挙がり、それぞれの思いを共有し合いました。28





「マスコミの報道を見ていると、あまりの稚拙さに怒りを通り越して情けなさを感じる。」(講師も会場も同感!)

「関東に友人がいて、小さな子どももいる。『大丈夫なの?』と心配だけど、彼女たちには彼女たちの生活があり、どうすることもできない。『私に何ができるのだろう?』と自問自答し続ける日々。どうすればいいのでしょうか?」
→「身近でできることを始めている人たちがたくさんいる。例えば、福島の妊婦さん達に安心して食べられる野菜を届けようという活動がスタートしている。また、小さな集落単位で、水力による電力の自給自足をやってみようという動きも生まれている。」

「今後、放射能汚染が拡大するに当たって、内部被ばくの問題が深刻になってくると思う。どうやって、自分や家族の身を守っていけばいいのか、とても不安。」
→「安全基準値といっても、それ自体が安全かどうか疑問。けれど、一方で、神経質に『何も食べられない!』と悲観的になるのも問題。放射能の被害は、確率の問題と言われている。…であれば、たとえ、体内に取り込んだとしても、それを跳ね返すくらいの免疫を高めていく工夫をする!(発酵食品を取り入れた伝統食などや、「大丈夫、大丈夫」と愛と思いを込めて調理することなど)
それって、結局、私たちのこれまでの食生活が問われているのかもしれない。」

「やはり、声に出す、行動することの大切さを感じている。国の原子力委員会が原子力政策についての国民の意見を募集している。たとえば、今日学んだことを反映して、ここに意見を書いてみることも一つの手段。」
「他にも、たとえば、市役所に電話してみるとか。決して立派な意見を伝えなくてはならないわけではなく、例えば『子どもを抱えていて、本当に不安です。万が一の時、市はどのような対策を考えているのでしょうか?』と尋ねるだけでもいい。市民の命と安全を守るのは役所の第一義。そうした声がたくさん届けば、役所内でも何とかしなくては…と動きが生まれるはず」

「物事はあらゆる側面を抱えている。その一面だけをとらえるのではなく、どの部分に光を当てるかによって、問題解決の方向性は変わってくる。深刻な被害に目をそむけるという意味ではなく、それをしっかりと受け止めつつも、一方で、これまでの消費過剰なライフスタイル、飽食と言われる食生活を見直すいい機会をもらったと考えることもできる。」

などなど・・・
次々に飛び交う意見のどれもに、うんうんとうなづくこと、深く考えさせられることが多々ありました。

あっという間に時間は過ぎ、気づけば予定時間をはるかにオーバー。

31そこで、最後に、講師のお二人への感謝の思いを込めて、参加者からのプレゼント。

一つは、てんぴやさんの美味しいパン。
そしてもう一つはmonさんに代表してもらい、歌のプレゼント。
みんなで「ふるさと」を歌いました。


27「山は青き故郷  水は清き故郷」

思わず、歌いながら涙がこぼれました。

山はいつまでも青く、水はいつまでも清らかに・・・
そして、大切な人の笑顔がいつもそばにあり、日々を慈しみながら生きていくこと。

私たちの願いは、ただただそれだけです。

そして、そうあり続けるために、これからも、学び、つながり、行動し、自らの未来を選択していきたいと思います。


08会場には、たくさんの黄色い花が活けられていました。
これは、チイサイハナヤのちかちゃんが、彩ってくれたもの。

チカちゃんに聞いたのですが、真っ先に春を知らせてくれる色は、白でもピンクでもなく「黄色」なのだそうです。


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この地球に、本当の春が訪れるよう、
糸島から、シアワセの黄色いじゅうたんを広げていきたいな…
そこに、子どもたちの笑顔がいつまでも花開く世界でありますように…


そんな未来を描きながら、いとしま菜の花プロジェクトは、これからも動き続けます。