新型コロナ肺炎の拡大、欧米を中心に拡大の勢いが止まりません。
スペインはイタリアに続いて大惨事になりつつあり、米国の患者数の増加もいちぢるしくなっています。
国内の新規患者発生もじりじり上がってきました。
特に東京ですね。マズいです。
地方は比較的平穏なのですが。
地方は比較的平穏なのですが。
小池知事から、都民にむけ非常事態宣言。
週末の不要不急な外出制限の要請が出ています。
週末の不要不急な外出制限の要請が出ています。
帰国者の検査陽性者も増加傾向とのこと。
感染の一気な拡大にブレーキができるか否か。正念場です。
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生活習慣病。
一般には、メタボリックシンドロームに代表される病気のカテゴリーと考えられています。
糖尿病、高脂血症、高血圧、動脈硬化性疾患。
死の四重奏とも。主に内科の担当する疾患ですね。
ところがです。
メタボリックシンドロームの範疇で、初診が整形外科にかかる中高年。
画像診断外来では、割と良くみるんですね。これが。
えっ? 何ソレって思いませんか。
あるあるな1例を。
主訴;腰痛、左膝痛
一般には、メタボリックシンドロームに代表される病気のカテゴリーと考えられています。
糖尿病、高脂血症、高血圧、動脈硬化性疾患。
死の四重奏とも。主に内科の担当する疾患ですね。
ところがです。
メタボリックシンドロームの範疇で、初診が整形外科にかかる中高年。
画像診断外来では、割と良くみるんですね。これが。
えっ? 何ソレって思いませんか。
あるあるな1例を。
主訴;腰痛、左膝痛
40代後半の女性。ぱっと見、結構いい体格。
話をすると元気で。いわゆる肝っ玉お母さん系。
話をすると元気で。いわゆる肝っ玉お母さん系。
二週間前から誘因無く左膝痛、腰痛を生じたという。
受診した整形で単純レントゲンを行ったが特に異常はなかったとのこと。
受診した整形で単純レントゲンを行ったが特に異常はなかったとのこと。
依頼されてきたMRIは腰と左膝です。
患者さんとの会話がこんな感じ。
患者さんとの会話がこんな感じ。
Dr. 「痛み、よくわかりました。ところで、体重です。昔と比べ増えましたよね。」
Pt. 「ハイ。」
Dr. 「10kgくらい?」
Pt. 「いや、もう一声ぐらい、ははっ」
Dr. 「痛みの原因、それですよね。」
Pt. 「ハイ、自分もわかっています。」
Dr. 「で、運動。してみた。結構歩いたでしょ」
Pt. 「ハイ。」
Dr. 「で、痛くなった。」
Pt. 「何で判るんです?」
Dr. 「そりゃね、それだけ体重増えて、いきなり体重減らそうと気合い入れて歩いたら、膝や腰に来ますって」
「運動の種類を選びましょ。」
Pt. 「何がいいです?」
Dr. 「そうね。自転車かな。20分位。週3回を目標。」
「ジムでエアロバイクでもいいけれど」
Pt. 「お金かけられないので、とりあえず通勤を自転車 に替えてみます」
「ジムでエアロバイクでもいいけれど」
Pt. 「お金かけられないので、とりあえず通勤を自転車 に替えてみます」
MRIの結果?
左膝 内側・外側半月板損傷
腰椎椎間板症と脊柱管狭窄、変形性腰椎症
しっかり見えてました。
オマケに。膝にも、背中にも。分厚い皮下脂肪の層ね。
膝あたりなんか、面積で半分位が脂肪だったりする。
膝あたりなんか、面積で半分位が脂肪だったりする。
10数キロの重りを長年背負って生活していたら、当然、荷重ストレス半端ないって。
メタボリックシンドロームの悪循環、ですね。
そのままでは、運動もままならないです。
さりとて、食事を減らすだけでは治療にならないです。
ダイエットのやり方、生活習慣の見直しにも工夫が必要ですね。
メタボリックシンドロームの悪循環、ですね。
そのままでは、運動もままならないです。
さりとて、食事を減らすだけでは治療にならないです。
ダイエットのやり方、生活習慣の見直しにも工夫が必要ですね。
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