哲舟の呑む喰う浸かる、歴史に憩う

※歴史をはじめ、史跡・酒場・温泉めぐりの話題などをゆるりと綴っております。リンクはフリーですが、無断転載はご遠慮ください。
※コメントは承認制にしてありますので、掲載を希望されない方は、そのように書いてくだされば幸いです。(哲舟/上永哲矢)

三国志フェス2015を振り返ってみる。

1月31日(土)、横浜産貿ホール「マリネリア」で開催された「三国志フェス2015」。

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昨年は開催されなかったので4度目の開催。

※補足。どうも、一部の人に私は「主催者」だと思われているみたいなので(笑)、このさいハッキリと書いておきたい。私は三国志フェスの主催者ではありません。主催者はUSHISUKEという人で、私は彼のサポートにすぎません。毎回報告みたいなものを書いていますが、商売柄こういうレポートを書くのが好きなので、許可だけはもらって、勝手に書いています。よって公式の声明でも何でもないので、それを踏まえたうえで読んでいただければと思います。

今回は、主に自分が企画や出演で関わったイベントを中心に、サラッと振り返っておきます。
※写真撮影・提供=こうさん(三国志フェス実行委員会 公式カメラマン)

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今回、一番深く関わらせていただいたのが、こちら。当日15時から、黄河ステージで始まったイベント、「布袋戯」(ほていぎ/ブゥダイシー)である。チャンチンホイさんが主宰する劇団「著微」(ちょび)さんによる人形劇で、「魯粛、赤壁に辟易(へきえき)」というお題。これは結構前から、団長チャンチンホイさんと準備していた持ち込み企画となる。ただ当日、団長が諸事情で出演できないということになり、あらかじめ公募でユニットを組んでおられた、爆烈Qさん、吉岡さん、十枝内さんの3人で演じることに。私はその前説役で、布袋戯や演目の説明をさせていただく。

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これは、昨秋に三国夜話で公開された「魯粛の溜息」の完成版。あのときは魯粛、周瑜の2体だけだったが、今回は諸葛亮も加わっての3人芝居。光栄にも、私が台本の原案を書かせていただき、それにチャンチンホイさんと爆烈Qさんがアレンジやキャラの個性を加えて録音。

その音源に合わせ、キュートな魯粛(赤)・周瑜・諸葛亮(青)3体の人形が舞台を所せましと動き回った。団長不在という状況のなか、お三方が練習の成果を発揮され、見事に完成された布袋戯を見せてくださった。稽古の時間も十分ではなかったと思うが、すばらしい。本当に感動しました。(くわしくは、爆烈Qさんのブログを)

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布袋戯のあとは、毎度の人気イベント「京劇」。劇団・新潮劇院の張小山さん、張飛鳳さんが出演。
こちらも私は布袋戯同様、前説を務めさせていただき、あとは15分ほどの実演。演目は、「三気周瑜」という長い京劇の一場面となる 「芦花蕩」(ろかとう)。主役の張飛を張小山さん、対する周瑜を張飛鳳さんが演じてくださった。演目について、詳しくは新潮劇院さんのサイトで紹介されています。時間が押してて、中途半端な解説になってしまったのが心残り。

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役得で、イベント開演前に一枚パチリ。飛鳳さん、鮮やかできれい。小山さん、デカいなあ。張飛だ。次のイベントの打ち合わせがあったので、京劇は途中までしか観られずに残念だったが、お二人とも本当に見事な演技でした。

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次のイベントというのが、黄河ステージの最後に始まった「三国志DE中国大陸一周旅行」。三国志好きが高じて、現地に行ってきた人たちがパネリストとなり、旅先での体験談などを展開。司会はレキシズル首脳の渡部麗さん、パネリストは、左から、さくら剛さん、盛山春美さん、わたくし哲舟、おとぼけさん、という具合。

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私は曹操高陵(墓)、古隆中、合肥の写真を披露。さくら剛さんは、主に長江の張飛の首が流れてきた場所、盛山春美さんは五丈原、おとぼけさんは楼桑村だった。1時間という尺の都合上、ひとり10分程度の持ち時間だったので、あまり密度の濃い話ができなかったのは残念。個人的には、この企画だけで1本イベントができるんじゃないか、と思えるほどポテンシャルを秘めたもので、少し勿体なく感じた。でも、渡部さんが時間内にうまくまとめてくれた。さすがである。

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前半のイベントも少しだけ。やはり今回も強かった、すっぽん大学さん。お笑い三国志V2おめでとうございます。あまり、しっかりと見れていなかったが、爆烈Qさん、バンカラデンキさん、ダイパニックさん、パップコーンさん、みんな面白かった。

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やついいちろうさん、おくまんさんのトークショー。横で書きとめておいた、好きな男ランキングの結果は、こちら。曹操が1位は、まあ順当かな。本当はもっと色々なランキングが予定されていたと聞くが、結果的に実施されたのは、好きな男ランキングのみだった。無難なところに落ち着いたようだ。

企画したもの、出演したものと、2つのイベントが連続していたので、ということで、あっという間に終了してしまった感じの三国志フェス。おかげで今回は、あんまりブースにも顔を出したり挨拶に行く暇がなかった。そんななかでも、少しだけ、顔見せも兼ねて紹介しておくと・・・。

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今回も三国志カクテル(新作の絞り出せ法正、鋭く陳宮、ピーチ朱桓が登場)を頑張って提供してくれた、レキシズル。両脇は、黄河ステージ総合司会のおふたり、磯部深雪さん、Hiromi tangさん。司会の大役もさることながら、特注衣装が素晴らしくお似合い。

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三国志フェスの公式キャラクター(名前は、ぎごしょっくんに決定)のデザイン、三国志ビンゴのイラスト執筆、お笑い三国志の審査員も務めるなど、ご活躍だった明加さん。

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今回、「日中友好」がテーマでもあったので、それを体現するブースを出展してくれた、「和華」(わか)の編集長、孫さんとスタッフの高さん。「和華」は日中交流をテーマに制作されている同人誌。とても興味深い内容で、よくイベントも開催している。

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そうだ、忘れてはいけない。今回はステージが2ヶ所設けられており、黄河ステージのほかに、長江ステージという小さめのアットホームなステージも登場。そちらのステージのMCを、前回などで「曹操暗殺」のイベントでお世話になった、メディアゲートの声優さんにお願いしたので、私が長江ステージ全体のMC台本も書くことになり、最初だけ付き添う。写真は開場前の打ち合わせ風景。最初にライブ出演された、東々(どんどん)さんを囲んでいる。

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昨年、神戸の六間道商店街の三国志まつりで、三国志に関連する唄を披露された東々(どんどん)さん(左)。噂には聞いていたが、実に張りのある美しい歌声だった。むろん声だけでなく御顔も。日中両語で歌えるのが素晴らしい。同じく六間道からお越しのむらやさん(右)、出展者であり実行委員の伏竜舎さんと。

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墨絵のアーティスト、垂井ひろしさんはライブペインティングという、貴重なものを披露してくれた。当日朝、仕込みから自ら準備された真っ白なパネルに、約12分ほどでご覧の呂布を描き上げた。まさに職人芸だ。杉山さんによる、パーカッションのリズムも非常にノリがよくて、「何ができるのかな」と興味をそそられる雰囲気だった。

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横山光輝『三国志』公式解説本、『待てあわてるなこれは孔明の罠だ』の著者、原寅彦さんと、ゲームカフェバー「ナインティ」のオーナー林さんによるトークショーも絶口調。時間の関係で、チラッとしか観に行けなかったけど、たくさんの人がステージを囲んでいて、賑やかな様子だった。その後も、仙石知子先生による、三国志講座「関羽の義」が開講され、こちらも大勢のお客さんが熱心に聞き入られていた模様。聴きたかったなあ。

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長江ステージのMCを務めておられた、前田美果さん(左)、奥原ひとみさん(右)。中央、顔だけで申し訳ないですが、黄河ステージの影ナレ(案内アナウンス)をしてくださった榛澤北斗さん。チャンネル銀河ブースにて。お見事でした!お三方の事務所、メディアゲートさんに感謝。

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楽しいひとときは、あっという間に過ぎ去るもの。

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昼の部が終わったあとは、もう「夜の三国志フェス」を楽しむだけ。まあ、スタッフや他の実行委員の皆さんが昼の会場の片付けに奔走するなか、私は伝令役を頼まれたので、割とすぐに移動させてもらった。申し訳なくも。

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夜の部を最初に盛り上げてくれたのは、DJ ようなぴさん(中央)のライブ。彼女と臨時ユニットを組んだ、ハシダカズマさんと寺尾さん。ようなぴさんは、後のステージもすっかり楽しまれて三国志ビンゴ大会にも参加。「三国志武将かるた」を当てておられた。申し訳ないながら、ようなぴさんが所属されている「ゆるめるも!」も、まったく知らなかったのだが正直かわいい、と思った。これから気になる存在だなあ。

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これが噂の、おくまんさん発案の三国志ビンゴ。おくまんさん発案なので、真ん中はお気に入り武将の王平というのが、また独特。これが盛り上がった。私も当然、自腹で買って参加しましたとも!はい自腹です。が、全然かまいません。

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2013に引き続き、夜の部の大トリを務めたおもしろ三国志さん、三国志ファンだらけの空間で、今回もまさに水を得た魚。熱唱に次ぐ熱唱でお客さんとともに、燃え尽きておられた。時間もたっぷりあったので、今まであまり聴いたことがなかった曲も聴けて、お得感があったなあ。昼のブース出展(右)のときとのギャップがまた面白い(笑)。左が普段着で右が庶民のコスプレ。

ということで、今回も大いに盛り上がりを見せた三国志フェス2015が終了。よその国の歴史のことなのに、これだけのファンが日本に居るというのは不思議なことだし、でもその中に自分も身を置くことができて幸せだなあ、と毎回思う。次回開催がいつなのか、開催されるのかどうかも、まったく知らない。でも、是非また開催されて欲しいし、何かできることがあれば協力して、それで来場者を少しでも喜ばすことができたら自分も心底嬉しい限りだ。


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今回とくに感じたのは、大勢の人が集まれば、出演者、参加者、さまざまな意見が出てくるということ。 そのどちらでもない傍観者さえ、何か言ってくる。当然、スタッフの意見だって一つではない。それを集約して開催に漕ぎつけるのは、並大抵の努力ではできない。身の丈にあったものをやればいい、という声もあった。でも、敢えて大規模なイベントに挑戦した主催者に敬意を表したい。重要なのは意欲。その中で自分に何ができるか、参加者は自分がどう楽しむかを考ればいいのではないかと改めて感じた。

今回も楽しかったです。関わったすべての皆さん、特に多数の黄巾党こと、ボランティアスタッフの皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。

※写真撮影・提供=こうさん(三国志フェス実行委員会 公式カメラマン)
※当日取材に来られていた歴人マガジンさんの記事も是非どうぞ。
 

『三國夜話 ー三国志ファンイベントでございますー』大盛況!

先日、告知をさせていただいた、でんきたいぷpresents
三國夜話 ー三国志ファンイベントでございますー』が10月19日、開催された。
私も出演者の一人として参加してきたので、ごく簡潔で申し訳ないながら書き残しておきたい。

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場所は、居酒屋形式のライブハウス「阿佐ヶ谷ロフトA」。
来場者は60名はいただろう、超満員近くに膨れ上がった。

タイトルのごとく、三国志ファンに喜んでもらおうとの趣旨で、エンタメ系の人々を
一同に集めて行なわれたこのイベント。まずはこの日のために用意された
特別メニュー「桃園サワー」でカンパイ!

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三国志フェス2013の「エンペラー・オブ・お笑い三国志」で会場を爆笑の渦に包み、
みごと初代笑帝に輝いた、すっぽん大学さんの、今回は客いじりもたっぷり披露された
超絶に面白いコントによるオープニングに始まり・・・

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著書『待てあわてるなこれは孔明の罠だ』でおなじみ、トウトヌ・・・じゃなかった、
原寅彦さんの「横山版三国志LINEスタンプ解説コーナー」。
これも含め、前半はゲスト全員登壇してのフリートーク。楽しかった。

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三国志大好き芸人の爆烈Qさん登壇。「三国志フェス2013」では三国志愛みなぎる
紙芝居をバシッと披露されたQさん、今回は横山光輝三国志の突っ込みどころを
絵を見せながら痛快に語ってくれた。

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日本の本土で唯一の布袋(ほてい)人形劇団、著微(ちょび)主催の
チャンチンホイさんによる人形劇の実演。
これまた、この日のため、特別に三国志の演目を上演してくれた。
名付けて「魯粛の溜息」。実はこれ、私が書かせていただいた、
急ごしらえの脚本だったが、チンホイさんが見事に劇にしてくれた。
周瑜にこき使われ、最後には皿をまわすユーモラスな魯粛の動きと喋り、素晴らしかった。

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終演後、チャンチンホイさんにインタビューして5分ほどトーク。
トークも面白いチンホイさん、その「インチキ中国人」ぶりが大受けだった。

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映画「曹操暗殺~三国志外伝」(原題:銅雀台)のプチ上映会。
10分ほどの映像をみんなで観て、その後に感想を気ままにトーク。
結構、未見の方も多かったようだし、ファンのみんなと一緒に観られたのが良かった。

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そして最後は、この人。おもしろ三国志さん。日本唯一の三国志ミュージシャン。

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この日は10月19日だから「トータクの日」と勝手に決めて「董卓討つべし!」ほか、
「呂伯奢」「奥方様」「ヴィ周郎」を熱唱。場内は最高のボルテージ。
会場の構造上、総立ちで楽しむわけにはいかなかったが、それでも十分な盛り上がり。

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最後は全員、古き良き中国のあいさつ「拱手」(きょうしゅ)で、シメて終わり。
この凄いメンバーと一緒に出演させていただいて、光栄であるとともに、
実に幸せなひとときだった。三国志ファンはすばらしい。

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楽屋での団らんのひととき。左奥は、今回紅一点として出演された、
歴☆女子会主宰者の磯部深雪さん。
右から二人目が、司会の大任を務めてくださった、
ゲームカフェ・バー「ナインティ」オーナーのはやしさん。

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企画ユニット「でんきたいぷ」のお二人(後列右端と前列左端)にも感謝するとともに、
主催イベント2回目にして、大成功を収められたことに拍手を送りたい。
今回、「三国志フェス実行委員」もこのイベントに協力していて、
私もキャスティングなど、お二人にアイデアなどを少し提供させていただいたが、
主催者の頑張りなくしては実現不可能な、完成度の高いイベントだったと思う。

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左は今回、来場者にプレゼントされた関羽コースター。
右は、イベントを観に来てくれたイラストレーターの明加さんが書いてくれた、皿回し魯粛。
イベント翌日にすぐ描いてくれて、すばらしい!

願わくば、またこんなイベントに出演したり参加したりしたいものだ。
明加さんがツイッターで、「三国志充させていただきました、こんなTVとかラジオ番組が
あったらいいのにな~」とつぶやいておられたが、まったくその通り。

そんなものがあったら毎日でも聴いてしまうだろう。
まあ、とにかくイベントをやるとなるとその労力は大変なものだけど、
来てくれた人の「楽しかった」という一声が、主催者には何よりの励みになるし、
次へのモチベーションにつながると思うから、来場者の皆さんはもっともっとそう言って
イベント企画者やプレゼンターの尻を叩いてあげてください(笑)。

※当日、取材に来られていた「歴人マガジン」編集長による詳細なレポートがこちら。
https://rekijin.com/?p=3104
書かれているように盛り上がりすぎて時間が押して・・・
ただ、2時間てことはないかな。まあ1時間は押しました(笑)。

※写真撮影=企画ユニットでんきたいぷ、 USHISUKE氏
 

10/19、三國夜話 -三国志ファンイベントでございます- 開催。

今年は残念ながら「三国志フェス」はありませんが、東京で素敵なイベントがあります。
真面目っぽいトークあり、お笑いコントあり、ライブありの盛りだくさんなイベントを、飲み食いしながら楽しめます。三国志祭や三国志フェスのような規模ではありませんが、昨年の「夜の三国志フェス」、2012年の「Mini三国志フェス」に迫る、いや超える?イベントになると予想しています。私、哲舟も一ゲストとして出演させていただきますが、ファン目線から見ても非常に楽しみです。ご興味ある方はぜひ観にいらしてください!

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『三國夜話 ー三国志ファンイベントでございますー』

日時/2014年10月19日(日) OPEN 18:00 / START 19:00
会場/阿佐ヶ谷ロフトA
前売¥2,000 / 当日¥2,300(共に飲食代別)
前売券、イープラスで好評発売中。ただし席数限定ですのでお早めに!

【司会】 林直哉(GameCafe&Bar Ninety)
【出演】 おもしろ三国志(ミュージシャン)、すっぽん大学(お笑い芸人)、爆烈Q(お笑い芸人)、磯部深雪(歴☆女子会主宰:眼帯担当)、原寅彦(作家・横山光輝版三国志LINEスタンプ作成者)、布袋人形劇団「著微」(ちょび)、哲舟(歴史コラムニスト)
【協力】三国志フェス実行委員会

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「10月19日(日)、阿佐ヶ谷ロフトAで僕たちと桃園の誓い!」
時代を超えて愛され続ける超ロングコンテンツ「三国志」を
企画ユニットでんきたいぷDept.が独自の解釈でイベント化。
三国志をこよなく愛するゲスト陣が時におかしく、
時に真面目に三国志について大いに語り尽くします。

トークのほかにも、映像、ライブ等盛り沢山の「三国志」×「エンタメ」イベント。
三国志フェス実行委員会も全面協力、
コアな三国志ファンの方はもちろん、初心者も大歓迎。
もちろん、お一人さまでも安心してご覧いただける、アットホームな催しです。
当日のみの三国志メニュー(フード・ドリンク)も提供されます。お気軽にお越し下さい!

来場者には横山版三国志オリジナルコースター、プレゼントとか。これで2000円は安い。

三国志を題材にした舞台『THRee'S』[スリーズ]を観劇。

THRee'S」(スリーズ)という舞台を、東京・笹塚ファクトリーで観てきた。
ENGという演劇団体による三国志演義を題材にしたお芝居。(期間:2014年9月10日~15日)

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今回、とくに知り合いの役者さんが出るわけでも、ご招待を受けたわけでもなかったが、
Twitter上に流れる観劇した人の感想を見るに、非常に評判が良さそうなので
千秋楽の前日(9月14日)に駆けつけてみた次第。チケットは売り切れ間近ながら、
公式アカウント経由で主催者に直接連絡してみると、ご厚意で確保してくれた。

観た感想としては、評判にたがわずというか、面白かった。
黄巾の乱、桃園の誓い、董卓討伐といったあたりの話をメインで、いわゆる三国志演義の序盤の展開を舞台にしたストーリー構成。劉備・関羽・張飛を主人公としながら、曹操や袁紹も活躍し、董卓や呂布が悪役として劉備らの前に立ちはだかる。その一方で王允、貂蝉、霊帝、宦官の存在がストーリーの軸として動くという奥深さがあり、三国志の複雑な時代背景における権力抗争もしっかりと描写されていた。

演義の根幹でもある劉備三兄弟の熱い絆など、三国志のエンタメ性もよく再現されていたところも良かった。合戦や斬り合いのアクションシーンもふんだんに登場したが、王允や曹操らの衣装が漢服であったり、関羽・張飛ら武将たちは横光漫画風の鎧を着ていたり、武器が青龍刀を模したものであったりと、三国志らしい雰囲気も良く出ていた。

もっと大胆にアレンジされているのかと思いきや、十常侍などの宦官の存在や、肉屋の何進が外戚として大将軍になるなど、意外と原作の設定などはしっかりと盛り込まれており、本格的な三国志ファンの鑑賞にも耐えうる作品と感じた。ただ、その分セリフが説明的に過ぎ、冗長に感じられる部分もあったのは確か。

こういう作品では、ファンよりも、予備知識がない人のほうが、かえって物語に入り込みやすいかもしれない。下手に知識があると「ここはあの場面で・・・この人物はこうで・・・」と、つい考えてしまう。実際、観客の大半が三国志をほとんど知らない人のようだったが、充分に楽しんでいた模様だ。

いささかのネタばれになってしまうが、●●●●●●●という、いわゆる古典的な手法が用いられていたので、個人的に興がそがれる部分もあった。ただ、そのあたりは三国志演義という原作にも多少みられる超常現象的な部分にも通じるものがあるし、まるっきり世界観を壊していたわけではないので、概ね好意的に観ることができた。

2時間45分という長い舞台だったわけだが、休憩なしの「ぶっ通し」は、観る側に負担を強いるものに思える。観た感じ、一応は前半と後半とで展開が分かれていたようなので、休憩を入れてもテンポが損なわれることはなかったのではないだろうか。

ダンスを入れてミュージカル要素を盛り込みたいのは分かるが、その分だけ上演時間は長くなるわけで、そこは削っても良い部分かと思えた。ただ、上演時間が長いことでそれだけ長く「三国志」の世界を楽しませてくれたのは有難いとも思えたし、実際の時間ほどの中だるみ感や、「長さ」を感じたわけではなかったことは付け加えておきたい。

昨年観た、劇団ショーGEKIの舞台「サンゴクシ」が、文字通り三勢力の対立という展開だったのに対し、「THRee'S」は三国志演義の序盤の、つまり劉備たちが大きくなってゆく過程を描いた、ちょっとRPG的な要素の強い、スリリングな展開が売りといえる。殺陣の見栄えや世界感では「サンゴクシ」のほうが好みではあったが、先にも述べたように衣装などの凝りようが、三国志らしさをよく現しており、甲乙つけがたい内容だったと思う。

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控室前に置かれていた、役者さんへのファン一同からの花輪の中に、青龍偃月刀を発見。粋なことをするファンがいらっしゃるものだ。

終演後、役者さんたちが控室から客席に少しずつ出てきて知人・友人方に挨拶しておられたが、私服に着替えて来られたので、誰がどなただか分かなかったり、声かけづらかったりで、一番インパクトのあった何進役の佐藤圭右さんに「面白かったです!」と言って出るのが精一杯であった(笑)。

ヒロインの貂蝉、劉備の母、霊帝の奥方である何皇后、王美人、架空の女性である美帆、小龍など・・・美女たちに会いたかったよ(笑)。あと、大の三国志好きらしい主宰者・佐藤修幸さんにも挨拶したかった。まあ、今回は一緒に写真を撮るなどの機会には恵まれなかったが、またご縁があれば「ENG」の公演や、出演しておられた役者さんの舞台を拝見したいと思う。

三国志ファンとしては、この舞台を機に、三国志好きが一人でも増えてくれたら嬉しい限りです。

(THRee'S公式サイト)http://eng02threes.web.fc2.com/
 
※追記(2014.9.18)
個人的にツボで、印象に残る演技を披露してくれたのが、名族らしい威光と情けなさを程良く醸し出していた袁紹を演じた齊藤伸明さん、女性の荀彧を凛々しく演じた内山智恵さん、既存のイメージを打ち破るイケメンな董卓を演じた石部雄一さん、不思議と存在感のあった丁原を演じた下塚恭平さん。ほか、名前は挙げられませんが皆さんそれぞれに持ち味を発揮し、頑張っておられて好印象でした!

三国志講座開講します。

9月28日(日)から月1回、初心者の方向けの三国志講座を東京・大久保で開催します。
有料で恐縮ですが、三国志好きの方、とくに初心者の方、もしご興味ありましたらどうぞお越しください。
入場できる人数に制限がありますので、受講希望、お問合せはこちらへ、ご連絡をお願いします。

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黒田官兵衛の足跡を追う、城とグルメと温泉たび(4) ~兵庫・番外 編~

2月は短いせいか、なんだか気ぜわしくて毎年あっという間に過ぎてしまう。
前回記してから、またしばらく間が開いてしまったが、先日行った
姫路・鳥取・岡山の旅路からの続きと雑感を上げて、締めくくりとしたいと思う。

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岡山であまりのんびり出来なかったのは残念だが、やむなく神戸まで戻って、
そこから、「粉もの」の町、新長田へ。友人に紹介してもらった「ひろちゃん」という店で、念願の明石焼きを食べる。姫路のタコピアで食したのは「明石焼き風たこ焼き」だったので、今度は本当の明石焼きを食べたいと思っていたのだ。やかんに入った出汁を椀に注ぎ、それに付けて食べる、ふんわり柔らかい粉物。地元の人は単に「玉子焼き」と呼ぶ理由がわかる。出汁はそのまま飲んでも上品な薄味で、とても美味しい。

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これも関東に居たら、ほとんど食べる機会のない「ソバめし」。焼きそばとご飯を
一緒に炒めるという、ユニークな食い物。それにしても関西人は本当に焼き物、粉物が大好きなんだなあ。食は生活の一部だから、鉄板もまた生活の一部。関東では粉物屋というと、大抵は自分で焼かなければいけないのだが、関西はお店の人が焼いてくれるのも、美味しい理由かもしれない。そのほうが楽に美味しく食べられていい。

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そのまま元町のホテルに泊まり、翌朝はホテルに荷物を預かってもらって、
神戸電鉄の粟生(あお)線に、のんびり揺られ「三木上の丸」駅へ。兵庫県三木市別所町にある、とても長閑な駅。あいにくの雨となったが、気にせず向かう。

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ここに何があるのかといえば、駅から歩いてすぐのところに、三木城の跡があるのだ。
そう、三木城といえば、秀吉が「三木の干殺し」と呼ばれる苛烈な兵糧攻めを行なったところ。また、竹中半兵衛がこの陣中に没したことで知られる。

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こういう絶壁を登ってみると、その昔は堅城だったのだろうな、と感じさせる。

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本丸に到着。何もないのかと思ったら、以外に色々な遺構があって、
これは「カンカン井戸」と呼ばれる当時から残る井戸。石を投げ込むと「カンカン」と音がすることから付いた名前だそうだ。鉄柵に覆われ、石は投げられないようになっている。

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当時の城主、別所長治の銅像もあった。背後の丘には辞世の句を刻んだ石碑がある。
「今はただ うらみもあらじ 諸人の いのちにかはる 我身とおもへば 」
鳥取城の吉川経家、備中高松城の清水宗治と同様、開城の条件として我が身を犠牲にした義将。これら3名は、もう少し有名になってもいいのではないかと思う。

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長治の自刃や、三木合戦の様子を描いた絵の描かれた案内板があった。
ちなみに黒田官兵衛は、この合戦が始まってまもなく、有岡城(伊丹城)で捕らえられ、1年間の幽閉生活を送る羽目になった。助け出された後、官兵衛はこの三木城攻めの陣中に復帰したという。

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本丸跡から城下を見下ろす。今回の旅では、秀吉が行なった「三大城攻め」と呼ばれる戦の舞台、
鳥取城(鳥取)、備中高松城(岡山)、三木城(兵庫)を、一度に訪ねることができたのも、これまた嬉しい限りであった。鳥取城と三木城はそれぞれ「渇え殺し」「干し殺し」と呼ばれる過酷な兵糧攻めをかけられ、備中高松城は有名な「水攻め」である。


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さて、再び神戸・元町方面へ戻って、近くにある花隈城を見にいく。ここは
荒木村重が有岡城、尼崎城で信長の軍勢に敗れたあと、執念深く立て籠もった城の跡。村重は結局ここでも破れ、毛利家を頼って中国地方へと落ち延びていく。

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現在、城跡にはかなりの量の石垣が積まれて天守台が設けられるなど、公園化しているが、
この石垣は当時のものではなく、模擬的に造られたものらしい。荒木村重が逃げた後、これを攻め落とした池田恒興がすぐ近くに兵庫城を築くため、花隈城は取り壊した。いずれにしろ当時はかなり大規模な城だったようだ。

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そのまま、神戸の南京町(中華街)へ。春節の催し準備の真っ最中で、程よい賑わい。

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南京町に来たからには、名物「豚まん」で有名な老祥記(ろうしょうき)へ。
土日などは行列が絶えない店だが、雨模様で平日の午前中ということもあり、2~3人しか並んでいなかったが幸運だった。

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持ち帰る人が多いし、私も今まではそうしてきたのだが、今回は店内で
出来たてをいただいてみることにした。フカフカして旨い。1個90円。これでビールでもあれば最高なのだが、この店は本当に豚まんしか無いのである・・・(笑)。豚まんといっても、一口サイズの小さいものなので、10個も平らげてしまった。

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少し海岸のほうへ歩き、「神戸華僑歴史博物館」をサラッと見学し、海軍操練所の跡へ。
ここは幕末に、勝海舟が築いた海軍学校があったところ。当時、ここに坂本龍馬、陸奥宗光なども通っていた。なかなか面白いモニュメントが建っている。

さて、この旅もそろそろ終わりが近づいてきた。
新神戸駅に出て駅弁を買い、新幹線で帰京。なんとも名残惜しいが仕方ない。

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ちなみに購入した弁当は、これ。「官兵衛の築城弁当」。
写真がうまく撮れなかったので淡路屋のサイトから拝借した。城型の陶器はなかなか良くできているが、たいそう重くて嵩張るので、持って帰ってくるのに苦労した(笑)。中身は鶏つくね、鶏唐揚げ、きんぴら蓮根、官兵衛焼き印入り卵焼、竹炭薩摩揚げ、菜の花煮、人参煮、かやく御飯。味は普通においしいが、、容器に比べて中身には取り立てて特徴がないかな。

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官兵衛の弁当は持ち帰ってきたもので、実は新幹線の中で食べたのは、
この「肉めし」(1000円)。淡路屋の主力商品。国産牛のもも肉のローストをサフラン風味のご飯に敷き詰めてある。これ、結構好き。量がやや少ないのと、添え物がしょぼいのは難点だが。関東の駅弁大会とか東京駅の駅弁屋では淡路屋の弁当は売っていないので、なかなか食べるチャンスがない。

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あと、お土産で買ったものといえばこちら。姫路城の売店にて。官兵衛のお椀方の兜を模した、ぐい飲みだ。実用にするよりも飾っておきたくなる。

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姫路城のお屋敷庭園の建物玄関に展示されていた官兵衛の騎馬人形。
なかなか精巧に出来ているので、欲しかったけどもちろん売り物ではない・・・(笑)。

とまあ、こんな感じで有意義な4日間の旅でございました。鳥取や岡山は、いずれも随分と昔に行って以来、久しく足を運んでいなかったので、今回は本当にいい機会だった。またいつでも行きたいものだ。

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最後に1枚。太閤ヶ平(秀吉本陣)から見た鳥取城。
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