哲舟の呑む喰う浸かる、歴史に憩う

※歴史をはじめ、史跡・酒場・温泉めぐりの話題などをゆるりと綴っております。リンクはフリーですが、無断転載はご遠慮ください。

2011年08月

歴史好きの嗜み~信長の懐中時計ほか。

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横浜の古い時計屋で入手した、織田信長の懐中時計。私は腕時計はしない派で、時どき、これを持ち歩いて使っている。歴史好きとしては、身に付けるものにも歴史感のあるものにこだわりたいというか、その程度の心持ちである。

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蓋を開けると、こんな感じ。家紋が入っているのだから、わざとらしい「織田信長」の文字は要らないなとは思うが、仕方ない。夏は上着を着ないことが多いので、ポケットが少なくてあまり持ち歩けないが、これから涼しくなるから出番は増えよう。この時計、他に武田信玄、豊臣秀吉、徳川家康バージョンもある。定価は4万円ほどだが、私はもちろんそんなに出していない。時どきネットオークションで安く売る業者がいるから、運がよければ十分の一ぐらいの値段で買えるだろう。

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財布はこれ。「諸葛孔明」の札入れ。実は川本喜八郎先生からの頂き物でサインも入っている。「もったいない、使うなよ」という声も聞こえてきそうだが、財布は本来使うもの、むしろ使ってあげたほうが財布も喜ぶのではないかと思う。


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鞄の中には、増上寺で入手した家康勝ち運お守り。増上寺の寺宝・黒本尊にちなんで袋が黒い。他にも、石田三成「大一大万大吉」のキーホルダー(少し前にサントリーモルツに付いていたオマケ)などを使っている。まあ、別に見せびらかすほどのものではないが、皆さんも日ごろ、歴史グッズを使っていたり、身に着けたりしていたら、ぜひ教えて欲しいと思って書きました。

上野動物園を、三国志好きたちが散策

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この前の日曜、イベント「三国志街道の集い」に、久しぶりに参加してみた。
実は、このイベントにお邪魔させてもらうのはまだ3回目なのだが、
屋外だから、いつもの亀戸の中華料理屋トーク会とはだいぶ雰囲気が違っていた。

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今回の会場は、あのパンダで有名な上野動物園だったのである。
「三国志街道」的には、パンダは三国志の一部ということらしく、
三国志好き同士で動物園をぐるっと散策してみようという趣旨で、
今回は「遠足」とあいなった模様。だが、せっかくの機会なのに天は無慈悲。
雨のせいか、参加者はいつもの半数弱といったところ。

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それでも、ホスト役のおくまんさん(三国志芸人)と満田剛先生(三国志研究者)は、
メゲることなく、集合した参加者を鼓舞して士気を高める。
雨が降っているのは、于吉仙人(うきつせんにん)が呪っているからだ、ということで、
皆で天に向かい、「于吉のばかやろー!」と叫んだが、おくまんさん、それではまずいと思ったか、
「于吉さん、お願いします!!」に変更。大のおとな15人が、天に向かってそう叫んだ。
周りの人々が一様にこちらを振り返りながら通り過ぎてゆく。ああ、恥ずかしい。
そんな祈りが于吉に届いたのか、入園する頃にはだいぶ小降りになってきたような。まあ、気のせいとも言う。


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ジャイアントパンダ。今年の2月に中国から来た、シンシン、リーリーがいる。シンシンと来れば、ロンロン…と続けたくなるあなたは、オールド三国志ファン。悪天候なので、さほど人が並んでいなかったためじっくり見ることが出来た。小さい頃、親に連れられて見に来た記憶がよみがえる。そういえば、上野動物園に入園したのは7~8年ぶりぐらいだ。

満田先生が仰っていたが、3世紀ぐらいに書かれた中国の書物(山海経)には、鉄を食べるクマに似た白黒の動物が生息している、との記述があるそうだ。たしかに、笹をめきめきと捻じ曲げ、バリバリと喰らう様子は、鉄の棒でもかじっているような風に見えても不思議ではない。外見こそ愛らしいが、パンダは熊の一種。獰猛な性格も併せ持ち、笹以外にも肉など色々なものを食べる。本来は危険な動物なのである。尊敬の念を持って見たい。


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虎。


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バク。



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一通り、園内を見て回った後、おくまんさんによる三国志クイズ。
もちろん、三国志と動物にちなんだ問題が出題され、園内で撮った写真を見せて回答。
さっきの「虎」の写真が生きてくるのである。
だが、雨だから動物たちはあまり表に出てこず、獣舎の中にいたため、いい写真が撮れなかった。

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これは2問目の問題の正解。曹沖(曹操の愛息)にまつわる動物は?という問題。
象の重さの量り方を瞬時に答えたという、正史にあるエピソードだが、
満田先生によれば、曹沖の秀才ぶりを演出するための
作り話である可能性が高いとのこと。

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3問目は難問。最初、鹿…と思ってしまった。


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これも上手く撮れなかったので看板を。
天気には恵まれなかったが、「三国志遠足」を個人的には楽しく満喫できた。
いいじゃないか、こじつけでも。愛があれば。

今回が18回目となった「三国志街道の集い」だが、
次回は9月10日に開催される三国志フェスの中のステージイベントとして、
「赤壁」をテーマに出張版を行うそうだ。要注目である。

本日は諸葛孔明の命日、川本喜八郎氏の一周忌

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本日、8月23日は「三国志」の主役の一人、諸葛亮(孔明)が、五丈原に倒れた日。西暦234年のことである。これは小説「三国志演義」の話で、史実では孔明の命日は不明だが、演義あっての三国志。ファンにとっては、特別な意味を持った日ともいえる。

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そして、昨年。「人形劇・三国志」の生みの親ともいえる人形美術作家、川本喜八郎氏が逝去された日。ファンにとっては、二重に忘れることのできない日になった(個人的には妻の誕生日という三重の日でもあるのだが)。亡くなってから、もう1年。まことに時の経つのは早い。昨年に続き、今年も少し川本先生のプライベートな一面について、思い出として書こう。以前に書いた内容と、多少のダブりはお許し願いたい。

2007年8月、長野県の『飯田市 川本喜八郎 人形美術館』のイベント、「人形劇 三国志を語ろう」の打ち合わせで東京・代々木のアトリエに伺ったときのこと。昼になり、一緒に食事に行きましょうとなったのだが、80歳近い御歳の先生なので、和食の店にでも行くのかと思いきや、ご案内していただいたのが、なんとステーキハウス。(この店は、残念ながら既に無くなってしまった)

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アトリエには、製作中の人形の頭が沢山あった…。

その時は、若い我々に気を遣ってくださったのかと思ったが、それから日がたって、イベント前日に飯田で食事をしたときも、韓国料理店で焼肉を注文しておられた。話を聞けば、普段から肉を好んでおられた模様。先生のパワーの源は「肉」であったようだ。ちなみに、その店はどこだったかな…と思って、今調べてみたら、飯田バスターミナル近くの「韓国居酒屋こういん」という店だった。酒は体質的に「飲めない」と言っておられたのは以前も書いたっけ。

この夜は、共演者やカメラマンの田村実さんらと韓国料理を囲みながら、三国志や人形について語り合い、大層盛り上がった。当日のイベントの最後にクイズ大会を行ったのだが、実はそのクイズ、このときに食事をしながら皆で考えたもの。一応、素案は私が考えておいて、それを先生たちにアドバイスしていただき、完成させたのである。おかげで当日は大いにイベントを盛り上げることができた。皆さん、若造の私の言うことにも熱心に耳を傾けてくれてありがたかった。

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好々爺然としておられた先生だが、このときのイベントで、厳しい一面も何度か見ている。たとえば、当地のスタッフがこんな提案をした。「最後に盛大な拍手をお送りください、という呼びかけで締めましょう」と。しかし、先生は「いや、拍手をするかしないかは、観ている皆さんが決めることだから、こちらから強制するようなことをしてはダメだよ」と、ぴしゃりと仰ったのである。なるほど、と思わされた。実際、当日はそんな呼びかけはなくとも盛大な拍手に包まれて終わることができた。とても印象的な言葉だった。

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先生は下戸だったからか、甘いものがお好きだった。飯田は和菓子屋が多いのだが、その中でも「きんつば」をお土産に勧められた。きんつばを売る店は「和泉庄」と「いとうや」があり、両方ともおいしいと言っておられた。私も美術館に近い「和泉庄」で購入したが、甘さがクドくなくて実に旨かった。ネット通販もあるし、久々に買ってみるかな。いとうやの方は東京でも買えるようだ。

ほかに先生が好物だった菓子として知っているのは、仙台の銘菓「白松がモナカ」。それから、「とらや」のようかんもお好きだったそうだ。先生は食通だったので味にはうるさかった。ある日、どこぞの仕事先で「洋菓子チェーンの●●●のケーキは不味くて…」という話をしていたら、後ろにその●●●の土産袋をぶら下げた訪問客が立っていて、大変にまずい思いをしたという笑い話も、恥ずかしそうにしておられた。そういうお茶目な一面もあった。なんだか、食べ物の話ばかりになってしまったが…。川本喜八郎氏を偲ぶ際には、これらのお菓子を食べながらというのもいかがかと思い、記してみた。


川本先生は亡くなったが、作品である人形は輝き続ける。飯田の人形美術館はもちろんだが、「長野は遠すぎるよ」という人に朗報だ。今年9月10日、東京の蒲田で行われる「三国志フェス」に、川本氏製作の三国志人形2体(個人蔵の関羽と荀イク)が出展されることが決定した。

詳しくは上記サイトで順次発表されると思うが、このイベントには、私個人としても大きく関わるので、ご興味のある方はぜひ足をお運びください。詳細はまた後日にでも記すとして、今夜はDVDで「人形劇・三国志」を観て、川本先生を偲びたい…。

お台場のイベント「歴メン 土方歳三のすべて」を観てきた。

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8月20日(土)、東京・お台場にあるライブハウス「東京 CULTURE CULTURE」で行われた「歴メン 土方歳三のすべて」を見学してきた。飲みながら気軽にトークショーを楽しめる会場で、過去にも「龍馬フェスタ」や「三国志の宴3」を見学に来たことがある。写真は「新選組カクテル」。


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第1部は、土方歳三の子孫・土方愛さん、幕末研究家で新選組研究の第一人者・菊地明さんのトーク。司会は「レキシズルバー」の主宰などでおなじみ、歴史クリエイター・スナフ(渡部麗)さん。土方ファン”のための質疑応答という内容で、「土方歳三はモテたのか?」「本当に鬼だったのか?」「本当に強かったのか?」と3つの疑問をもとに展開。
土方は、まぁモテたのは間違いないし、剣術の腕前は、記録上では天然理心流の「中極意目録」(免許の手前)にしか達していないが、歴史の事実や実戦の記録に基づけば、「鬼のように強かった」という結論に。楽しかったというより、勉強になった第1部。


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第2部には、近藤勇の流れをくむ天然理心流9代目宋家・宮川清蔵さん、新選組六番組組長・井上源三郎5代目子孫・井上雅雄さんが登場。近藤局長、源さんが歳をお取りになったら、このような佇まいになられたのだろうか。


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「天然理心流」の大御所による迫真の演武! 極めて実戦的であった同流派の演武は、独特の緊張感に満ちている。刀とは本来、斬るというより「突く」ための武器であるという考えのもと、「突き技」を奇麗に決めるのが見事だ。とくに狭い屋内では、大きく振りかぶっては天井や壁が邪魔になるし、突きのほうが相手を確実に殺傷するのに有効な手段といえそうだ。


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塾頭(イケメン)による真剣を使っての試し斬りや、相手が刀を抜く前に組み倒すといった、実戦向けの体術も披露された。天然理心流は単なる剣術ではなく、総合武術なのだ。


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第3部では、歴史アイドルの小日向えりさん登場。えりさんは、デジタルコンテンツFan+「歴メン 土方歳三」内の歴史紀行「歳さんに恋して」に出演中であり、その撮影の裏話や土方に対する思いを語っていた。アルコールを飲みながらの、ラフな感じのトークが楽しかった。酒が入れば、スナフ氏の本領発揮といったところ(笑)。


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イベント終了後、檀上のお2人をぱちりと。和装が似合いますな。

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キャスト、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。左端にいらっしゃる折り目正しい雰囲気をもった女性が、土方歳三の子孫・土方愛さん。イベントがすべて終わったため、「天然理心流」の方々が、全員洋服に着替えてしまったのが残念(笑)。以上、ごく簡潔すぎるレポでした。

インターネットはパソコンで。

私がネットを本格的に始めたのは、今から13年前、1998年頃のことだ。当時、勤めていた会社(印刷会社の出版・広告制作部門)で、あるメーカーのオフィシャルサイトを制作することになり、そのためにwebの勉強をしっかり始めたわけである。まだまだネット黎明期で、公式サイトをやっている企業も少なかったし、あったとしても今のように凝ったアニメーションや、大きな画像も載っていなかった。ちょうどWindows98が出始めたころだ。

各家庭では、ダイヤルアップ接続が主流で、ようやくISDNが普及し始めた頃。我が家もダイヤルアップを使っていた。思えば、繋いだ時間だけ金をとられるという、どえらいボッタクリのシステムだった。最初に請求が来たとき、2万円を超えていて愕然となったことを覚えている。

99年から、個人のホームページを始めた。今のように、ブログもツイッターもない。日記もHTMLでアップしていた。個人のサイトにあるレンタル掲示板や、チャットで同趣味の人たちと交流を持つ時代だった。格闘技、戦国時代、三国志、野球…このときに交流していた多くの人の何割かとは、今でも生の付き合いが続いている。今でこそ、ネットで交流を広めたり深めたりすることは当たり前になったが、当時は「ネットで知り合った」ことに対する偏見を持ち、批判する人もかなり多くいたものだ。

いまや常時接続やモバイルが当たり前となり、携帯や小型端末を使って、移動中でもどこでもネットに接続できるようになったが、私の基本はやはりパソコンである。自宅にデスクトップ1台、仕事でも使うので持ち運び用にノートパソコンを1台(予備として古いものが1台)ずつ所有している。携帯で長い文字を打つのは億劫だし、目も指も疲れる。携帯やスマートフォンのような小さい画面、小さいキーは出来ればネットに使いたくない。携帯メールは使わざるを得ない場合が多いのだが…。今もスマートフォンは所持していないし、今後もなるべく使わずに過ごしたいと思っている。

同じことがテレビゲームにもいえる。ニンテンドーDSやPSPなどの携帯ゲームは、私は画面が小さすぎてやる気が起こらない。そんな理由で、ドラゴンクエストシリーズも、据置機で発売された1~8までは、ほぼリアルタイムでプレイしてきたが、DSで発売された9は未だにプレイしていない。DSもテレビにつなげるようにしてくれたら購入しても良いのだが。大のおとなが、電車内や歩きながら下を向いてゲームしている姿は、見ていてあまり気持ち良いものには映らない。子供たちにも悪影響を与えてしまうし、現にそういう子が増えてきている。

一人暮らしの若い人などは、自宅にネットを惹いていなかったり、パソコンを持っていないという人もいるから、ある程度仕方のない部分はあるが。ただ、電話はおろか、ネットもゲームも携帯機器が当たり前となった今だからこそ、私は敢えてそれにNOを唱えたい。「便利を当たり前のこと」とは思いたくないのだ。

8月15日、靖国神社にて。

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8月15日、終戦記念日。今年で66回目になる。日本人であれば、善悪の問題ではなく特別な想いを抱いて過ごすべき日かと思う。私も、毎年ではないが、出来る限りここに来るようにしている。あまり書く時間がないので、手短に記す。


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靖国神社参道。まず一礼し、折り目正しく歩を進める紳士。私も習ってみた。


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拝殿へ。物々しい格好をした人々の姿も多い。右だの左だのは、私には関係がない。ただ黙って戦没者、犠牲者の御霊に手を合わせるのみ。何も恐れることはない。


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拝殿前にて、敬礼を捧げる軍服姿の人たち。


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日頃はそうでもないが、この日の参集殿の中は、昇殿参拝を待つ人々で一杯。学生も多い。順番を待つ。


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昇殿参拝を済ませ、神菓を受け取る。一口ようかんが入っている。


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外へ。……ただ暑い。午後になると、ますます人が増えそうだ。


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境内にある、飲食店も混雑。お好み焼きを調理するおっちゃん、とても暑そう。


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境内にある「遊就館」。ここは年中無休の、いわば戦争博物館。少しでも、先の大戦に興味のある人は、一度はここを観たほうがいい。兵士たちの手紙を読み、軍服や遺品を目のあたりにすれば、何を思うにしても、人生がより深くなるはずだ。入館料800円は決して高くない。ただ、古来からの甲冑や見るものがたくさんあるので、3時間は覚悟しておこう。
http://www.yasukuni.jp/~yusyukan/
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