哲舟の呑む喰う浸かる、歴史に憩う

※歴史をはじめ、史跡・酒場・温泉めぐりの話題などをゆるりと綴っております。リンクはフリーですが、無断転載はご遠慮ください。

2011年09月

濃厚な煮込みが絶品、「信州酒場 浅野屋」(大井町)

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JR京浜東北線、品川駅のひとつ隣にある「大井町」。
ここ数年、駅前はすっかり奇麗に再開発されてしまっているが、
一歩路地を入ると、程よい寂れ具合の商店やら飲み屋がまだ相当数、残っている。

東急大井町線のガード下に沿って延びた
アーケードに軒を構える、信州酒場「浅野屋」もそのひとつだ。
酒飲みで、この赤提灯と色褪せた暖簾に心惹かれぬ者はあるまい。

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店内に入ると1枚板のカウンターが2枚、入口から奥へまっすぐ伸びている。
「コの字」型のカウンターが普通だが、こんなレイアウトはなかなか珍しい。
脇に、一応小さなテーブル席もある。
奥の席やトイレへ行く客は、カウンターの間を通っていく形になる。
向かい合わせに話す常連客の、会話の邪魔にならぬようにするのが、
大人としての気遣いといえよう。

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一番の名物は、煮込み(400円)。
赤褐色の味噌(おそらく八丁味噌で信州系ではない)を使った、
ちょっと風変わりで、どろっとした濃厚な味わいが特徴である。
八丁味噌の味が嫌いでなければ、やみつきになるはずだ。
これに豆腐を加えた「煮込み豆腐」も旨い。これからの季節は特に。

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煮込みは、カウンターの脇に置かれた鉄鍋にて、小柄な女将さんが沸々と煮込む。
立ち込める味噌の匂いが、また食欲を誘うのだ。
奥の厨房ではおやじさんが調理にあたっている。

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それ以外の献立も充実している。
この日は焼き魚(サバ)、マカロニサラダを頼んでみた。
日本酒は普通の本醸造1本槍なのが、残念といえば残念だが、
こういう場では無粋なことは言わずに飲む。
ホッピー(390円)はボトルでは出てこず、生ホッピーをジョッキに注いでくれる。

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「信州酒場」という割に、信州の酒や食べ物を売りにしている店ではないのだが(笑)、
納豆オムレツ、ポテトフライといった居酒屋らしいツマミも充実し、丁寧に作ってくれる。
これで焼き鳥があれば完璧なのだが、ぜいたくは言うまい。
ご飯やみそ汁(これは信州味噌)も出すので、定食スタイルで一杯飲む客も多いようだ。

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この昭和的雰囲気、昭和に育った者にとって心底から落ち着ける。
店の主人が相撲好きのようで、店の壁には関取りの名札が並んでおり、
常連も相撲がやっているときはテレビを見ながら、勝った負けたの雑談を交わす。

一見、この手の店は入りづらそうだが、最初にちょっとだけ勇気を出して扉を開け、
座ってしまえばこちらのもの。どっしりと飲めばいい。
ひとしきり飲み食いしても3000円でお釣りがくる。値段も実に良心的だ。

大井町周辺も、昔に比べて今風の飲み屋が増え、
この「浅野屋」のような古くからの店は次々と姿を消しつつある。
逆風に負けず、昭和の風情を大事にして末長く頑張ってほしいと心から願う。
未訪問だが、学芸大学に姉妹店があるらしい。


関連ランキング:居酒屋 | 大井町駅下神明駅西大井駅


歴史好きが憩う、レキシズルバー(渡部商店)という店。

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東京は千代田区。JRのお茶の水駅から靖国通り方面へと向かう道すがら。
1本の細い路地に、カウンターだけの小さなバーがある。
ここが歴史好きの間で有名な、歴史好きの集まる酒場、
その名も、レキシズルバー(渡部商店)である。

普段は「渡部商店」という普通のショットバーなのだが、
毎週水曜日だけ「レキシズルバー」になるという、ちょっと変わった店だ。
実は、今日も行こうかな…と思っていたものの、台風なので外出先から
さっさと帰ってきてしまったため、行けなかった。

その代わり、今までに撮りためておいた写真で、バーの紹介をしよう。
前々から紹介するつもりでいたのだが、今までなんとなく書きそびれてしまっていた。

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私は去年の暮れごろから、何度か利用させてもらっているが、
いつ行っても盛況で、店の外にまでお客さんがあふれている。
1~2回目は、ちょっと気遅れしてしまったが、飲み屋なので酒が入れば大丈夫。
客も歴史好きばかりだから、何か会話のきっかけがつかめれば、スッと入っていけるし、
社長兼マスターの渡部さん、女将の六龍堂こと早川さんは、一見さんにも優しい。

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こちらが渡部麗社長。昼間は広告代理店を経営、またあるときは「スナフ」という芸名で
TERAKOYA」と題した歴史イベントなども主催している、
マルチな才能をお持ちの御仁だ。女子にセクハラトークをするのが特技だが、よくモテる。
(2月に撮った写真につき、季節はずれの厚着なのはご容赦)

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こちらは、バーテンダーをつとめている、女将の六龍堂さん(右)と、しおんちゃん(左)。
写真ではチャイナ服だが、日頃は「レキシズルバー」らしく和装姿でいることが多い。
このお二人の艶やかな姿を目当てに来る客も多いはず。

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前述したように小さな店で、椅子はカウンター席だけなので、10人ほどで満席になる。
新規のお客さんには、常連は席を譲って外で飲むのが
暗黙の了解になっていて、そのアットホームな雰囲気が微笑ましい。

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ショットバーなので、ドリンクメニューの充実度はなかなかのもの。
写真はノンアルコールのメニューだが、もちろんアルコールを使ったカクテルも豊富だ。
表記のように、歴史の出来事や人物にちなんだ名前のカクテルがメイン。
値段は1杯600~700円。もちろん普通の生ビール、焼酎、洋酒、日本酒などもある。

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私のような、わがままな客は適当に歴史上の人名を言うのだが、
早川女将は、ちゃんとそれをイメージしたカクテルを作ってくれる。
ちなみに、これは長州藩士の「三吉慎蔵」。
坂本龍馬を寺田屋事件のときに護衛していた槍の使い手だ。
メロンリキュールを基調とした、飲み口すっきりのカクテルを作ってくれた。
うーん、さわやかでイメージ通り。

あんまり奇をてらったものはダメだが、
ある程度のこだわりを持ってリクエストすれば期待に応えてくれるはずだ。

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ちなみに、「大野治長」とリクエストしたら、これを出してくれた。
先と同じ緑色でも、ちょっと濁りと渋みのある、深い味わいの一杯だった。
実に、歴史好きの心をよく汲んでくれる。こんな店は他にないだろう。

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つまみ類は酒に比べて豊富というわけではないが、焼きウィンナーや
スナック類が置いてある。あとはその日によって、写真のように焼きおにぎりとか、
冬場になると、おでんが用意されたりするが、基本的にはショットバーだと思ったほうがいい。

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月に1~2回は、何らかのテーマを決めて「○○ナイト」と銘打たれて開店する。
「新選組ナイト」の日には、「燃えよ剣」とか「壬生義士伝」といった、
新選組の映像作品にちなんだカクテルが、たくさん用意されていた。

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今年の2月には、「三国志ナイト」も開催され、大盛況だった。
お店の常連でもあり、「レキシズルバーのミスター三国志」と呼ばれる
伏竜舎さんがプロデュースしたイベントだった模様。
ほかにも、「真田ナイト」「関ヶ原ナイト」「長宗我部ナイト」「坂の上の雲ナイト」など、
あらゆる歴史ジャンルを題材にした催しが行われてきた。

常連客も、戦国時代好き、幕末好き、三国志好き、近代史好きなど幅広く、
ほとんどは、会社やバイト先で、なかなか歴史好きの友人や知人に
巡り合えずに、ここに来て人脈や交友関係を広げた人ばかりだ。
一見すれば「濃い」空間のように思えるが、同じ歴史好き同士なら、
意気投合できることは間違いない。
時折、真田家の子孫とか、前田慶次の子孫とか、
歴ドルとか、珍しい人が訪れるのも目が離せない。

私はあいにく、水曜は都合が悪かったり、他の用事があったりする日が多くて、
まだまだ足を運んだ回数は少ないが、また機会あるごとに訪ねてみたい店である。

渡部商店 ※レキシズルバーは毎週水曜のみ
open 18:30 close 23:30(LO.23:00)
JR御茶ノ水駅から徒歩8分、地下鉄 新御茶ノ水・小川町駅(B5)から徒歩5分
東京都千代田区神田駿河台3-3

 

関連ランキング:バー | 新御茶ノ水駅小川町駅淡路町駅

江戸城(皇居)に、大地震の爪痕が…。

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9月も半ばに入ったのに連日の炎天下、ちょっくら久々に江戸城へ行ってきた。
ご年配者数人を案内しつつ(時々、こんな仕事もやっているのです)、
ふうふう汗をかきながら歩いて、桜田門・二重橋から大手門へとさしかかると、
見慣れた白漆喰の壁に、なにやら異変があることに気付く。

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なんと渡り櫓門の、壁の一部がはがれおちてしまっているではないか。
今年3月の大震災の爪痕が、こんなところにも生々しく残っていた。

昔の大手門は、東京大空襲のときに焼けてしまい、現在あるものは
昭和45年に再建されたものなので、さほど重要度は高くないのだが、
いざこうして古い歴史建造物に傷がついているのを見ると、なんとも痛ましく思えてくる。

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まあ、おかげで普段は見られない、漆喰壁の内部の骨組を、
はからずも見ることができて良かった部分もあるのだが。
しかし、さらに吃驚したのが…

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巽櫓と大手門の脇の石垣が、なんと崩壊していて、全力で修復中だったこと。
江戸城の石垣に被害があったことは聞いていたが…
恥ずかしながら、こうして実際に見るまで、こんなことになっているとは知らなかった。
この部分、石垣の向こうは皇居警察の敷地だから、普段は見たり入ったりできない場所なので、
ある意味貴重な光景ではあるけれども。まあ、無事に修復されることを願うばかり。

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貴重な江戸時代からの遺構である、「桜田門外の変」で名高い桜田門をはじめ、
清水門、田安門、ほか三つの櫓、多くの石垣などは泰然として無傷のまま健在だった。
昔の建物は、実に頑丈にできているのだなあと改めて感じ入る。

天守閣、本丸御殿、大奥、二の丸御殿など…いずれも今は無くなってしまったが、
その跡に立てば、往時に思いを馳せることができる。

今回ご案内した年配の方々すら、実は江戸城(皇居東御苑)めぐりは
初めてだったとのことで、東京に住んでいても、
意外に中まで入ったことのある人は少ないようだ。
ご覧の皆さんはいかがでしょうか。江戸城めぐりにご興味があれば、一緒にどうですかな?
 

三国志フェス2011を終えて…その3(出展ブース&イベント篇)

 
長くなったので、3つに分けました。
(関羽人形やコレクション展のレポは加筆・修正の上、その2に移しました)
引き続き、三国志フェス2011レポート。
次は、各出展ブースを観て回る。最初に向かったのは…

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今回、直前になって出店が決まったレキシズルバー(渡部商店)。
私も時々、飲みに行くのだが、その常連方も何人か見に来てくれて、有難い限りだった。
「シズる」Tシャツと、「張飛ビール」(1本700円)の販売が行われていた。
ビールのほうは酒と言えば張飛、ということで、渡部社長(スナフ氏)が考案されたとか。

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まあ、市販の瓶のピルスナー、ヴァイツェンビールに
張飛のラベルを貼っただけのものであるが、
それだけでもプレミア感が出るし、この三国志空間で飲むビールの味は格別。
案の定、仕入れた48本は、12時半の販売開始から1時間たたずに完売してしまった模様。

「まさかこんなに人気が出るとは…もっと仕入れるべきだった!」と、
渡部社長(写真がない、ごめんなさい)や、女将の早川さんも嬉しい悲鳴を上げていた。
売り切れで買えなかった人も多かったようだし、確かにもう1本ぐらい飲みたかったが(笑)。

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まあ、そこはプレミアビールだと思って味わって飲めたし良かったのかも。
観に来てくれた、保坂いずみちゃんと張飛ビールで乾杯。
彼女は、曙橋のゲームバー「Ninety.」の副店長であり、
ゲームイベントなどでコンパニオンもしている。


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その張飛ビールのラベルデザインをされたのが、切り絵師の伏竜舎さん。
今年も新作を含む歴史切り絵のグッズを販売。
加えて、切り絵の実演もされており、普段は見られない貴重な作業風景を拝むことができた。
この日は暑かったので、私もビールと同じデザインの張飛ウチワを購入させていただく。
団扇といえば孔明だが、張飛のウチワもそれはそれで絵になるな。

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向かいでは、三国志Tシャツの赤兎馬さんが出店。
唐沢社長に、ちゃんとカメラ目線もらえば良かった(笑)。
この日は通常より約1000円引きという大盤振る舞いなので1着購入。
新作の夏侯淵Tシャツも格好良かったが、色合い的に気に入ったこの1枚をチョイス!

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イベントで紹介した、「ドラマ三国志 Three Kingdoms」の発売元、
SPOのブースもにぎわっていた。呂布・貂蝉のキューピー人形のほか、
ドラマのDVD-BOX(なんと40%引き!)も、わずかながら売れてくれたようで良かった。

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特徴ある、三国志人物の墨絵画を描かれている垂井雪嶺さんのブース。
原画が展示販売されており、孔明や曹操など有名どころのほか、
劉禅や馬謖などの脇役の絵もあって面白かった。
原画とあって高価なので買うことはできなかったが。
普段はF1のレーサーや車を描かれているそうで、
ほかにたくさんの歴史上の人物も描いておられる。(ブログ必見!)

その他にも…

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「西涼」のブースでは、諸葛弩を打たせてもらったり…

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「駄菓子三国志」のブースで、うまい棒を大人買い(といっても100円分)したり…

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総合三国志同盟のブースで、「三国志総選挙」のアンケートに協力したり…


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ステージ横で、張飛さん一家が販売する、サーターアンダギーを買ってみたりした。
これは「桃園アンダ義」といい、ちゃんと3つの味が楽しめるようになっていた。旨かった!
気がつけば昼飯を食べておらず、2時を過ぎていて、空腹だったのでなおさら。
まるころ亭という業者さんで、普段は徳之島や沖縄の食品を販売しておられるようだ。


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その隣では、百花繚乱の中国茶のお茶席が。
全体的に飾り気に乏しい会場の中にあって(笑)、
れいなさんのチャイナドレス効果もあって、ひときわ、優雅な雰囲気を醸し出しておられた。
お茶といっても、その場で買ってグイッと飲むような軽いものではなく、
しっかりと時間をかけ、香りから楽しむ実演の席なので、
事前に受付でチケットを購入し、予約をする必要があったらしい。
私も慌ただしく動いていたため、タイミングが合わなくて茶席には座れず残念。

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その代わり、茶席とは別に時間を決めて行われた、
張飛茶デモンストレーションで、夕方に1杯頂けた。
正式には擂茶(らいちゃ)といい、三国志平話などの民間伝承にちなんだもの。(由来
生米と生姜を混ぜて淹れるもので、独特の清涼感があって旨かった。


それにしても、ビールといい、お茶といい、
菓子といい、京劇といい、今回は張飛MVP間違いなし(笑)!


みんなと歓談したり、関羽人形のところに案内したりしていたので、
残念ながら、時間内に回りきれなかったブースや、
ここに書ききれないブースも多いが、申し訳ない限り。
ステージ上では、午後からも続々とイベントが開催されていた。
当日のスケジュール

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4番目のイベント、明治大教授加藤徹先生の特別講演『京劇と三国志』の最後には、
京劇の実演があり、張飛と馬超の白熱の一騎打ちが演じられた。圧巻。

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撮影会では、私もちゃっかり一緒に撮ってもらう(笑)。
2人とも日本人の京劇役者だ。彼らの京劇を、ぜひ観に行ってみたくなった。


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ステージイベントの最後を飾ったのは、芸人・やついいちろうさんのトークショー。
ツイッター三国志など、いろいろと楽しい内容だったが、
最後にこの日2度目の登場となる、三国志芸人のおくまんさん、
そして、なぜか主催者のUSHISUKEさんがステージに呼ばれ
当初はサッカー三国志だったはずが(笑)、三国志の人物で「野球チームを作ろう!」大会に。

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「こんなチームが、本当にあったら楽しそうだなあ」という夢のチームが出来上がっていった。
と、時間も押していたため、18時ギリギリで全イベントが終わり、
閉会式が行われ、最後は坂本和丸さんが締めて終了。
会場の使用時間の都合もあり、名残を惜しむ間もなく、慌ただしく後片付けに入った。

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近くの中華料理店「来富市場」で打ち上げ。あっという間に夜は更けていった。

そういえば、今回は基本的に会場内「撮影禁止」をアナウンスしていたと聞くが、
私は全然知らないで普通に撮り歩いてしまっていた(笑)。
だが、個人的な意見としては、もう少し、自由にさせても良かったように思う。
写真が撮れなかったせいか、今回はブログなどの反響が、イマイチ少ない気がするからだ。

それはともかく、
やついさんのブログにもあるように、今年も手作り感満載ながら、
大変楽しい一日を過ごさせてくれた三国志フェス。
プロの目はもちろん、お客さん視点から見て、
物足りない部分も多かったかもしれないし、
オタクの視点から見れば萌え度が足りないとか、
大衆的な視点から見れば「マニアックすぎる」とか、
色々な声があっただろうし、色々とハプニングもあったりして、
課題や反省点が多く見えたイベントだったとは思う。

しかし、あれだけ大勢のファンを動員した原動力は、
まぎれもなく、三国志への愛。もうそれだけだと言っていい。
その点においてはまさに本物だった。それだけで素晴らしいではないか。

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来年、3回目のフェスが行われるかどうか、今のところは不明であるし、
行われたとして、次もどんな形で関わらせていただくかまったく分からないが、
また、この熱い空間を体感できることを願ってやまない。

改めて、ご来場者の皆さんありがとうございました。
スタッフ・キャストの皆さん、お疲れ様でした。
 

※三国志フェスについて書いてくれているブログなど。
順不同です。このほかにご存知でしたら、コメントで教えてください。自薦他薦とも歓迎!
http://blog.livedoor.jp/erikohinata/archives/4458576.html
http://d.hatena.ne.jp/shugoro/20110913/1315933549
http://blog.goo.ne.jp/meytel999/e/c8540825600d5f4d180fc40669b47d7e
http://ameblo.jp/saka-e/entry-11014233684.html
http://blog.quizzing.jp/?eid=995389
http://gomitsu.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-4db1.html
http://blog.goo.ne.jp/reina3594/e/5a3760e88f7719aa9e7d1517b2a31380
http://marukorotei.blog114.fc2.com/blog-entry-126.html
http://ameblo.jp/fukuryusha/archive1-201109.html
http://ameblo.jp/indigocolorsky/entry-11014302762.html
http://ameblo.jp/yaguchi-natsuki/theme-10033591795.html
http://cattey.blog.so-net.ne.jp/archive/20110912
http://twitpic.com/6ik6p8
 

三国志フェス2011を終えて…その2(人形&展示スペース篇)


長くなったので、3つに分けました。(その1)(その3
引き続き、三国志フェスのレポートを記す。
緊張感から解放され、展示会場のほうへ向かうとそこはもう、まさに三国志一色の楽園。

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(所有者の許可を得て特別に撮影しました)
まずは、川本喜八郎先生の人形の展示場へ行ってみると、
そこには、関羽が立派なアクリルケースに入れられて鎮座していた。
左に見えているのが、今回同時に展示されていた荀彧人形のケース。

この関羽人形は、今回が初めての一般公開だった。
「人形劇 三国志」の本放送終了直後、1984年の夏に制作されたもので、
個人に譲られたものとしては第1号の作品になる。
また、川本先生が亡くなる1年半前の2008年に、
傷んだ部分を化粧直しを施してもらったという、極めて稀な人形でもある。

川本先生は生前、ファンからの強い要望に応える形で、
個人向けに人形を制作されていた時期があり、
そのために何人かの人が、人形を所有している。
(実数は不明だが、宇野元総理もその一人だと聞く)
この関羽は、その活動が始まる前に作られたものということになる。

おかげさまで皆さんに大好評を頂いていたようだが、
所有者本人は、あまりここに居なかったため、
隣の若荀彧人形の所有者であるまいこさんが
両方の所有者だと思われた方も多かった模様(笑)。

今回、隣に展示された若い荀彧の人形は、11年前に渋谷の松涛美術館で
開催された、川本先生の人形展にて一度だけ展示されたことがあり、
私もそのとき以来の対面となった。
荀彧人形は、文官らしい繊細さが滲み出ており魅力的だった。
コア層の拡大で、以前より荀彧の人気もずいぶんと高まっているため、
中には荀彧人形を目当てに来場されたお客さんもいたようである。
関羽人形に対しても「これを観るために来た」と言ってくださる人がおり、嬉しかった。

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この展示にあたって、人形ケースも特注のものが用意されたのだが、
当日も、スタッフが一所懸命にケースを組み立ててくれていた。
主催者サイドの情熱には、改めて頭の下がる思いだ。

実は、この関羽人形の所有者は私の身内なのだが、
本人は当初、出展オファーをいただいたとき、展示する気は全然なかった。

というのは、前述したようにこの関羽は他の個人所有人形とは制作された事情が異なり、
所有者自らが川本先生のアトリエに通って一緒に作った思い出の人形。
生前の川本先生とも長く深い交流があったので、
なおさら大切にしたいとの思いが強く、これまで表に出すのは一切控えていたからだ。
それが、主催者USHISUKEさんの熱意に打たれ、展示を決めたという経緯を知っている。
展示されるまでには、「三顧の礼」にも似た努力があったことをここに改めて記しておきたい。

人形劇 三国志の初回放送は1982~1984年。
私とて再放送やビデオで観たぐらいだから、当時を知る三国志ファンはすでに少数派だろう。
今回の来場者で、川本喜八郎先生や、人形劇三国志を知っている人は、
どのぐらい居たのだろうか。また、三国無双などのゲームから入った
新しい客層に、川本氏の人形はどう映ったのか。ちょっと興味があるところだ。

私個人としては、川本先生の一周忌も過ぎたこのタイミングで、
多くの三国志ファンの愛のまなざしに包まれ、人形も喜んでいたように感じられた。
今回、2体の人形が展示されたが、噂では諸葛亮人形の所有者も
声の届く範囲にいるそうなので、いずれ日の目を見る機会があってほしいと願う。

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イベントを終えた小日向えりちゃんも帰り際に、会場をひとまわり。
人形も、ちゃんと観ていってくれました!

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「一日限定!三国志コレクション展」の会場へ。
去年も貴重な本場の三国志グッズを展示されていた草林舎さん。
今年はメイン出展者として大幅にスケールを拡大、
さらに多くの物品を展示しておられた。とくに掛軸の数々が圧巻だった。

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展示スペースでは、満田剛先生(右)による、グッズの解説ツアーも行われていた。
好評につき、2度も開催されたとのこと。

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的確な解説に、じっと聞き入るお客様方。
満田先生は、今回この展示スペースにステージにと大忙し、大活躍だった。

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三国志グッズは、横浜中華街のみやげ物屋などで、最近はだいぶ色々なものが
置かれるようになったが、それでもこれほど多彩なコレクションはめったに見られない。
わざわざ大阪から運んで展示してくれた業者さんに拍手を送りたい。(その3へつづく)
 

三国志フェス2011を終えて…その1(出演ステージ篇)

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9月10日(土)に東京大田区の産業プラザで行われた、三国志フェスが終了。
もう5日も経ってしまったが…ようやく感想を書けるようになったので、レポを記しておきたい。


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朝9時、会場入りすると、すでに設営の真っ最中。
去年と同様、今回も約30名の黄巾党(ボランティアスタッフ)が集まってくれたそうで、
黄色い布を身につけた同志たちである彼、彼女らが一生懸命ブースの机を並べたり、
ステージを作ってくれていて、その働きには脱帽するばかりだった。

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私は今回、一応このブース(1.遼東)の「川本喜八郎先生を偲ぶブース」と、
三国志コレクション展の目玉のひとつである「関羽人形」の展示も手伝わせていただいた。
…とはいえ、もうひとつの大仕事が朝から控えていたので、荷物を運んできただけで、
設営のほうはロクに手伝う間もなく、控え室へ向かって、スタンバイしなくてはならなかった。

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そう、もうひとつの大仕事はメインステージでの最初のイベント
ドラマ三国志 Three Kingdoms "違いの分かる"傑作選」への出演。
朝から、その共演者である小日向えりちゃんとの打ち合わせが待っていた。
えりちゃんが10時に会場入り。着替えもあるので、開始の11時まで本当に時間がない。
開場は10時半で、すでに大勢のお客さんが会場の外に並んでいるようだった。

慌ただしく時間は過ぎ、スポンサーのSPOスタッフを交えての打ち合わせも無事終わり
出番を待っていると、機器トラブルがあったようで、時間通りに開始できないとのこと。
その間、総合司会の坂本和丸さんが上手に時間を引き延ばしてくれていた模様だ。

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(ステージ写真の提供はyumiさん)

11時10分ごろ、お待たせしました、という感じでイベント開始。
オープニングの映像が流れた後、えりちゃんがイベントのタイトルを読み上げて
2人で檀上へ登場する段取りだったのだが…
マイクがつながらずに不発…という、いきなり軽いハプニング(笑)。

結局、少し時間がたってから無事につながり、檀上に出てから普通に挨拶してスタート。
やや焦ってしまったが、こういうときに焦らないようにしなくてはイカンですな。
えりちゃんが「孔明の罠」と言って和ませてくれて、精神的に助かる。

この日の彼女のいでたちは、小喬(真・三国無双)。
最近は、和装や浴衣姿を見る機会が多かったが、
やっぱり三国志風の衣装も似合うなあというのが第一印象。
話すときに横を向いて彼女の顔を見ると、自分がニヤケ顔になりそうなので、
そうならないように必死でした(笑)。

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どうですか? この美女と猛獣っぷり。
イベントの内容は、全95話の中から選んだ「ドラマ三国志」の
名場面をスクリーンで数分ずつ上映し、その合間に解説・感想をトークをしていくという流れ。
今回上映したのは、以下の7本で、セレクトは私のほうでさせていただいた。
私は公式ガイドブック(学研)の執筆に携わった関係で、
全95話を通して2回ほど観ているが、選定には本当に頭を悩ませた。

①第25話「単騎、千里を走る」より、関羽vs夏侯惇 一騎打ち
②第12話「呂布、小沛に留まる」より~曹操の食事シーン
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③第30話 「曹操、河北を平らぐ」より~許褚と荀彧の会話
④第56話「再び周瑜を怒らせる」より~関羽・張飛、怒る孔明をなだめ連れ戻す
⑤第51話「再び荊州を求める」より~魯粛と周瑜、寝床で酒を酌み交わす
⑥第18話「呂布の死」より~そのとき貂蝉は…呂布の処刑シーン
⑦第45話「曹沖の死」より~曹操、4人の息子たちにクイズを出題

といったところ、全部で7本。
セレクトで気を遣ったのは、魏・蜀・呉をバランス良く選んだのと、
このドラマの肝である「人間ドラマ」を感じさせるシーンを中心にした点。

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通常であれば、戦闘シーンが中心になるところかもしれないが、
ある程度、一通り三国志の流れを知っているファンを意識して選定した。
たとえば、④の映像では孔明を怒らせてすっかり参ってしまっている関羽・張飛の様子や、
⑤では、周瑜が昔、魯粛に蔵を丸ごと1個もらって助けられた話をして
旧交を温めるなどの部分が見どころだったといえる。

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いずれも従来の映像作品では見られなかった部分で、
三国志ファンであれば、「オッ?」と思わされるところだと感じる場面だろうし、
はたして楽しんでいただけただろうか。

トークは、時間との戦いでもあった。
イベントの時間は約45分で、映像が25分あるから、残りの時間で済ませなくてはならない。
えりちゃんも三国志はとても詳しいため、色々話しているとあっという間に時間が過ぎてしまう。

私の蘊蓄は、もうこの際どうでも良いことにして、
なるべく彼女に多くしゃべってもらうように努めたのだが、時間の関係で、
せっかく乗ってきたところで次に行かねばならず、もどかしい感じがしたし、
その点では中途半端になったかもしれないし、申し訳なく感じたりもした。
映像は1個減らして、もう少し喋ってもらうべきだったかな…(笑)。

とはいえ、主催者と発売元のSPOと、初夏の頃から打ち合わせをして
実現にこぎつけたこのイベント、やって良かったと思っている。
共演してくれた小日向えりちゃん、そして、
難しい機器操作にあたってくれたスタッフの方、ありがとうございました!

私は書く方が本業だが、月1度の講演の他、
たまにはこうして表舞台に出させて頂くのも面白い。

P1110805
ステージの遠景は、こんな感じだった(午後に撮ったもの)。
イベントが無事終わり、控え室へ戻ってから、観にきてくれた
友人・知人らにも挨拶をしたかったし、私も会場に出てフェスを楽しむことにした。
次回は他のステージや、ブース・展示内容を紹介します。

IMG_9106
イベント終了後、観に来てくれた友人らと。
ちなみに私の衣装は、ブルース・リーが着ていた素材に近い
麻のカンフージャケットなのだが、遠目だと普通の半袖シャツに見えるのと、
ご覧の通りの体格のせいか、
伏竜舎さんほか、みんなには「中華料理屋の店長」と言われました(笑)。(その2へ続く)
 
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