最近は、すっかり古い喫茶店めぐりに
ハマッてしまい、出先でそういう店を見つけると入らずにはいられない。

いや、前からよく行っていたので、ハマッている…という言い方はおかしいけれども、
20代ぐらいの頃は、なかなか入りづらかった店も最近は年相応になったというか、
自然に溶け込めるような気がして、抵抗なく入れるのである。

今朝は、大森駅(東京都大田区)の東口から5分ほどの所にある「珈琲亭 ルアン」へ。


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創業は1971年というから、もう40年近くになる。
使い込まれたカウンター、ランプなどのインテリアが
いかにも「昭和」を感じさせる貴重な憩いの場である。

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革張りの椅子に、珈琲豆がはめ込まれたテーブル。
いつまでも腰を落ち着けていたくなるような雰囲気だ。


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飲み物にプラス100円すると、トーストとゆで卵のモーニングセットが頼める。
モーニングといっても、7時の開店から13時まで出しているので、客にとっては有難い。
運ばれてきた骨董品のようなトレイを見て、大変にいい気持ちになる。


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ちょっとだけビールでも…と思ったが、
無かったのでアイスコーヒーをオーダー。
この店の、個人的な難点といえば、アルコールが一切無いことかな(笑)。

私は普段、ストローを使わないのだが
口をつけるのも申し訳ないような、陶器のグラスが出てきた。
後でメニューを見たら、関東では珍しい
ミックスジュースもあったので、それにすれば良かった気も。


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こうした古い店には、先日の「さぼうる」同様に
名物おじさんがいるのだが、やはりこの店にも健在であられた。

創業者の方で、この店を始める前は和菓子職人をされていたとか。
和菓子屋として独立しようとしたが、
設備投資が大変だったので諦め、喫茶店を始めたという。
道理で、洋風喫茶ながら隙のなさ、和の繊細さが現れているわけだ。

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老舗には、一つひとつに味わい深い歴史がある。
こうした味わいは、チェーン店に行くばかりでは決して得ることができないものだ。

昔ながらの店が淘汰されていく現状、
出来る限り足を運んで、店の存続に貢献しようと思わずにいられない。




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