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久々に、東京は築地市場へ行ってきた。
とはいえ、少し前のことなので、通行人が半袖姿だったりするのはご容赦あれ。

市場といっても、私の用事は買い物ではなく、
いつも昼飯を食いに行くのが目的である。

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築地市場には、場内はもちろん場外の商店街にも、旨い店がたくさん建ち並ぶ。
基本的に市場で働く人が食事をするための店だから、
朝の4時~5時に開店して、昼過ぎ(13時半ぐらい)には閉まってしまう。

そういえば昔、勤めていた会社で徹夜したとき、
近くなので朝4時頃に行ったことがあったが、
もうすごい人でごった返していた。もちろん市場で商売をする人で。

さて、場外市場にあるこの「井上」というラーメン屋(上写真)も、
昔ながらの中華そば一本槍で好きなのだが、今回は見送り。


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どんぶり物が喰いたかったので、同じ並びにある「きつねや」へ。
店の主人が豪快に鍋をかき回す、この風景はある意味、場外の名物といえる。

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「きつねや」は、牛モツを味噌で煮込んだ「ホルモン丼」の店だ。
カウンターは3席しかないため、向かいのテーブルでの立ち食いする人がほとんど。
運良く左端の席が空いていたので腰を下ろし、「ホルモン丼」を注文すると、
主人が鍋から手早く上げたホルモンを、どんぶり飯にかぶせて出してくれる。

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飯が見えないほどに盛られたホルモン。
黒毛和牛の内臓、小腸と肺だけを使っているとか。
築地市場の目の前という場所柄、肉の素材は申しぶんない。

プリプリした歯触りのホルモンに、
味噌ダレが染み込んで、飯との相性が抜群である。
このネギもまた旨い。
主人は朝から大鍋の前に立ちっぱなし、15分おきに味見を欠かさない。まさに職人。

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これは以前行ったときに撮った「焼き豆腐」で、ホルモン以上にビールに合う。
のん兵衛であれば、昼間でも容赦なく、ビールも注文してしまうだろう。
この店、今は食事がメインだが昔は飲み屋だったそうだ。もう3代続く老舗とか。

ホルモンや豆腐は、ぜひとも夜に一杯ひっかけながら味わいたいが、
場所柄、昼間にしか味わえないのが惜しい限りだ。
(主人も、ホントは夜にじっくり味わってほしいんだけど…と言ってた)

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ホルモン丼は800円と、それなりに値段は張る。
まあ、チェーンの牛丼屋などに比べればだいぶ高価だが、
旨い親子丼の店などに行くとこれぐらいは支払うし、
たまに築地に寄ったときに喰う程度のものだから、納得は行く。

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腹ごなしに、場内もちょっと覗いてみる。
「寿司大」は、あい変わらず凄い行列である。
海外のガイドブックに載っていることで、外国人観光客の姿も多い。

そういえば、築地市場で寿司って喰ったことがない。
だって、いつも行列しているんだもの(笑)。値段も普通に高いし…。

市場には海鮮丼の専門店も多いが、実はあれは観光客向けに最近できた店がほとんど。
それも、旨ければ良いのだが、築地でなければ食べられないような、
本当に素晴らしいネタを出す店は少ない気がする。

築地だから海の物が旨いと思いがちだが、
そもそも、この市場では海産物だけでなく、あらゆる食材が取引されている。
注意しないと、期待をかなり裏切られることもある。

そのせいか、市場で働く人たちのほとんどは、寿司や海鮮丼屋ではなく
定食屋やカレー屋、先ほどの「きつねや」のような店で食事をしているようだ。
私も並びたくない性分なので、市場の人が食べに行くような店をマークしている。
(注・寿司大は、ここで言う海鮮丼屋ではなく寿司屋です)

そんなわけで、行列を横目に、
隣にひっそりと建つ喫茶店「愛養」に入る。

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ほぼカウンターだけの、細長い店。
最近は観光客も多く訪れる賑やかな市場にあって、この店の中は静かで落ち着く。

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コーヒーカップに屋号が入っているあたり、無骨な店にしてはポイント高い。
右はミルクセーキ。ホットのミルクセーキを出す店は、あんまり見られなくなった。

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この店、なんと朝3時に開店するようだ。まさに市場の人々のオアシスなのだろう。
メニューを見ると飲み物は色々あるが、食べ物はトーストとアイスクリームだけ。
その潔さがまた良いではないか。

その後は、いつものごとく「茂助だんご」を買って帰った。

 

きつねや ホルモン / 築地市場駅築地駅東銀座駅

昼総合点★★★★ 4.5



珈琲店 愛養 喫茶店 / 築地市場駅築地駅東銀座駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5