わんこそば」の日記を書いてから、すっかり間が空いてしまったので、年が明けないうちに(笑)、じゃじゃ麺と冷麺のことも記しておこう。

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岩手は盛岡市内の中心部にある、盛岡城跡は現在、桜山神社になっている。参道には小ぢんまりとした商店街があって、その中に、盛岡名物「じゃじゃ麺」の発祥店がある。周辺には、沢山の「じゃじゃ麺」の店があるが、どうせ行くなら元祖へ、ということで訪問してみた。

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それが白龍(ぱいろん)という、これまた小さな店。参道に本店と分店の2軒があり、分店のほうが雰囲気が良かったのでこちらへ。店内は十数席しかないので、昼時はいつも行列しているそうだ。もちろん、時間をずらして入る。

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これが「じゃじゃ麺」(中サイズ500円)。昭和前期、中国のジャージャー麺をもとに、満州帰りの白龍・初代主人がアレンジを加えたものが人気を博し、盛岡名物に発展したという。

写真でも分かるように、中華麺ではなく、うどんときしめんの親戚のような麺で、モッチリした食感というよりは、ややコシが強くて弾力もある。麺の量は大・中・小の3種類。この麺に、自家製の味噌を絡めていただくわけである。この味噌がピリ辛で、汁気のない淡白な感じの麺によく合うのだ。細切りのキュウリ、ネギとともにいただく。

他に、生姜やラー油、酢、コショウなどを混ぜ、自分好みの味に仕上げていく。常連ともなると、好みの薬味の配合を、それぞれ心得ているらしい。なるほど、中華のジャージャー麺を和風化したような、これまで味わったことのない不思議な味だった。

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そして、これが「じゃじゃ麺」の真骨頂ともいえる「チータンタン」という追加メニュー(50円)。食べ終わった器に、生卵を割りいれて、残った味噌と混ぜ合わせる。混ぜ終えたらカウンターに持っていくと、店員が熱い湯と追加の味噌を注いでくれる。

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すると、麺の仕上げに玉子スープのような、このツユが味わえるのだ。周りの客は、一様に「チータンタン」を飲み干し、汗をぬぐって帰っていく。地元では、これが「じゃじゃ麺」を味わう流儀のようだ。少し違うが、つけ麺の「スープ割り」のような感覚か。美味しい。私は、ラーメンのスープもそんなに飲まないほうなので、半分残してしまったが。

「じゃじゃ麺」自体の味としては、基本的には薄味で、汁気もないので、結構好みが分かれるかもしれない。私個人としては結構好きな味だ。盛岡へ行ったら、また食べてみてもいいと思った。最近は観光客も増えたようだが、基本的には地元・盛岡の人向けの料理という地位を保っているのも、また好感が持てる。まあ、盛岡へ行く機会はそうそう無いから、そもそも食べられないのだが。

値段が安いのもいい。小400円、中500円、大600円だが、2年ほど前は50円安かったとのこと。庶民的メニューはこのぐらいでなければならないと思う。最近はどこへ行っても、食べ物に割高感を覚えることが多い。


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少し時間をあけて、近くにある焼肉店「食道園」へ。元祖「平壌(ピョンヤン)冷麺」の暖簾があるように、ここは冷麺の発祥店といわれる。正直、冷麺はあまり好きではないのだが、この後食した「わんこそば」とともに、「盛岡三大麺」を制覇すべく、トライしてみた。

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オーソドックスな冷麺である。冷麺は、「じゃじゃ麺」と違って関東でも結構味わえるものだが、普段あまり食べないだけに新鮮な感じがした。ただ、これ一品での食事となると、自分としては物足りない。850円という値段も「じゃじゃ麺」の後だけに、ちょいと高価な感じが。

やはり、冷麺は焼肉の〆などに食すものだという気がする。私は、冷麺にスイカとか、酢豚にパインなどの果物が入っているのが嫌なのだが、この店の冷麺には果物が添えられていなかった。余計なものが入っていないのは、ポイント高い。


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腹ごなしに、盛岡城跡を散策。櫓や天守などの建造物は何も残っていないが、高く積まれた石垣は見事で、土塁造りの多い東北の城のなかでは、珍しいというか貴重な城跡といえる。

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本丸跡へ上ってみた。かつて、南部家42代当主・利洋の銅像が建っていたらしいが、太平洋戦争中の昭和19年に、軍需資材として供出され、台座だけになってしまっている。なんとも哀しい…。
この後、「わんこそば」を食して「盛岡三大麺」を味わい尽くしましたとさ。http://blog.livedoor.jp/tetsubo8/archives/65513609.html


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