ホハ16の方は戦時中の事故で廃車となりましたが、ホハ15は、1960(昭和35年)4月の軽井沢方部分廃止まで在籍し、活躍しました。
キットは、0.4㎜真鍮エッチング板を貼り合わせていくことで、複雑な表面の形状を再現、ドアや戸袋部分の“引っ込み“ にも拘りました。また細かい部分は、新規のロストワックスパーツを製作し、精密感と共にその魅力を余すことなく再現しています。
台車は日光モデル製、日車D-16の流用です。
写真をよく見て頂ければわかりますが、これは、1220㎜(模型は25.5㎜)のホイールベース、及び全体の形状が、現車のものとたいへん類似しております。車輪径610㎜(模型は12.7㎜:Kadee製)換算の金属製車輪と共に、ほぼスケールの足回りを再現しています。
細かく繊細なパーツも多く、決して “気軽な“ キットとはいえませんが、じっくりと時間(と“愛“)をかけて取り組めば、一生モノのホハ15形ができると思います。
既に発売済みの機関車と貨車と共に、ぜひ良き時代の浅間高原を往く混合列車を再現して下さい。