● 地 面
樹木その他、細かいパーツが揃ったところで、地面の工作に入ります。

実はわたし、いつもここがいちばん途方に暮れる場面であります。

というのは、具体的に形態をもったパーツの製作であれば、ある程度の手順がイメージできるのですが、地面のように普段ほとんど意識しない、“何となくそこにある” ようなものの製作は、なかなか手順が思い浮かびません。

そんなわけで、わたしにとっての “地面” 工作はいつでも “行き当たりばったり” です。そんな状況ですので、次回もまた同じく途方に暮れることになるのです。

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 取りあえずストラクチュアや車両、樹木を並べて全体の雰囲気をつかみます。


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 ホームを作ります。

草軽には、石垣のホームと、縁に木材をあてた土盛りのホーム、両方がありました。低い石垣のホームもローカルな感じがして好きなのですが、実際の(?)落葉松沢駅は後者だったので、そのように製作しました。

草軽末期の写真を見ると、縁の木材が落ちてしまい、部分的に崩れてしまっているのをよく見ます。これは、この鉄道の最期を強く印象づける、容赦のない演出となります。

最初に述べましたように、最初からあり得ないような、小さく狭い駅ですのでホーム上にはあまりモノを置きたくないところなのですが、やはり欲が出て色々と並べてしまいました。
 


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言い訳程度の “地形” をつくります。この後は、水で濡らした紙ねんどをぺたぺたと置いて、延ばしていきます。この作業は後先のことは考えずに、一気にやってしまいます。

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 紙ねんどが乾いたら、樹木の配置を決めていきます。

車は通れるか、馬力しか通れないか、人は歩けるか、なるべく矛盾が生じないように、一応はレイアウトを考えています。


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 基本となる “地面” ができました。

草軽沿線は浅間山の火山灰地ですので、基本はちょっとざらざらしたグレーにして、後から着色していく、という手順です。

前回もそうだったのですが、全面的にタミヤの “テクスチャーペイント” を使用しました。(“三笠へのみち” を作る:12 参照)これは、濃い色から薄い色まで何種類かあり、それぞれを混ぜてもいいですし、アクリル塗料を混ぜ込むことによって、好みの色にすることができます。

ただ、乾燥してみないと本当の色はわかりませんので、かなり勘にたよったいい加減な作業です。


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 地面の基本が終わったら、今度は“緑化”の基本である、細かいパウダーをまぶしていきます。

この作業によって、それまで無機的だった全体の雰囲気が、がらっと変ります。見ているうちに、仕上げへのモチベーションも高まってきますね。ちなみに、線路に乗っている車両は、以前ご紹介しました “架線測定車” です。        つづく

〈鉄道青年〉