2007年02月16日

他人の生産性と給料(バブル前後の日本)

このblogには似合わないネタだけど、気になったので書いてみる。

分裂勘違い君劇場

他人の生産性が上がれば掃除人の給料も上がるというお話。

これを証明するのに日本には格好の歴史があります。
それはバブル前後の日本です。

バブル期と言えば、株や土地などの投資話ばかり語られますが、
丁度その頃の日本の生産性は世界で群を抜くほど高い
生産力(技術力)だったのです。例えば自動車や家電の技術力は
他の先進国に比べ10年は先行した技術力でした。
(逆に他の先進国の自動車や家電は日本で10年前の製品)
さらにスーパー 301 条が発動されるほど鎖国的な国だったのです。

生産力が高ければ、その業種は当然人手不足になり自ずと他の
業種から人手をかき集めます。それが最高潮に達し
「日本全国人手不足」という状況も生まれました。

で、ここで特定の業種を出すのは気が引けますが、警備員を
例えとして紹介します。当時の警備員はもちろん人手不足で
給料は今より全然高かった。現在の1.5倍くらい。人手不足以外の
何物でもない価値の向上です。生産力が上がれば全体にも波及する
好例と言えるでしょう。

そしてバブルの崩壊。ただし崩壊よりも厳しい状況になった
「自由化」を題材にします。日本がどんどん自由化したおかげで、
海外資本が大量に流入してきました。バブル崩壊より自由化の方が
ダメージが大きいです。既得権益に近い利益を海外にごっそり
取られる訳ですから。さらに以前は差があった先進国の技術力が
向上した事や、さらに近隣のアジア諸国の発展で日本の生産が
流出する事態となっています。すなわち日本経済は大幅に
生産力が低下したと言ってもいいでしょう。

生産力の低下は不況に直結します。不況により人手不足は
解消されましたが、人手不足のみによって価値の高まった業種は
もちろん連動して価値が下がります。警備員の給料も当然
下がりました。そして問題なのは、警備員の業種には海外資本が
入っていませんが、他の業種が海外資本によって苦しめられているので
その余波が警備員にも影響することです。

自由化によって様々な業種でリストラが起きます。リストラされた人は
当然次の仕事を探すわけですが、そうなると比較的就職が楽な
警備員には人手が過剰になります。人手が過剰な業種は当然価値が
下がるので給料も当然下がります。(余談ですが人手が過剰になる
人気職業も同じ。最近では美容師やデザイナーの給料が安いのと同じ原理)

という訳で分裂勘違い君の理論は日本の過去を振り返ってみれば
簡単に立証されるのです。しかも不況(低生産力)による逆説でも
立証出来るので、疑いようがありません。

分裂勘違い君の肩を持つ訳ではありませんが、トラックバックでこれと
似たような理論がなかったので書いてみた。

この手の話は得意ではないので、間違いがあればスマン。


tetu3377 at 02:41│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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