おっとぉー沖縄に行ってきました第壱話

2005年03月14日

沖縄行ってきましたプロローグ

 旅の疲れと思い出が体に残っているせいか、俺たちは機内でほとんど口を利かず、眠っていた。心なしか頭も痛く、体がだるい。そりゃあ、そうだ、この春休みシーズンに男2人で沖縄に出掛けたんだ・・・。何も無かったわけがない。あんなことやこんなこと、スーパーフリー先生にヨロシク的な事件を誰だって起こしているものだ。スチュワーデスが、私はキャビンアテンダント、キャビンアテンダント・・・とブツブツ言いながら飲み物を運んでくる。少し寒気がしてきた。「ワンスーププリーズ。ユウノウ?」社交場ではイングリッシュを使用するのが紳士の常識だ。機内のドリンクサービスにスープが存在することを知ったのはいつだっただろうか。今では旅の醍醐味の一つとなっている。今回で三度目の沖縄が終わる。羽田に着けば、俺が短パンで帰ってきたことの馬鹿さ加減にも気づくだろう。そして二日後にはインフルエンザに感染していることもわかるだろう。しかし、一週間の沖縄におけるめくるめく生活があったからこそ短パンの寒さもインフルエンザの辛さも我慢が出来たのだ。そのことにはまだ気づいていなかった俺は機内で羽田に到着するあと30分の間、隣に座り、いまだに「少年サンデー」を読む通常時はノリノリな男と話すことは何も無いため、沖縄での思い出を振り返り始めた・・・。そう、あれは3月4日金曜日、目が覚めると、外は一面の銀世界だったんだ・・・。

 「TOSHI・・・雪ふってんじゃん、飛行機飛ぶのコレ?どーなの、ねえ。」「何言っちゃってんだよ!鉄雄ぉ!雪なんてさ、ちょぉシビーじゃん!!」「そうだよな、じゃあ予定通り新宿に10:30で・・・」「オッケイ(上がり調子)じゃあ(上がり調子)またあとで。チャオ」「・・・」今回俺と沖縄に行くことになったTOSHIはいつもノリノリな男だ。某ビジュアルロックバンドのボーカルに似ているのだが、そのバンドはすでに存在していない上、そのボーカルはどういうわけか、介護施設のような場所で誰よりも柔らかい表情でギターを弾いて回っているらしい。

ともかく雪が降ってテンションガタ下がりな俺。それでもしっかり荷物をバッグに詰め始める俺。そして早めに家を出る偉い俺。雪が降っているため道が空いていると読みバスで新宿に向かう知能の高い俺。隣の席の娘が可愛くてドギマギする可愛らしい俺。わざと傘を忘れてその可愛い娘に届けてもらおうとする策略家気質な俺。で、結局無視で意気消沈、さらにテンションの落ちる俺。ということで新宿に到着、雪が激しさを増し、手足の先端が痛みを感じてきた。こうなるとテンションどうこうよりも沖縄の暖かさが恋しくなってくる。そして集合、俺たちは新宿から品川に向かい、もの凄い剣幕で切れているギャルを横目に羽田までの切符を購入しようとしたのだが、どうも駅員の手際が悪い。それでも沖縄の暖かさに思いを馳せることで、何でも我慢できるような気がした。さらにはあんなことやこんなことめくるめく夜という夜が待っている。そんな希望が俺たちに力を与えていた。ギャルを隠し撮りすることだって出来た。沖縄に行けばなんだって叶うと思っていた。俺は沖縄の空気を吸うだけで、高く飛べると、思っていたのかなあ・・・。

羽田はキラキラしていてスウェットにニット帽姿の人は見下しましょうという風潮があるようで、俺はまさにそんな格好をしてきてしまった超ド級の田舎モノだったから恥をかいてしまったのだが、それ以上に焦ったのが、航空券を実券に換える時だった。俺たちは突然割引というシステムを利用し、そこそこ格安でチケットを予約した。予約したのは俺だ。そして俺が最近作ったクレジットカードで決済したのだ。まあ、そういうこと。何?わからない、あっそう。えっとだね、クレジット決済してチケットレスサービスを利用するとね3パーセントほど割安になるわけで、何かって簡単に言うと数百円ほどピンハネしてたわけだ。それがそのチケットに換えるところでバレかけたわけ。本当は数万円は騙したいところ数百円で我慢した俺の優しさに感動して涙でも流すかと思ったら、なにやら泥棒を見るような目で人を見やがるTOSHI。実はその金で雑貨屋さんの前でお母さんの手術費用を貯めるための貯金箱を眺めていた少年にプレゼントしてしまったことは絶対に言いますまい。とにかく俺たちは温かい沖縄に向けて飛び立ったのだった。

ゴーゴーゴーゴゴーゴゴゴーヒューンゴ・・・ゴ・ゴ・・ピタッ。


寒いじゃん・・・。続く。

tetuo2 at 13:14│Comments(0)TrackBack(0)  

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