2006年09月

2006年09月20日

BATTLE其の1〜隣のクラスのY君〜

 それは3時間目の体育が終わった休み時間、まだ運動後の爽快な汗の尊さも感じない純真無垢なチン毛が生えずに焦っている頃でした。学校体育で自分のサッカーの実力を確信していた根暗な私は家も超近く、気軽に家に遊びに行ってはただただゲームをする仲のY君とお喋りをしながら着替えを進めていたのです。特にY君が嫌な奴ということはありません。強いて挙げるのならば、Y君の家はお母さんが働きに出ているのが原因か、超汚かったくらいでしょうか。他の友達も混ざり、何かの話をしていました。先に挙げておきますが、思春期と言うのはひどく繊細でデリケートですが、自分以外の人に対してはデリカシーにかけるものです。そんな折に、Y君は笑い以外は何も取れないほど逆立った私のサイバーヘアーの暗黙のあだ名「サボテン」を口に出したのです。先ほどまでは笑っていた私は怒り爆発、しかも相手はY君、特に校内の人気者でも中心人物でもない、機先を制せばイケる!と判断し、何を隠そう「Yぃぃぃぃぃ!!」と狂ったように飛び掛ったのです。チン毛の出遅れのおかげで体育などにおける着替えが驚くほど早かったことが功を奏し、見事Y君が体育用ズボンを脱いでいる最中に飛び掛ることが出来たのです。これはイケる!とパンチ。もう一回パンチさらにパンチ。Y君の顔面からペチッという衝撃音が響きます。最初は冗談かと思ったのか、Y君は「イタイイタイ」と言っています。しかし、時期にパンチでは伝わらなかった私の本気に気づき「ゴラァァァぁぁ」と唸りを上げて掴みかかってきたのです。何を!をこちらも掴みかかります。取っ組み合いとはこのこと、一進一退の取っ組み合いの始まりです。意地と意地のぶつかり合い、そろそろクラスのみんなもこの騒ぎに気づき始めます。この状態でもしも負けたら・・・。今後のバラ色と行かないまでもそれなりの学園生活のためにも負けるわけには行きません。

しかし、悲しいかな、私の腕力はY君のそれより劣っていました。ズバッと体勢が変わり、あれよあれよとヘッドロックの完成です。不幸中の幸い、Y君の腕力もヘッドロックの状態から首投げを食らわすほどではありませんでした。膠着状態に突入、クラスのみんなも固唾を飲んで見守ります。これはヤバイ、負けちゃう、何なら先生の登場も止む無しといった気持ちも強まります。しかし、ここで成績の悪くなかった私は機転を利かせ、起死回生の攻撃に出たのです。Y君のヘッドロックで必死になっている腕を力いっぱいつねる!!これです。さらにつねるという行為に爪を立てるアレンジを加えることで、この攻撃は格段強力なものへと進化したのです。どうだ!ヘッドロックを外せ!と思いましたが、Y君も意地の男、常人を遥かに超える我慢強さでヘッドロックを続けます。

そんなヤセ我慢がいつまで続くかな、ヘッドロック敗れたり!と進化したつねりにひねりを加えるという悪魔な攻撃を繰り出した頃、本当にヘッドロックは外れました。が、そこから再び取っ組み合いに発展したなら、同じ展開が待っています。なぜなら私よりY君の腕力が上回っているからです。うう、そろそろ止めてもくれてもいいぞ、クラスメイトたちよ・・・。そんなサイバーカット少年の切な祈りは届き、心あるクラスメイト(すでにチン毛ぼーぼー)が2人の間に立ち、ようやく壮絶なバトルは終焉を迎えました。

勿論、その後、「悪かったな」「いや俺こそ悪かったよ」「俺もお前もよくやった」となるわけもなく、気まずい一日が過ぎてゆきました。

翌日、噂が回るのは予想通り早く、俺はヤンキーになりたいんだ!と日頃から主張しているような方々が、「何々?喧嘩したの?勝った?」とか尋ねてくるのです。当然、私は「勝ったよ」とつぶやきます。が、予想を超えた返事が私を待っていたのです。「Yも勝ったって言ってたぜ」。何!?俺が勝ったんじゃないのか!?違うの?うーん、どうしよう、と悩むこと数秒、私はバトル翌日のY君の顔をチラッと見てました。序盤戦の私のフリッカージャブはY君の顔を腫れ上がらせることはせず、うっすらと擦り跡のようなものを2,3つけていたのです。そして、その同級生に言ってやったのです。「ふっ、顔を見りゃわかんだろ?ふっ」人生ベスト5に入る素敵なセリフのお話です。

tetuo2 at 02:08|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 武勇伝 

2006年09月19日

キャバクラについて

たまにキャバクラに行きます。嗚呼、今日キャバクラに行かなくては死ぬ、といった超前向きな気持ちで行くのではなく、俺が80年生きるとしても、あの80年の中で出会う最もなってはいけない人トップ3が確実だと目されてるダメのエリートと一緒に行くのです。キャバクラと言うのは簡単に言うと、乙女な男子の女子と触れ合いたい!という強烈な男心の隙を突いたビジネスでして、さらには巧みなトークでこちらの小さな恋心まで最大限に引き出すことも可能にしているのです。目の細い殺人鬼のような顔をした男子にはタダノブアサノに似ていると喜ばせ、帽子を褒め、体毛の薄さを褒め、コップの水滴を拭く几帳面さを褒め、それに加え、男心をくすぐることで名高いボディータッチも多用し、エロトークにも嫌な顔一つしません。これが中学校のクラス内だったのならば、引いてしまうほど俺にホの字です。しかし、これはビジネス、考えてみればわかります。仕事でとにかくこれそんなにたいしたもんじゃないけど買ってやくれませんかね、と交渉するとき、相手を褒め、気を配り、何だったらタバコの火なんてつけちゃって、笑顔を絶やさず、いつもニコニコ、お願いします、と言いますね。と言うことなんだろうな、と思ってしまうのです。舐めるなよ、と一線を引いてしまいます。何か訪問販売や路上で「幸せについて祈らせてはもらえないでしょうか」と同じ神を信じませんかと勧誘してくる人たちに対する態度に似たような感じで接してしまいます。何を!お前のそんな笑顔に騙されないぜ、何だったら化けの皮剥いでやるとばかりの臨戦態勢を取る自意識過剰な男なのです、はい。

だから勿論、キャバクラに嵌まることはないし、プロミスから30万円下ろすこともありません。しかし、実際キャバクラ嬢を攻略したと言う話はあとを絶ちません。その夢を追い続ける男の背中に何を感じるかは人それぞれですが、追い続けた結果23にしてつま先が見えないお腹を作った一途なリリーさんにはエールを送り続けたいと思います。

tetuo2 at 01:15|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 日記 

2006年09月15日

孤高の男イン屋久島

 おっす、俺はヨウジ(仮)、一人旅の天才だ。男の夏はやはり一人旅に限る。今回は久しぶりに日本を旅しようと思って屋久島に来たんだ。まあ、俺くらい一人旅の天才ぶりが滲み出てると素人どもが話しかけてくるのもわからないでもない。一人がテーマだが、話なら聞いてやるぜと思い、女2人の男1人の3人組と話しているうちに意気投合、で、今日は一緒に縄文杉を見に行くことになったんだ。まあ、出会いも旅の醍醐味、一緒に行ってやるのも悪くない。これで2対2になったことだし、美味しい思いが頭をよぎらないこともないしな。フフフ。別に期待してるわけじゃないぜ。まあ、可能性の話だ。4時半に起きて奴らと集合、男の携帯番号も聞いてある。女は教えてこなかったが、旅先でそんな警戒するもんじゃないぜ。教えてくれよ。まあ、いい。そろそろ登るか、俺に着いてきな、ん?ウインドブレーカーの前が開いたままだって?馬鹿だなぁ、開けたままじゃないと俺自慢のボブマーリーTシャツの素敵な柄が見えないじゃねえか、登山でもコレは譲れないぜ。ん、何!さあ、登ろうって時にテンション下がる奴らがいるな、何だ、あの馬鹿なカップルは。2人して目が細い上に、帽子と上下ウインドブレーカーがお揃いじゃねえか、この御時世にペアルックって。恥ずかしい奴らだ。周りからチラチラ見られているのも全く気にしない様子だ。ん?なんだ?近寄ってきたぞ。モジモジすんな!なんかあるならはっきり言え!写真撮ってくれだと?全く、しょうがねえ。俺が撮る写真を見て自分達の恥ずかしさを思い知れ!行きますよー、ハイチーズ。全く俺も社交的な奴だぜ。満足そうな顔してやがる。恥ずかしさを通り越してあきれるぜ。

ほー、これがトロッコ道、昔は杉の木をこれで運んだのか、歴史を感じるな。小学校跡、3代杉、2000年の時と大自然が生んだ屋久杉か、世界遺産になるのもうなずけるぜ。それにしても後ろのお揃いカップル!尻取りするな!いい歳なんだ、永遠に続くだろ。しかも三代杉見過ごしてるぞ。しりとりに熱中してんのか?馬鹿か、もう下山しろ。しかも山道で人を抜かそうとするな。ボソッと遅せえよ、とか言うな。まあ、いい、そろそろ、休憩所だ。みんな、ちゃんと水は持ってきてるな、よしよし。見ず知らずの奴らの仲でもリーダーシップを張れるようになったのも、数々の一人旅の経験の賜物だ。タバコも吸うぜ。勿論、携帯灰皿はある。旅の恥は書き捨てないぜ。ん?さっきの馬鹿なカップル、コーラを飲んでやがる、山に来て、大自然の中で、コーラを飲むな!携帯ゲームをするな!ふざけるな。で、またか、また写真ですか、わかりました。写真ですね、撮ります、撮りますよ。はーい、笑ってぇー。ハイチーズ。ふう、疲れる。楽しいことを考えろ、山を下りて、ビールでも飲んで2対2で盛り上がって、夏だし、旅だし、夏だし・・・フフフ、楽しくなってきた。別に一人旅だからってこんな風に楽しんじゃダメってこともない。出会いって良いよね。よし、ここから樹齢7000年の縄文杉まであと半分、俺について来い!

つづく。

tetuo2 at 02:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 

アウトドアカップルイン屋久島

 俺はヒデユキ(仮)、アウトドアの天才だ。天才だから今回は彼女も連れて縄文杉を見に行っちゃうぜ。今はフェリーで屋久島に向かっているところだ。なーに、金ならないぜ。だから飛行機も高速船トッピーも使わず、フェリーで4時間もかけて屋久島に向かうんだ。なーに、俺のアウトドア武勇伝を語りつくしていけば、4時間なんてあっという間。彼女も興味心身だ。他にも結構、カップルがいるが、俺達が一番楽しいに決まってる。なんてったって俺はアウトドアの天才、リュックの中は、ありとあらゆるアウトドアグッズでいっぱいだ。はっきり言って抜かりは全くない。それに比べ、どうだ目の前の二人して目の細いカップルは。目が細いだけでもアレなのに、お揃いの帽子にリュックサック、気持ちが悪いにもほどがある。さらには面白いトークでもするのかと思いきや、携帯の電池がなくなるまで、携帯ゲームを薄ら笑いで各自楽しんでやがる。まあ、どうでもいい。俺達は屋久島での完璧な計画の確認をもう一度しておこう。ふむふむ。1ヶ月に35日は雨が降る屋久島、大自然が織り成す奇跡が産んだ島、屋久島、もののけ姫の舞台にもなった屋久島、アウトドア好き、登山好きには最高の土地だ。楽しみだぜ。おっと、失礼、小便をしてくるぜ。何!さっきのペアルック目細カップルの男がフェリーゲームコーナーでスロットしてやがる、金が儲かるわけでもないのに、夢中になって、それなら一人で来い。なんてこった。それが奇跡の島に向かおうという男の姿かね、情けない、どうせたいした下調べもせず、ネットでぺロッと調べてきただけなんだろ、まあいい、大自然の脅威を思い知るがいい。俺は小便だ。ふぅ、すっきりだ。念のためウンコもしとくか、ふぅ、すっきりだ。

おっ、そろそろ着くな、それにしてもあの目の細いカップル、サンダルまでお揃いだ。世も末だな。とにかく、今日は明日の縄文杉に備えて、軽く島を散策したら民宿で体を少しでも休ませておこう。おっと、勿論、明日のガイドの予約も忘れないぜ。なんていっても往復25キロの山道だからな。

うん、やはり民宿の飯は美味い、リゾートホテルに泊まらないあたりが、アウトドアの醍醐味、通の旅だな、さすが俺。ん、誰か、またチェックインしてきたぞ。なんてこった、フェリーで見たあの馬鹿カップルじゃねえか、またこんな遅くに。明日、山に入る計画だとしたら、山を舐めてやがるな、しかも、山盛り酒を抱えて・・・。目も当てられねえ、遭難しろ、絶対しろ、せめて山の栄養になれ。まあ、いい。俺は用意周到、準備万端なアウトドアの天才、もう一度、明日の予定を確認してもう寝るぜ、明日は日本の七割の植物が待つ屋久島の大自然が俺を歓迎してくれる。おっと今回は彼女と来てるんだ、ここからの時間はシークレットだぜ。じゃあな。

つづく。

tetuo2 at 02:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  

夏休み日記

 今週は会社で、これが白い目という奴なのだな、と日々噛み締めております。何故かはわかっております。私が勝手に強引に無理矢理意地でも夏休みを取ったからで御座います。ストライキだと思われてもいざ仕方ないという気持ちでやってやりました。にも関わらず、夏休みを貫徹した週明け、袖に「屋久島」と堂々とプリントされ、屋久島の山々が大きく連ねられた上にその標高まで律儀にバックプリントされたTシャツをお土産も持たずに出社したのです。これで私が上司ごときの評価に興味のない男気溢れるチャラリーマンだということを証明することが出来ました。何よりです。そんな爽快な夏休み9日間は瞬く間に過ぎていきました。

思えば本格的夏休みの一週間前から夏休みは始まっていました。夏の風物詩であるサッカー合宿に参加し、子供にえばり散らしたところから夏休みは始まっておりました。子供が就寝時間通りに寝ようものなら、叩き起こし、「子供ならもっと騒げ、ボケ!」と熱血指導、練習中は子供のボールを次々と山の中に強烈シュートで放り込み、お手本を身をもって見せます。そんな気分爽快な合宿が過ぎるのは早いもの、翌週への夏休み本番へとモチベーションが上がります。

そしてやってきました。いざ、屋久島へ。4泊5日のウキウキ旅行です。その内容はまた次に書くとして、8日に東京に戻り、その翌日の9月9日、この日は私の26回目のバースデイです。勿論、このブログには数多くの友人から抱えきれないほどの祝福のコメントが寄せられています。この場を借りて、嘘でもいいからコメントしてくださいと申し上げます。で、その日は何をしたかというと、映画を観ました。今、話題の「日本沈没」。はっきり言って名作です。尻上がりに盛り下がってゆくストーリー、もの凄い恐慌状態にも関わらず、そんな点にはほとんど触れず、世の中愛だぜ!と言い切る説得力、数千万人の死よりも柴咲コウの骨折の恐ろしさを描く世界観、すべてにおいて最強です。泣きました。草薙君をノーヘルバイクで見送りに来た柴咲コウ、抱き合う二人、爆発しそうな富士山、二人の恋の前にはすべてが無価値なのです。広瀬香美も「愛があれば大丈夫♪」と日本が好景気だった時代に言っています。まさにその通り、二人の愛が日本を沈没という未曾有の危機から救ったことは間違いありません。愛は地球を救います。誕生日にこんなに素敵な映画を観ることが出来た運命に感謝です。

で、夏休みも終わり再びクソイソな生活が始まったのですが、なんだかんだ言っても夏休みはいいね、こんな休みがあるのならば、どれだけ白い目で見られようが結構、そのまま白目のまま死ねと言い切れます。早く年末になればいいのに。

tetuo2 at 01:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記