2006年12月

2006年12月22日

BATTLE其の三〜ドぽっちゃりちゃん編〜

ある日のある夕暮れ時、チン毛は生えずに焦っている私はそんな気持ちを隠して同級生たちともに学校の校舎裏の綺麗に整備された300メートルほどある歩道を下校していました。校門を出るのとほぼ同時にYシャツの裾を学生ズボンの外に出すという行為にもそろそろ慣れた頃でした。それと同時に超悪い女子軍団も発見した頃でした。その超悪な女子軍団とは誰が名づけたか「ジェニファー軍団」、泣く子も黙る鬼な女子軍団です。彼女たちは中2のくせにもの凄い勢いで金髪で、いつ髪の毛が伸びでいるんだと思うほどいつでも毛根から毛先までド金髪なのです。授業中にもかかわらず、廊下を歩き回り、何故だか知りませんが、校舎をもの凄い力で殴りまくったりします、同級生のネパール人の女の子は名前がカタカナということだけで、生意気だとビンタされるという恐怖を体験しました。本当に2年前まで小学生だったのでしょうか。普段はワカメちゃんと肩を並べるレベルのミニスカートでしたが、時には超ロングスカートを履いたり、ランドセルを背負ったりと学園中を恐怖のドン底に落とすことに余念がありません。放課後も2丁目公園に必ずタムロし、歯の隙間から唾を吐きまくったりして、お母さんたちが子供を2丁目公園で遊ばすことを禁じたほどです。ジェニファー軍団は決まっておおらかな体型をしており、中学を卒業するとほとんどのメンバーが超地元のスーパーマーケットイイダでレジを打ち始め、いつの間にか子供を産むというわかりやすい人生を送ります。まあ、あんな恐怖な軍団もいるもんだね、楽しくトークをしているその時でした。

遠くで私を呼ぶ声がしました。とっても大きな声です。しかし、声変わりをした喉仏満開の声ではなくどうやら女の子のようです。その方角に目を向けると150メートルほど先、今歩く遊歩道の出口あたりに同級生の女の子3人組がいました。いくら私がチン毛の生えていない成長の遅い中学生だったとは言え、もう中学生、女子なんて嫌いだぜと言っていた小学生の頃とは違います。「なんだろな♪」と多少の期待を込めたいたその刹那、次の言葉を投げかけてきました。「チビー!!!」確かに間違ってはいません、私はチビでした、しかし、約150M遠方から投げかけられたその言葉は繊細な男心を傷つけるのには十分でした。センチメンタルな期待を裏切られ、的確な身体的罵倒を受けた私は烈火の如く怒り、猛ダッシュで、その言葉を放ったであろう女子のもとに向かいました。整備された遊歩道はとても走りやすく、予想より遥かに早くその女子の近くまでたどり着きます。私の怒りは頂点に達しており、どんな攻撃がより効果的かを瞬時に考え出しました。その女子はぽっちゃりというには少々太りすぎていたため、ボディーは効果的ではないだろう、そう思った私はそのドぽっちゃり女子の2メートル前でジャンプすることを決めました。

力強く地面を蹴ると、もの凄いスピードから私は宙を舞い、その勢いを利用してドぽっちゃりの脳天に思い切り良く拳を叩きつけました。唖然とした表情をする他2名の女子を無視するようにドぽっちゃりはまさに当時の私が知るわけもなかったまんぐり返しの体勢にひっくり返り、思いもよらない反撃に遭った驚きとジャンピングパンチの衝撃で涙を流します。そこで、「特攻の拓」を愛読していた私は、数ヶ月前まで小学生だった女子に向かって言いました。「ナメんなよ」と。そしてスタスタと踵を返し同級生のもとに戻り、苦笑いという賞賛を受けたのでした。

今思えば、ドぽっちゃりが恐怖のジェニファー軍団入りする前に更生させることが出来たと誇りに思っております。

tetuo2 at 00:49|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 武勇伝 

メリークリスマスまであと少しって時のビックニュース

私は口が軽いと言われる。言われなくても、私は自慢じゃないが口が軽い。悪いが、どんなことでも言っちゃうよ。一応は最低限のマズイよねっっていうラインは守っているつもりだけどその検閲に引っかかるような事柄はまず御座いません。で、ですね、何がムカツクってアレですよ、基本的に口は堅いほうが偉いとか一般的に思われていることですよ。口が堅いって偉いのでしょうか。私はそんな風には全く思いません。さらにムカつくのが口が堅いほうが女にモテるってことなのですね。それが何でかっていうのはもう答えは出ているわけで、女供は秘密好きなんですよ、何か、私たちだけの秘密とか、私たちの秘密みたいので友情や愛情を感じたりする気持ちの悪い奴らなんですよ。特に男女関係に関してはバッチリそう当てはまるものだと思うわけで、ムカつきます。世の中で何が大事だと言われてますか?「ホウ・レン・ソウ」ですよ。報告、連絡、相談!!なのに秘密にして置く事の方が偉いだなんて、矛盾しているでしょう。多分ね、人のことだけホイホイ言うとダメなのですよ、俺は違うよ、全部言うもの、人もことも自分のことも全部ひっくるめてコノヤローって感じでペラペラ口軽男ですよ、悪い?文句あんの?何か、秘密ぶって小出しにしてくる奴の方がよっぽどムカツクでしょう。全部話してよ、嘘はなしで行こうじゃない。それを何か男女関係のことは基本秘密で、でも話を聞いてりゃ、嗚呼、派手な交友関係だぁってことくらいわかるわけで、そういうのを悟らせてくるのがまたムカついて、それでもなお、秘密にし続けるというか、嘘をつき続ける神経が信じられません。だってさ、だってよ、揃いも揃って彼氏がいないはずのとある安キャバクラがよ、次の月曜日何故だか女の子がいないからお休みです、ですって。次の月曜日?それはアレですよ、すべて人の幸せの目標、クリスマスです。夢を見せるキャバクラがクリスマスに店を閉めるなんて有り得ない話なわけで、それで涙を流している借金男子も世の中にいるのです。まあ、秘密にするなら悟られるようなことはするなと、つまり馬鹿は嘘をつくな!馬鹿!クリスマスにSEXすんな!

tetuo2 at 00:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 

2006年12月21日

俺は風邪がをひているのだから気を遣うようにお願いします。

学生の頃から嫌な気持ちにさせられたものです。まず、早く俺の昨日からの予定を尋ねてくれませんかと目をこすったり、大きな伸びをしてみたりと、いいから勝手に喋れよ、とか思ってると、やっぱり来ました。「俺、昨日寝てないんだよね、マジ、いや、ちょ、ちょっと待って、やべえ、10時に起きて・・・そんも前の日、寝たの朝5時、いや、6時だから、うわっ、丸々2日で3時間半しか寝てねえよ、あっ、そうだ、今日、マージャンあったんだ、マジドタキャンしようかな・・」嗚呼、長い、一人の一つの台詞とは思えない、果てしない独り言です。それも周りの誰もが特に聞きたもなければ、答えようもない独り言で、もし、何か言い返すのなら寝なよ、くらいです。しかし、私も負けず嫌いな少年でしたから「いや、俺なんて、アレだよ、一週間前から合わせて3時間くらいしか寝てねえよ」みたいなことを言うのです。この時ばかりは目が異様にか細いことが功を奏したものです。ともかくそんな不毛なトークとはオサラバ出来ると社会人になったのですが、どうもそれは大きな勘違いだったようで、社会人になってからの方が寝てない自慢大会の規模は大きくなり、一体ウチの会社では誰が寝ているのであろうという疑問すら生まれてしまうほどの世界レベルの戦いが日々続いております。

で、寝てないのはいいからアレですよ。寝かしてくれ、頼みます、と思った昨日、頭が痛く、体のふしぶしに違和感を感じ、のど・鼻ともに通りが悪いという簡単に述べれば、風邪です、といった症状を私の体が訴えてきます。嗚呼、辛い、世の中にどれだけの苦しみがあろうと俺が一番辛いという気持ちになってきます。しかし、明日は大事な仕事が御座る、そのための大事な打ち合わせもこの後控えております、しかし、辛い、頭が朦朧と視界は歪み、吐き気ももよおし、汗がジャンジャカ出るのに寒気は凄まじい、これが死か・・・とミギーのセリフも頭をよぎり始めたとき、「ねえ、今日、任せていい、明日がんばるから、ちょっと帰るわ、わりい・・・」とこの世で最も辛い表情で後輩社員に伝えていました。帰るのにちょっともたくさんもないだろと後輩社員は思ったでしょうけどウムも言わせず、帰りました。だって超辛いんだもん。これまで、運良く、体を壊さず社会人生活を送ってきただけに、周りの方々も随分心配していました。

ということで、まあ、気合で明日までには治そう、しかし、ヤバイぞ、コレは、治るものなのか、まあまあ、まずはアレだ、熱を測り、自分の状況を数値で把握し、これからの計画を練ろう、体温計体温計、嗚呼頭がフラフラする・・・。
「ピピピ、ピピピ、ピピピ」おお、早い、熱の高い証拠だ、さて何度でしょうか、まさか40℃はいってないだろうな、ん?へー、37,4℃・・・そんな馬鹿な、もう一度だ、「ピピピ、ピピピ、ピピピ」さあ、本当な何度だ、さぞ高いんだろう、37.3℃・・・いや、参ったね、うん、低いわ。簡単に言うと微熱です。ああ、明日会社に行ったら何度だったことにしようかなとか思いながら暖かくして眠りました。13時間くらい寝たね。以上。

tetuo2 at 23:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 

2006年12月08日

「ライフオブデビットゲイル」

ということでお金がないので、DVDを観ます。最近は「嫌われ松子」とか「有頂天ホテル」とか「初恋」とか邦画をたくさん観ていたため、久しぶりの洋画と言えます。「初恋」いたっては、開始15分で眠った上に観直すこともせず一週間延滞して1800円払うという豪気なことをしたので気分が良かったです。と言うわけで、タバコとコーヒーを準備して上映スタート、何やらあとちょっとで刑が執行される死刑囚の取材を唯一許された女ジャーナリストが何やら謎を解くといった内容のようです。この死刑囚がタイトルのデビットゲイル、死刑反対の人権団体所属の元大学教授というインテリさんです。学生とSEXして訴えられて、逮捕されたり、同じ人権団体の白血病の人とSEXしたり、アル中になったりとなかなかカラフルな人生を送り、いつの間にかレイプ殺人罪で再び逮捕死刑宣告されちゃいました、死にたくねえよ、と女じゃなリストに切々と訴え、ジャーナリストが謎を解明、しかし結局死刑執行されちゃいます。無念、といったストーリーでしたが、なかなか楽しめました。もの凄くよく出来ていて、最初デビットゲイルに言わせていた言葉通りが衝撃のクライマックスに繋がり、一つ文句があるとすれば、人が映画を見ているのに母ちゃんが洗い物を始めて気が散ったことくらいです。もう一つ挙げるとすれば、人が映画を観ているのに母ちゃんが昨日あった面白い話をしてきたことくらいでしょうか。自分以外のために生きるっていうのもいろいろですね。

tetuo2 at 00:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 

超高価なバッグを

えーとですね、ここがどこかと言いますと、都内某所、高価なバックがたくさん販売しているブティックで御座います。10万円を超えるバックがたくさん飾られており、とても綺麗です。店員さんはみな黒装束で統一され、洗練されていて、とても都会的な印象を受けます。店員さん全員が汚いスニーカーを履いている私を笑っているようにも感じます。ムカつきます。どうせSEXしてるくせに、と意味不明な視線を投げつけて多少は気も晴れましたが、それにしても若い、どう見ても大学生みたいな奴らがこのブティックにいっぱいいるのはどうしてなのでしょう?土曜日だから?お金あるの?見物?確かに今から出勤です!と豪勢な髪型をしている若い娘もいます。それにしてもアンタたちはそういう感じじゃないでしょという大学生風カップルもたくさんいるのも事実。何?買うの?買うんだ。何だか、持ってみたりしてるもんね。その中でもお前、お前だよ、当たり障りのない顔をしているあんただよ、今手に持っているのはここのブランドのバックですよね、それがあるにも関わらず、また買おうって言うの?ガッツあるね、彼氏らしき男も軽く微笑んでその姿を眺めてますよ。何、悪いことでもしてんのかな、じゃないとなかなかバック一つに何万円も出せないでしょ。10万円あれば、結構しっかりした親孝行とか出来るじゃない、それをせずに女にバックを買い与えるその神経が信じられません。私なんか、アレですよ、毎日、中野区を掃除してるんですよ。子供が遊ぶ場にゴミを捨てるなんて何事だ!と憤慨しながら公園でホームレスが飲んだパック酒の空箱を拾っているんですよ。それをお前らは親が稼いだ金とちょっとバイトした金でブランドバックですか。許せん。そもそもちょっとした布を継ぎ合わせてロゴ入れただけのバッグに何で、ここまでの値段をつけて堂々と販売できるのでしょうか。ちょっと悪いな、みたいな気持ちくらいはあるんでしょ。これは高すぎたかな、エヘヘって顔でもしてればまだ可愛いものの、わかる方だけお買い上げくださいませ、とツーンとした顔しやがって、ムカつきます。こんなものは中国人とかがさくっと大量生産してるじゃない?それじゃダメなの?同じデザインですけどダメ?デザインがかっちょいいから買うんでしょ?じゃあ、別にいいじゃん、MADE IN CHINAでも、誰も褒めないよ、こんなの持っていても。

何?ブツブツうるさい?コレにしたから、だと。了解しました。すぐにお会計を済ませてきます。はい、8万円ですね、どうぞ。何か悪いね、安いの選んでくれて、俺は嬉しいよ。

tetuo2 at 00:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 

2006年12月06日

結婚おめでとうございます。

私はまだまだチン毛の毛穴も出来ていない小学生の頃、所属するサッカークラブでキャプテンになってやる!と内なる闘志を燃やしておりました。キャプテンは6年生になる直前に決まる、対抗馬はあの色黒でキックフェイントしか出来ないやつくらいかな、なんと言っても俺はこの学年で、一番最初にこのチームに入ったんだ俺しかいない、俺のはずだと、夏休みのソフトボール大会ではエースの座からセカンドにコンバートされるというあまり例のない起用をされたため、ここは小学生の高いプライドを保つためにも重要だったのです。しかし、3年生の時、色黒キックフェイント野郎よりも数倍色黒の少年がチームに加わりました。と同時に私は「こいつは危険だ」と感じたのでした。なぜならその超色黒少年はチームに入った時点で、サッカーがチーム一上手かったのです。それに加え、ナイスな笑顔で社交性も申し分なく、試合中もよく声を出し、他の選手をサポートするという嫌なタイプでした。私のように味方のミスで不貞腐れるという小学生らしさは微塵もありませんでした。何とかしなくてはと焦った私は何を思ったかリフティングの回数で勝負に出ます。気が狂ったように早起きして、リフティングの数を増やすという暗い小学校生活を送ります。しかし、悲しいことにリフティングの回数でキャプテンが決定されることはありませんでした。
結局、キャプテンに選ばれたのは幼稚園の頃から月謝を払った私ではなく、3年生の時に入った超色黒さわやか少年でした。

この後もこの超色黒の勢いは止まりません。私が中学生の頃に入ったクラブチームのコーチからの2時間にも及ぶ説得をはねのけて入った中学サッカー部でも当然のようにキャプテン、私も負けじと美術部副部長の座をがっちりキープしましたが、勝った気はしません。マラソン大会ではトップでゴール、私はその超色黒の背中は一度も見ずの8位でした。通信簿に関してもオール5という気色の悪い成績を叩き出します。親たちもどこかに子供たちが出かけようとしたものなら「超色黒君は一緒?」「超色黒君がいるなら大丈夫」と人様のの子供に全幅の信頼を置いていました。

そんな彼は当然のように大学院まで通い大手企業に就職しました。車に乗れば携帯電話はドライブモード、一滴でもアルコールを摂取しようものならどこまででも原付を押して帰る社会人としての模範の姿を今でも見せてくれます。今ではファミレスでメニューに迷おうものなら誰もが超色黒と同じメニューを選択します。

そんな聖人色黒さんが先日入籍いたしました。もちろん、流行の出来ちゃったから結婚ということではなく綿密な計画の上で入籍を果たしたのです。来年四月に結婚式をハワイで挙げるそうですが、今年の四月頃から計画を練り始めていた周到さ、そんな彼が結婚するのですから同じ年の人たちは一刻も早く結婚しなくていけないということです。彼がすることに間違いは決してないのです。どうぞ私が言うまでもなく幸せな生活を送るでしょうが、お幸せに。おめでとうございます。結婚記念日って式なの?入籍なの?

tetuo2 at 23:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記