鉄職人、温故知新のものづくり

製造業での技術伝承を中心に 書いています。

14号 A 引張り試験片(JIS Z2201)

こんにちは。

冬本番ですね。寒いです。



さて、当社によく注文頂く「引っ張り試験の試験片」です。


特注の鋳造品の為、ロットごとに引っ張り強度を測定するみたいです。

材質はSCS14(SUS316相当の鋳造品)です。

30本/ロット位の数です。

材料(全部)





仕上がり形状は、真中がφ14、両端がφ20、全長が236mm。

下の画像のようになります。

仕上がり(試験片)






さほど難しい加工ではありませんが、材料を見ると厄介な突起があります。

材料(試験片)


いやな突起ですが、この突起があるので当社にお声を掛けて頂けます。

ありがとうございます。工夫して加工いたします。

この突起にはロット番号が刻印してあります。





工夫と言えばこちらも
 
最終工程R仕上げ(修正済み)



R15の仕上げ加工には、自分で作った工具を使います。いつもながら企業秘密です。

バイトはモーマックスの完成バイトです。ストレート部との継なぎ目に

注意して加工します。φ20との角はこれも自作の対抗刃物台にバイトを付けて

面取りをします。一工程でR部完了です。左右対称ですので、ひっくり返して

チャッキングして反対側のR部も同じように加工出来ます。

最後にロット番号を書いて加工終了です。
 
ロット番号





 加工自体はNC旋盤の方が断然速いですが、

鋳造品で突起部があり材質がSUS316となれば

工夫が必要です。当社の出番です。取引先様に気に入って貰えたみたいで、

注文数も増えるという嬉しい連絡も頂きました。

汎用機を使い道具や段取りを工夫し、頑張っていきます。




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謹賀新年

明けましておめでとうございます。


いきなりですが、下記が私の今年の目標です。





         記


〔今年の目標〕
 
技術伝承

  ・基本を大切にする

  ・ピンポイントの技術伝承

加工
  
  ・汎用機での加工に特化する

  ・昔の技術を再検討し、加工に応用する





                     以上






上記のようなことを考えています。

勝手気ままに書いているブログですが、

今年も宜しくお願いいたします。




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今年一年を振り返って



こんにちは

早いものでもう一年経ってしまいました。

振り返ってみると電子書籍を出版したことが一番印象に残っています。

その内容は、技術伝承に対しての私の思いを書きました。

私が下書きをし、妻が清書し出版しました。

妻は私より文章が上手でその上製造業の専門知識がないので、一般の方向けの

文章になり、職人さん以外の方にも解りやすかったと思っています。

この部分が技術伝承の一つの問題解決の鍵となると思います。

担当者の方は職人さんではない場合がほとんどですから。


加工の方では、NC旋盤では加工し辛い品物がいっそうはっきり区別されてきた

ように思います。
 

・形状的には、チャッキングした時、チャックから後ろに長く出る品物

・加工精度的には、規格に合った加工ではうまく組み立て出来ない品物
 

と言ったところです。これらはちょっとした工夫や総合的技術力が必要です。

一言で言えば、「昔の職人の技術」となると思います。

あまりにも規格が重要視されすぎて、技術が軽視されてるのではないでしょうか。

標準化のマイナス面だと思います。



いつもながら、この一年も私の考えを素直に書いて来ました。

いろいろな考えがあり、また、いろいろな立場があると思います。

人それぞれで良いと思っています。逆に統一することの方が良くないと思っています。


今年一年お読みくださりありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。



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