ブログ「わが道を行く」

本業の加工のことや、趣味その他のことを 書いてます。

ねじの加工

こんにちは

もうすぐ夏ですね。

そんな予感がする気候になってきました。


さて、仕事の話です。

今回は、旋盤で加工する「ねじ」です。

いろいろな形状のねじがありますが、ねじの合わせ具合の表現が微妙です。


ガタで良い
  ↓
スーット入れば良い
  ↓
あまりガタにしないで
  ↓
そんなにしっくりしなくて良いが、あまりガタにしないで
  ↓
しっくり加工


あいまいな表現ですが、加工前の打ち合わせではよく使います。

大まかに下に行くほどしっくりした合わせ具合です。

当社では、何に使うねじかを発注さまにお聞きし、

「それならこれ位が良いだろう」

と言った判断で加工してます。もちろん「通り・止り」のゲージが

あればそれに合わせればなんてことはありませんが、

支給や自前で全てねじゲージがあるわけでもありません。

またその加工品の使用箇所によっては規格よりも適切な合わせ具合(方法)があります。

それを見極めて、ねじ加工を行ってます。

規格と言えば神様のように扱われがちですが、あくまで「標準化」だと思います。

実際は使用箇所によって適切なねじのガタや切り方の方法があります。

全てのねじが市販されているねじ切りのチップで加工すれば良いとは限りません。

市販されているねじ切りのチップには落とし穴があります。

ねじで不具合があり、当社に持ち込まれ解決した案件も経験しています。

あまり規格にとらわれず、機械や構造の基礎知識を見直してみてはいかがでしょうか。





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汎用旋盤+セーパー+汎用フライス盤+枝型ボール盤で加工

こんにちは

いつの間にか、桜の木は枝が伸び、葉がたくさん付きました。

花が散ってからここまではすごく早いです。

桜(葉)





さて、仕事の話です。

先日、当社の設備機械全ての種類を使って加工した品物がありました。

全体




斜め上





斜め下




(素材)  材質S45C(黒皮)、φ260x175mm

(加工形状) 大径φ250mm、全長170mm、溝幅165mm、溝深さ130mm、

       M8→1箇所、M12→12箇所、M16→13箇所、φ15→2箇所



以上の内容です。一番時間掛かったのは、幅165mm、深さ130mmの溝です。

当社では、セーパーで加工しました。機械のテーブルの位置(高さ)の都合上、

バイトを下ろすストローク(Z軸)がぎりぎりでしたので、バイトの長さを変えながら、

深さを三回に分けて荒加工しました。

仕上げは親父が馬力(バリキ)と呼んでいる工具で加工しました。

親父が作ったバイトホルダーのような工具です。笑(公開不可)笑


タップもたくさんあります。青ニスを塗って、ハイトゲージでケガキ、

ポンチを打って、卓上ボール盤でもみつけ、枝型ボール盤で下穴をあけ

次にタッパーを付けてタップを立てました。

下穴とタップの加工の段取りはご想像通り[一穴ごとに芯を出しクランプ]の連続です。

ラジアルではありませんのですごく手間が掛かります。


φ15の穴はプラス0.05、マイナス0の公差が入ってますので、フライスで加工しました。

この時も、Z軸のストロークがいっぱいで

工具を付けて5mmの余裕しかありませんでした。

あらかじめ先方さんには、ストロークだめだったら、

ボール盤でリーマでOK頂いてました。


たいした設備がありませんので、フル活用しました。


深い溝部ですが、

溝加工自体はミーリングで加工したほうが時間的には早いと思いますが、

歪が出ると思いますので、この品物の基準になる、φ200(小さい径)と

その当たり面を溝の荒加工が終わってから仕上げなければならないと思いますので、

この加工(溝を入れてからのφ200の仕上げ)は少々厄介となります。

セーパー加工の場合熱をあまり持ちませんので加工歪が少なく出来ます。

仕上がり後検査しましたが、最大で0.01mmほど歪んだだけですので、

この品物の使用上問題ありません。

セーパーの良い特徴が発揮出来ました。

溝を加工するまではグレン使ってましたが、溝荒加工後は手で持てました。





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セーパーV溝入れ

こんにちは

うちの桜もだいぶ咲いてきました。

今年は少し咲くのが遅いようです。
 


さて、仕事の話です。

うちには、セーパーという機械があります。

セーパー  →  シェーパー(shaper,shaping machine)と言いますが、

通称セーパーで通ってますね。今では、ご存知ない方の方が多いです。

日本名、型削り盤です。簡単に説明すると、シカルはテーブルが往復運動を

し、バイトは静止しているのに対し、セーパーはテーブルは静止し、バイトが

ラムにより往復運動して切削していきます。大変応用範囲の広い機械です。

先日、セーパーの加工しているところを探していて、当社のホームページを

見たと、お電話頂き受注した品物です。

材質 SK-3 、13x15x42 (6F材)14個口を支給頂き加工いたしました。

下が材料です。
 

材料






続いて完成品です。
 
完成品



1.5mmピッチで60度のV溝入れです。

一個に付き約60本ですので、合計約840本V溝入れます。

セーパーはNC機ではありませんので、Z軸とX軸は全て手で操作します。

少しずつ切り込んでいきますので、細かい切り粉がバイトに付き

加工し辛かったです。

途中で、脱磁器掛けるのを忘れていたことに気づきました。

SK-3,SKD-4,SKD-11などは、加工前、或いは荒加工が終わった時に、

磁気を抜く為に、脱磁器を掛けたほうが、加工しやすいです。

下が年代ものの脱磁器です。
 

脱磁気



それと、今回支給頂いた6F材は、表面が加工硬化していました。

先の尖ったハイスのバイトで表面を加工するときは文句の一つも

言いたくなります。加工硬化の原因は、フルバックカッタで加工した時の

チップとその加工条件です。

誤った認識を植えつけられていますので、困ったものです。

詳しくは、私のブログ「鉄職人、温故知新のものづくり」をご覧ください。




溝入れはセーパーが得意とする加工です。(凹)形の溝の壁を斜め(勾配)に

加工することも出来ます。単純なエンドミルでの加工では90°ですが、Z軸の

スボールを斜めに傾けることにより壁に角度を付ける事が出来ます。

お困りの方は、ご用命ください。




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