こんにちは

いつの間にか、桜の木は枝が伸び、葉がたくさん付きました。

花が散ってからここまではすごく早いです。

桜(葉)





さて、仕事の話です。

先日、当社の設備機械全ての種類を使って加工した品物がありました。

全体




斜め上





斜め下




(素材)  材質S45C(黒皮)、φ260x175mm

(加工形状) 大径φ250mm、全長170mm、溝幅165mm、溝深さ130mm、

       M8→1箇所、M12→12箇所、M16→13箇所、φ15→2箇所



以上の内容です。一番時間掛かったのは、幅165mm、深さ130mmの溝です。

当社では、セーパーで加工しました。機械のテーブルの位置(高さ)の都合上、

バイトを下ろすストローク(Z軸)がぎりぎりでしたので、バイトの長さを変えながら、

深さを三回に分けて荒加工しました。

仕上げは親父が馬力(バリキ)と呼んでいる工具で加工しました。

親父が作ったバイトホルダーのような工具です。笑(公開不可)笑


タップもたくさんあります。青ニスを塗って、ハイトゲージでケガキ、

ポンチを打って、卓上ボール盤でもみつけ、枝型ボール盤で下穴をあけ

次にタッパーを付けてタップを立てました。

下穴とタップの加工の段取りはご想像通り[一穴ごとに芯を出しクランプ]の連続です。

ラジアルではありませんのですごく手間が掛かります。


φ15の穴はプラス0.05、マイナス0の公差が入ってますので、フライスで加工しました。

この時も、Z軸のストロークがいっぱいで

工具を付けて5mmの余裕しかありませんでした。

あらかじめ先方さんには、ストロークだめだったら、

ボール盤でリーマでOK頂いてました。


たいした設備がありませんので、フル活用しました。


深い溝部ですが、

溝加工自体はミーリングで加工したほうが時間的には早いと思いますが、

歪が出ると思いますので、この品物の基準になる、φ200(小さい径)と

その当たり面を溝の荒加工が終わってから仕上げなければならないと思いますので、

この加工(溝を入れてからのφ200の仕上げ)は少々厄介となります。

セーパー加工の場合熱をあまり持ちませんので加工歪が少なく出来ます。

仕上がり後検査しましたが、最大で0.01mmほど歪んだだけですので、

この品物の使用上問題ありません。

セーパーの良い特徴が発揮出来ました。

溝を加工するまではグレン使ってましたが、溝荒加工後は手で持てました。





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