2004年12月20日

ドラゴンボール実写版「新七龍珠」台湾版

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アジアからの刺客!ドラゴンボール実写版

いっちょやってやっか!
ハリウッドで実写版ドラゴンボールが撮影される・・・・全世界が驚愕したそんなニュースからはや2年以上が経ち、いまだハリウッド版ドラゴンボールは撮影開始はおろかキャストの話すらでてきません。実写版北斗の拳をはじめとして、今まで数多くの実写版映画をレビューし、実写版の持つ素晴らしさ、魅力を余すところ無く紹介してきた実写版レビューの第一人者、いわば職業的実写版レビュアーであるJ君としては、ハリウッド版ドラゴンボールを心待ちにしていたわけですが、もう待てません。ならば、ハリウッドを捨てアジアに目を向けてはどうか・・・

すると、なんとアジアには存在したのです。実写版ドラゴンボールが!考えてみれば、ドラゴンボールの設定イメージは中国です。実写版もアジアで作られている方がむしろ自然。ドラゴンボールの本場はアジアにあり!というわけで今回ご紹介するのは台湾で作成された実写版ドラゴンボール「新七龍珠」。この実写版業界最大の大物を2004年最後の実写版レビューとしてお送りしたいと思います。

・・・そんなこんなで地球のみんながオラに力を分けてくれたおかげで念願の台湾版ドラゴンボールのDVDをゲットできました。そもそもアジアといえば聖闘士星矢がドラゴンボールを探す話が存在するぐらいの自由奔放、フリーダムなお国柄。この「新七龍珠」も怪しいことこの上ない。大方「ドラゴソボール」とか、ドラゴンボール風のバッタ物映画なんじゃないのか?そんな不安が頭をよぎるのです。しかし、オープニングをみてその不安は払拭されました。

 
 
上空から現れる龍の姿。おお、これはシェンロンではないですか!そして輝く七つの球・・・これはまさにアレに違いない。さらに、タイトルもこのようにはっきりと・・・・

 
「DRAGON BALL」と!
実に威風堂々と、むしろこっちが本家だと言わんばかりのなんもためらいもないこのタイトル。やはり、限りなく本物に近いのか・・・?本物とロゴが全然違うのがかなり気になりますけど。

さて、ドラゴンボールの主役といえばご存じ「おっす、オラ悟空!」でおなじみ孫悟空。実写版ではこのように・・・

 

ほんのりキムタク似の少年がやっております。近くで見ると目バリがきつくてあまり似てないのですが、とりあえず便宜上、台湾のキムタクと呼ばせて頂きます。さすが悟空。如意棒の扱いもこの通り見事なものです。

 

そして、おなじみの道着を着て一緒に修行をする男が隣に一人います。悟空と一緒に修行した仲間といえば考えられるのはただ一人・・・

 

クリリンのことかー!
と思いましたけどよく見ると、髪形が全然違います。見た目もなんだか隠居したハリーポッターのような白髪のおっさんです。どうやら、このおっさんは悟空の育ての親という設定のようです。つまり原作でいうところの、悟飯のじっちゃんです。

 ハリーポッター?

原作では満月をみて大猿化した悟空に踏みつぶされて死去という悲惨な設定のはずですが、本作品では元気そうでなによりですね。

 ワイヤーバリバリ
この二人の修行風景は、まさしくドラゴンボールの名に恥じないワイヤーアクションバリバリのスゴい映像で度肝を抜かれます。

 スーパーサイヤ人状態
ただワイヤーアクションがすごすぎて、筋斗雲がなくても思いっきり空を飛んでしまっているのが多少気にかかります。

さて、ストーリーをご紹介していきましょう。七つ揃えると伝説の龍が現れなんでも願い事を一つかなえてくれるというドラゴンボール。そのうちの一つが寺院に宝として奉納されているところから始まります。

 不自然に光りまくり
素晴らしい輝きを放つドラゴンボール、その美しさはまるでよくできたガラス玉のようですが、そこに突然UFOが襲ってきます。寺や町を爆撃する謎のUFO。

 

逃げまどう民衆。初っ端からいきなり予想外に重い展開です。そして、爆発と共に現れた謎の軍隊。おそらくUFOに乗っていたのでしょう。一斉に襲いかかってきます。軍隊のリーダー格は、ラッツアンドスターのように顔を黒塗りにしたターミネーターのような男と、戦隊モノに出てくる女幹部のような恥ずかしいカッコの金髪女。

 わりと恥ずかしい二人

この二人がマシンガンを乱射しまくり、村人達をバンバン殺していきます。どうやら彼等の狙いはドラゴンボールのようです。そして、ついに寺院を襲撃する軍隊。黒ターミネーターと金髪女幹部が仕切る中、ついに悪の大ボスが登場です。原作のドラゴンボールでも世界征服狙う悪の大ボスはたくさんいましたね。ピッコロ、フリーザ、魔神ブウ・・・果たしてこの実写版ではどのキャラクターがモデルになっているんでしょうか。


 
????



 
えっと・・・・誰?



どうやら実写版の大ボスは原作のどれにも当てはまらないキャラのようです。それでいて、気持ち悪さだけは原作のどの悪者キャラをも凌駕しています。

ところで、悪党といえばなぜか必ず目指すのは世界征服です。なぜ男達は世界征服を企むのか?それには理由(わけ)があるのです。世界征服・・・・それは男のロマン。貴方が何か一つ願い事をかなえられるとしたらいったい何を願いますか?

彼女をつくりたい
PSPがほしい
杏仁豆腐風呂に入りたい

それもたしかにいいでしょう。しかし世界を征服してしまえばそんなものは全て後からついてくるのです。(特に杏仁豆腐風呂)

話がそれましたが、寺院の人達を皆殺しにし、ドラゴンボールを手に入れた宇宙の大悪党(名前不明)が、次に狙いをつけたのは悟空とそのじっちゃんが持っているドラゴンボールでした。

 
そんなこととも知らず、いつも通り修行に励む悟空。今日も山の中で優雅にワニ退治と洒落込んでいました。するとそこに、一人の女の子が車で登場します。

 
どうやらこの女の子がブルマのようです。カッコがサファリパークの添乗員みたいで原作とだいぶ違うので一瞬分かりませんでしたが手にはドラゴンレーダーらしきものを持っていますのでブルマに違いありません。

 

ちなみにドラゴンレーダーの形もノキアの携帯みたいな形をしており、全然原作とイメージが違います。
  


ドラゴンボールを求めて旅に出た悟空とブルマ。なぜか象に乗って旅をするあたりはオリエンタルムードたっぷりですが、次に旅先で出会ったのは女の子を追いかけ回している豚男。その行動から、おそらくウーロンだと思われるこの豚男。

 黒すぎです

なぜかすごく黒いです。鹿児島産でしょうか?(黒豚)
悪さばかりするウーロンを悟空がこらしめると、なぜか普通のデブ人間に変身します。このあたりの展開は意味不明です。なんであんなに黒かったんだ・・・?
 白すぎです


ウーロンを加えて3人になった悟空達、今度は盗賊に出くわします。手には光り輝く刀・・・これは話の展開的におそらく、ヤムチャに間違いありません。そう、キャプ翼の森崎君と双璧を成すマンガ界きってのへたれキャラ、ナチュラルボーンへたれのヤムチャに間違いありません。

 ヤムチャ頑張る
本作品でのヤムチャは、へたれキャラではなく、悟空の強力なライバルとして激しい空中バトルをこなします。こんなのヤムチャじゃない!そのせいか、服も盗賊というよりは王子様系の高貴な白装束がイカしています。肩にはプーアルの代替と思われるオウムが乗っており、高貴さをいっそう引き立てます。

 プーアルがオウム扱い

ちなみにお顔の方は、アップで見ると、ヘルニアが治って現場復帰したての船越英一郎みたいな感じですが、そこはそれ、松居一代の献身的な介護のおかげってことで。
二時間ドラマの帝王風


さて、ついに悟空達の旅もクライマックスに突入します。何がクライマックスって、アレが出るからです。そうです、この実写版ドラゴンボールの最大のウリ、亀仙人の登場です。

  
どうですか!この完璧なコスプレ
まぎれもなく亀仙人ですね。亀の甲羅背負ってますし。


 
亀仙人は一応原作通り、悟空に筋斗雲をあげたりしますが、いかんせんこの作品で悟空は既に空を飛びまくってますので、あんまり意味がないような気がします。

 
それにしても亀仙人は中の人は年齢が明らかに若いためか、その絶倫度合いにもいっそう拍車がかかっており、ドラゴンボールよりもむしろシリコンボールが好きそうな案配となっております。

 ぱふぱふも実写で再現
原作では掲載されていない伝説の「ぱふぱふ」のシーンも完全再現。亀仙人に関していえば、原作を超えたといってよいでしょう。

あまりのすさまじいキャラのオンパレードで、ストーリーがすっかりそれてしまいましたが、亀仙人の登場以降、話の流れが一気に変わり亀仙人と宇宙の大悪党達の激しいバトルが始まります。

 なんかスゴいビーム
かめはめ波よりもスゴい「何か」を放ち、UFOを打ち落とす亀仙人。この時点でもはや悟空は完全に脇役です。


 
そして悪党のボスの出すこれまた謎のビームをかめはめ波風の技で押し返す亀仙人。とうとう悟空が全く出てこなくなりました。主役なのに!クライマックスなのに!

見事、悪を倒した亀仙人。そして最後にシェンロン登場!死んだ人達を蘇らせてめでたくハッピーエンドとなったのです。どうやら悟空やヤムチャ達の存在は亀仙人のための前フリに過ぎなかったようです。

 ショボいシェンロン

そんなわけで、亀仙人にはじまり亀仙人に終わる感じの究極の実写版ドラゴンボール「新七龍珠」。いかがだったでしょうか?ハリウッド版が果たしてこの作品を超えることができるか、非常に興味深いところですね。ハリウッド版では、是非とも悟空を活躍させてあげて欲しいものです。



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