2003年11月12日

MCコミヤ VS MCハマー 日米RAP対決

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コミヤ VS ハマー 日米RAP対決

皆さんはM.C.ハマーという男を覚えているだろうか?そう、バブル全盛の1990年代 ヒップホップ界の頂点に立ち、世界のダンスシーンを席巻した男である。 M.C.ハマーの当時の人気の凄さは、全米最強のアイドルであったマイケル・ジャクソンをペプシのCMキャラクターから引きずり下ろし、その座を自らのものにしてしまったことからも 伺える。まさしく当時神に一番近い男だったと言えるだろう。


そんな一夜にしてスターダムに上った男は転落も早い。その後の彼はM.C.ハマーから ハマーへと改名し、バッドボーイズ色を打ち出したラッパーへと転向するが泣かず飛ばず。 その後自己破産が伝えられ、10数年たった現在では「あの人は今」宣教師をやっていたことが判明した。

そんなあっという間の10数年の中、我が国日本でも一人のヒップホップアーティストが国内の話題を独占したことを覚えているだろうか?そう、言うまでもなくM.C.コミヤのことである。 M.C.コミヤの正体は小宮孝泰。漫才トリオ「コント赤信号」で渡辺正行、ラサール石井に続く 第三の男である。このうっかりすると名前が出てこない影の薄い存在の男の才能が開花 した瞬間は、まさにM.C.ハマーの全盛期とシンクロするのであった。そう、(ただ)M.Cハマーに似ている(だけ)という天賦の才能が開花するのである。

一見すると、マイケルジャクソンとアル・ヤンコビックの関係のように単なるパロディアーティスト であるかのように評価されがちなM.C.コミヤ。しかしそれは大きな間違いだ。彼のラップは 本家M.C.ハマーをも凌ぐソウルに満ちあふれている。まずはジャケットをもう一度見てほしい。


まさに完コピ!

ソ、ソウルだ・・・・ソウル過ぎる。 こうして並べてみても寸分違わぬ出来。どこからどう見てもM.C.コミヤはストリート育ちである。 もちろん細部にも抜かりはない。






ジャケットのトップに飾られた「M.C.Kommier」の文字といい、左手にはめられたゴールドの装飾物 といい、まさにヒップホップの申し子

あえて言えば、ワイシャツの透け具合だけが本家に一歩及ばないが、その程度のことではコミヤが絞り出すソウルフル な歌唱には何ら影響を与えない。

本家は透けてます

M.C.コミヤの凄さはそれだけにとどまらない。中ジャケまでもがソウルに満ちあふれている。 百聞は一見に如かず。これを見てほしい。


体格の差はソウルでカバー
J君はこの中ジャケを見た瞬間、どちらが本家か一瞬分からなかったほどだ!

外側から見ただけでもM.C.コミヤの持つ黒人性は十分に伝わったと思うが、やはりアーティストたるもの 歌ってナンボである。ヒップホップの世界は厳しい。歌にソウルがなければあっという間にディスられてしまう。 だがコミヤのソウルフルなラップはまさに黒人のそれである。本家にも勝るとも劣らない。

M.C.ハマーの代表曲「U Can't Touch This」(ユー・キャント・タッチ・ディス)この曲に対する M.C.コミヤからのアンサーソングが「KENTAIKI」だ! コミヤが日本のサラリーマンの悲哀を「倦怠期です!」というラップと共に歌い上げる名盤。 どちらが本物か貴方の耳で確かめてみるといい。

その他にもM.C.ハマーの自分賛歌「HERE COMES THE HAMMER」に対するM.C.コミヤからの 回答は「HERE COMES THE KOMMIER」。闘争心剥き出しのコミヤのラップに日本語 ラップの可能性を見た。どちらが真のWINNERかは貴方の耳で確かめてみるといい。

その他に「U Can't Touch This」をパクッた「KENTAIKI」の歌詞を変えただけの「遣唐使です」も 必聴だ。元来言葉遊び的要素の強いラップミュージックをさらに「空耳アワー」の域にまで 昇華している。並のセンスではない。

「プリーズ・コミヤ・ドント・ハーテム」 曲目
  1. ケンタイキ
  2. ヒア・カムズ・ザ・コミヤ
  3. M.C.ハマー賛歌
  4. 遣唐使です 〜ちょっと目立たない〜
  5. ユー・キャント・タッチ・ジス(カラオケ)


日本の若者達よ、今リスペクトすべきミュージシャンは誰なのかもうお分かりだろうか? それはZEEBRAでもドラゴンアッシュでもリップスライムでもない・・・ いや、音楽とは自分で感じるモノ・・・この場で明言は避けておくとしよう。 M.C.ハマーとM.C.コミヤ。文字通り人生に「赤信号」が灯った男達が再びリスペクトされる日をJ君は心より待ち望んでいる。


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