2005年08月21日

実写版 「あしたのジョー」「ルパン三世」「めぞん一刻」「ザ・シェフ」

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夏の実写版祭り 4連発

諸君らの愛した実写版は死んだ!なぜだ?
・・・こんにちはJ君です。人気投票の方ではあまりパッとしない実写版シリーズですが、今回は残暑を乗り越えるために景気よく、今まで紹介できずにいた実写版映画を蔵出し4連発で、豪華絢爛にお送りしていきたいと思います。

その4作品としてエントリーされるのはズバリ、「実写版あしたのジョー」「実写版ルパン三世」「実写版めぞん一刻」「実写版ザ・シェフ」。どれも原作マンガはビッグネームですね。それなのに実写版が存在することはあまり知られていない、むしろ意図的に何者かによって無かったことにされている。今回はそんな日の当たることのなかった実写版達の恋しさとせつなさと心強さみたいなものを感じ取っていただければ幸いでございます。



 「実写版あしたのジョー」

「あしたのジョー」に実写版があったことはあまり知られていないのではないでしょうか?それもそのはず、あしたのジョー実写版はなんと1970年の作品。なにしろJ君が生まれる前の作品だけに、出演者もほとんど分かりません。分かりませんが、キャスティングが微妙だということだけはハッキリと分かります。

まず主人公、あしたのジョーこと矢吹丈は、こんな感じです。
 髪形が普通・・・
ええと・・・、普通の人ですよね?
どう考えても普通のお兄ちゃんがボクシンググローブを持っただけ。似てる似てない以前に、似せようという努力が感じられません。せめて髪形ぐらいどうにかならないんでしょうか。こざっぱりしすぎです。

次にトレーナーのおっつあんこと丹下段平。これまた、あしたのジョーにはなくてはならない重要なキャラクターですが・・・
 髪がフサフサ
髪フッサフサじゃないの!
おっつあんは確かスキンヘッドなのでは?むしろこれなら黒い眼帯をしてさえいればキャプテン・ハーロックでもOKなのでは?という気すらしてきます。

主役級キャラの二人の髪形だけでここまで萎えさせてくれる実写版も珍しいですが、その他にもいろいろと切ないシーンが散りばめられています。たとえば、ジョーが送り込まれた少年院でリンチにあうシーン。
 省略しすぎ
・・・良く言えば斬新ですが、明らかに手抜きです。見てて切なくなってきます。まさにリアル泪橋です。

 力石はイイ線いってる
一方で、脇役となるマンモス西や力石などは実写版ながらなかなかの再現度。それだけにもったいない気がします。

ストーリー自体はあしたのジョー初期のストーリを忠実に再現、ジョーが丹下段平と出会いボクシングに目覚め、少年院で出会った宿命のライバル力石との激闘の末、力石を殺してしまうところまでなのですが、ラストは力石が死んでガックリうなだれるジョーがヤンキー達に取り囲まれてボコボコにされるという何とも救えない感じのラスト。最初から最後まで切なさ100%の実写版です。



 「実写版ルパン三世」

これは最近DVD化もされましたし、知っている人も多いかもしれません。正式なタイトルは「ルパン三世 念力珍作戦」という、もうタイトルだけでも脱力感たっぷりの代物です。「ルパン三世 カリオストロの城」というと引き締まった響きがするのに、なんでこうも印象が違うのでしょうか?

内容的にも完全にコミカル方面に振られていて、ルパンや次元を含む主役級から、通りがかりの通行人に至るまで、映画の中にいかに多くの小ギャグを盛り込むかに命を賭けているかのような内容。ルパンファンが長年、なかったことにしてきた理由が分かる気がします。

問題のキャスティングの方ですが
主役のルパン三世は、松方弘樹に激似の俳優、目黒祐樹がやっています(兄弟だから似てて当然ですが)。

 やたらラテン系

白いスーツに黒いスカーフという新しいルパンの形を提案してるんですけども、意外なことに声はかなりルパンぽいです。栗貫に何かあったら、声優3代目は彼がやればいいと思いました。

宿命のライバル銭形警部は、伊東四朗が「ニン」とばかりにやっておりまして、これまたこれっぽっちも似せる気がありません。しかもスキあらばギャグをかまそうとするなかなか油断のならない役どころになっています。

 常にギャグ狙い


峰不二子はこんな感じ。

 お色気担当です

映画のお色気担当を一手に引き受ける重要な役どころの不二子ちゃんは、至るところでパンチラを炸裂させて頑張っております。


そして、なんといっても実写版ルパン最大の見どころは田中邦衛が演じる次元大介

 邦衛にしか見えない・・・

完全に帽子をかぶっただけの田中邦衛です。ルパンを呼ぶときももちろん「ルっパーンよぉ〜」とまんま邦衛節。次元がセリフをしゃべるたびになぜか北の大地が目に浮かんできます

そんな感じで実写版ルパンは個性の強い俳優を起用しすぎて完全に別の映画になっておりました。



 「実写版めぞん一刻」

ご存じ高橋留美子先生の代表作「めぞん一刻」も実写版になっています。未亡人のアパート管理人さん音無響子役になんと元祖プッツン女優こと石原真理子嬢を起用した問題作。

 不思議ちゃん

ツンデレの始祖とも呼ばれ、その神秘的でミステリアスなキャラが魅力の響子さんは実写版では見事に不思議ちゃんとしてキャラ替えしてスクリーンに登場したのでした。

ストーリー的には原作どおり、管理人さんと主人公の五代裕作(石黒賢)が、くっつくのか?くっつかないのか、やるのかやんないのか、どっちなんだ?的な歯がゆい感じの展開に、一刻館に住む変人達が絡むというゆるーい内容の話なので、実写版の方も当然まったりした映画になります。

 脇役の再現度が妙に高い

そのけだるい感じの流れを断ち切るように実写版では強引にミュージカル仕立てのシーンを挿入したりしたりと思い切った試みが取り入れられており、その革新的な試みがまた見事に失敗に終わっているあたりが涙を誘います。

 痛すぎるミュージカル

ちなみに、この「実写版めぞん一刻」にもなぜか脇役として田中邦衛が出演しています。管理人さん=「かっりにんさーん」と発音する邦衛節がなぜか北の大地を(以下略)。



 「実写版ザ・シェフ」

最後にご紹介するのはJ君イチオシの実写版ドラマ「ザ・シェフ」です。原作マンガ「ザ・シェフ」はご存じ「料理マンガ界のブラックジャック」ともいうべき、高額な報酬で完璧な仕事をやり遂げる、幻の雇われ料理人・味沢匠を描いた美味しんぼに並ぶグルメ漫画の大御所。

一方、実写版「ザ・シェフ」は少年隊の東山紀之が「ザ・シェフ」味沢匠に扮するのですが、それ以外の設定はかなりオリジナルな体育会系アクション料理ドラマに仕上がっております。

第一回目から味沢匠は飛ばしまくり。ストライキを起こした一流ホテルの料理人達の代わりに200人分もの料理を1人で任された味沢は、テーブルに長く伸ばしたパン生地を、なんと熱したタイヤのホイールを転がして焼き上げます。いろんな方法がある中、わざわざタイヤホイールで焼く理由はただ一つ・・・

 
 度肝を抜かれます

インパクトがあるから。
としか思えないんですが、とにかく料理マンガとしてはあまりにもブッ飛んだ展開。さらに、続くハンバーグ対決では、いきなりバイクに乗って会場に突入し、袋に詰めた肉を地面において・・・

 
 ハンバーグこね中・・

なんとバイクで轢いてミンチにします
体育会ノリで突っ走りまくりのザ・シェフ。こんなの原作にあったっけ??

さらに、さらにドラマ第二話ではトラックで時速160キロで爆走しながら、無人野菜販売所の野菜をキャッチするなどキアヌ・リーブスもビックリの異常に沸点の高い料理アクションを連発してくれます。
 
 無人野菜ゲット!

その他にも日本一平手打ちの似合う女優、川島なお美が毎回必ず部下を平手打ちでブッ叩くサディスティック全開のシーンや、屋台で「ちくわぶ20本」を頼むと現れるというザ・シェフの依頼方法など、見どころ(ツッコミどころ)が多すぎて息つく間もありません。
 毎回のお約束


以上、皆さまのハートを直撃する実写版4作品をご紹介してまいりましたが、いかがだったでしょうか?どれも原作を知りつつ鑑賞すると、そのギャップの凄さに身悶えすること確実な至高の逸品ばかりでございました。

特に、無駄に大げさなアクションシーンとヒガシの無表情さのギャップがすごい「実写版ザ・シェフ」は、原作を遙かに超えた高みに上ってしまった存在です。ビデオは超稀少ですが、実写版グルメな貴方なら絶対押さえておきたいドラマですよ。



※その他の実写版


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