2006年01月30日

韓国実写版北斗の拳

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【実写版】韓流北斗の拳ですが何か質問ある?





貴様には実写版すら生ぬるい!
アニョハセヨ!J君です。前回予告編としてご紹介しました「韓流北斗の拳」のレビューのお時間がついにやってまいりました。韓国に実写版の北斗の拳が存在することは、トリビアやこちらのサイトなどですでにご存知な方も多いかと思いますが、実際に観てみますといやーすごい。はっきり言ってハリウッド版と甲乙つけ難いです。(残念な方の意味で)



完コピする気マンマン

ストーリーはそこそこ原作に忠実で、主人公の北斗神拳伝承者ケンシロウが、恋敵の南斗聖拳シンから恋人ユリアを取り戻すところから始まり、北斗神拳の真の伝承者の座を巡って、兄弟子のジャギやラオウと争うところまでのストーリーを一気に描いています。ただし、すごくインディーズっぽい映像なのと、いたるところに韓国風味が盛りだくさんなのが魅力です。それでは早速ご紹介してまいりましょう。かなりの長編レビューですので覚悟してください。


微妙カップル

海沿いの崖にたたずむ2人の若いカップル。おそらくこのファッション的に微妙な若者がケンシロウ、隣のシロガネーゼみたいなのが恋人のユリアだと思われます。シロガネーゼっていうか服が白いだけですけど。


何の待ち合わせ?

そのカップルの背後から忍び寄る3人の陰が・・・そう、ライバル南斗聖拳のシンが手下を引き連れてユリアを奪いにきたのです。


すごく似合ってない

この白いヅラの男がシンです。白いヅラと演歌を歌ってそうな醤油顔(ちょっと高山巌似)が全然マッチしてませんがどういうキャスティング基準なのでしょうか?服は三流ホストみたいだし


何本目に死ぬかな?

この時点で拳法の実力はシンの方が上です。シンがケンシロウをボコボコにします。かの有名な、胸に7つの傷をつけるシーンです。恋人が半殺しの目に会って泣き叫ぶユリア。


泣き叫ぶシロガネーゼ

「ライガー!!」
・・・そうなんです。主人公、実はケンシロウじゃなくって「ライガ」という名前なのです。主人公の名前がケンシロウじゃない・・・もしかしてこの映画、「北斗の拳」じゃないのかも。(自信がなくなってきた)

なんだか大人の事情で主人公だけ名前が変っているようですが、便宜上、本レビューではケンシロウと呼ばせていただきます。結局シンに半殺しにされ恋人まで奪われた悲惨なケンシロウ。ここからケンの復讐の旅が始まるのです。それにしても・・・


華のないユリア

あんまり助けたくない感じのユリアです。個人的にはシンにくれてやってもいい気がしますけど。それ言っちゃうと話は終了しちゃうんですけど。


ラオウ登場

場面は変って北斗神拳の寺院。そこに現れたのは、北斗神拳最強の長兄、ラオウ。北斗神拳の正当伝承者として君臨するため、師匠リュウケンを殺しにやってきたのです。


貧弱ゥ!

えっと、このへなちょこヒゲオヤジがラオウですか??種モミじいさんじゃないですよね?あばら骨が浮いてるラオウはさすがに想定外でした。


アバラが見えて逆効果

このラオウ、自分でも痩せぎすなのがコンプレックスなのか、やたらとマッスルポーズでアピールします。逆に痛々しいのでやめて欲しいです


MP消費しそう

しかしさすが世紀末覇者。なんかFFの召喚魔法みたいなのを放って師匠リュウケンをあっさり倒してしまいます。確かに魔法が使えるんなら体格は関係ありませんけど。(そういう問題じゃない)

・・・とにかくそんな感じでどこに行っても暴力のみが支配する核戦争後の世界ですので、当然いたるところ廃墟ばかりです。廃墟っていうか・・・


なんで靴が??

ゴミ捨て場??
なんで靴ばっかり転がってるんでしょうか。世紀末になると靴が大量に余るんでしょうか?よく分からない世界観です。

そこに現れる、少年と少女。世紀末を強く生き抜く子供達、リンとバットです。リンもバットも得意のテコンドーで悪党どもに果敢にアタック。


武闘派リン

リンよ・・・お前は強くなる。
悪党どもにいじめられ大ピンチのリンとバット。しかし突然、黒いマントの男が助けに入ります。そう、肉体を傷つけられ、愛するものを奪われ、地獄から這い上がってきた男、その名も世紀末救世主・・・


なんでヒゲが・・・

ケンシロウ・・・って、誰だよこのヒゲ面は!


結局剃った

しかも次のシーンでは剃ってるし!
どうやら世紀末でもシェービングクリームは容易に手に入るようです。ケンシロウの髭剃りシーン・・・原作には無いお宝シーンですね。

そんなこんなでユリアを求める旅に出たケンシロウ一行。旅の途中で、頼りになる相棒と出会います。その名も南斗水鳥拳のレイ


キレてないよ!

って、誰?このクラシックの巨匠みたいな人?(だからレイです)
さっきのシンといいこのレイといい、南斗の男は白いヅラを被らなければいけない掟でもあるのでしょうか?見た目は恰幅のいい音楽家風のおっさんですが、このレイもかなり強いです。


大雑把な加工です

悪党どもを殴った後は、顔面がボコボコに・・・「ひでぶ!」ってあれ?それって北斗神拳じゃなかったっけ?(かなりテキトーな設定)防御力もすごいです。悪党どもが放ったボウガンの矢が刺さってもビクともしません。いや・・・



ビックリ人間ですね

ヅラに刺さってるだけでした。(別の意味ですごい)


すごい笑顔

次は道中に出てくる中ボス、ハート様との対決シーン


ヅラがバレバレ

見おろしのカメラアングルで撮ることにより、ハート様の巨大さを表現。低予算アジア映画は創意工夫が命ですよね!(推定身長10メートル)。結局原作どおり、腹を蹴られてやられるのですが、まあハート様は存在自体が出オチですのでこれで十分です。

ハート様を倒すと今度は北斗神拳の兄弟子、ジャギとの対決。素肌に毛皮のベストというあったかいのか寒いのか分からないカッコです。この男はかつてケンシロウと闘って顔面をグチャグチャにされてしまい、たいそうケンシロウを恨んでいるのでした



Before


After
うん、こりゃ怒って当然ですね


カッコ悪いなあ

戦闘モードになると、牛のような鉄仮面を被って襲いかかるジャギ様。原作のカッコいい鉄仮面は実写版でものの見事に劣化しています

しかも闘いの最中に、俺がシンをそそのかしてユリアを襲わせた、みたいな暴露話をするジャギ様。それを聞いてケンシロウの怒りは頂点に。ジャギ様のバカ!相手を怒らせてどうするんだよ!

怒りまくりのケンシロウはついにスーパーサイヤ人モードに。

ちょっと服が残ってる

うおおー!(服がなかなか破れない)


声はブルース・リー風です

このケンシロウ、さすがテコンドーの国育ちだけあって蹴り技が凄いです。二段蹴り、三段蹴りなど高度な技がビシバシ出てきます。凄いぜケンシロウ!格闘シーンがはじまると急に早回しになるけど大丈夫、全然バレてないから!!(バレバレ)



ファイガ?ベギラマ?

怒りのパワー全開のケンシロウがジャギ様を蹴ったり殴ったりしたあげく最後は、もはやすっかり北斗神拳名物となった攻撃魔法で建物ごと爆破。そんな技があるなら最初からやれよ・・・。

さて、強敵ジャギ様を倒し、ノリに乗ってるケンシロウはいよいよ愛しのユリアを取り戻すべく宿敵シンのいる城に突入します。しかしそこでは・・・


ユリアが超嫌そう

シンが必死にユリアを口説いてました
字幕がないんで意味はわからないんですけど、ユリアに「アンタみたいなブサイク大ッ嫌い!」ぐらい言われてそうな雰囲気です。ユリア、捕われの身の割にかなり気が強いです。

結局ユリアは散々罵倒したあげく、怒ってシンの元を飛び出して行ってしまいました。しかし、飛び出した矢先に道端でラオウに捕まってしまうユリア。つくづく運のない女です。


一番小さいのがラオウ

そう、この真ん中のゴテゴテに甲冑を着込んだオッサンが世紀末覇者ラオウです。甲冑を着てるというか・・・甲冑に着せられてる感じです。体が小さいことによっぽどコンプレックスを抱いているんでしょうか。拳王親衛隊がたった3人なのも気になるところです。

シンはシンで、ユリアに逃げられたショックでかなりブルー入ってます。そこへケンシロウが現れました。最悪のタイミングです。今一番ノリに乗ってる男と、女にフラれたばかりのハートブレイカーが闘ったら・・・それはもう結果は明らかですね。


なにげに悲惨なシン

で、結局サクッと(早回しで)宿敵シンを倒したケンシロウ。しかし、既にユリアはそこにいませんでした。なにしろユリアは今ラオウに拉致されているのです。そこでリンとバットが別行動でラオウがいるといわれている城に忍び込み投獄されているユリアと接触。


檻の意味無し

なんか柵がスッカスカでいつでも逃げられそうな檻に閉じ込められているユリア。そういえばシンに捕まってた時も自力で逃げてたし、実はコイツ楽しんでないか?

そんなこんなで、ついにラオウとの最終決戦の時がきました。ケンシロウが到着する前にレイが先にラオウと闘います。親友の為には自らの命を張って闘う姿勢。泣かせますね。さすがクラシックの巨匠です(違います)。


スクラップ場?

ちなみにラオウとの対決の場は車のスクラップ場みたいな廃車置場です。なんなんでしょうか?世紀末と微塵も関係ない。

そして遂に北斗対南斗の究極の対決がはじまります。北斗と南斗が闘えば互いを滅ぼすことになる・・・そんな言い伝えもあるほどのすさまじい対決が繰り広げられるのかっ!


ただの力比べ

・・・なんか車をぶつけ合ってますけど(廃車置場だけに)。北斗対南斗の対決にしてはなんともショボい・・・。全然お互い滅びそうにない

車をぶつけ合っていてもラチがあかないと気がついたのか、レイが遂に行動を起こします。おお、これは南斗水鳥拳の究極奥義の構え・・・!



うおお!!



うおおおお!!

何?このパラパラ

うおおおおお!!!って、長げえ!(50秒ぐらい)
いつまで気合入れてるんでしょうか。そのスキを狙わないラオウもかなりのお人よしですけど。



一発でレイ死亡

そして遂に溜めに溜めたレイの究極奥義がラオウに炸裂・・・しかしラオウはワンパンでそれを撃破。あれだけ気合を入れたレイの奥義がワンパンで!レイ無力すぎ

期待のレイがやられてしまって大ピンチ。そこで、北斗の拳きってのニュータイプ、リンがケンシロウにピピピッと電波を発信します。

発信

「ケーン!!」

着信

ピピピ着信OK!ケンシロウのロリコンアンテナはバリ3だったみたいです。ようやっとスクラップ場に到着したケンシロウ。そして瀕死のレイを見てケンシロウの怒りが爆発!うおおお!!!


また破いてる

服がビリビリ(なかなか破れないので手で破いてます)
ラオウとケンシロウが北斗神拳の伝承者をかけて頂上対決です。どちらも最強。一体どんな奥義が炸裂するのでしょうか?


北斗車投拳?

ってまた車のぶつけ合いかよ!(廃車置場だけに)
しばらく車を投げつけあうという北斗の究極のバトルを繰り広げたあと、突然小走りにどこかに走り去るラオウ。追いかけるケンシロウ。ちょっとしたマラソンです。小走りするラオウなんて正直見たくなかった・・・。


小走りラオウ

ラオウの小走りにより強引に場面転換。これまた世紀末さを微塵も感じさせないただの草っぱらで今度こそ最終対決です。


あれ、魔法は?

うおおおお!
大の大人二人が子供のようにゲンコツで殴り合いです。もう完全にやけっぱち。北斗もクソもない感じです。そして決着は突然訪れました!


ラオウのカカト落とし

カカト落としが決まってラオウの勝利。そしてエンドロール。


ケンシロウ完敗

えーー!
誰もが予想しなかった衝撃のラスト。なんと、ラオウが勝っちゃいました。結局ユリアを助けられなかったケンシロウ。なんてダメなヤツなんだ。何よりレイがただの犬死にです。


巨大ユリア(50M級?)


まさかね?これで終わりじゃないよね?ケンシロウがこの後逆襲するんだよね?と誰もが思うところですが、現実はそう甘くありませんでした。ラストシーンは山の向こうに映る巨大ユリアの幻影にむかって、ケンシロウが「ユリアー!!」と負け犬の遠吠えで完全終了。な・・・なんてダメなケンシロウなんだ・・・

というわけで、誰もが予想できなかったガッカリなラストを迎える実写韓国版「北斗の拳」いかがだったでしょうか?この映画が伝えたかったメッセージ、それは「世の中そんなに甘くない」なのかもしれません。

ちなみに、この韓国版よりも更にムチャクチャな史上最悪の実写版「台湾版・北斗の拳」も存在しますが、しばらく北斗の拳はお腹一杯なのでまたいつか別の機会にということでお願い申し上げます。


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