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2008年02月24日

本当は怖い世にも奇妙なパソコンの怪談 後編

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本当は怖い世にも奇妙なパソコンの怪談 後編





これはパソコンですか?いいえケフィアです。
ツカミのネタとしては時期、クオリティ共に微妙なすべり出しでこんにちは。J君です。ケフィアのことはおいといて前回に引き続き、ちょっと怖いパソコンマンガ短編集「パソコンワールド」後編をご紹介します。前編はこちら

シャブ入りカレーとかが普通に出てくるブッ飛びグルメマンガパチンコ釘師マンガなど、職人マンガを描かせたら業界随一の巨匠ビッグ錠先生が、意外にもウインドウズもインターネットもない1980年代にすでにネット犯罪やハッキングをテーマにした超マニアックなパソコンマンガを描いていたというのがこの「パソコンワールド」。でも、当時これを読んで理解できた人がどれぐらいいたんでしょうか。あまりにも内容が先進的過ぎるのですが・・・。

さて、「パソコンワールド」前編では本当は怖いパソコンの世界のホンのさわりをご紹介しましたが、実は後編からが真骨頂です!(ビッグ錠先生的に)
後編でご紹介するのは「パソコンファイター森田くん 脱出!!」というタイトルのマンガです。

まだメイドや萌えのカケラすらない、ハードコアな電気街だった時代の秋葉原。その秋葉原のパソコンショップで次々と最新ゲームを攻略してしまう少年、森田君が主人公です。

萌えない頃の秋葉原

パソコン少年森田君


ある日、パソコンゲーマー森田君が手に取ったのは「デビルX」なる、パソコンショップの店員さえも見覚えのない謎のゲームでした。ソフトを起動してみると・・・。


コンピューターの帝王・・・


帝王、笑われてます

「私はコンピューターの帝王デビルXだ、君に挑戦する。」
「時と場所はいずれ知らせる。逃げてもいいよ。」


そんな怪しげなメッセージだけが表示されるだけのソフトだったのでした。
「コンピュータの帝王」て、ビル・ゲイツでも言わなそうな痛い自称ですがそれはともかく、その時はただのいたずらだと思っていた森田君ですが、自宅に帰ってみると、なんと「デビルX」から手紙が届いていたのです。


警察行けよ

「冗談にしてはしつこすぎる!!」
いや、そのリアクションはおかしい。それ以前に森田君の個人情報漏れまくってることを心配するべきです。しかし、どうして森田君の家の住所が分かったんでしょうか・・・恐るべし「デビルX」。探偵でも雇ったんでしょうか。

そんなこんなで、森田君がデビルXの手紙の指定通りの場所に来てみると、もう一人女の子が・・・。どうやらこの子もデビルXの手紙を見てやってきたようです。あまりに無防備ですね。この娘に現代のネットの恐ろしさを教えてあげたい


パソコン少女はあまり言わないのでは?


呼び出された場所は何もない草っ原です。やはりイタズラかと思われたのですが、なんと地面にマンホールのようなものが。

子供にイタズラされそうな入り口


そう、これが謎のゲーム「デビルX」への入り口だったのです。ずいぶんと嫌な感じの入り口ですね。


ベタな謎のボス表現

マンホールの中に入ると、SF映画にありそうなベタな感じの立体映像でデビルXからの司令が。どうやら小型ノートパソコンを武器にゲームの謎を解いていくと、デビルXの正体が明らかになるとのこと・・・思いっきり見えない敵と戦わされてますね。そして、そのゲームとはなんと、完全に体育会系でした。


本気で殺されます

電流の流れた床を歩かされたり


風雲たけし城か

落とし穴を飛び越えたり


ライオン・・・そういうのもあるのか

人喰いライオンをかわしたり。


最早コンピュータ云々の問題では

上からトゲトゲの吊り天井が降りてきたり・・・。
カイジも顔負けの命懸けのゲーム。カイジっていうか・・・むしろ「風雲たけし城」みたいですね。いずれにしてもパソコンで解決できる範囲を超えてます

しかし、天才パソコンゲーマー森田君は、脅威のパソコンゲームテクで全てクリア。そして、ついに現れたデビルXの正体とは!


唖然とするラストシーン

「コングラッチュレーション」
・・・なんだこれ。


あんな酷い事してこの笑顔・・・

実は「デビルX」は世界一のソフトウェアメーカーISMが、優れたコンピュータの才能を持った人材をスカウトするためのテストマシーンだったのです。

・・・いやテストて。それはテスト方法に相当問題あるんじゃないかとか、いろいろツッコミどころはありすぎるのですが、とりあえず最大のツッコミどころは世界最大のソフトウエアメーカーISMの元ネタが明らかにIBMっぽいところですね。さすがにIBMではライオンは飼ってないと思いますが・・・。


その他「スクランブルRUN」というマンガでは、ネットゲームに夢中の少年達が、ある日ネット上にあった「ハイジャックゲーム」なる通信ゲームをやっていたら、いつの間にか空港の管制塔に繋がって、本当に飛行機をハイジャックできちゃいました・・・という実にJALとかANAの人が聞いたら気が狂わんばかりに怒りそうな内容のマンガです。



空港の管制塔涙目


また、「CPUの幽霊」というマンガは、古道具屋でお父さんが買ってくれたパソコンに、ゲーム制作中に志半ばにして急死した有名ゲームプログラマーの怨霊が取り憑いてしまっていて、夜中の12時を過ぎると勝手にキーを打つ音が聞こえたり、勝手にパソコンの電源がついて、ゲームが始まったりするというまさにIT版ポルターガイストのようなお話。

憑いているパソコン


パソコンの怨霊を鎮めるために呼ばれた和尚さんが、パソコンにお経を書きこんで行くシーンが圧巻です。圧巻ていうか・・・シュールです。

パソコンの怨霊とのバトル


お経が書き込まているパソコンのデザインがあまりに斬新なので、次世代iMacあたりで是非取り入れて頂きたいものです。iMacお経エディション・・・これは売れない。

グッドデザインですね


というわけで、本当に怖いパソコンの物語を綴った短編集「パソコンワールド」をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?皆さんが会社や自宅で何気なく使っているパソコンも、使い方を一歩間違えれば、世にも怖ろしい事態が待っているかもしれません。とりあえず、自宅にデビルXとかいう人から変な手紙が届いたら「挑戦状だ!」とか言う前に警察に届けましょうね。

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