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2008年08月31日

世紀末ファミコン伝説 「ファミコマンド 竜」

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世紀末ファミコン伝説 「ファミコマンド 竜」





北斗の拳とファミコン・・・奇跡のコラボレーション!
こんにちは、J君です。もし、ゲームの腕の優劣が身分を決める世界が来たら、貴方はどうしますか?言うなればファミコン格差社会。そんな絶望的な世界がもう間もなく訪れるのかもしれません・・・。

前回まではファミコンと金田一少年のコラボのようなマンガ「ジュンの事件簿」をご紹介しておりましたが、ファミ漫の世界の奥の深さはこんなものではありませんでした。なんと、北斗の拳のような世界観をもつファミコンマンガが存在していたのです。その名も「最強挙士伝説 ファミコマンド竜」。恐るべき世紀末ファミコン伝説の幕が今切って落とされた・・・

北斗の拳とファミコンのコラボというと、一瞬、ファミコン版北斗の拳の話かと思うかもしれませんがそうではありません。今回は全く逆の発想が必要になります。すなわち、ファミコンが支配する世紀末の世の中に現れた救世主のお話です。相変わらず何言ってるんだか分からないと思いますが、百聞は一見にしかず。早速ご紹介しましょう。



ファミコン格差社会

時は20XX年。核戦争の後、生き延びた人々はファミコンゲームの優劣によってきまる厳しい身分制度に支配されていました。


お約束の展開

イャアアアー




なんか弱そう

「まだまだだぞー!」
何がまだまだなのかはアレなんですが、とにかくこれが悪夢のファミコン格差社会。ファミコンのゲームが上手い者だけが権力を握り、ヘタな者は皆弱者という厳しい世界です。高橋名人あたりにはすごいラッキーな社会制度ですね。


ヒーロー登場

そんな絶望的な時代に現れた一人の男・・・鋼鉄のファミコンコントローラー型ヌンチャクで悪党を蹴散らす1人の戦士。そう我らがヒーロー・・・それがこの男


左肩がえらいことに・・・

「ファミコマンド 竜」なのであります。
・・・・はい、そうですね。言いたいことは分かります。突っ込みどころは山ほどありますよね。肩からファミコンぶら下げているところとか、どう見てもケン●ロウなところとか。でもまだツッコミは我慢してください。俺たちの闘いはまだ始まったばかりだ!


十字コン兵

ファミコマンド竜の登場にビビる悪の衛兵達。よく見るとかぶっている仮面がファミコンの十字キー型になっており、世相を反映したファッションが取り入れられています。芸が細かいですね。ちなみに十字キーは任天堂が特許を取っていますので勝手に使ってはいけませんが、本作品は世紀末の話なのでセーフです(たぶん)。


額のキズも十字キー・・・?

「消えろチンピラ、そしてお前達のボスに伝えろ 竜が勝負しに来たとな」
まさに救世主。格好良すぎです。額の×印のキズはやはりファミコンでできた痕なのでしょうか・・・?




嫌な実力主義ですね

一方、ファミコンの支配を推し進める悪の頭領「マッド・グロス」は手下のジェロニモ将軍とファミコンに興じておりました。



ヘタなやつは死あるのみ

ジェロニモというよりはブロッケン・・・

興じているといってもファミコンが支配する世の中です。負ければ死あるのみ。厳しすぎる掟です。


キエエーて

そんなマッド・グロスの城に単身乗り込む竜。襲いかかってくる十字キー顔の兵士達を・・・


なんかのパクリっぽい技名です

「ファミ魂殺法 飛竜昇天打」
必殺拳で粉砕。圧倒的な強さ。・・・ていうかファミ魂殺法てなんなの?




遂に大ボス「マッド・グロス」と対峙する竜。ここで名ゼリフ。


ほんとそう

「ファミコンは人を支配する道具じゃない!楽しむためのものだ!」
はい、正論ですね。きっと任天堂の中の人もそう思ってるのではないでしょうか。


ボスといえば怪光線

マッドグロスの攻撃。なんか目から怪光線を出してます。さすが大ボス。対するファミ魂殺法は・・・?


そんなにたくさん・・・

「くらえ 爆裂ファミコン!」
なんと、竜の左肩に張り付いていたファミコン本体をまとめてブン投げるという超荒技。っていうかこんなに沢山持ってたのかよ・・・ファミコン本体。


まとわりつくファミコン

体にまとわりつくファミコン本体。想像しただけでもたまらなくウザい技ですね。さらに・・・


ファミコン爆弾

そのファミコンが敵もろとも大爆発。なんとファミコン本体が爆弾だったのです。まさに爆裂ファミコンですが、さっき「ファミコンは楽しむものだ」とか何とかいってませんでしたっけ・・・?


ボスだけにしぶとい

「コノ程度デ殺ラレルワシデハナイ!」
しかしさすが大ボス。並の硬さではありません。顔を破壊されてもなお反撃を見せます。しかし・・・


さっきの技とほぼ一緒

「ファミ魂殺法 牙竜乱激打!」
最初の技と違いがよく分かりませんが、とにかく竜の究極奥義によりとどめを刺されてしまいました。


いつの間にか肩にファミコンが復活

「これからはみんなで楽しめるファミコンゲームをやるんだよ」
ファミコンによる支配から解放された民衆に対し竜の満面の笑顔が素敵です。最後のセリフがまた感動的。


ファミコン史上に残る名ゼリフ

「さあ・・・どこかな・・・ ファミコン・ゲームの楽しさを伝えるためならどこへでも・・・」
どこへでもと言ってるわりには、その後どこにも現れてませんのできっと平和な世の中になったんですね。めでたしめでたし。

というわけで、「ファミコマンド 竜」をご紹介しました。いかがだったでしょうか?このマンガ、色々すごいんですが、何よりファミコンマンガなのにゲームで全く勝負しようとしないあたりがすごいですね。ゲームじゃなくてファミコン本体を武器に使うのも斬新です。


ちなみに本作品はファミコン全盛期に刊行された「ファミコミック」というファミコンマンガ専門誌に掲載されていたマンガですが「ファミコミック」自体が3号で華麗に廃刊となってしまったため、知る人ぞ知る伝説のファミ漫となっているようです。

また当サイトでは「ファミコマンド 竜」としてご紹介しておりますが、正式タイトルは「ファミコマンドー竜」であるという説もあります。この混乱の理由にはワケがあります。なぜかというと、作品中では




のように「ファミコマンド 竜」と表記されているのですが、扉絵では




のように「ファミコマンドー竜」とも「ファミコマンド・竜」ともとれる微妙フォントになっており、さらに掲載紙の表紙でははっきりと「ファミコマンドー竜」と書かれているという編集部的にも結局どっちでもいいのかよ!という状況になっているのです。

またサブタイトルの「最強士伝説」も内容的にどう考えても「最強士伝説」の間違いだろというすごいアレな事になっており、あらゆる部分がアバウトなところも含めてどこを切ってもネタだらけの究極の逸品であると言えましょう。

「ファミコマンド竜」は現在、雑誌「コンティニュー」のバックナンバー(vol.13)で一部読むことができますよ。


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