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2014年03月02日

漫画界を震撼させる究極のゴーストライター 「コミックマスターJ」レビュー

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漫画界を震撼させる究極のゴーストライター 「コミックマスターJ」レビュー




一流の漫画家ならば・・・原稿上げてから病気になれ!!!
2014年2月、マスコミを中心に世間の話題をさらった偽ベートーベン問題、まさしく世間が「聞いてないよ!」と突っ込みたくなる一大事件に発展したわけですが、妻にも言えない秘密の関係だったサミーとガッキーの愛憎劇の果てに「ゴーストライター」という今まであまり表立って語られることのなかったキーワードが注目される結果となりました。

そんな「ゴーストライター」が注目される今だからこそ、是非皆さんに紹介しておきたいマンガがあります。その名も「コミックマスターJ」。漫画界を・・・いや世界を崩壊させてしまうほどの恐るべき実力を持つ伝説の漫画アシスタントを描いた作品です。

おいおい、伝説の漫画家じゃなくてアシスタントのマンガかよ・・・と思った方もいるかもしれません。しかし舐めてもらっては困ります。「コミックマスターJ」はただの漫画アシスタントにあらず、究極のスーパーアシスタントなのです。



ブラックジャック並みの高額報酬

何しろ依頼料は一回500万円、奇跡のスピードとあらゆるペンタッチを有する技術でどんな〆切寸前の修羅場をも切り抜けるプロ中のプロなのです。



こんな時こそJに依頼

漫画家が急病で倒れたり、失踪したり、入稿直前の原稿が火事で焼けたり(そんなことあるのかよ・・・)してもコミックマスターJが救ってくれるのです。どんなマンガ家の画のタッチも本物そっくりに再現でき、ストーリー作成からネームまでも超スピードで完璧にこなす、まさしく漫画界究極のゴーストライターでもあります。



サングラスこそゴーストの証


ゴーストもできるアシスタント

この男が主人公の「J」です。サングラスに全身白ずくめという現代のベートーベンとは真逆のスタイルですが、実力は本物です。真夏でも決して脱ぐことのないこのコートの下には・・・



スパイのようなコート

すべての漫画道具が揃っています!これはすごい。職務質問されたら一発アウトなレベルのすごさ!そして一度描きはじめれば・・・



他のアシスタントを寄せ付けない迫力

この通り超スピード。周りのアシスタントがドン引きするほどの迫力でどんなに締めきり直前でも完璧に間に合わせてくれます。



画のタッチも本物そっくり

画のタッチも完璧。専属アシスタントでも本物と見分けがつかないレベルです。
この通りの完璧な仕事っぷりで単なるアシスタントを超えたゴーストとしての役割を果たすコミックマスターJですが、ただ単に500万円という金さえ積めば依頼できるわけではありません。Jが依頼を受ける作品には条件があるのです。それは・・・


魂のない作品はNG

「魂のある作品」でなければ依頼は受けないということです。逆にJが認めた作品であればたとえ500万円が払えなくても受けてもらえる時があります。この辺はなんかブラックジャックっぽいですね。



依頼OKのサイン

こんな感じでJに「いい作品です!」と言わせたらほぼ間違いなく依頼を受けてもらえます。ただし油断はできません。魂のある作品でも本当に漫画家先生が追い詰められて落としそうではない時、まだ余裕がありそうだとJに見ぬかれた場合・・・



本当のピンチの時限定

「身を削り自らの全てを賭け限界を超えても、なおその前に〆切が立ちはだかるときに私は引き受ける」
などと言われて断ってしまうこともあります。Jが単なる報酬目当ての金の亡者ではなく、真にマンガを愛するプロフェッショナルであることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

さて、そんなプロ中のプロであるコミックマスターJだからこそ、作品中で数々の名言を残しています。漫画界を震撼させるような強烈な名ゼリフの数々をご紹介しましょう。



ホントそうだね!

「漫画はつねにジャパニーズドリームでなければならない!」



これは言いすぎだろ・・・

「漫画大国日本で漫画を読めぬ奴は死ねっ」



マンガに命かけてます

「どんなに倫理に反していようが、漫画を守るためならどんな者にでもなる。鬼にも悪魔にでもな!」
こんな感じで己の誇大すぎるマンガ愛をぶちまける名言もあれば・・・




資料に頼るな!

「紙とペンしかない以上、自分を信じて描くしかない」



〆切は絶対!

「夢であろうが現実でなかろうが、原稿をあげるのが先だ!」



ギリギリで生きてます

「ギリギリだったな、命も原稿も」



これもキビシー

「一家を養うための漫画など必要ないっ」



そうだそうだ

「逃げられなくなった漫画家達は闘うしかない、漫画という武器でな!」



さすがに無理だろ

「一流の漫画家ならば・・・原稿上げてから病気になれ!!!」
こんな感じで行き詰まって弱気になった漫画家先生たちに超厳しい激を飛ばすこともあります。単なる漫画アシスタントが先生に向かってこんなこと言ったら大変なことになりますが、スーパーアシスタントJであれば許されるのです。なぜなら彼は・・・あらゆる漫画家を超越する存在だから。アシスタントなのに!

っていうか、そんなに実力がある男がなぜアシスタントに甘んじているのか、自分の作品を出せばいいじゃないか!皆さん当然そう思うことでしょう。そう、Jが自分の作品を世に出さない理由・・・それが本作品の隠されたテーマでもあります。実は・・・コミックマスターJが一度自分のマンガを描けば、その作品が凄すぎて世界が崩壊してしまうのです。J自身、それがわかっているから自分の作品を世に出せない・・・そんな苦悩と日々闘い続けているのです。

ちなみに最終章ではコミックマスターJが作品を世に出してしまった結果、本当に世界大戦が巻き起こり実際に世界が崩壊してしまった後の世界が描かれています。それはもはや・・・・


汚物は消毒だ!

北斗の拳的な暴力が支配する世の中であり・・・



わかりやすいカルト団体

マンガに関わるものを抹殺しようとするカルト組織が世の中を支配する21世紀少年的世界であります。
そしてこの終末世界から再び平和な世界を取り戻すべく、漫画家たちが立ち上がる・・・そんな壮大なストーリーになっています。世界を崩壊させるのも取り戻すのも漫画家たちの役目、この世は漫画家を中心に回っているのです。全然知りませんでしたね。

というわけで場末のブログマスターJ君がお送りした「コミックマスターJ」レビューいかがだったでしょうか。作品中ではここでご紹介しきれないほどのマンガ名言の数々や超リアルな漫画家の現場エピソードなどもお楽しみいただけます。そしてJ君から皆さんに伝えたかった、たった一つのこと・・・それはひとたびゴーストライターが本気を出したら世界を滅ぼすこともあるということです。
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