2014年03月23日

とてつもないムチャブリ!?桂正和先生のイクメンマンガ「キビシイです!!」レビュー

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とてつもないムチャブリ!?桂正和先生のイクメンマンガ「キビシイです!!」レビュー




イクメンはイケメンに非ず!
こんにちはJ君(イクメン≠イケメン)です。以前本を出版した際に本の中で結婚して娘がいるということについて突然発表したため、今まで散々非モテだとか言ってたくせに裏切られたとかそんな人だとは思ってなかったとか金返せとかいった心温まるクレームを多数いただき、確かにあのカミングアウトの仕方はよくなかった、反省すべき点は多々あるなあと思っていたのですが、いつしか時は流れ・・・結果として弟も生まれて現在2児の親となっております(また突然のカミングアウト)。そんなわけで私、日々育児に精を出しているいわゆるイクメンというやつなのです。イクメン・・・いいですよね、イケメンに響きが似てて。呼ばれるとほんの一瞬だけ自分がイケメンになった気がします。0コンマ1秒ぐらい。

そんなわけで当サイトでもいつかどこかのタイミングで育児マンガのレビューをやろうと思っていたのですが、育児マンガというジャンルも今や群雄割拠の時代です。どうせ紹介するなら最もマイナーで最も後ろ向きな育児マンガを紹介しようと思っていたら、すごい大物がすごい後ろ向きな育児マンガを描いていました。それが桂正和先生「キビシイです!!」なのです。

かつてはマイナーだと思われた育児マンガのカテゴリーも東村アキコ先生の「ママはテンパリスト」を筆頭に現在多数のマンガが出版されています。父親目線の育児マンガ、いわゆるイクメンマンガに限っても「うさぎドロップ」や「よつばと」、そして吉田戦車先生の「まんが親」などが登場しており、もはや育児マンガ・イクメンマンガは一大カテゴリーとなっている感があります。

一方で桂正和先生といえば、ウイングマンZETMAN、マンガ版TIGER&BUNNYなどのヒーローマンガや電影少女D・N・A2I'Sなどに代表される美少女マンガという2つのジャンルに君臨する巨匠です。特に桂先生の描く女の子の尻がパーフェクトすぎて芸術の粋に達しているというのは有名な話ですね。ちなみにその尻とは、



パーフェクトなお尻1

こういうのとか・・・



パーフェクトなお尻2

こういうのです。
桂正和先生の描く尻がいかにマーベラスであるか、これを見ただけでもお分かりいただけるものと思います。

そんなわけで育児マンガを描いているイメージが一切ない桂正和先生なのですが、意外にもイクメンマンガを描いていたのです。しかも掲載誌は集英社の既婚女性向けファッション誌「LEE」の男性版である「Men's LEE」というまさにイクメンの権化のような雑誌に掲載されております。桂正和先生といえばジャンプ、ジャンプといえば集英社というわけでここで繋がるわけですね。



自覚がある模様

「キビシイです!!」というタイトルが示す通り桂正和先生自身、イクメンマンガのオファーが自分に来たことに動揺を隠せない感じです。



育児向けでない仕事です

なにしろ一般的な漫画家の生活イメージってとにかく生活のリズムがメチャクチャで夜型の生活が当たり前なイメージですよね。桂先生も例外ではない模様です。



小学生と2歳の息子さんがいます

仕事場から朝帰りの先生。子供達には「おかえりー、おやすみ」って言われています。朝っぱらからどうせ寝るんでしょっていうのが前提の挨拶です。もちろんその逆に夜中になると桂先生は起きてきて出勤となるわけですが・・・



挨拶が特殊すぎる

「おはよー、行ってらっしゃい。」
パジャマを着て今まさに寝ようとする子供が親に対してこの挨拶ですからね。相当特殊な状況と言わざるを得ません。まさしくザ・すれ違い生活という感じですね。



奥様もストレスたまってます

こちらは桂先生の奥様です。着ているトレーナーに「OKUSAMA」って書いてあるので間違いありません。超おっかない顔しておりますが、息子二人+旦那の計三匹の男子を相手にそれはもう日々の家事が大変なんじゃないかと思います。一般的に女の子より男の子の方がパワーがありますからね。家中しっちゃかめっちゃかなのは想像に難くないです。



漫画家のセリフとしてアリなのか・・・

「マンガばかり見てるとバカになるぞ!!」
このセリフ・・・。たしかに一般のご家庭の親なら必ず一度は言いそうなセリフではありますが、漫画家である桂先生が自ら言い放つとセリフの重みが全然違いますね。さて、そんなイクメン不適合者っぷりをいかんなく発揮している桂先生ですが、たまには父親らしい事を言うようです。



父親っぽいっていうな

「いいかお前たち、これからお父さんは父親っぽいことを言うからよく聞け!」



まさしく父親のセリフ

「ウソをつくのはサイテーな人間なんだ、ウソをつくのはいけないんだ」
おお!父親っぽい!!というかまさに父親のセリフじゃないですか。なんだよ「父親っぽい」って・・・いいこと言ってます。さすがヒーローマンガの大家です。



子供にマジギレ

「では聞くが・・・お父さんが楽しみにとっておいたお菓子をほとんど食べてしまったのは誰だ!!」
ウソをつくなってそういう理由か!!桂先生のお菓子でマジギレ具合がハンパないです。しかも食べたのは奥様というオチ。子供が濡れ衣すぎる・・・

さて、このあとは育児あるあるネタです。



わかるわーその気持

「子供って寝るのが仕事だもんなー楽でいいよなー」
そうそう、日々一生懸命働いているお父ちゃんにとって一度は言いたくなるのがこれ。もちろん悪気はないわけですが、こういう些細なセリフも奥様の立場から言えばチクリと言ってやりたくなるわけです。



目がコエー

「手が離れるまで大変なんだから、男はのんきでいいわよね!」
奥様ザックリいきますよね。家事&育児をあまりできない父ちゃんの場合、このセリフはぐうの音も出ないほどのダメージがあります。いわゆる痛恨の一撃です。



頬ずりの誘惑

それにしても赤ちゃんのほっぺは本当にプクプクしているんですよね。スヤスヤ寝てる時の寝顔の可愛さったらもう、衝動的に頬ずりせざるを得ません。人間の三大欲求は食欲・性欲・睡眠欲といいますが、もし四番目があるなら「頬ずり欲」が入ってくると思われるぐらい無意識に頬ずりしてしまう可愛さです。



これもわかる

見てください。この桂先生のジャンキーの目を。これがいわゆる頬ずりジャンキーです。これは仕方ない。頬ずりしたあと寝ていた赤ちゃんが泣きだして、奥様が激怒するところまでがお約束ワンセットの流れです。これはどんなに理性のある男性でも避けることができません

あと、これも子育てあるあるの鉄板ネタですが、サンタさんは本当にいるのかいないのか問題



切実な問題です

サンタの正体を何歳のクリスマスで明かすのか、もしくはバレてしまうのか、親としては切実な問題ですよね。J君の場合は4歳の娘がいるわけですが昨年のクリスマスに「サンタさんなんかパパに声が似てるね」って言われて一瞬「終わった俺のクリスマス」と思いましたが、なんとか紙一重でバレずに乗り切ることができました。次は多分ダメだろうな・・・。



天罰て、奥様キビシー

というわけで最後まで「なんで俺なんかが育児マンガを?」と葛藤しながら描き続ける桂正和先生の「キビシイです!!」ですが、実は育児が得意な親のマンガより育児不適合者が悪戦苦闘する展開の方がマンガのネタとしてオイシイともいえるので、そういう意味ではMen's LEE編集者の見立ては間違っていなかったのではないでしょうか。

残念ながら「Men's LEE」が休刊になっているためこの一話だけの幻の作品ですが、全国の悩めるイクメンを元気づけるためにも是非続きを掲載していただきたいものです。


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