2017年05月16日

大人のためのドス黒いプリキュア? 「干支天使チアラット」レビュー

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大人のためのドス黒いプリキュア? 「干支天使チアラット」レビュー




最高に「ヘルい」美少女戦士チアラット参上!
こんにちはJ君です。本日は単行本2巻が発売されたばかりの中川ホメオパシー先生入魂の新作「干支天使(エトランジェル)チアラット」をプレゼントしてもらいましたので強めの推しでレビューしたいと思っております。美少女戦士物という事で、この可愛らしい表紙。J君のような40代男子でも思わず「ラブリー!」というセリフとともにキモい笑顔がこぼれてしまいます。

こんなに可愛いらしいキャラクターが出てくるマンガなら子供にも安心して読ませられるね!と思ったあなたは、中川ホメオパシーというマンガ家のことをあまりに理解していない。可愛いすぎる絵柄は所詮カモフラージュにすぎません。最初だけが甘い正露丸糖衣のようなもので、一皮むけばすぐに強烈なドス黒さが顔を出します。そして、その先は狂気と変態が織りなす中川ホメオパシーワールドが広がっているのです。

中川ホメオパシー先生の作品といえば、以前当サイトでは「抱かれたい道場」をレビューしたことがあります。非モテのエッセンスを凝縮しきった濃縮還元童貞マンガと呼ぶにふさわしい作品であり、脱非モテをテーマとしながらも、読むほどにその知識が血肉となり、まともな恋愛から遠ざかっていく危険な作品でした。しかし今回はパッと見が可愛らしいだけにタチが悪い。子供が騙されて買ったらどうやって責任をとる気なのか!


ネズミだけに天チュー殺

「干支天使チアラット」はセーラームーン、プリキュアなどの美少女戦士の設定をベースに中川ホメオパシー流の救いがたいドス黒さを散りばめた、大人のためのプリキュアといえます。根住野(ねずみの)レミは、美少女戦士マンガの主人公にふさわしく、明るくてちょっとドジ、でもとってもポジティブな女子高生・・・


狡猾ヒロイン

という感じでもなく、腹黒くて金に汚く卑劣な女子高生です。うん・・・斬新ですね。この手の美少女戦士モノにお約束のマスコットキャラクターにも容赦ない仕打ちです。


マスコットに催涙スプレー

容赦なく踏みつけ

そんなレミの干支は鼠年。ということで世界を救う戦士チアガール風のコスチュームをまとった「チアラット」に変身します。


チア×ネズミ=チアラット

一方で、敵の方は「怨魔」という人間のネガティブな心がモンスター化したキャラクターです。


可愛い顔して残虐

こんなやつですが、そこに登場するのが我らがチアラットというわけです。


とにかく卑劣

手段を選びません

大抵はチアラットの非恐かつ狡猾な手口によってサクッと倒されます。敵に下剤を飲ませて勝利する美少女戦士がかつていたでしょうか?


2巻の表紙です

ちなみに怨魔を操る使い魔達のボスがこのシャノワール様。とってもツンデレです。


さて、この作品は干支天使(エトランジェル)というだけあって、十二支がテーマになっていることは予想がつくと思いますが、文字通りチアラットの仲間となる、十二支にちなんだ美少女戦士がわんさか登場します。それもかなりのハイペースで増殖中です。


チア×牛=チアミルク

牛尾くるみ(丑年)は、レミと同じクラスのいじめられっ子。いじめられていたところをレミに助けられたのをキッカケに「干支天使チアミルク」に変身できるようになります。一見するとほんわか天然キャラっぽいチアミルクですが・・・


シリアルキラーの目ですわ

自分の血を見ると性格が豹変し、超残虐になるという二面性を持っています。そうなんです。残念ながら作品に出てくる美少女戦士たちは一人としてマトモな性格のキャラはいません。


チア×虎=チアタイガー
 
三人目の干支天使は、中等部の虎縞コハク(寅年)です。気が強くてちょっとヤンキー入り気味のコハクは「チアタイガー」に変身!


ウォーズマン並の強さ

ベアークローのような強烈な爪で敵を切り刻みます。


無類の少年好き

ところでコハクはどんなキャラなのかというと、過去のトラウマにより大人の男性恐怖症となり、重度のショタコンなのです。中坊にして既に重度のショタコンて随分すすんでますよね。

ところで、この作品のもう一つの魅力は、ほぼ毎回登場するパロディー。しかも結構シャレになってないやつです。これから、いくつか作品中のパロディのシーンをご紹介しますが、あえて元ネタのタイトルには触れないようにしたいと思います。深掘りすると作品の存続に関わるので・・・。


まずは今、グルメ漫画界で一番有名な中年男性のパロディです。

耳がアレ

コハクのトラウマの原因


・・・これは酷い!下手な同人よりもタチが悪いです。そういうのもあるのか!


立原先生に怒られそう

硬派そうなパンチパーマの任侠者も中川先生にかかればただの変態に。マジだぜ!!


釣ったらあかんやつ

レミ自ら釣りバカとしてJCのスカートを一本釣り!


あの人気作も餌食に

進撃してくる某巨人まで登場します。レミの七変化が芸達者すぎる!


地味にファンクスもいます

パロディで一番酷いのがこちら。ドルオタ副部長オキニのアイドルにスキャンダルが発覚!嫉妬のあまり醜い怨魔に変身してしまいます。アイドルも東西新聞社も大ピンチ


本体が分離・・・

実在のタレントもだって容赦なくイジられます。これなんかも酷い。本人でなくてもギョギョギョってなりますよ。


浜田兄さんも登場

これなんか、元ネタがわかる人は結構なおっさんだと思いますが、狙ってるところがマニアックですね。悲しみが雪のようです。


2巻では5人まで増殖中

というわけで、今最高に「ヘルい」美少女戦士マンガ「干支天使チアラット」をご紹介してみました。ちょっと紹介しただけでもものすごい猛毒成分が満載なのがお分かりかと思います。たぶん中川先生は十二支にちなんで、12人は美少女キャラクターを登場させたい腹だと思いますが、果たしてそこまで作品が存続できるのか?それとも、いきすぎたパロディで何らかの圧力がかかってしまうのか?今後の展開が楽しみでなりません。最新話は公式WEBでもチェキラ!


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