税理士・診断士の税務&マネジメントお役立ちブログ

税務・会計はもとより、経営戦略・戦術、起業、医療問題、その他雑談、ぼやき等、中小企業経営に役立つ話題を中心にお送りする、武蔵野、三鷹近辺で活動する税理士・中小企業診断士のブログです。中小企業経営者、これから起業を目指したいと考えている皆様に「とても役に立つ(かもしれない)」と思われる話題を提供できるよう、日々、精進に努めさせていただきます。

2007年11月

種類株を使いこなせ

◆様々な種類株の発行が可能に
去年、平成18年度に「商法」が「会社法」に改正され、様々な種類の株式を発行できるようになった。普通株に対して、別段の定めや制限のある株式を「種類株」と考えていいであろう。特に「譲渡制限会社」つまり「非公開会社」について、使い勝手のいい種類株を発行できるようになった。

◆相続・事業承継対策で威力を発揮
この種類株は、おもに相続・事業承継対策に活用できるものである。簡単に説明すると以下のような種類と内容である。
ゝ跳荼∪限株式
会社法115条で、非公開会社(譲渡制限会社)における「議決権制限株式」の発行制限規制(2分の1規制)が撤廃された。これによって「役員選任権」を付した普通株式を発行でき、少額の資金で会社の議決権の過半数を握り、役員の選任権を握ることも可能になった。
拒否権付株式
これは文字通り、「拒否権」を持つという強力な株式で、通常の決議の他に、役員の選任権について拒否権を有するものとしたり、剰余金の処分の決定権について拒否権を有するものとしたりできるものである。
A管取得条項付株式
オーナー一族が株主として継続してほしくないと考えている株主について、この「全部取得条項付き株式」を発行して強制的に買い取ることも可能である。

◆定款変更が必要
上記の「種類株」を発行する場合、定款変更決議をして定款を変更する必要がある。
例えば「全株取得条項付株式」の場合、以下のような株主総会の特別決議が必要となる。
〜干取得条項を付すための定款変更決議
株式の種類を形式上2種類にするための定款変更決議
A管取得条項に基づいて、株式を取得する決議
この決議を経て、定款を変更することになる。

◆「剰余金の配当、議決権等に関する別段の定め」による差別化
また種類株とは異なるが、定款における別段の定めを行うことによって、株主に違いを持たせることができるようになった。「剰余金の配当、議決権等に関する別段の定め」がそれである。例えば会社法109条2項で以下のように定めている。
「非公開会社(株式譲渡制限会社)は、‐衢抄發稜枦を受ける権利∋塚昇盪困諒配を受ける権利3主総会における議決権に関して、株主ごとに異なる取扱いを行う旨を定款で定めることができる」というものである。平たく言えば、株式において配当の割合を変えることができたり、同じ株主でも議決権に違いを持たせることができるというものである。
★株主総会の決議と定款変更が必要
通常、株式数により配当や議決権が決定されるが、株主1人につき1議決権とか、代表取締役については配当を2倍にするなどというようにすることができるものである。またこれは、株主総会の決議により定款変更を行うことによって可能である。ただ配当の場合、後継者である息子に配当が多く支払われるようにすると、「贈与の認定」がされ、贈与税が課税される可能性が高いことに留意する必要がある。

黄金の5分間学習法

前回に続き、『PRESIDENT』07.10.29号の特集、「年収2000万円の勉強法」からの紹介をする。この特集は、効率的な学習法、記憶法などを紹介している。大変参考になるもので、日常、仕事のスキルをアップするためにも応用できるものである。

◆勉強すべき主要3科目と学習理論を学ぶことの重要性
ビジネスで、今こそ勉強すべきとすべき主要3科目を紹介している。それは 嶌睫魁Χ睛察彳辰法峅餬彿野」◆岷儻譟廰「ITスキル」。この3科目がまず重要であるという。
また勉強に取りかかる前に、まず「学習理論」を学ぶと効率的に勉強できるという。19歳のときに当時史上最年少で公認会計士2次試験に合格した勝間さんは「私は『最小限の労力で最大のリターンを得る』ために学習理論をひもといてきました。勉強のノウハウより、学習とはどういうことで、なぜ反復学習が大切か、何を喜びと感じるかなど学習の原則を学ぶのです。例えば理学博士の新井紀子先生が詳しいですし、ほかにも学習理論の本はたくさん出ています」という。

◆2年間で司法試験合格者の記憶法
金融機関退職後、29歳でゼロから司法試験にチャレンジし、わずか2年で合格を果たした庄司さんは「オリジナルの記憶保持法」を用いて司法試験合格を勝ち取ったのだという。その記憶保持法は、3つの作業から成り立っているそうで、とても参考になる。概要は以下の通り。

_金の5分間記憶法
まずは勉強時間をひとこま1時間程度に区切り、50分勉強した後、3〜5分使って「今勉強したポイントは何だろう?」と自問自答する。
記憶できずに抜け落ちていた内容は、そこでテキストや問題集に立ち戻って確認し、記憶してしまう。
★1時間後に思い出せるのはたったの44%
人間は学習したことのうち、1時間後に思い出せるのはたったの44%という。しかし、5分間の復習をすることで、忘却量を大幅に減らすことができる。この『黄金の5分間学習法』を怠るのは、学習効果を半減させるぐらいの大損なのだそうである。

△修瞭の就寝前に再度見直すこと
二番目の作業は、勉強したその日の就寝前に再度見直すこと。
A亜慌鵑笋辰親睛討睇習
そして最後は、次に同じテキストを勉強する際に、前々回にやった内容を復習して記憶の定着を図る。これは、少し時間を置いてから復習すると定着率が高いという研究結果があるからだそうである。

年収2千万円の勉強法

◆年収2000万円、稼ぐ人の共通点
『PRESIDENT』07.10.29号の特集で、「年収2000万円の勉強法」という記事があったが、なかなか参考になるものであった。その特集の中で、100人にアンケートを採った調査で、「年収2000万円、稼ぐ人の共通点」というものがあった。
主な調査の概要は以下の通りである。
〔榲 7割が仕事に役立つスキルを磨いている
△金 8割が書籍、セミナーに年10万円以上投資
F表顱。騎笋月3冊以下、厳選図書を反復読み
せ間 テレビ1日30分以下、ネットは60分以下 etc

◆概ね納得できる結果だが
だいたい納得できる調査結果である。,痢孱軍笋仕事に役立つスキルを磨いている」というのは当然だろう。むしろ、3割の人がスキルをあまり磨かなくても稼いでいるというのは少し意外であった。△痢孱験笋書籍、セミナーに年10万円以上投資」というのも当然である。5割の人は年間30万円以上使うそうである。い痢屮謄譽咤影30分以下、ネットは60分以下」もほぼ順当であろう。人によっては、ニュース番組や情報・教養番組にもう少し時間を費やすのではないのか。
私にとって意外であったのは、の「5割が月3冊以下、厳選図書を反復読み」である。もっと読んでいるのではないのかと思ったが、意外と月3冊以下で、「厳選図書を反復読み」を重視している人が多いということである。

◆「座右の書」を繰り返し読むという勉強法
しかし自分にとって重要な、「座右の書」のような本を何冊か持ち、それを何回も繰り返し読んで自分の血肉としていくような、そのような読み方のほうがいいのかもしれない。古来、偉大な書物を書いた人は、それほど多くの本を読んでいたのではない。現代のように書物があふれかえっている時代でもないし、本はもっと高価であったであろう。例えば、2500年前のギリシャの哲学者プラトンは、かなりの量の本が現在でも読み継がれている。『ソクラテスの弁明』『饗宴』『ティマイオス』『パイドン』などは明らかに名著であろう。
多く本を読める人もいる。しかし、人によってはそれほど読書の速度が速くない人もいる。どんどん本を読めて、それを吸収できる人はそれでいいのかもしれないけれども、一般的にはそれほど速く本を読めない人も多い。私などもその部類で、そういう人には「座右の書」を何度も読み返し、その理解を深め自分のものとしていく。そういう読み方が合っているのかもしれないと感じた。
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