◆日本の大豆は8割が輸入
日本の大豆は8割近くを輸入に頼っているそうである。その大豆が高騰しているという。
大豆が高騰すれば、当然、日本の食卓に欠かせない豆腐や納豆の値段が上がる。この大豆の高騰の元をたどると原油高の高騰、さらにバイオエタノールの増産にぶち当たるのだという。
6月24日、米国農務省が今年の大豆作付け面積を昨年の7500万エーカーを大きく下回る6400万エーカーと発表した。シカゴ相場では、大豆はストップ高に近い、一日で40漫複械悪堙たり)の上昇幅を記録した。

◆大豆畑がトウモロコシ畑に
日本の大豆輸入はそのほとんどが米国産。原油価格高騰で、代替燃料の生産に必死な米国は、トウモロコシを発酵させて作る燃料の一種のバイオエタノールを増産。つまりその増産は大豆農家のトウモロコシへの転作が進み、その結果、生産量の減少と価格高騰を招いているのだそうである。米国では、空前のバイオエタノールブームであるとも言う。
また日本の事業者は、新たな供給元をブラジルなど南米に求めようとしたが、ここでは中国との争いが始まっているという。

◆バイオエタノールの増産はアメリカの国策
最近の新聞を見ると、バイオエタノールという言葉がしょっちゅう見られる。
バイオエタノールの原料に使われるのがトウモロコシで、発酵させて精製し、ガソリンに混ぜて自動車用の燃料として利用するものだそうである。バイオエタノールの増産はアメリカの国策で、06年1月、ブッシュ大統領は一般教書演説で「バイオエタノール大増産計画」をぶち上げた。「17年までにエタノールなどの再生可能燃料を年間350ガロン(1ガロン約3.785函砲冒やしガソリン消費量を2割削減する」のだそうである。

以上は、「週間ダイヤモンド07/07/21」の「食卓危機」という特集記事からのものである。その中から、バイオエタノールと大豆の高騰の関係について引用したが、日本の食糧がいかに輸入に頼っているか、また中国の経済成長や人口の拡大が、日本の食糧確保・価格高騰に大きく影響しているということなどをいろいろな角度から分析している。
日本の食料自給率(カロリーベース)は約40%であるが、フランス130%、米国119%、ドイツ91%、英国74%と、先進国の中でも極端に低いという。やはり、日本の食糧自給率を上げていくということに国はもっと力を入れないといけないと感じた。